(こちらも、カメラの保存ミスにより、写真はBOXアートだけです)

午後になり、全員が揃ったところで、ちはら会の常連さんたちで「Wizard's Quest」(AH)をプレイしました。Tactics誌に掲載された、追加シナリオ「マルノン物語」からS1「最初の人々」です。

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その名の通り、「Wizard's Quest」の時代を遡り、人間側がマルノン島に入植を始めた時期を扱います。人間側は海辺の城と隣接地を支配し、それ以外はオークが占めています。勝利条件はオークが消滅しターンに、最も多くの土地を持つプレイヤーの勝利に。よって、前半は全員でオーク狩りに精を出し、終盤になるとプレイヤー間の戦争や駆け引きが起こるようになります。

なお、ドラゴンは通常通り、健在で、調停者はおらず、代わりに「流しの魔術師」が登場します。また、各プレイヤーの魔術師は、はじめは登場せず、いずれかの城を攻略すると無償で手に入ります。

ルール説明の後、赤(エンジョウ)・青(mitsu)・緑(BIBI)・黄(kawa)の4色でスタートします。

序盤、リードをしたのは、赤(エンジョウ)。中央に向かって勢力を伸ばし、オークの城を攻略し、魔術師を手に入れます。その後も順調に領土を拡大し、中盤にははや10カ所を越えます。それに、やはり辺境を拠点にした青(mitsu)が続きます。

不運だったのは、若い番号の領土を持つ、黄(kawa)と緑(BIBI)です。オークジェネレーションが集中した上に、オークがより若い番号を初めに襲うことから、領土が波状攻撃を受け、兵力が衰退。それを取り戻すことに忙殺されます。

緑(BIBI)のあるエリアに至っては、主力がいたにもかかわらず、2回のオークの襲撃とドラゴンの襲来(!)が来て、全滅に。兵力の再建で時間が取られます。

中盤から終盤にかけて、絶え間ないオーク狩りにより、敵はあとわずかに。こうなると、誰が勝利できるかですが、終盤にさしかかった時点でのポイントは、一点差ながら、赤(エンジョウ)がリード。
 赤(エンジョウ)11点・青(mitsu)10点・緑(BIBI)9点・黄(kawa)7点 

と、ここで、青(mitsu)に隣接する赤(エンジョウ)エリアに、ドラゴンが来襲。チャンスはここしかない!青(mitsu)はヒーローを国境に派遣すると、ドラゴン狩りの名目で、そのまま、赤(エンジョウ)エリアに侵攻します。これでポイントは逆転し、あとは最後のオークを狩れば勝利のはずでしたが・・・。

ここに来て、復活の緑(BIBI)がオーク狩りで、青(mitsu)とポイントで並びます!そのままだと、緑(BIBI)と青(mitsu)の合同勝利に。思案に思案したあげく、青(mitsu)はあえて単独勝利を狙って、オークを滅ぼさずに、緑(BIBI)の領土を削ります。

最終ターン、ドラゴン襲来と領土拡張が行き詰まった黄(kawa)の動向、そしてプレイ順が、ゲームを決めることに。まず、最強のドラゴンが飛来したのは・・・赤(エンジョウ)エリア!これで、脱落かと思いきや、ドラゴンの食欲が低く(dr2)、1ユニットが生き残って、首の皮1枚で希望をつなぎます。

続いて、領土拡張が行き詰まった黄(kawa)が侵攻先に選んだのが、緑(BIBI)でした。これにより、1ポイントが減った緑(BIBI)は、取り返すべく、青(mitsu)領に進攻。これで、青(mitsu)・赤(エンジョウ)・緑(BIBI)の全員が11点で横並びに!

これ以上ゲームを長引かせたくない青(mitsu)は、最後のオークを攻略し、再び、単独12点とリードします。

そして、最後のプレイヤーとなったのが、赤(エンジョウ)でした。全ての増援を南部に集結させると、青(mitsu)エリアの攻撃に移ります。数で勝る赤ヒーロー対drに有利な青魔術師の決戦は・・・赤(エンジョウ)の勝ち!これにより、獲得領土数が変更になり、赤(エンジョウ)の大逆転勝利となりました。
 赤(エンジョウ)12点・青(mitsu)11点・緑(BIBI)11点・黄(kawa)10点 

ああ、面白かった!シンプルでかつ適度なランダムイベントがあり、プレイヤーの読みと運がうまく連動した展開となりました。それでいて、長くても90分程度で終わるプレイアビリティ。やっぱり、このアイテムは面白いです。追加シナリオの「マルノン物語」も後5つあるので、ぜひ、残りもプレイしてみたいものです。