今月のソロプレイ第二弾は、「IDEON」(ツクダ)からS3「逆襲のイデオン」です。これまではソロシップ隊だけでしたが、このシナリオでは地球軍と連合して、オーメ財団(私設軍隊!)グラム軍との艦隊戦となります。旧式とはいえ、3隻の巡洋艦と12機のカルテット戦闘機が加わり、さらにイデオン各機のレベルは2と過去最高です。
両軍の戦力は、以下の通りです。
ソロシップ隊:
イデオ・デルタ、ノバ、バスタ(ランク2)、ソロシップ、キャリオカ×3、カルテット×12
オーメ財団軍:
ガブロ・ザン、デロ・ザン×2、ガンガ・ルブ×2、ジグ・マック×2、ガダル・ロウ×8
ソロシップ隊:
イデオ・デルタ、ノバ、バスタ(ランク2)、ソロシップ、キャリオカ×3、カルテット×12
オーメ財団軍:
ガブロ・ザン、デロ・ザン×2、ガンガ・ルブ×2、ジグ・マック×2、ガダル・ロウ×8


一方のグラム軍には、オーメ財団の誇る3隻の戦艦と最新鋭のガンガ・ルブをはじめ、4機の重機動メカと8機の重戦闘機が登場します。ガンガ・ルブは火力・機動力とも最優秀の重機動メカであり、クローとキック攻撃も行える上に、ハーケンによる強電磁攻撃もできる優れものです。また、ガダル・ロウは大型のため、防御修正値が低いものの(-1dr)、やはり強電磁攻撃が可能で、うまく活用できれば巨神を足止めすることもできるはずです。

第1ターン、まず、先攻のソロシップ隊が、慎重に前進します。数が頼りの戦闘機カルテットは、敵の重戦闘機ガダル・ロウに回り込まれない位置まで、スクラムを組んで前進。主力のイデオンは、その後方で、次ターンに強電磁攻撃を受けぬ位置に前進し、ドッキングを試みます。ソロシップを含む4隻の艦艇は、全速力で敵に向かいます。

ドッキング体制に入ったイデオ・ノバに対し、バッフ・クラン側は1:2(-2dr)の制圧射撃を行いますが、バリアに守られて、損害なし。コスモたちは、イデオンへの合体に成功します。
ドッキング阻止こそ、失敗したものの、高火力を誇るガンガ・ルブは、前衛のカルテットに対し、攻撃を行い、1機を戦闘不能にします。また、3隻の戦艦も長距離での砲撃戦に入り、火力の優越を生かして、巡洋艦キャリオカの1隻を一時的中破に、もう1隻をガブロ・ザンの主砲で大破(各能力1/4!)にしてしまいます。

ソロシップ側も、艦船による反撃で、戦艦デロ・ザン1隻を大破にしますが、キャリオカの攻撃は火力不足で効果なし。
続いて、後攻のオーメ財団軍は、戦艦を突進させるとともに、重機動メカ-ジグ・マックを全力で前進。重戦闘機ガダル・ロウは、カルテットの側面に移動させ、攻撃をかけます。真打ちのガンガ・ルブ隊は、後方に温存し、次ターンのイデオンの動きに備えます。

前衛の戦闘機同士で射撃戦となり、重機動メカの支援を受けたオーメ財団軍は、カルテット2機を撃墜、もう2機が戦闘不能にします。また、イデオンに対し、制圧射撃を行いますが、ドッキングして防御力が上昇したため(50防御力!)、1:1攻撃(dr-3)がやっとで、効果はなし。

