例会の後半、CURRY作りが一息ついたところで、メンバーを入れ替えて、Fantasy級マルチゲームをプレイします。傑作「Wizard's Quest」(AH)の追加シナリオ2「オーク王、リューブ!」です。陣営は、青(高橋)・黄(kawa)・紫(BIBI)・緑(mitsu)・橙(平)です。
ある王国で廃嫡された王子が、失意のうちにオークの谷に逃れます。その名は、金髪の王子リューブ。普通ならオークの餌食になるところですが、代々、オークには伝説が伝わっていました。いつか金色の王が、オークを光に中に導くと。オークを味方に尽きたリューブは、自分を捨てた人類に復讐を開始します・・・。
このシナリオでは、山岳地域がオークの巣になっており(全エリアに3戦力)、さらにリューブの籠もる城には8戦力が追加されます。

ゲームは、オークの蜂起からスタートします。いつになく大量のオークが、山地から周辺部に向かって一斉攻撃をかけます。ヒーローなどごくわずかな例外を除き、全ての国が被害を受けます。最も酷かったのが、リュークの城に隣接していた青(高橋)で、初期配置の1/3近くを失う羽目に・・・当然、領土は荒廃し、5エリアを確保するだけに。逆に順調だったのが、山地から最も遠い橙(平)で、領地は8とダントツです。
衰えたとは言え、第2ターンもオークの攻撃が続き、これを凌いだ第3ターンから、人類の反撃が始まります。周りから1エリアずつ、各勢力が領地を奪還し、さらにオークの領土に攻め込みます。5勢力という数が物を言い、オークを押し切ります。
リューブも健闘しますが、第4ターンが終わった時点で、オークの領土は数エリアに。この時点で、トップは緑(mitsu)で10エリアを確保しています。これに、青(高橋)と橙(平)が9エリアで続き、黄(kawa)が8エリア、紫(BIBI)が7エリアとなります。

最終の第5ターン、1エリアをオークに取られたものの、トップの緑(mitsu)が反撃でこれを下し、暫定10エリアに。と、その後、黄(kawa)の攻撃で1エリアを失い、なんと、青(高橋)・黄(kawa)・緑(mitsu)・橙(平)の4人が、9エリアで並びます。
ここで、最終プレイヤーになったのは、7エリアの紫(BIBI)。手持ちのカードを熟読すると、まず、緑(mitsu)を削り、8エリアに。と、ここで、追加キャンペーンを実施し、渡水攻撃により、橙(平)エリアを奪取。その結果は・・・青(高橋)9点・黄(kawa)9点・紫(BIBI)9点・緑(mitsu)8点・橙(平)8点と、見事な逆転勝利でした。

いやー、面白かった。初めはオークが極めて強力なため、各勢力は協力して戦いますが、人類の勝利が見えてきたところで、人間同士の内ゲバに雪崩れ込む展開は秀逸。残り4シナリオがあるので、ぜひ、プレイしてみたいものです。