せっかく来場してくれたaoさんがお手すきだったので、Das Reichさんとの新春バルジ対戦の傍ら、もう一つの「バルジ大作戦[師団級](CMJ)」を対戦しました。aoさんは初プレイとのことだったので、ドイツ軍(ao)対連合軍(mitsu)とし、強力すぎると曰く付きのオリジナルルールを使用します。すると、案の定・・・

第1ターンのドイツ軍が移動・包囲をし、戦闘に奇襲2シフトを適用したことで、軒並み、戦線が崩壊します。移動できる連合軍ユニットがわずかに第9機甲師団のみ(!)という惨状に。とりあえず、北部の突破だけは防ごうと、サンビットを放棄せざるを得ず。

第2ターン、無人のサンビットをドイツ軍装甲師団が駆け抜け、攻勢二日目でバストーニュを占領!早い、早すぎるよ!連合軍は増援を交差点に配置し、かろうじて突破を防ぎます。

第3ターン、勢いに乗るドイツ軍はエルゼンボルン尾根とアムドレーブ川、そしてヌシャトー前面で攻撃をかけますが、ここで、全ての攻撃が失敗。やっと、連合軍は戦線らしきものを引けることに。

が、このターンの第30歩兵師団の増援を最後に、第5ターン(実質第6ターン)まで一切の援軍はなく、連合軍に試練が訪れます。
第4ターン、ラ・ロッシュ近郊を封鎖していた歩兵師団が、荒地を迂回した装甲師団によって包囲され、一撃で除去。第5ターン、背後に回り込んだ装甲師団がヌシャトーの空挺+消耗した歩兵師団を包囲し、さらなる損耗をさせます。


あんまりな展開に意気消沈し、ふと、aoさんを見ると、にやけているじゃないですか!(なんて酷い人!笑い)。こちらも「これで勝って、うれしいの??」と「大人げ」なく聞いたのですが、aoさんは満面の笑みで「はい!」と即答。aoさんとは今まで数回、対戦をしていますが、一度も「勝ったことがない」そうで、「どんなゲームでも勝てばいいんです」だって!(笑い)。
第5ターン、やっとイギリス軍が登場しますが、aoさんは「正しい」距離を取って、1移動力しか発揮できず(移動制限)。この隙に南部から次々と擲弾兵師団が突破し、VPはうなぎ登りになり、さらにこちらの増援は削られるはめに。

それでも連合軍は意地を見せんと、第7ターンに空軍を惜しげもなく投入して、イギリス軍が西端の装甲師団に猛攻を加え、後退させます。森林を迂回した歩兵と共同し、戦闘後前進で2個装甲師団を包囲します。
同時に中央部では、アメリカ軍3個機甲師団がアムドレーブ川から反攻を行い、1個装甲師団を消耗させた上、包囲下におきます。

第8ターン、中央部では退路のないこの装甲師団を撃破し、さらに戦闘後前進でもう1個師団を包囲。また、西端では回復したばかりの装甲師団を敗走させ、ついにディナンを奪還します。

が、反撃も、ここで時間切れ。7都市の占領と容赦ない8カ所の突破により、厳しいサドンデス条件を1点越える15点で、ドイツ軍の勝利となりました。だめだ!このルールでは、奴らに勝てない!
aoさんはまもなく信州方面に転出となるそうで、「まさか、勝ち逃げするつもりじゃないよね~」と笑いながら水を向けると・・・「わかりました。じゃ、長野でちはら会を開いてください」だって!それじゃ、もう、ちはら会じゃないじゃん!とみなで大笑いでした。
ともあれ、遠路はるばるの初参加をありがとうございました。この続きは、補正ルールで、またいつか・・・。