最近、ずっと興味があった「孤児たちの戦争」シリーズを読み始め、あまりの面白さにSFに填まっています。

久しぶりに古典とも言える「宇宙の戦士」も引っ張り出して、並行読み。当時の政治状況でバイアスはかかっていますが、それを差し引いても、やっぱり面白いです。当時、隆盛を誇っていたAH社が「古典的」な正攻法でゲーム化したのが、同名の「宇宙の戦士」です。

今回、Tommyさんと計画を立て、1シナリオずつプレイしていくことにしました。シナリオ1「ヒューマノイド襲撃」は、宿敵アレクニドの同盟軍ヒューマノイドとの戦いです。マップ上の重要施設をテランの機動歩兵が破壊して、同盟関係に揺さぶりをかけると言う設定です。テラン側をTommyさんが、ヒューマノイドをmitsuが担当しました。

このシナリオの手順は、基本的に移動-戦闘-回復のみです。よって、射撃(投擲)兵器がないテラン側としては、一つ一つ重要施設をつぶしていくことになります。となれば、ヒューマノイド側は、ダミーを含む、重要施設をマップ上に拡散し、あわよくば反撃で敵を麻痺させ、時間を稼ぐことを狙います(ヒューマノイドの火力では、通常の機動歩兵を負傷または戦死させることは、極めて不可能です)。わずか12ユニットの戦力は、高得点の水資源プラントと通信施設の周辺に配置し、防御陣地に籠もらせて反撃態勢を取らせます。

ゲーム開始とともに、南端から進入したテラン側がヒューマノイドと接触したのは、第3ターンですが、これは当然、ダミーで戦果なし。

テラン側は、移動力の大きな指揮官及び捜索兵を宇宙港に進出させ、主力はスタックを崩さず、山岳地に沿って北上させます。

第6ターン、テラン側は指揮官と機動歩兵スタックが初の接敵をします。両方とも動力プラントとそこで働く労働者でしたが、戦闘ではともに混乱止まり(最高比でまさかの1)。16火力を集めて、労働者のデモも鎮圧できないとは、情けないぞ、機動歩兵!(笑い)

さすがに第7ターンは、労働者と動力プラントの排除に成功しますが、これで残り5ターンに。

第10ターン、テラン側は機動歩兵を2スタックに分けると、防御の堅い(ように見える)最北端と東側の重要拠点に突入させます。こちらは、通信施設と最もVPの高い水資源プラントで、労働者ユニットの排除に成功します。

が、この直後、防御陣地に籠もっていたヒューマノイドが一斉に姿を現し、施設の破壊を妨害します。うち、一つでは1:1の反撃で、機動歩兵1ユニットを麻痺させることに成功します。

テラン側は、高火力で敵の排除を進めますが、その都度、ヒューマノイドが加勢に駆けつけ、これを妨害。低比率の反撃もdrに恵まれ、さらに機動歩兵2ユニットを麻痺させるなど、想定通りのゲリラ活動が展開されます。と、結局、このまま、最重要拠点はテラン側の占領ならず、ゲーム終了。

兵力の消耗をさけ、重要拠点を確保し続けたヒューマノイドが、34点と、テラン側の18点にダブルスコアで勝利しました。
まあ、練習シナリオということで、次回は本命のアレクニドが登場するS2に挑戦します。