この日の緒戦は、こまいふさんのマッチメークもあって、MCさんとの「シン・関ヶ原」(GJ)です。MCさんは若さに似合わず、かなりの論理派で、西軍による「早期の畿内制圧作戦」を考え出しています。当然、陣営は西軍(MC)対東軍(mitsu)となります。

序盤、西軍は大和の増田を攻め、これを陥落させます。ところが、確率的には落ちるはずの山城が第1ターンに落ちず(!)。それでも、第2ターンには伊賀経由で伊勢まで進出し、丹後攻略と合わせて、10VPを獲得します。

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これにより、「秀頼」投入が可能となり、第4ターンには南近江を落とし、一時的に「秀吉恩顧」が見込める12VPに。

これに対し、東軍は「約束状」を持って、山城の吉川を中立化し、さらに後詰めで南近江に進出した毛利も中立化させます。その上で東軍先鋒で伊勢を奪還します。

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第5ターン、後方から駆けつけた家康・黒田隊と宇喜多隊の決戦となります。結果は、東軍の勝利で、兵力的に東軍が優勢に立ちます。

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が、ここからが、西軍の遅滞戦術の見せ場でした。常に先手をとると、決戦を避け、足止め部隊で時間を稼ぎます。兵力差は広がるものの、巧みな「捨てがまり」によって、東軍は一歩も畿内に進入できず。

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最終ターンに、西軍が佐竹を参戦させたことでVPで差を付けます。結果、ほとんど西軍の主力は壊滅したにもかかわらず、判定勝ちになりました。

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個人的には、味方の増田を攻めるのはどうか、とか、盤上だけなら西軍の戦略的敗北、とか、史実的には「?」はありますが、ゲームとしては確かに有効でして。

このあたりは、「早期の畿内制圧作戦」を10戦以上やり込んだという、対戦差が出たかと思います。まあ、それでも東軍が対抗策を出して、最終ターンまで圧力をかけ続けたので、今回はよしかな~。