最後に、このところ、mitsuが読んでいる源平合戦物から「義経」(GJ)をプレイしました。デザイナーは「信長包囲戦」「本能寺への道」「項羽と劉邦」など、傑作CDSを作製した池田氏。ただ、一風変わったシステムを使っていて、通常のカードドリブンと違い、どのカードを使用したいか両軍が選択し、シャッフルして順にプレイしていきます。CDSとチットドリブンの合いの子といったところでしょうか?
 
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ユニットは切ってありましたが、その場でルールを読みながらのインストプレイです。陣営は、mitsuが平家で、エンジョウさんが源氏を担当します。
 
第一戦は、史実通り、義経が大活躍します。東海道を駆け上がった義経は、軍監梶原景時とともに、第3ターンに京を攻略してしまいます。
 
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と、そのまま、摂河泉経由で、四国へ。
 
向かうところ敵なしの義経は、第4ターンに平家の四国勢を蹴散らし、ここを平定してしまいます。
 
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が、負けっ放しの平家も、第5ターン、北九州で集めた軍を摂河泉に上陸させ、京へ逆侵攻をかけ、これを奪還します。
 
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第6ターン、勝負を決めたのは、皮肉にも源氏の仕込んだ「追討令」でした。本来なら京を奪還するため、義経を動かすはずだったこのカードが、ちょうど平宗盛の朝貢によって、平家側に!北関東まで南下していた藤原氏を活性化し、いざ、鎌倉へ突入します。関東武士の奮闘も空しく、源頼朝が戦死し、サドンデス勝利をもぎ取りました。
 
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若干のルール違いがあったので、確認後、第二戦へ。今回は、源氏がヒストリカル通り、まず、木曾義仲を持って、上洛を目指します。平家は、東海に兵力を集めて時間稼ぎをすると元に、西国の平定に全力を挙げます。
第3ターン、予定通り、木曾義仲が京へ突入しますが、平教経が頑強に抵抗し、膠着状態になります。
 
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第4ターン、ならばと、今度は東海筋から義経主力が西進しますが、ここで平家の仕込んでいた「後白河院の暗躍」が炸裂!頼朝の猜疑を受けた義経が、パージされてしまいます。
 
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第5ターン、やむなく、源範頼と安田義貞が京へ突入しますが、寝返った木曾義仲に妨害され、事態を打破できません。
 
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第6ターン、やっと復活した義経に、なんと二度目の「後白河院の暗躍」!が填り、またも粛清にあいます。こうなると、西国を安定支配し、京を戦略的包囲している平家が盤石となり、後1ターンで逆転できずと、源氏側が投了となりました。
 
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いや-、ソロ演習もできずに、ぶっつけ本番でしたが、源平合戦らしさは十分に楽しめました。ただ、チットドリブンによるランダム性が高すぎて、凝りすぎのきらいがあります。即興のため、いくつか、ルール間違いもあったので、もう少し、プレイしてみたいですね。