先日、久しぶりに松戸の千葉会に行ってきました。本当は前日に行きたかったのですが、大雪の影響で電車はほとんど動かず。翌日は暖かい一日だったのですが、辿り着いた松戸にはかなりの残雪が・・・。
会場に入ると、千葉会の良心-下総さんをはじめ、数名の方がプレイをしていまして。珍しく人出の少ない例会だったようです。
そのうちのお一人、少将さんが声をかけてくれまして。昨年夏の茨城会でお会いして以来だったのですが「来るとお聞きしたので、ぜひ、対戦を」と。ああ、ありがたい申し出です。

早速、少将さんのリクエストで「項羽と劉邦」(GJ)をインストしました。陣営は、少将さんが漢軍で、mitsuが楚軍です。
序盤、人材登用で張良を選んだ漢軍はセオリー通り、章邯軍を撃退し、咸陽を制圧します。これに対し、楚軍は「新王の出現」で武漢を封鎖。やむなく、漢軍は櫟陽を通って、洛陽に辿り着きます。

一方の楚軍は、臨淄で思わぬ時間を取られたものの(継続戦闘で3手番!)、第2ターンに彭越を滅ぼします。別働隊の竜旦は薊を攻略し、補給を増やします。

迎えた第3ターン、前ターンの「名士の仕官」で蕭何を得た漢軍は、洛陽にハイスタックを作ると、豊富な手札を使って、張耳を味方に引き入れ、黥布にまで調略の手を伸ばします。一方の楚軍は、竜旦を西進させ、鉅鹿を攻略。これでカード数は漢軍8枚:楚軍7枚となります。

第4ターン、サドンデスを狙う楚軍が仕掛けます。項羽率いる主力がその圧倒的な軍事力で襄国を蹂躙し、張耳を滅亡させます。このままでは負けとなる漢軍は、奪還を試みますが、あまりの戦術能力の差に項羽との戦闘は断念。ならばと、洛陽の主力が榮陽経由で寿春を攻略し、補給地点を6箇所に止めます。
通常ならば継続するところでしたが、ここで楚軍はとっておきの「背水の陣」を投入。後がなくなった竜旦軍は決死の攻撃で、洛陽を攻略します。すでに予備を使い尽くしていた漢軍にはもはや奪還する手はなく、楚軍のサドンデスが確定しました。


インストでしたが「面白いですね~」と満足していただいたようで、そのまま、第二戦に。
序盤は、ほぼ同じような展開。咸陽を攻略した漢軍は、今度は武漢に兵を入れ、次ターンに直接、洛陽を制圧します。一方、またも継続戦闘で3手番!と出遅れた楚軍は、彭越を撃破し、中央に主力を配置します。

先に仕掛けたのは、またも楚軍でした。榮陽経由でなんと洛陽に殴り込み!陳平の知恵を借りて「夜襲」をかけ、5部隊を撃破。反撃で一旦は全滅するものの「伏兵」が効を奏し、さらに5ユニットが消滅。なんと、このターンだけで漢軍のフルスタックが1/3まで損耗します。

両軍とも主力が消耗したので、しばらくは回復モードに。その間も、漢軍が豊富な手札を生かして「共に謀るに足らず」で種離味をパージしたり、「陳平出奔」をかけたりとありましたが、楚軍が「名士の仕官」を逆利用して韓信を最終ターンまで出させなかったこともあり、漢軍も動けず。

再び、戦雲が起こったのは、第6ターンでした。調略合戦で張耳を中立化され、痺れを切らした漢軍は、なんと襄国に軍事侵攻!これを攻略してしまいます。そこから平原にいる項羽主力に「水攻の計」をかけますが、これは「計略の看破」で無効に。

迎えた最終ターン、先手を取ったのは楚軍でした。王族相手に手間取っていた竜旦がここで鉅鹿を攻略し、補給エリア数で上回ります。必死の漢軍は、主力の韓信で項羽を拘束すると、別働隊を持って鉅鹿に侵攻しますが、竜旦の厚い壁を崩せず。


やむなく、調略で黥布を味方に付けた漢軍は、苑経由で寿春に侵攻するものの、戦術値1の陳平では荷が重く、会稽から移動してきた范増によって、こちらも阻止されます。結局、このまま、楚軍が逃げ切り、連勝となりました。
