続いて、エンジョウさんのリクエストで、エリア式関ヶ原会戦の「関ヶ原強襲」(GJ) を対戦しました。主戦場だけを描いた、いわゆる箱庭関ヶ原なんですが、その戦術性の高さから、1月の千葉会に持ち込んで以来、声をかけてもらうことが多く、気がついたら6戦目になります。どうしても、東軍で勝ちたいエンジョウさんとは、4戦目です。陣営は当然、東軍をエンジョウさん、西軍をmitsuが担当します。

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序盤は、東軍がチットが引けず、思いの外、緩慢な動きになります。第1ターンに笹尾山山麓に取り付いたまではよかったのですが、チット数は第1ターンに4枚、第2ターンに6枚しか引けず。特に、南部の主力福島隊は、敵を目の前に空弁当を食うサボタージュ!まるで、前回の対戦(こまいふさん)の再現のようです(笑い)。

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それでも、第3ターンには、本多平八郎を一時的に麾下に加えた寺沢隊が、宇喜多-小西ラインに楔を入れ、中央エリアの一つを奪取します。第4ターン、浸透の危険を感じた宇喜多隊と小西隊は、地形効果のある丘陵に撤退します。

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中盤は、全域で激しい戦闘が展開されます。北部では、後藤又兵衞を先頭に黒田隊が突撃しますが、防御射撃を撃ち込まれ、さらに島左近の逆襲を喰らって、這々の体で退却します。南部でも地形効果の高さに苦しめられますが、第6ターンに可児才蔵を先鋒に福島隊が南天満山に突入し、酸鼻な白兵戦の末、これを奪取します。

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ここまで東軍が獲得したVPはわずかに1点のみ。ゲームは早、終盤に。第7ターン、お約束通り、小早川が寝返りますが、おっとりと山を下って態勢に影響はなし。このままではいかんと、東軍は北部でも猛攻を加え、強烈な射撃(dr12!)を契機に、加藤隊と中央からスライドした松平隊が笹尾山に突入し、白兵戦で陥落目前まで持って行きます。また、中央部では、井伊・本多の譜代コンビが小西隊を圧迫し、北天満山を占領します。

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第8ターン、いよいよ、家康本陣の投入に期待が高まる東軍は、足場を作った笹尾山に山麓から激しい援護射撃を浴びせ、わずかに残った石田勢を敗走させ、ついに要衝笹尾山を奪取します。これで勢いの付いた東軍は、またも井伊・本多の譜代コンビで小西隊を追撃します。弱小な小西隊に危機が訪れたかと思われましたが・・・なんと白兵戦で、小西行長が奇跡の勝利!退くことのなかった平八郎を初めて後退させます。ならば、肝心の家康本隊で補強をと考えていたのですが・・・ああ、なぜか空弁当!

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後のない東軍は、遮二無二、VP地点への接近を行います。まず、やっと動いた徳川本隊が全速力で駆け抜け、次ターンの攻撃拠点として南天満山に入ります。西軍は敵が消耗しているのを見て、明石隊を丘陵地を迂回させ、徳川本陣に突入させます。が、家康旗本も必死の抵抗をして膠着状態に。

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と、ここで一瞬の隙を突いて、井伊・本多隊が中央部にできた間隙を攻めます。過ぎたるものといわれた平八郎の突撃は苛烈で、鉄砲隊二部隊が昇天!そのまま、突破をして、西軍の2VP地点を占領してしまいます。このままなら、東軍の勝利でしたが・・・。

好事魔多し。さらに圧倒的な勝利をと目論む東軍は、占領したばかりの笹尾山を下ると、側面への迂回を始めます。と、ここにいた舞兵庫が頑強に抵抗し、突撃を押しとどめると、三成本隊が弱体化した笹尾山に逆襲をかけ、これを奪還します。退路を失った東軍迂回部隊に島左近隊が逆襲をかけ、突撃と白兵戦で加藤嘉明と細川忠興を見事に討ち取り!

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包囲下に生き残った黒田勢も次ターンに殲滅されることは明らかで、3VP以上の獲得は不可能ということで、西軍の勝利となりました。

いやー、両軍とも鮮烈な突進が功を奏し、派手な展開になって、たいへん面白かったです。

ここまで西軍の優勢が多いですが、戦いようによっては東軍にも十分にチャンスがあることがわかります。個人的には、西軍ばっかりなので、今度は東軍の切れ味を試してみたいものです。