この日、最後にプレイされたのが、もう一つの空戦ゲーム「KOMET!」(CMJ)です。

フライトシミュレーター系が極めて苦手なため、購入を避けてきたのですが、「このシミュゲ」の原稿代代わりに現物支給でいただきまして。三次元が苦手な自分には無理だろうなと、ルールをめくったところ、おお、これは二次元だぁ!早速、ソロをしてみたところ、これが面白い!と例会に持ち込みました。

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システムは非常に簡単で、航空機は直進か旋回しかできません。当然、直進の方が移動力は大きいのですが、敵の背後につくには当然、旋回が必要になります。移動力は、馬力チットを引いてきて、各航空機の修整値を足すだけ。こんな簡単なのに、メッサーシミットはメッサーシミットらしく、マスタングはマスタングらしく、機動するから、あら不思議。

射撃は、敵機の背側面のアークを取った機体のみが行えます。概して、真後ろなら1/3で損傷、1/3で撃墜。側面なら、1/3で損傷、1/6で撃墜です。

お相手は決してSLGが獲物ではないBIBIさんでしたが、3分のインストで即プレイ開始。まずは、P47(BIBI)対Bf109(mitsu)の4機同士の対決です。

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序盤、今ひとつ、感覚をつかめていないBIBIさんのP47を、mitsuの高速Bf109が迎撃します。必殺の高速攻撃は、見事にコックピットを直撃し、一撃でこれを撃破します(dr6)。

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と、この攻撃にP47の僚機が食いつき、さらに敵の僚機が追いかけるという、めまぐるしいドッグファイトに。

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その後、両軍とも巴戦を展開しますが、P47はなかなか射撃ポジジョンを取れず。Bf109は度々、攻撃を加えるものの、厚い装甲板に阻まれ、打撃を与えられず。

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勝負は第3ターンにつきました。損傷したBf109を追って、背後を取ったP47の射撃は惜しくも外れ。この隙をついて、別のBf109がそのP47を捕捉します。至近距離から放たれた射撃は、またも撃墜!高速を生かしたBf109が、重装甲高火力のP47を圧倒しました。

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第二戦は、上級ルールの特殊機動を取り入れて、P51(BIBI)対Fw190の戦いです。特殊機動と行っても、スピードチェック時に★マークのチットを引くと、1枚、特殊機動チットを手に入れ、任意のタイミングで使うというだけのシンプルなシステムです。

序盤、この特殊機動チットが、なぜかアメリカ軍に集中します。背後を取ったフォッケウルフが射撃をしますが、難なくシザーズで躱され、効果なし。

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逆にヨーヨーや急旋回でフォッケウルフが追い込まれ、2機が損傷するピンチに。

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と、第2ターン、耐えに耐えていたドイツ軍に転機が訪れます。ついに、特殊機動チットを獲得。これが、シザーズや急旋回など使えるもので、早速、逆襲に転じ、P51の背後を取ります。この射撃が見事にヒットし、わずか一撃でマスタングを撃墜します。

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こうなると、数を生かしたFw190が巧みなチーム機動で、P51を追い込んでいきます。P51もブレイクなどを多用し、必死に逃げ切りを計りましたが、さすがに多勢に無勢で側面射撃をコックピットに受けて、ジエンド。ドイツ軍の連勝となりました。

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時間があれば、もう一戦行っていただろう、楽しいドッグファイトでした。まだ、表題のコメートやシュワルベ、B17なども出てきていないので、ぜひ、再戦したいものです。