続いて、取り組んだのは、前回のちはら会でデビューした「バルバロッサ作戦」(WGHB)です。この時は、「自軍の支配エリアには攻勢マーカーを置けない」と誤って解釈していたために、どうあってもドイツ軍の圧勝でした。そこで、今回は、「正しいルール」でプレイします。行け行けのドイツ軍をTommyさんが、計画性と計算が重要なソ連軍をmitsuが担当します。

ドイツ軍としては、第1ターンに占領しやすい最前線の5都市(合計13VP )を確保し続ければ、後は残り3ターンで8VP平均以上を取ることで、勝利できます。これは、中核都市(3VP)3個または中核都市2個+小都市(1VP)2個で達成できます。

攻撃力が十分でないソ連軍にとって、一度、占領されたエリアを奪還するのは、かなり困難です。よって、牽制攻撃の有効利用によって、可能な限り、占領を遅らせます。それでも、強力なドイツ軍相手では、毎ターン、1-2都市の妨害をするのがやっとでしょう。

第1ターン、まず、ドイツ軍が全域で攻撃をかけ、キエフ・ミンスク・リガを強力な装甲部隊で占領します。

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と、セットアップで南部が薄いことを見抜いたソ連軍は、第2攻撃をオデッサにかけます。枢軸軍はブカレストにおかれた全軍を投入しますが、装甲軍団はわずかに1個のみ。期待値に基づく計算をしたソ連軍は、これを占領されないギリギリの兵力を投入し、オデッサ占領を阻止します。結果、ドイツ軍VPは10VP止まりに。

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第2ターン、中央と北部は最低限の遅滞戦術で時間を稼ぐとともに、ハリコフに進出してきた装甲部隊に、ソ連軍南部の全力を持って逆襲に出ます。

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攻撃力ではドイツ軍が上でしたが、強烈な攻撃でなんとドイツ軍部隊を全滅させ、これを死守します。スモレンスク・ブリヤンスク・オデッサを占領されたものの、累積VPは30VPに。

第3ターン、ハリコフに集結したドイツ軍に対し、ソ連軍は果敢にも、スモレンスクとキエフを逆襲し、これを奪還します。これで、累積VPは49VPに。最終ターンを、26VP以下に抑えられれば、初の勝利となりうるゾ!

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迎えた最終第4ターン、両軍は一手ずつ慎重に駆け引きをします。北部ではスモレンスクを再奪取しようとするドイツ軍を、ソ連軍の4個軍団が迎え撃ちます。逆に南部では、ソ連軍主力がオデッサとハリコフに攻勢をかけ、ドイツ軍が迎撃に。が、これは戦略的に誤りでした。冷静に判断すれば、モスクワと中核都市(3VP)1カ所を確保すれば勝ちだったんですが、反撃に目がくらみ、肝心のモスクワが弱体に。ここをドイツ軍90戦力以上が襲撃し、ソ連軍を撃滅、占領!ああ、あと歩兵2個軍団を入れておきさえすれば、守れたのに・・・。結果、ドイツ軍の累積VPが76点となり、わずか2点ながら枢軸軍の勝利となりました。

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まあ、今回のように欲さえかかなければ、ソ連軍の勝利の可能性が見えてきました。が、ドイツ軍が習熟すると、それさえも厳しいかも・・・。ソロで少し鍛錬するか。

<追記>
それにしても、ソ連軍が勝てないので、ネットで対戦記事を探したところ、おお、TOROさんのブログに記載があるじゃないですか。そこで「ソ連軍」の運用法が!戦闘後撤退が自軍支配エリア(戦闘エリアでもよい)にできることを活用して、ソ連軍スタックが「機動防御」をするという戦術です。早速、ソロで試してみたところ・・・なんと、ソ連軍が圧勝に(65VPが精一杯)!なるほど、こういうゲームだったんだ。早々にあきらめなくて、よかったです。これなら、次回も戦えます!