「群雄割拠」(WGJ)が一息ついたところで、せっかく埼玉から来てくれた作戦級の鬼Das Reichさんをお誘いしまして。「バルジはきついので、ハリコフはどう?」二つ返事で、対戦になります。

「これも、勝つとお金をくれるんですよね~」

だから、逆だって!お金をもらって、地方例会の凌ぎにするんです!(笑い)

陣営は、ソ連軍(Das Reich)対ドイツ軍(mitsu)です。

第1ターン、南部のソ連軍は、攻撃を控えます。そう、このdrによっては、第2ターンの増援が全く出てこれず、ゲームが崩壊することがあります。そこで、あえて、バランスを取るため、紳士的な対応を取ってくれまして。

「ここで決まっても、面白くないですからね。『第1ターンのソ連軍は、戦闘ができない』とすると、ドイツ軍も戦えると思います。」
 
人一倍、勝負に拘りますが、それ以上に対戦バランスを尊重する姿勢は、さすが、作戦級の頂点にたつ鬼教官です。

これで一息付けたドイツ軍は、南部に歩兵で戦線を張るとともに、遙か、西にいる3個歩兵師団を中央へ向かわせます。そう、こちらもDas Reichさんとaoさんが開発した、ハリコフ完全放棄-中央戦線強化策です。

第2ターン、ソ連軍は南部で猛攻を仕掛けるとともに、キーポイントになるイジェム屈曲部にポポフ戦車軍団を向かわせます。対するドイツ軍は、増援で二重戦線を引くと、快速の装甲増援を持って、屈曲部の遅滞戦術を狙います。

イメージ 1

第3ターン、ついにドネツ河を渡河したソ連軍は、東への延翼を続けるとともに、南部全体で攻撃に出ます。一気にDEの確率が上がる5:1を多用し、2ユニットを除去し、強引に戦闘後前進をかけます。

イメージ 2

これに対し、ドイツ軍は増援を投入して、反撃をかけ、4:1で1ユニットを、3:1で包囲して1ユニットをそれぞれ撃破します。

また、中央部では突出した敵の増援を、快速を生かして東から装甲連隊が、西からはSS装甲擲弾兵師団が挟撃し、2:1ながらこれを包囲殲滅します。

イメージ 3

第4ターン、ソ連軍は数を生かした猛攻を仕掛け、またもや2ユニットを撃破し、鉄道線への突進を続けます。

イメージ 4

これに対し、ドイツ軍は南部では突出した敵を手堅くたたくとともに、ハリコフに籠もる敵歩兵に対し、SS戦車軍団が包囲攻撃をかけ、3へクスを奪還します。

イメージ 5

と、ここでちょっとした「事故」(袖がひっかかった雪崩)が・・・で、時間切れ終了としました。VP計算をしたところ、奪還見込みも含めて、ソ連軍が10VP程度のリードであり、いまだ、ドイツ軍不利とは言え、4:6くらいのバランスにはなっていたかと思います。

一時は、8割以上、ソ連軍有利と思われていたこのアイテムだけに、第1ターンの攻撃制限だけで劇的なバランス改善です。もう、35年以上の「老兵」ですが、バルジと同様に「現役兵」として、十分に戦えますね~。バランス調整ルールとともに、CMJ誌あたりに、中央戦線強化策の投稿(バトルレポート)も有りかな・・・きっと、Das Reichさんが(笑い)。

最後に、結果に満足したDas Reichさんが、一言。

「これなら、連戦できますから、プロ(賭け)ハリコフにもってこいですよ」

ああ、みんな、プロバルジの話題から、おかしいぞぉー! (笑い)