ギリギリまで予定が立たず、どうしたものかと思っていましたが・・・前日の夜半に目途が付き、船堀タワーへGO!今年も、猿遊会に行ってきました。
お昼過ぎに着くと、二会場に分かれて、年に一度の方々が、思い思いのアイテムを広げており。積み木の南北戦争あり、巨大なシシリー島あり、ハードな砂漠伝説あり、ちょっと酔っ払った(?)ジェットランドあり。一日しかなく、例え、途中まででも、楽しめれば勝ちと、いつもの楽しい雰囲気に満ちあふれていました。
早速、主催のたかさわさんが声をかけてくれまして、プレイヤー募集中の通称「トラトラ」-「TRIUMPH&TRAGEDY」(GMT)に参加することに。第二次大戦をモチーフにした枢軸軍・西側連合軍・ソ連軍の3人マルチです。

基本は行動ポイントカードを消費して、移動-戦闘を行う、シンプルなシステムですが、もう一つの資源カードで生産力を上げたり、行動ポイントカードに付随する外交能力を使用して衛星国を広げたりすることも、有効です。ゲームの開始は、なんと1936年から。そう、戦争をしなければならないわけではなく、「平和」の名の下に政治的影響を広げたり、中立国に「進駐」したりして、国力を増強します。
アメリカが参戦すると強力な西側連合軍をNACLさんが、優秀な戦力と内線の利を生かしてイニシアチブを握るドイツ軍をドンデモブラウさんが、辺境で漁夫の利を狙うソ連軍をmitsuが担当します。

1936年は、ドイツと西側連合軍は、工場を建てまくり、生産力の向上に努めます。同時に多数の外交カードを持つドイツは、中央ヨーロッパとトルコに触手を伸ばし、同盟国を増やします。一方、ソ連軍は軍備増強の傍ら、歩兵の自動車化カードが2枚来たので、すぐさま、開発。まどろっこしい外交はソ連らしくないと、いきなり、フィンランドとバルト三国に「進駐」し、これを衛星国にします。さらに、イランにも侵攻し、バクー油田を押さえます。

1937年、ドイツと西側連合軍は軍備を増強し始めるとともに、ドイツ軍はさらに外交でトルコを衛星国にしてしまいます。前ターンに軍事進駐をしたソ連軍は、VPチットを引けなかったので、このターンはおとなしく工場生産と軍備増強に努めます。
1938年も基本は前ターンと同様の流れに。このまま、平和裏にゲームが進むかと思いきや、気がつけばドイツ軍がかなりの戦力をため込んでいるよう。
と、1939年、とうとう、ドイツが史実通りに宣戦布告をします。が、ターゲットは東ではなく、西側連合軍。いきなり奇襲でパリを陥落させると、デンマークを取るついでに、なんと北海の制海権を掌握。そのまま、秋にゼレーベを発動し、イギリスに侵攻します。

戦争はまだと思っていた西側連合軍は、完全に虚を突かれました。なんとかロンドンは死守したものの、次ターンの陥落は必至ということで、ドイツ軍の勝利となりました。

もし続いていたら、戦力十分とは言えないまでも、順番によってはソ連軍らしく、中央ヨーロッパとポーランド、東プロイセンへの侵攻をするつもりでした。逆転は無理でも、焦られるくらいにはなったかも。

今回のソ連軍は、実質、「ソロプレイ」でしたが、インストとしては十分で、楽しさや定石が垣間見られました。あれだけシンプルに外交・生産・戦争を描けるとは、発売後すぐに売り切れになったのも頷けます。また、機会があれば、ぜひ、プレイしたいものです。
お相手をいただいたNACLさん、トンデモブラウさん、どうもありがとうございました。