第二戦は、会場を見て回っていたはねはねさんにお願いして、「ドブゥノ大戦車戦」(CMJ)を対戦しました。はねはねさんは、かつて、このアイテムのテストプレイヤーを務めていまして、初対戦としてはもっともありがたいお相手に。陣営は、厳しめのドイツ軍をはねはねさんが、数で優位に立つソ連軍をmitsuが担当します。

早速、セットアップをしていたところ、「なんか、ユニットが薄いような・・・」とはねはねさん。なんと、製品版になってからプレイしたことがなかったそうで!それでも、昔取った杵柄とやらで、さくさくとドイツ軍の配置を進めます。
第0ターン、ドイツ軍のセットアップを見たソ連軍は、敵の戦略移動を封じるために、接敵されないギリギリの位置に、初期部隊を前進させます。

第1ターン、ドイツ軍は、ブロードィに2枚スタックを籠城させると、ドブゥノとクレメニェツの双方を狙える中央に、主力を進出させます。ソ連軍は、ドブゥノ東方から1つめの機械化軍団を投入とともに、前衛部隊をクレメニェツに撤収させ、二重戦線を張ります。

第2ターン、はねはねさんが首をひねっていたのですが、突然「思い出した!」。第1ターンに、空軍による移動妨害を忘れていて、そのせいでドブゥノ方面で、地形効果の高い森林地帯に戦線を張られてしまったそうです。おかげで、ノービスでもなんとか戦えることになりましたが・・・。
はねはねさんは、ドブゥノ方面に主力の1/3を、クレメニェツ方面に2/3を投入し、ソ連軍の戦力を削りながら、敵の反応を待ちます。

ソ連軍は、迷ったものの、戦略的な選択肢を残すために、クレメニェツ方面の南方から、二つ目の軍団を投入します。かつ、少しでも圧力をかけるため、中央付近で自動車化歩兵大隊に反撃を行い、これを撃滅してしまいます(+1VP)。

第3ターン、ドイツ軍は冷静にVPを計算すると、ストイル川から南部一帯に戦線を張り、早くも防御態勢に移ります。

ソ連軍は最後の軍団をブローディ方面に投入すると、中央で反撃を続行します。2カ所の攻撃で、6:1攻撃が成功し、さらに2個部隊を撃破し、+3VPを獲得します。

全ての増援が出切ったことを確認したドイツ軍は、第4ターンに逆襲に出ます。北端及び南端中央でソ連軍を攻撃し、戦線に穴を開けると、ここでBlitz!北部では、突破へクスへの回廊を確保し、南部中央を制圧し、ブロードィとクレメニェツを完全に分断します。

続く、第5ターンに、ドイツ軍は戦闘-移動を選び、この優位を推し進めます。
もはや、敵の撃破以外に勝機がなくなったソ連軍は、東部全域で反撃に出ます。ドイツ軍は空軍を投入して、防御を行いますが、ソ連軍のアントライドの引きがよく、第6ターンまでに装甲2個を含む5個ユニットを撃破し、かつ、突破へクスの奪回に成功します。

と、この時点で、ドイツ軍の獲得予定VPをソ連軍が上回ったため、ソ連軍の勝利となりました。

まあ、2年近くのブランクのおかげで、勝ちをもらったような対戦でしたが、終了後にソ連軍の作戦案を提示していただき、次の対戦が楽しみになりました。はねはねさん、どうもありがとうございました。