今月のソロプレイ第3弾は、「プラン・オレンジ」(CMJ)からバトルシナリオ3「水平線の彼方に」です。空母艦載機による「初」の艦隊攻撃を描いたもので、通商破壊に出撃したアメリカ軍空母艦隊を、日本軍が空爆するシナリオです。専用ルールで追加になった航空攻撃ルールを使用します。
両軍の戦力は以下の通りです。
日本軍…AN2×4、B1M×6
アメリカ軍…F4B×2、CVレキシントン、CC×2、CL×3、DD×11
日本軍…AN2×4、B1M×6
アメリカ軍…F4B×2、CVレキシントン、CC×2、CL×3、DD×11
勝利条件は、空母レキシントンの撃破か速度の低下です。レキシントンは船体12ボックスを持っており、速度低下のためには通常は16ヒット以上を船体に与えなければなりません。これはほとんど不可能です。
日本軍の全攻撃が参加できたとしても、爆撃なら4発、雷撃なら2発程度が命中の期待値です。(わずかに1/18しかない致命的損害を除けば)爆撃だと2/36、雷撃だと5/36で、速力低下の結果となります。これに命中期待値を合わせると、爆撃だと8/36、雷撃だと10/36となるため、生き残った攻撃機は、可能な限り雷撃に回すことにします。

まず、第1ステップで日本のAN2×4機とF4B×2機が空戦に入ります。ここでは、日本軍の技倆が上回り、一方的にF4Bをステップロスさせます。F4Bの制空突破はならなず。

続いて、空母艦隊の対空砲火を行います。大型艦が3隻で小型艦5隻で対空力は11に。これを1/3(端数切り上げ)して、のべ4ユニットの攻撃機に砲火を当てます。結果、B1M×1機がステップロスします。

無傷のB1M×5機が雷撃を、1機が爆撃を行います。その結果、魚雷1発、爆弾1発が命中します。速度低下の可能性は8/36でしたが・・・ああ、副砲に1ヒット、船体に1ヒットがやっと。

空母レキシントンは小破で、アメリカ軍の航空機の損害が日本軍を上回ったため、結果は引き分けでした。まだ、艦隊航空戦術が未発達な時代でもあり、大型艦を沈めるのはかなりたいへんなようです。