土壇場で休みが確定した休日に、千葉会へ行ってきました。会場では、ジョンヒル追悼の「Yalu」やASL、VPGの新作などがプレイされていまして。なかなか、ちはら会では見られない貴重なアイテムは、刺激になります。
自分は、事前に申し入れのあった「関ヶ原強襲」(GJ)を、こまいふさんと対戦しました。いわゆるエリア式のチットドリブンで、主戦場のみで作戦的選択肢は少ないのですが、キャラ立ちもよく、戦術的な運用を楽しめます。mitsuが西軍を、こまいふさんが東軍を担当します。

序盤、東軍は、初期配置の部隊で素直に攻めかかりますが、チット引きがよくなく(半終了が多く)、なかなかとりつくことができません。特に、南の福島隊は、毎ターン、チットを入れているのに、西軍主力の宇喜多隊を前に、ぴくりとも動かず。「開戦早々に、空弁当を使ってどうする!?」と突っ込みが入るほど(笑い)。

一方、北の要衝笹尾山でも、鉄砲の集中射撃で石田勢が弱まりますが、突入直前に終了チットが出て、突撃ならず。どうも攻め手がうまくいきません。

逆に西軍の鉄砲運用が効果を上げ、大谷勢の突撃と相まって、第4ターンに藤堂・京極隊を押し戻す場面も・・・。

終盤の第7ターン、やっと福島隊が弁当を終わって宇喜多勢に突撃をかけ、南天満山に迫ります。西軍も小早川の参戦を見越して、大谷隊を本来の陣地線に撤収させます。

第8ターン、家康本隊も参戦できるようになり、東軍はここで押し上げようとしましたが、またもチットの神に見放され、早々に終了してしまいます。

意地でも、1カ所は取りたい東軍は、援護射撃は少ないながら、強引に笹尾山に突入します。後藤又兵衞を先頭に、島左近に突撃をかけ、これを敗走させます。西軍はユニットを犠牲にすれば、踏みとどまることもできましたが、残りターンを考え、兵力温存のため、笹尾山から撤収します。


第9ターン、遅まきながら、徳川チットがきて、家康本隊が前進を開始します。同時に、徳川譜代の井伊・松平隊が小西隊へ突撃をかけ、北天満山を占拠します。西軍は、無益な損害を避け、ほぼ計画通りにVP地点への後退をします
そして迎えた最終ターン、後のない東軍は、徳川隊が南天満山に突入させ、後続を待ちますが、ああ、わずか6チットを引いたところで、終了!(しかも東軍は4チットのみ)少数で孤立した酒井隊が、宇喜多勢の明石全登に蹴散らされ、万事休す。東軍VPが1点で終了し、西軍の圧勝になりました。


チット巡りも悪かったのですが、東軍としては初プレイということもあって、突入のタイミングがつかめず、散漫な攻撃になったことが影響しました。こまいふさんは慎重なこともあり、十分な射撃をしてからという意識が強かったようです。ランダム終了のあるチットドリブンだと、援護射撃をするか突入するのか見極めが難しいのですが、もう一歩、早く突撃をしていれば、引き分けくらいには持ち込めたかも・・・。

聞けばこの対戦のためにオークションで入れたそうで「これで展開がわかったので、研究します」と、こまいふさん。ちはら会発の戦国ブームが続きそうです。