対するイデオンの反撃は強烈で、狙い澄ましたミサイル攻撃により、重戦闘機ガダル・ロウが次々に被弾。2機が撃墜に、2機が戦闘不能、もう1機が移動不能という、すさまじい威力です。やはり、ランク2は、尋常ではない!
一方の艦隊戦では、両軍とも一歩も引かぬ攻防で、被弾はするものの、ダメージコントロールが効いたのか、一時的損害のみ。唯一、ソロシップの砲撃が、戦艦デロ・ザン1隻を小破にします(各能力3/4に)。
第2ターン、戦闘はいきなりクライマックスを迎えます。パワーが上昇しているイデオンとカルテット隊が高速を生かして、一気に敵艦隊に肉薄!猛烈な対空砲火と小粒ながら数を生かした対艦攻撃が交差し、近距離での激しい戦闘になります。重戦闘機ガダル・ロウも、目標を敵艦艇に切り替え、対艦攻撃を実施。両軍の艦砲射撃も熾烈を極め、損害が急上昇します。

最も強烈だったのが、過去最高ランクのイデオンの攻撃でした。全ての敵を射程内に収める位置に突進すると、ここで全方位ミサイル攻撃!「カミューラ・ランバンの仇!!」コスモの絶叫とともに放たれたミサイルは、全ての機体を6火力(+3dr!)で直撃します。


その結果、ジグ・マック2機とガダル・ロウ5機が一瞬にして撃墜!ガンガ・ルブ2機も一時的戦闘不能に陥り、デロ・ザン2隻が損傷を受けた上に一時的行動不能になります。「危険だ!巨神のパワーが上がっているゾ!」

あまりの損害に、一時は茫然自失のバッフ・クランでしたが、このままでは終らじと、回復したガンガ・ルブが反撃に出ます。高速を生かして、イデオンの背後に回り込み、ハーケン攻撃!が、これを察知したカーシャが、背後にミサイル攻撃を集中し、射撃体勢に入ったガンガ・ルブ1機を撃墜、もう1機を移動不能に。

「巨神め、死なばもろとも!」とそれでも意地のハーケンを発射しましたが、コスモの巧みな操縦で間一髪、これを躱します。
第3ターン、推力を失って移動できないガンガ・ルブに対し、イデオンが側面から突進し、強烈なキックでこれを撃破します。この時点で、バッフ・クラン側の機動兵器は全て破壊か、戦闘不能となりました。

もはや、艦艇のみとなったグラム軍は、せめて一矢報いんと、全速力で突進を駆け、敵艦へ艦砲射撃を繰り出します。この想いが乗り移ったのか、これまでの戦闘で損傷していた巡洋艦キャリオカを第2ターンに1隻を、第3ターンにもう1隻を撃沈します。
が、これが限界点でした。勝ちに乗ずるイデオンと戦闘機カルテットが、敵戦艦に群がり、近距離から対艦攻撃を実施。最後に残ったガブロ・ザンが、イデオンのミサイル攻撃で撃破されたのが、第4ターンでした。

今回の損害は、
ソロシップ側:キャリオカ×2、カルテット×4、イデオン損傷なし
オーメ財団軍:全機・艦艇撃沈または戦闘不能
ソロシップ側:キャリオカ×2、カルテット×4、イデオン損傷なし
オーメ財団軍:全機・艦艇撃沈または戦闘不能


はっきり言って、高ランクのイデオンは、通常兵器ではどうもできないほど、強力でした。特に第2ターンのカミューラ・ランバン・アタックは尋常ではなく、drにも恵まれたため、機動兵器の3/4がたった一撃で壊滅または戦闘不能に陥りました。
確率は高いとはいえないものの、もし、イデオンの制圧射撃が決まっていれば(一度でも回復が遅れれば)、ガダル・ロウやガンガ・ルブの強電磁攻撃により、動きを牽制できたかもしれません。そうなれば、通常兵器と艦艇の能力で勝るグラム軍が、イデオン(とソロシップ)以外を撃破できる可能性はありました(引き分け)。
!!と気がつけば、まともな作戦研究をしているじゃないですか!(笑い)確かに分が悪い(悪すぎ)ですが、drによってはもしかしたら・・・という可能性があるんですよね~。確率は、日本軍がアメリカ本土に上陸するより低いでしょうけど(笑い)。と、いうわけで、「毒を食らわば皿まで」いけるところまで行ってみます。