朝一で会場を開けると、間もなく、ちはら会の海軍提督kawaさんが来場しまして・・・。事前に希望を上げていた「日本機動部隊」(CMJ)のラスボスのシナリオ10「聯合艦隊対太平洋艦隊」をプレイすることにしました。
 
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このシナリオは、いわゆるIFシナリオです。日本軍が真珠湾強襲をせず、戦前の計画に沿って、小笠原あたりで、全力を持って一大決戦が行うことになっています。
 
その主力は、両軍合わせて、12隻の正規空母!そこに、旧式戦艦群と補助艦艇が加わります。特に日本軍には精強な戦艦大和も登場し、戦争初期のオールスターが揃い踏みです。
 
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特別ルールは、以下の通りです。
*両軍は戦闘に入るまで後退ができない。
*アメリカ軍空母は2ヘクスの索敵が、日本軍は1ヘクスの索敵ができる。
 
このため、アメリカ軍は有利な索敵能力を使って、午前中の早めに戦闘に入れることが理想です。反対に日本軍は、午前中はできるだけ接触を避け、十分に索敵をしてから攻撃に移りたいところです。
 
序盤、両軍は規定に沿って、接近をしてきます。と、夜が明けたところで、日本軍はやや距離を取って、南北への移動で時間を稼ぎます。連合軍は、逆に全速力で接近をし、攻撃準備に移ります。
 
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先制攻撃をかけたのは、アメリカ軍でした。見敵必戦とばかりに、航続距離ギリギリの日本艦隊に、3空母からの攻撃隊が殺到します。攻撃ができる距離にはなかったので、日本軍は代わりにCAPを派遣して、艦隊の護衛に努めます。
 
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空中戦と対空砲火でかなりの損害を与えますが、それをすり抜けたドーントレスの投弾により、軽巡1隻が沈没。さらに、激しい対空射撃を物ともせず、果敢に大和を爆撃し、これを中破してしまいます。が、これにより、敵の航空戦力の半数を、一時的に引きつけたわけで、空母戦を有利に運ぶ条件が整います。
 
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第6ターン、攻撃機を収容し、一時的に後退に移った敵艦隊に対し、日本軍の全空母から攻撃隊が飛び立ちます。偵察の結果は「艦隊」もありましたが、その位置から空母に違いないと予想した4艦隊に、集中攻撃を行います。
 
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果たして、全てが本物!レキシントンを除けば、各空母に1.5隻相当の艦載機が、殺到します。必死に上がってくるCAPを、十分な数のゼロ戦で阻止すると、強烈な雷爆同時攻撃を実施。その結果、一気に4空母が撃沈破されます。
 ホーネット …中破、着艦不能
 ワスプ   …撃沈
 ヨークタウン…撃沈
 レキシントン…大破
 
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アメリカ軍も、整備を終えた3空母から攻撃隊を発進させ、翔鶴を集中攻撃し、これを撃沈しますが、航空兵力では5:2と明らかな劣勢に。
 
第7ターン、主力空母の2/3の機能を失ったアメリカ軍は、果敢に白昼の砲撃戦を挑みます。が、戦艦数で2:1と優位だったにも関わらず、損害はアメリカ軍に不利に。中破の大和へも決死の砲撃を放ったものの、ヴァイタルパートを打ち抜けず。
 
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と、日暮れ直前の第9ターン、再び、攻撃準備を整えた両軍は、同時の薄暮攻撃を実施します。目標は、当然、空母!
 
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劣勢ながら、アメリカ軍は全艦載機を投入して、空母赤城を狙います。日本軍もCAPを集中し、ドーントレスの半数を撃退しますが、生き残った機体が逆落としに投弾!これが飛行甲板を刺し貫き、赤城が中破となります。が、ちょうど、艦載機が出払っていたため、発着艦とも支障なし。
 
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対する日本軍の空爆は、精緻を極めました。そのままでは損害が多いと判断した攻撃隊は、余剰の戦力で、まず、空母の輪形陣を崩しにかかります。外周にいる軽巡や重巡に個別の爆撃を行い、2箇所を崩壊させます。そこに、満を持した16火力が突進。結果は、残った2空母をいずれも撃沈に。
 
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これにより、稼働可能な空母がなくなったアメリカ軍は、撤退を宣言し、ゲーム終了となりました。
日本軍 109点
連合軍 47点
で、日本軍の圧勝。
 
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その後、マルチを終えた後で、空母戦に触発されたkawaさんとエンジョウさんが、2つのシナリオを時間いっぱいと楽しんでいました。
 
シナリオ5 珊瑚海海戦  ●日本軍(kawa)対連合軍(エンジョウ)○
 
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レキシントンとヨークタウンの空襲が、クリティカルで命中し、日本軍を瞬殺。
 
シナリオ7 第二次ソロモン海戦   ○日本軍(エンジョウ)対連合軍(kawa)●
 
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こちらは、最終ターンまでもつれ込む接戦で、最後はわずかなVPの差で、エンジョウさんが連勝だったそうです。