今回、グループ乾坤一擲の平景虎さんが来場し、「Ships & Tactics」(グループ乾坤一擲)のイデオン・地球連合軍デッキをテストプレイすることになりました。バッフクラン・デッキが発表されて以来、待ちに待ったイデオンデッキです。

一体、どんなルールにだろうと説明を受けると、ソロシップが要塞扱いで、イデオンは艦載機ながら艦船として(!)艦載機攻撃を受けるという、納得できる処理に。イデのパワーは、なんとゲーム開始から別カードで与えられていて、条件さえ合えば繰り返し凶悪な威力を発揮します。
例えば、格闘戦では載っているパイロットによりSランクの迎撃ができ、ミサイル一斉射撃では攻撃レベルB以下の攻撃機が全滅します。波動ガンは縦一列に12ダメージという波動砲並みの威力で、イデオンソードに至っては横一列(!)に12ダメージという、ガンドロゥを越える破壊力です。
出撃したイデオンに対しては、指定を受けた相手側が艦載機を繰り出し、イデオンを艦船に見立てて攻撃を実施します。この時、1ダメージでも与えられれば、搭乗パイロットが1名死亡し(「この光が、俺達の運命を変えてゆく光だ…!」)、10ダメージを越えると一時的にイデオンが活動不能になります(デッキに組み込まれる)。ただし、イデのゲージレベルによるバリアと艦船としての対空防御もできるので、ヒットを与えるためにはそれなりの戦力が必要とされます。
これではゲームにならないのではと思われるでしょうが、イデの発動を制限するイデオンゲージがあります。基本的にはソロシップとイデオンにキャラがいないと出撃できず、また、強力なレベル3では3人以上のパイロットが必要で、最強のレベル4では、ルウかメシアがソロシップにいて、かつ、誰かがすでに戦死(!)していることが求められます。
かなり発動条件を厳しくしているので、普通なら中盤から後半にならないと、なかなかイデオンの威力を発揮できない仕組みになっています(が、今回は例外で、そのパワーが完全解放されることに・・・)。
標準に比べると、かなりルールが複雑なので、イデオン・地球連合軍をmitsuが、バッフクランをkawaさんが、星界軍をBIBIさんが担当します。

まず、初期手札ですが、ここでラッキーなことに、ジョーダン・ベスとギジェがおり、イデオンの投入が可能です。あとはキャラが集まるだけと思いきや、3巡目にはカーシャとルウが来たため、イデオンは早くもレベル3となります(波動ガンが使用可能)。
物は試しと出撃し、星界軍を標的にしたところ、なんと敵のデッキには一切、艦載機がないことが判明!(通常型の超攻撃艦隊デッキ)ゆっくりと波動ガンを構えたイデオンは、邪魔されることなく、敵の中心に向かって、イデのエネルギーを解放します。

その後も、安心できる標的となった星界軍は、波動ガンの連射を喰らって、あっという間に半数を失います。
星界軍は必死に地球連合軍を攻撃しますが、一度に1隻しか攻撃できないため、とてもソロシップにはたどり着けず。
ならば、少しでも点数を稼ごうと、星界軍は矛先をバッフクランに向けます。機雷一斉発射で一度に15打撃を与えて、サディスザンを爆沈します。そう、通常艦隊相手なら、十分に強いのですが、イデオン相手では分が悪かった・・・。

星界軍が半壊したため、イデオンの目標はバッフクラン軍に。さすがに、多数の重機動メカを抱えるバッフクラン軍は強力で、ギジェが載ったザンザルブが特攻をかけ、イデオンを損傷させます。犠牲になったパイロットは・・・当然、ギジェ!(笑い)「これが発現か・・・」と最後の台詞を残し、イデオンは波動ガンを発射します。

と、これにより、ついにイデオンは最終4レベルに到達!その後、イデオンソードを振り回し、横一列を昇天させ続けるイデオンを、もはや止めるべくもなく、星界軍・バッフクランとも全滅の一歩手前に。

バッフクランが最後の意地で、ガンドロウと準高速ミサイルを発射し、ソロシップに20を越える損害を与えたところで、ジ・エンド。
終わってみれば、倍以上のスコアを付けて、イデオン・地球連合軍が圧勝。波動ガン発、イデオンソード2発という、大量破壊兵器によるイデオン無双でしたが、確かにさもありなんという展開でした。次は、バッフクランでぜひ、ソロシップを沈めてみたいものです。
