午後になって、少し会場が空き始めた頃、ちはら会のBIBIさんが、ブースに現れまして。ちょうど、ルールを読み始めていた「突入?レイテ湾」(CMJ)を、試遊卓を借りて、プレイすることにしました。

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ちなみに、お隣では軍神さんが「モスクワ電撃戦2」(CMJ)をインストしています。

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このアイテムは、レイテ海戦で幻で終わった日本艦隊の突入作戦をテーマにした、カードゲームです。基本システムは、佳作「ミルボーン」で、300海里を進攻すると、レイテ湾に突入できます。複数の艦隊(プレイヤー)が到着した場合は、手札の艦艇の攻撃力が大きい側が勝ち。誰もたどり着けなかった時は、もっとも進出した艦隊が勝利します。

敵キャラとして、移動を妨害するアメリカ軍戦艦や軽空母部隊、手札を減らす正規空母があります。日本軍は、大和をはじめとする水上艦艇で敵艦を排除し、あるいはスコールに紛れて空襲を避ける、煙幕で敵艦隊を他の艦隊に押しつける(!)などをしながら、レイテ湾突入を目指します。

展開に適度に影響を与えるのが、4枚のイベントカードです。一時的に進攻ができなくなる「栗田ターン」、空襲が来なくなる「小澤艦隊」、戦艦隊が投入できない「弾薬不足」、突入した瞬間に勝利できる「巡洋艦ナッシュビル」(マッカーサー乗艦)が、強制ベンで登場します(随時、最新のイベントに上書きされます)。

第1戦は、BIBIさんとの差し勝負。戦艦部隊と軽空母の任務部隊で行く手を阻む連合軍に対し、BIBI艦隊はとっておきの大和を投入し、これを撃破します。そのまま、あっという間にレイテ湾に突入します。

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その後、mitsuも投入に成功しますが、こちらは十分な水上打撃兵力を連れていたため、逆転勝利に。二人だとほぼほぼ突入できるので、後はカードを揃えた方が勝利できます。

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と、これを見ていた観客のMさんが対戦を申し入れ、3人でのプレイに。三人になると途端に妨害が盛んになり、イベントの効果と相まって、突入はかなり困難に。第2戦は、BIBIさんとMさんがほぼ拮抗しながら、レイテ湾手前まで行きますが、最後は鼻の差でMさんの勝利に。初プレイで目当てが持てるくらい、プレイアビリティは高いですね。

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第3戦から、別のお二人が参入し、初の4人プレイに。全くのSLG素人さんとのことでしたが、CMJの売り子さんの説明を受け、すぐにプレイできるあたりは優秀です。

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第3戦は最も進んだmitsuが勝利。店頭のじんぼさんが4人以上なら2セットか、と言っていましたが、このコンポーネントだけで十分に行けそうです。

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第4戦は、もう一人の素人さんが「最上」(敵戦艦隊を惹き付ける)の陽動をうまく使って、レイテ目前に。と、ここで、タイミングよく、「ナッシュビル」(マッカーサー乗艦)を把捉・撃沈し、初のサドンデス勝利に。こんな展開もあるんですね~。

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第5戦は、のっけからイベントの嵐で4艦隊ともほとんど進めず(一端、進んでも、敵が強力で、泣く泣く煙幕を張って撤退することも)。わずか130海里進んだ素人さんが勝利に。

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そのまま、勢いで第6戦に突入し、手練れのBIBIさんが距離で押し切って、勝利。

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と、ここで新たな挑戦者がきて、入れ替わりの3人で、第7戦に。BIBIさんと挑戦者さんがいきなりマッチレースになりますが、わずか10海里差で、BIBIさんが勝利。

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第8戦は、挑戦者さんがカードに恵まれ、レイテ直前で、またも「ナッシュビル」!二度目のサドンデス勝利達成です。

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最終第9戦は、mitsuが泊地からまともに出撃もできない中、またもBIBIさんと挑戦者さんがマッチレースに。最後は全艦隊に敵が群がり、全く進めなくなりましたが、先行で逃げ切ったBIBIさんの勝利となりました。

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気がつけば、時間を忘れて、なんと9戦!のべプレイタイムは1時間20分を切ったので、1ゲームが10分以下という、回転の良さ。初プレイでも素人さんでも勝つチャンスが有り、連勝がわずか1回というのも、プレイバランスの良さを証明しています。

これまで空母戦と水上破壊戦も購入していますが、このアイテムは最も秀逸ではないかと思います。師走に入って「このシミュゲ」の記事候補にいきなり名乗りを上げた感じですね~。