「やせっぽちと機動歩兵の白兵戦」を終えた後、ここ最近の定番となりつつある「本土決戦1945」(GJ)をプレイしました。陣営は、前回と同様に、Tommyさんが日本軍を、mitsuが連合軍を担当します。

今回のTommyさんの配置は、南九州と四国を除く、太平洋側を強化するもので、特に山陽には7個師団と3つの航空機が配備され、九州と瀬戸内海への進出を牽制します。
先の展開を考えた上で、ここは正攻法でと、第1ターン、連合軍は九州に向かいます。まず、機動部隊を守るため、沖縄の基地機で北九州の航空隊を狙いますが、ここで日本軍の迎撃機が活躍し、初っ端からB29の1ユニットが撃墜されます(護衛機を仕込んでいたのに、忘れていました!)。

それでも、空襲自体は成功したため、上陸部隊を含む「アルマダ」を日向灘に出撃させます。と、それ以上、敵の反撃がなかったので、共同行動と補充を使って、あっさり7個師団が上陸に成功します。

第2ターン、艦砲射撃と航空攻撃のコンボで南九州を制圧すると、陸軍は北上を開始します。と、ここで、日本軍は、山陽と近畿の航空機でカミカゼを連発します。一つは戦艦部隊の対空砲火で撃墜されますが、砲火をかいくぐったもう一つのカミカゼが成功し、正規空母(エンタープライズ)を沈めます。
が、これで航空機の脅威がなくなった連合軍は、第4ターンに支援艦隊を瀬戸内海に突入させ、すかさず、補充で回復します。そのまま、猛烈な艦砲射撃と空母の空襲で北九州を制圧。陸軍部隊も瀬戸内海に進攻し、山陽・近畿に圧力をかけます。

第5ターン、連合軍は沖縄の陸軍機を北九州に転送し、関東までを航続距離内に収めると、空爆と艦砲射撃、機動部隊の空襲を組み合わせて、近畿の敵兵力を消耗させ、陸上部隊を上陸させます。これに対し、日本軍は補充と関東・東海からの増援をつぎ込んで、抵抗します。が、この結果、常総エリアが限りなく無防備な状態に・・・。

第6ターン、連合軍はグアムに集結していたコロネット部隊を房総沖に進出させると、電撃的に常総に進攻し、ここを確保。さらに、上陸制限で遊弋していた3個師団を帝都に上陸させます。

日本軍が慌てて帝都周辺の部隊をかき集めたところで、今度は、関西で空爆・艦砲射撃・空襲コンボを撃ち込み、連合軍はここを確保します。VPは日本軍20.5点:連合軍13点と、あと1-2エリアの奪取で並ぶところまできます。
第7ターン、連合軍は4枚:8枚という圧倒的なカード差を使い、搦め手となる周辺地域の制圧に乗り出します。まず、前ターンに猛爆撃で敵を壊滅させていた四国に上陸し、制圧(点数差は4.5点に)。さらに、全く無防備な北陸に1個師団を派遣し、ここを奪取。と、めくった支配マーカーは、なんと国体!これには自分が配置したはずの日本軍もビックリ!!なぜ、国体がそこに?!

「ああ、東海に置いたはずだったのに、失敗した!」何のことはない、日本軍のケアレスミスで、連合軍のサドンデス勝利になりました。
今回は、お笑いで終了となりましたが、日本軍が反撃の手段を習熟してきたため、点数的にはいい勝負になりつつあります(連合軍の損害VPが5.5点)。このゲームの底まで一息のようです。