春からの怒濤の業務が一段落し、まもなく梅雨明けの兆しの見える日曜日に、松戸の千葉会に行ってきました。Das Reichさんに連絡を入れたところ、それじゃ、バルジでと、いつもの戦いに。

セットアップをはじめたところ、「お、また、バルジか!」と、隣の軍神鹿内氏から、お声がかかりまして(確かに、千葉会に行くたび、バルジばっかりのような・・・)。
mitsu 「Das Reichさんから『夏といえば、バルジでしょう』(?)と誘われまして」(笑い)
軍神 「そんなこといったら、春夏秋冬、バルジじゃない(笑い)。もはや、『バルジの呪い』だな(大笑い)」
mitsu 「バルジは連合軍有利が定説になっていたのに、それを覆す鹿内ギャンビットを発表するから。Das Reichさんと、あーでもない、こーでもないと、精進する羽目になったんです。責任、とってくださいよ~(笑い)。」
軍神 「そうなんだよな。セットアップは、形ではなく、その裏に確固たる戦略があってのものだからな。」
Das Reichさん(黙々とユニットを並べながら) 「ベストセットアップは、もはや、ベストじゃありませんから」
軍神 「そんなこといったら、春夏秋冬、バルジじゃない(笑い)。もはや、『バルジの呪い』だな(大笑い)」
mitsu 「バルジは連合軍有利が定説になっていたのに、それを覆す鹿内ギャンビットを発表するから。Das Reichさんと、あーでもない、こーでもないと、精進する羽目になったんです。責任、とってくださいよ~(笑い)。」
軍神 「そうなんだよな。セットアップは、形ではなく、その裏に確固たる戦略があってのものだからな。」
Das Reichさん(黙々とユニットを並べながら) 「ベストセットアップは、もはや、ベストじゃありませんから」
というわけで、「呪われた二人」は、ドイツ軍をDas Reichさんが、連合軍をmitsuが担当し、真夏のバルジ地獄へ(笑い)。
自分が取ったセットアップは、「北の防人作戦」です。鹿内ギャンビットに対抗するための「戦略的機動防御策」ともいうもので、詳しくは以下をご覧ください。
http://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/12419464.html 基本作戦案
http://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/13000770.html JWCエラッタ修正版
http://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/12419464.html 基本作戦案
http://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/13000770.html JWCエラッタ修正版
いわゆる予備兵力を多くして、敵の主攻勢軸に投入し、イギリス軍介入までの時間を稼ぐものです。これにより、ドイツ軍の北方への大突破を、かなりの確率で防げます。その分、前線の戦力が薄くなるのは、やむなしだったんですが・・・。
序盤に、想像を上回る「惨劇」が起こります。第1ターン、Das Reichさんのdrが冴えまくり!(珍しい)中央突破こそ、ならなかったものの、2回の戦闘で全て敵に損害を与え、なんと5ユニットが昇天します(7ステップロス!)。結果、第99歩兵師団が壊滅し、ドイツ軍の進撃を止める戦力が一時的に皆無に。


この危機に、連合軍はサンビット籠城用だった第2歩兵師団を転用し、第9機甲師団の1個連隊とともに、ロスハイム・ギャップに強固な楕円形防御陣地を引きます。その戦力は、13!最大でも2:1にしかならないはずだったんですが・・・。

第2ターン、当てにならないはずのハイト空挺連隊が、なんと、この防御陣地の後方に降下成功!退路を断たれて動揺する連合軍のフルスタックに、最強の第6SS装甲軍が殺到し、4:1攻撃の結果はD2Rで壊滅!鎧袖一触でロスハイム・ギャップを突破した恐怖の奔流は、早くもエルゼンボルン尾根を通過します。

同時にドイツ軍は、主力を持ってサンビットを強襲します。第3ターンまで2回の攻撃により、こちらも陥落し、第6SS装甲軍と第5装甲軍の全力が西進を開始します。

「呪いだ!バルジの呪いだ」とギャラリーは喜んでいましたが、こちらは茶化す余裕なんてなく、早くもスパを放棄して戦線を後退させる羽目に。その分、南部は戦線と戦力を維持しながら、バストーニュへ向けて後退に成功します。

第4ターン、西進した恐怖の奔流は、連合軍の下腹部-アムドレーヴ河近郊で攻撃に移り、集中攻撃でこれを突破します。

南部では、バストーニュを包囲し、じりじりとヌシャトー方面へ前進をします。
連合軍は、戦線をヴェストル川へ後退させ、北方への突破だけは防ぐ構えです。

連合軍にとって正念場の第5ターンでしたが、イギリス軍の介入を恐れるドイツ軍は、ヴェストル川へ一撃を加えたものの、あえてスパ及びミューズ川に近づかず、後退をします。

やっと一息を付いた連合軍ですが、敵の獲得予定の都市数とこれまでの損害を考えると、無理を承知で反撃に出ます。
前線の足止め部隊を一蹴すると、一時的にスパを占領し、前線を押し上げ、消耗した装甲師団を包囲し、D2A1で2ユニットを除去します。

第6ターン、ドイツ軍は北部で反攻に移り、スパ近郊で戦線を突破すると、第二次移動で後方に回り込み、ヴィルヴィエを占領します。また、第5装甲軍が南下して、第7軍と併せて、ヌシャトードームに圧迫をかけます。


連合軍も負けじと、増援をつぎ込んで、北部で攻勢を強め、包囲された部隊を救出するとともに、ヴィルヴィエを孤立させます。

と、ここまで、盤外待機させていたイギリス軍の機動予備を投入します。本来ならば、中央から南部に投入して、敵の後方を遮断・圧迫する予定でしたが・・・敵の配置を精査して、戦略移動と迂回で、一瞬の隙を突き、マルシェを奪還し、周辺の部隊を包囲します。

第7ターン、相変わらず、北部では戦術的VPを争う乱戦が続きますが、事態は南部で動きます。ヌシャトードームを意地で突破した第5装甲軍が、第2次攻撃でヌシャートに2:1攻撃を敢行し、これを奪取!実は、連合軍に戦術的ミスがあり(ヌシャトーに部隊を配置していなければ、進入できなかった)、まさかの陥落に一時的に色を失います。

連合軍は待ちに待った大量増援(2個師団強)を投入して、ヌシャトー奪還を考えますが、地形効果が高く、断念せざるを得なくなります。かわりに、北部で最強の第2機甲師団を投入して、包囲したヴィルヴィエを奪還し、スパに迫ります。

と、第8ターンのドイツ軍の第1フェイズが終了したところで、時間によりエンド。結果、第7ターンの装甲増援でバストーニュが陥落しましたが、思いの外、ドイツ軍の損害も多く、その時点のVPは62点。この後の連合軍の反撃を考えると、おそらく、ゲームは続く可能性が高く、ほぼドローまで持ち込めました。

いやー、序盤の崩壊寸前の状況から考えると、薄氷の防御戦闘でどうにか引き分けまで持ち込んだといったところです。後から考えると、ドイツ軍がサンビットを強襲せずに包囲のみに止め、西進していれば、一体、どうなっていたか?「あれを攻撃しなければ、圧勝だったかも知れません」と、Das Reichさんも言っていました。
ともあれ、「バルジの呪い」は、しばし、続きそうです(笑い)。
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