この日、8年ぶりに来場したTRIGUNさんからオファーがあったのが「宇宙の戦士(AH)シナリオ4 反撃!」です。TRIGUNさんが初プレイと言うことで、mitsuのインストとなります。陣営は、TRIGUNさんの希望でテラン・ヒューマノイド側を、mitsuがアレクニド側です。

このシナリオは、本来はアレクニド陣営だったヒューマノイドを、テラン側が外交攻勢で引く抜こうとするものです。それを察したアレクニド側が先手を打って、ヒューマノイド惑星を占領。この圧力部隊を、同盟を組んだヒューマノイドとテランで撃破し、都市を奪回するという設定です。
スタート時にはマップにはヒューマノイドしかおらず、5ターン以降にdrでテラン側の機動歩兵が投入されます。
まず、セットアップですが、ヒューマノイド側はVP源となる都市に全ユニットを配置します。確かにこうすれば、アレクニドの高性能爆薬を躱せますが(都市から2へクス以内には配置できない)、当然、アレクニドもそれを想定して、トンネル網を張り巡らせているはずで・・・。
なお、今回、別のデジカメを使ったところ、近距離のピントが悪く、ほとんどがピンぼけになってしまい、とりあえず、判別できるものをアップします。
第1ターン、都市に分散するヒューマノイドに対し、アレクニドが3カ所で突破口を開き、大量の蜘蛛が登場します。が、これは全て、偵察のための労働者ユニットでした。広範囲に拡散した労働者により、敵の長距離兵器や兵士の配置が判明します。
これはまずいと、ヒューマノイド側は攻撃により労働者ユニットを除去しますが、直後にアレクニドの3集団の主力が登場し、長距離兵器を狙って、猛攻を加えます。

都市の地形効果もあり(dr-1)、ヒューマノイド側が健闘し大乱戦になります。が、第4ターンまでにピンポイントで長距離兵器を狙ったアレクニドの攻撃が奏功し、これら全てを殲滅。白兵戦では圧倒的に不利なヒューマノイド側は、全滅を避けるために、やむなく、都市部からの撤退を行います。

そうこうするうちに、テラン増援が見込める第5ターンになりましたが、成層圏での状況が思わしくなく、第7ターンまで降下が見送られます。
第8ターン、ついに輸送艦ロジャーヤングが射出位置に辿り着き、1個小隊の大気圏突入が開始されます。が、整然と射出されたはずの降下は、スカッターにより西側(都市の反対側)に大きくずれます。最後に降下した地区指揮官補佐は、マップ外に墜落して、戦死してしまいます。


余りの混乱ぶりに、天を仰ぐTRIGUN指揮官。

第9ターン、降下後の混乱を収めた機動歩兵群が一斉に都市へと向かいます。地形によりたった一本の道路に集中したところで、アレクニドの高性能地雷が炸裂!1個歩兵が負傷しますが、その脇なら安全なはずと、ユニットがスタックして移動を終えます。
その直後に、隣接へクスにベーコンフライの音!突破口から飛び出した高エネルギー光線兵器が機動歩兵のスタックを焼き尽くし、さらに2ユニットを負傷させます。
同様に、山岳地に進攻した別の分隊と指揮官も、高エネルギー光線と兵士蜘蛛のスタック攻撃を受け、重装備を失います。

これに対し、テラン側は一切の反撃をせず、最高速度で都市へと向かいます。追いすがるアレクニドは、想定地点へ埋設した地雷を次々と炸裂させ、機動歩兵にたゆみなく損害を与えます。
さらに、トンネル網で先回りし、敵の直下から兵士蜘蛛を出現させ、酸鼻な白兵戦に引きずり込みます。
それでも、54ユニットという数の多さを生かし、ひたすら突進したことで、第12ターンには主要な抵抗線を抜け、徐々に都市部に浸透を始めます。

アレクニドも長射程兵器と足止めのための1:1の白兵戦等で、最後まで攻撃を加え続けましたが、敵の本流を押しとどめることができず。
VPとしては、
テラン側:72点
アレクニド側:50点
で テラン側の勝利となりました。
テラン側:72点
アレクニド側:50点
で テラン側の勝利となりました。
アレクニドの埋設地雷25個のうち、21個が爆発し、さらにトンネル網が適切に配置できたので、数々の長距離兵器攻撃や白兵戦が成功し、多くの敵部隊に損傷を与えました。が、戦死6、負傷11、重装備の放棄11と最善に近い結果にもかかわらず、どうにもVP設定が酷くて勝負にならず。もし、重装備の放棄の部隊をVP対象にしなければ、50点:52点と僅差だったので、対戦ではHVYは「得点外」とすることをお勧めします。
