久しぶりに時間が空いたのでオフ会の打診をしたところ、二つの県境を超えて、28号さんが来てくれました。28号さんは、最近、この趣味に復帰したので、早く練度を取り返したいそうで、なんてアグレッシブなんでしょう!

ネットで購入したばかりという「ノモンハン1939」(CMJ)をお持ちだったので、インストを受けて、初対戦となります。自分も所有していますが未プレイでして、戦後70周年に向けて、帝国陸軍アイテム強化にはもってこいです。
勝利条件は、サドンデスを除けば、モラルが高い側が勝利します。後退やステップロスにより、モラルチェックを強要されるので、敵をいかに効率よく撃破していくかが基本になります。両軍の特徴に当てはめると、少数精鋭の日本軍は、機動力(オーヴァーラン)を駆使して敵戦力の包囲殲滅をはかります。対するソ連軍は、数倍に及ぶ戦力と火力を投入して、正面から敵の撃破を目指します。
軽く2ターンほど、お試しプレイをした後、本戦に入りました。陣営はmitsuが日本軍で、28号さんがソ連軍です。
序盤、日本軍はハルハ河西岸の小林支隊を円形陣を作りながら南下させます。ソ連軍の対応によっては、危険な前進となりますが、初プレイなのでどこまで行けるのか(効果があるのか)、探ってみる予定です。東岸では、残りのユニットで高地に籠もる敵を随時、粉砕し、あわよくば、西岸の小林支隊との連絡を図ります。第2ターン終了時点で、3つの高地を占領し、小林支隊も渡河点近くまで前進します。

これに対し、ソ連軍は豊富な増援を投入して、反撃に出ます。東岸ではユニット数で不利になったため、日本軍は一度、占領したをバル高地を放棄し、かわりに731高地を攻略します。一方、西岸ではオーヴァーランで混戦となったところに、ソ連軍の狙撃兵連隊が後方を遮断し、包囲攻撃で日本軍の殿に損害を与えます。

四面楚歌の状況になった西岸で、押すか戻るか?第4ターン、日本軍が選んだのは、渡河点への突進でした。包囲下においていた敵の戦車中隊3スタックを歩兵の夜襲で殲滅すると、行動の自由を得た自動車化部隊が渡河点を突破!背後からバル西高地を包囲し、東軍主力とともに奪取します。

全部隊に連絡線が設定できるようになった日本軍は、効率的な兵力活用で次々と東岸のソ連軍を粉砕し、第5ターン終了時までにホルステン川区域内の掃討に成功します。

一方、ソ連軍は重砲を投入して、ハルハ河橋頭堡に猛烈な反撃をかけます。日本軍はフルスタックと死守命令で対抗し、橋頭堡を維持し続けます。

第6ターン、日本軍は関東軍からの増援とともに、一斉に南下を開始します。狙いは、全高地の占領!ソ連軍が西岸での反撃に傾注したため、増援の展開が遅れ、第7ターンまでにヨヨ高地を除く全高地の占領に成功します。

ソ連軍も南端からの増援を次々に投入し、ヨヨ高地周辺で激しい戦闘になりましたが・・・最後は、機動力に勝る日本軍が包囲攻撃でこれを陥落させ、サドンデス勝利となりました(モラルによる勝利に優先)。

初プレイでしたが、異質な軍隊同士の戦闘を十分に堪能しました。3つの全く異なる勝利条件が設定されており、どれを狙うのか、あるいはどこで切り替えるにか、選択肢が多く、いい悩みです。日本軍によるオーヴァーランと選択シークエンス、ソ連軍の増援と攻撃(重砲投入)のバランスなど、戦術的要素も豊富で、繰り返し、楽しめそうです。
<追記>
再戦に向けてルールを確認していたら、ソ連軍の増援手順が違っていたようで・・・はじめの輸送フェイズに、登場へクスを決めるんですね。となると、日本軍の意図を事前に読んで、増援と補給ポイントを振り分ける必要があり、こりゃまた、悩ましい点が増えました。