新春ということで、「mitsuのひとりごと」として、いつもと違った思い出話を。
「バルジ大作戦」(エポック/CMJ)は、自分にとって思い入れの深い作品です。高校時代に知人が作った同人誌にはじめてリプレイを乗せたのが始まりで、その後、「SLG冬の時代に」に入ってからは、蝉の幼虫のようにソロプレイを繰り返し・・・。

はじめて千葉会に参加したときにプレイしたのも、「バルジ大作戦」(CMJ)。きわめて精度の高いプレイをするミヤポンスキーさんと連戦し、いいとこまで行くのだけれど最後は押し切られ・・・。今思うと、練度的には大きな差はなかったのですが、戦略が一定しておらず、その差が出ていたんですよね~。

流れが変わったのは、当時、CMJ誌に掲載された作戦研究「アメリカで会おう!」-通称「鹿内ギャンビット」でした。全装甲師団の中央部への集中とそこから北部への突破と包囲殲滅!まさに戦理とゲーム上の作戦が一致した大戦略に痺れました。これに対抗する連合軍の機甲グループによる機動防御も、なんと理にかなったことか!

ちょうど、ちはら会を開催し始めた時期であり、当時、よく来てくれた擲弾兵さんと「鹿内ギャンビット」を対戦しました。その後、エポッククラッシクの達人エンジョウさんと新人(!)sawadaさんと二人の常連が加わり、毎会のようにアルデンヌ攻勢に明け暮れました。



結論をいうと、習熟した「鹿内ギャンビット」はすごかった!守りには定評がある連合軍はもちろん、不利だといわれたドイツ軍を担当しても、全てに勝利(!)となったのです。以前は決して勝てなかったミヤポンスキーさんにも、圧勝する状況。唯一の敗戦は、エンジョウさんに「鹿内ギャンビット」をインストしたデモプレイでした。
ああ、これでバルジは極めたかな・・・そう思い始めた数年前、作戦級の鬼教官-大久保さんが登場します。「自分も、ソロは数知れずやったので、ぜひ、やりましょう」甘い言葉に釣られて望んだ対戦で、久しぶりの敗北。しかも二連敗。

鹿内ギャンビットが効かない?!いや、違う。大久保さんの練度と戦略が、二廻りほど、上だったのです。その証拠に、必死に練度を上げたところ、4-5戦目あたりからほぼ互角の勝負に持ち込めるようになったんです。
それ以来、定期的に、対戦を繰り返しています。近頃は大久保さんも「鹿内ギャンビット」の要諦をつかんだため、いずれがドイツ軍を受け持っても、かなりの確率で勝利できるようになっていました。エポックバルジも、ここが終着点か?これ以上の戦略はないのか?

これに対抗する手が、つい最近、思いついた「北の防人」作戦(仮称)です。まだ、未完成のため、骨子だけですが、前回のAARをご参照ください。
鹿内ギャンビットを封じ込めろ!!新たな防衛作戦を開発中!~バルジ大作戦(CMJ)

実は、このきっかけになったのが、aoさんと大久保さんの「ハリコフ攻防戦」(CMJ)対戦でした。「ハリコフ攻防戦」(CMJ)は、ご存じ、「ドイツ戦車軍団」の一作であり、バルジ同様かそれ以上に、度重なる作戦研究と無数のプレイが行われてきています。はじめはドイツ軍有利が定説で、その後、鉄道線ラッシュ作戦がダブルチャージ誌に載ると、バランスは一気にソ連軍に傾きます。
要諦は、ソ連軍が広域進撃をとらず、兵力を南部に集中し、鉄道線の防衛のために、薄くならざるを得ないドイツ軍を、延翼運動で各個撃破していくものです。これがかなり強力で、自分も検証の結果、9割方はソ連軍有利と決まりかけていました。ところが・・・
茨城会の常連aoさんが、大久保さんとの対戦の中で、北部の歩兵師団の中央投入策を開発します。兵力集中ができず各個撃破を喰らうなら、持てる戦略を全て投入して、ソ連軍の集中策に対抗しようというものです。

これをはじめて(伝授者の大久保さんから)喰らったときは、大きな衝撃でした。あれほどプレイし尽くしてきた(と思った)「ハリコフ攻防戦」で、こんな作戦があったとは!これまでのプレイ経験とdrに助けられ、かろうじてソ連軍が勝利できましたが、それまで9割有利と思っていたソ連軍が、若干、有利な程度までバランスを取り戻していました。
あの「ハリコフ」でさえ、発表後30年過ぎに新たな作戦が出てくる!そう、我が心のアルデンヌ「バルジ大作戦」でも、なにか手があるはずだ!
実際、「北の防人」作戦のセットアップを見た途端、ドイツ軍を担当する大久保さんの顔付きが変わりました。腕を組み、盤面をにらみ付けて、最適の戦略を絞り出す-彼が大きな決断をするときに、必ず、見せるポーズでした。いつもは15分で済ますセットアップを、実に40分近くかけて、比率計算まできっちり行いました。

結果は・・・ご覧いただいたとおりです。まだ、練り込みが足りなく、第2ターンの増援を阻止されたり、ヌシャトーを含む南部全域を放棄せざるを得なかったにもかかわらず、連合軍に軍配があがりました。
「今回は、自分の戦略が徹底していなかったんです。これから1年かけて、やりましょう。来年はバルジの年になりますよ!」いつもは悔しがる大久保さんが、実に晴れやかな顔で喜んでいました。
というわけで、今年は「バルジ大作戦」中興の一年になりそうです。新たな連合軍の作戦で精度を上げるとともに、ドイツ軍がどんな対抗策を打ち出してくるのか、わくわくしています。12月には、それをもって記念対戦をしましょうと、捕らぬ狸の皮算用まで・・・(笑い)。
もし、ご希望の方がいたら、ちはら会ではいつでもお引き受けしますよ~。「老兵」は死なず・・・「我が心のアルデンヌ」はまだまだ、楽しめそうです。
<追記>
同時にバルジ関連のアイテムを少し意識してプレイしていこうと思います。とりあえずは最新作の「バルジ大作戦(師団級)」(CMJ)とか、行動ポイント方式の変わり種「Race to the Meuzu」(T誌)あたりで・・・。こちらも希望者を募集中です。
同時にバルジ関連のアイテムを少し意識してプレイしていこうと思います。とりあえずは最新作の「バルジ大作戦(師団級)」(CMJ)とか、行動ポイント方式の変わり種「Race to the Meuzu」(T誌)あたりで・・・。こちらも希望者を募集中です。

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