この日の緒戦は、久々に「バルジ大作戦」(CMJ)に。はじめはDas Reichさんが「朝鮮戦争」(CMJ)と二面打ちしていたので、セットアップの都合で、連合軍をmitsuが、ドイツ軍をDas Reichさんが担当します。
連合軍のプランは、前線を薄くしても機動予備を増やす「北の防人」作戦です。これに対し、ドイツ軍は第5装甲軍の全装甲師団を中央部に向けます(ほぼ、鹿内ギャンビット)。
第1ターン、ドイツ軍の攻勢は、ほぼ想定通りの範囲に収まります。中央は損害も与えるも突破ならず。「北の防人」作戦をとっているため、高比率で2ユニットが除去されますが、南部で3:1でEx2が出たのが僥倖かしら。


連合軍も想定通りに、機動予備を使い、北部を封鎖するともに、中央から南部にCCでスクリーンを張ります。
第2ターン、めったに想定通り降下しないハイトが、きっちり降ります。しかも、シェーネアイフェル高地の真裏に!北部の要の2個歩兵スタックが包囲攻撃を受けます。第一撃は耐えたものの、第二撃でここを突破されます。まずいことに、CCを隘路に配置したため、深い森を通れず、貴重な機甲部隊を遊兵にしてしまいます。

やむをえず、連合軍は第2ターンの増援を使い、エルゼンボルン尾根沿いに戦線を引きます。また、敵の中央での停滞に助けられ、一時的にバストーニュ・ドームの形成にも成功します。

第3ターン、ドイツ軍はエルゼンボルン尾根に襲いかかりますが、地形効果により、ここは抜けず。正面突破は厳しいと見たドイツ軍は、装甲師団の多くを中央部に迂回させます。

連合軍は、バストーニュに空挺スタックを突入させると、道路遮断に突出した装甲擲弾兵連隊を機甲で包囲し、殲滅します。

第4ターン、なおも北部では2個装甲師団が消耗戦を仕掛け、Exながら敵に圧力をかけます(本来なら、もう少し低比率になるはずだったのですが、第2ターンのハイトの降下成功と主力の消耗が影響しています)。そして、中央迂回をした4個装甲師団相当(第6SS及び第5装甲軍+増援)がウェルボン付近の連合軍哨戒線に攻撃をかけ、撃破します。

連合軍は、やむなく、歩兵部隊を犠牲にして、早くも時間稼ぎの二重戦線に。

第5ターン、事態を大きく変えたのが、北部での3:1攻撃でした。ここで、ドイツ軍会心のピンゾロ-D2R!これで、北部正面戦線の2個連隊が包囲され、実質上、スパの防御はほぼ不可能になります。


が、このターンからイギリス軍が登場。撤退ができない第82空挺師団の2ユニットを足止めにすると、リエージュ-ヴェルヴィエを結ぶヴェストル沿いに、背水の陣を敷きます。
一方、南部ではユニット数で勝るドイツ軍が延翼運動でヌシャトーを半包囲をしつつありました。が、隘路に入り込んだ装甲擲弾兵連隊を、連合軍は巧みな機動で退路遮断をすると3:1で包囲攻撃します。これが見事に成功し、ヌシャトー防衛と南部の増援がほぼ確実になります。

第6ターン、ドイツ軍はなおも攻勢を続け、4:1でミューズ沿いの1個連隊を除去します。ここから、強引に1個師団がリエージュの西部市街地に突入し、郊外にいた2個歩兵連隊に2ステップロスを与えます。が、ここがこのターンの限界で、どうにか連合軍はヴェルヴィエを確保しています。

ここで、Das Reichさんが帰宅のため、時間切れで終了となりました。現在、ドイツ軍は4都市を取れる算段で(サンビットがまだ落ちず!)、drが冴えればヴェルヴィエも奪えるかもしれません。また、連合軍部隊が30個弱、壊滅しており、突破による得点も5点以上が見込めます。(最大85点前後)。

一方、ドイツ軍も5ユニットほど壊滅し、かつ、北部の先鋒部隊が大きく消耗しているため、反撃によっては10点単位でVPを失う恐れがあります。よって、第8ターンでドイツ軍が60点を確保できるかどうか(または取らせないか)は、微妙なところでしょう。