オープニングすごろく(?)の後、店長高橋さんのインストで、「国防軍の夜」(ピリオドゲーム)をmitsu・平・BIBIの三人でプレイしました。ドイツ国防軍内の派閥争いをベースに、クーデターまたは戦争終結(ドイツによる勝利)を目指す、協力及び競争型のこのアイテムです。詳しくは、三楽堂HPのリプレイをご覧ください。
https://www.youtube.com/channel/UCHTQcfSL_j54QjQaqtXBIqA
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序盤、ほぼ史実のようなドイツ周辺地域の合併となります。各勢力は、指揮下の将軍(前線部隊)を投入し、ポーランド、ラインラント、スペイン、チェコスロバキアなどに軍事侵攻します。優秀な軍事力に、drも味方し、幸いにして第二次世界大戦が勃発せずに、各地域の制圧に成功します(これはかなりカード巡りがよかったようで、いきなり、対フランス戦やバトル・オブ・ブリテン、独ソ戦!になることもあるそうです)。

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この時、各陣営はドイツ陸軍の要職(総司令官、参謀総長、予備役司令官)を分割していたのですが、先手で兵力を投入できる平総司令官が優勢となります。序盤が終わった時点で、平総司令官が7点、BIBI予備役司令官が3点、mitsu参謀総長は0点と差が付きます。

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ドイツ自体は極めて順調ですが、このままでは負けると思ったmitsu参謀総長は、平総司令官に権力闘争を仕掛け、この職を自陣営に奪ってしまいます。先手を決められる総司令官と他の陣営の参加をキャンセルできる参謀総長の組み合わせは圧倒的で、mitsu陣営主導で対ノルウェイ戦、対フランス戦に勝利し、一気にVPを逆転します。

これに危機を覚えた平陣営は、お返しとばかりに参謀総長職を奪取。こりゃ、泥沼の権力闘争が始まるかと思いきや・・・このタイミングで地獄の独ソ戦が勃発!

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さすがに、史実をよく知るベテランゲーマーとして、各陣営は内部抗争なんて放り投げて、東部戦線に全力を傾注します。それでも、ソ連軍は強力かつ執拗(各戦線で3回勝利しなければならない!)で、一時は北方軍集団が崩壊し、ドイツ国内まで攻め込まれます。が、南部戦線を制圧したことで、補充が途切れ、押し返すことに成功します。

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で、また、このタイミングで、なぜか、バトル・オブ・ブリテンが発生(誰が二正面作戦なんて始めたんだぁ!)。ゲーリングのいい加減な作戦(mitsuのdr)で、ルフトヴァッフェがこそぎ、削られます。が、東部戦線では、装甲軍団の効果的な活用により、再び、ソ連邦奥深くに侵攻します。

と、ここでアメリカが参戦。大陸反攻が起こりえることになりましたが、確率はわずかに1/6。アメリカが上陸する前に、独ソ戦に片を付けると、ドイツ国防軍は「一致団結」してタイフーン作戦を発動し、モスクワ入城直前まで行きましたが・・・ああ、ここで平さんの振った、アメリカの反攻drは「1」!ウソだろう!!!

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カレーに上陸した米英連合軍は、無人の西武戦を駆け抜け、ベルリンを占領。綺麗なまでのドイツ軍の逆転敗北(!)となりました(笑い)。

いやー、初プレイでしたが、十分、面白かった。戦線展開としてはかなりドイツ軍に有利だったそうですが、BIBIさんはマンシュタインを投入したにもかかわらず1を連発(将軍負傷)。mitsuは、バトル・オブ・ブリテンでドイツ空軍を全滅させるという低ロールぶり。極めつけは平さんで、「1」以外ならOKだったアメリカ軍の大陸反攻を、ピンできっちり決める「律儀さ」(笑い)。作戦手腕は完璧だったのに、「ここ一番でピンを出せる漢たち」の面目躍如でした。

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今回はウォーゲーマーらしく、権力闘争よりもドイツの勝利(軍事行動)が優先となったのでドロドロ感は少なかったのですが、純粋に戦争シミュレーションと見ても面白かったです。表題通り、ドイツ国防軍内の権力闘争に、いわゆる欧州キャンペーンの要素が入り、初見ではちょっと複雑かも知れません。が、おそらく数回すると、コツがわかり、デザイナーが目論んだ(?)泥沼の政治抗争になるかも。

ともあれ、スムーズなインストをしていただいた高橋店長さん、どうもありがとうございました。