この日に持ち込んだWWⅡ空戦アイテムが「競争試作」(同人GJ)です。同人GJ誌の最終号に載ったカードゲームで、WWⅡの戦闘機開発をテーマにしたものです。

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デザイナーは、同じコンセプトで「建艦競争」(同人GJ)や「戦車協奏曲」(同人)を製作した風間祐一氏。いわゆる架空戦アイテムですが、カードゲームにしたことで、視角化及びプレイアブルになって、それなりの評価を受けています。

各プレイヤーは、航空機産業のメーカーになります。機体カードとエンジンカードを組み合わせて、試作機を作り、それをコンペにかけて、軍の制式採用を狙います。順当に採用されると、次は敵機との制空戦が待っています。これに負けると敗北チットを付けられ(VP-1)、勝つとそれを取り除けます。

通常は、より多くの制式採用を勝ち取って勝利を目指すのですが、中にはVPが「10-戦況レベル」といった迎撃戦闘機などがあり、あえて戦局を不利にしたりすることも。酷いことになると、戦局なんかそっちのけで、ただ採用されればいいと、航続距離0(!)なんて飛行機もありえます(当然、敵機を迎撃できないので、制空戦で不戦敗)。

今回は、同人誌のコンポーネントの都合で、戦況や技術レベルカードや敗北チットが用意しきれず。また、特殊カードが付くと、飛行機の能力が変化し、覚えていられないので、飛行機能力ディスプレイと各種の追加マーカーを自作しています。

第一戦は、mitsuのインストで、エンジョウさん、kawaさん、Tommyさんの4人戦となります。第一期にmitsuがBf109でコンペを勝ち抜き、主力戦闘機の座を射止めると、その後はこの傑作機を改良し、第二期でもこの座を死守します。

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その後も、四式戦闘機疾風やシュワルベなどの開発にも成功し、迎撃戦闘機の採用も勝ち取ります。

これをkawaさんが、エアラコブラ、二式戦闘機、紫電改で追いかけ、追いすがりますが、最後のコンペで寄り切られ、第二位に。

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第二戦は、mitsu・エンジョウ・BIBIの三人戦に。

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毎回、新作機を作らなくても、制式採用された優秀な機体を強化することで、複数の採用を勝ち取れると気づいたエンジョウさん。第二期にフォッケウルフを就役させると、次々とカードを使ってこれを強化。このウルトラ・フォッケウルフがなんと三度にわたり、制式採用を勝ち取ります。さらに、もっともスピードに優れた迎撃戦闘機の座ももぎ取り、圧倒的な優位に立ちます。

これに対し、mitsuもライバルと言えるP51 マスタングを投入し、ヴァリエーションで対抗しますが、あと一歩届かず。そのまま、エンジョウ社の勝利となりました。

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展開としては、とにかくカード巡りを頼りに、状況を見ながらコンペに参加するのですが、第二戦のようにスーパー機が出てくると、なかなか、対抗が難しいかも知れません。また、戦況に従って登場する敵機も、(相対的に第二期あたりまでの飛行機が低性能なこともあり)初期のスピットファイヤやF4Uコルセアがめっぽう強く、後半になるとそうでもないのがやや気になります。

とはいえ、各プレイとも1時間半ほどで楽しめますので、自分だけのオリジナル戦闘機(ジェット・マスタング、とかロケット・紫電改とか)を飛ばしたい人には、たまらないかも。せっかく、追加ポンポーネントを作ったので、もうしばらくやってみようと思います。