この日の緒戦は、にしさんのリクエストの「ノルマンディの切り札」(CMJ) です。ノルマンディ戦では珍しいCDSのキャンペーンで、CMJ誌の最新作になります。システムは以前、テストプレイをした「マンシュタインの切り札」(CMJ)とほぼ同じで、手堅い展開にカードドリブンで色を付けた印象です。

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攻撃側の連合軍をmitsuが、防御側のドイツ軍をにしさんが担当します。

まず、上陸ターンですが、2個空挺師団がスカッターするものの、損害はなし。続く、上陸戦闘ではジュノー海岸で1損害は受けたものの、無事に上陸に成功します。

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第1ターン、連合軍は「揚陸」を使って、内陸部への侵攻を行い、第716歩兵師団を包囲殲滅します。また、オマハビーチでは、第352歩兵師団を撃破・後退させます。

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更なる兵力展開をしたいところでしたが、先々の効果を考えて、あえて「後方攪乱」をプレイします(ドイツ軍デッキに、混乱カードが入る)。

ドイツ軍は、「戦略移動」等を使って、とりあえず、戦線の構築をします。

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第2ターン、早期のシェルブール攻略を狙って、コタンタン方面に機甲師団を投入し、空挺部隊との連携で、第709歩兵師団を包囲殲滅します。また、カランタンの包囲を狙って、歩兵師団による単独攻撃をかけますが、これはEXとなります。

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すかさず、ドイツ軍は後方に待機していた装甲教導師団を投入し、これを固めます。

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第3ターン、当初の計画通り、シェルブールに取り付いた歩戦3個師団がこれを強襲し、艦砲射撃と合わせて、要塞の一角を占拠します。

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と、ここで、バイユーに取り付いていたアメリカ軍の歩兵師団スタックに、ドイツ軍が巧みな機動で1:1の包囲攻撃をかけます。結果は、A1/D2となり、アメリカ軍は2ステップロスとなります。

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アメリカ軍は装甲師団の逆包囲を狙いましたが、装甲師団は補充で戦力を回復すると、素早く撤退をします。ならばと、バイユーにアメリカ軍の3個歩兵師団が強襲をかけ、敵の高射砲師団を撃破します。

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第4ターン、シェルブールを予定通り、陥落させると、その兵力を転用して、カランタンを強襲します。もはや保たないと判断したドイツ軍は、これを放棄します。

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第5ターン、敵の注意が中央から西側に向いている隙に、今度はイギリス軍が攻勢でます。シェルブールが落ちているために「モントゴメリー」の効果は4作戦値となり、カーンの南岸に対し、5個師団での強襲をかけます。都市効果(2シフト)も物ともせず、drが冴え、これを奪取します。

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第6ターン、連合軍は戦線を押し上げると、中央付近で高地に籠もっていた装甲師団を、2回にわたり強襲し、これを壊滅させます。

転機となったのは、第7ターンでした。今度は、東のサンロー方面でアメリカ軍が攻勢に出て、側面を突破。ドイツ軍としては、後退を余儀なくされます。と、ここで、2回にわたる「後方攪乱」が効果を発揮します。わずか4枚の手札に「混乱」が2枚も来ていたため、連合軍の突進に後退が追いつかず。

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サンローに続き、要衝ビールが陥落し、2個装甲師団が包囲下に残されます。

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第8ターン、この2個師団を包囲殲滅すると、アヴランシュへと続くヴィルビューを包囲し、強襲でこれを陥落させます。

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この時点で、アヴランシュには1個師団しかおらず、VPは19.5点に達し、連合軍の勝利は確実かと思われましたが・・・。

勝負を決めるはずのアヴランシュ攻撃は、わずかにD1。ステップロスで耐えたところに敵の増援が到着します。

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なおも、第二次強襲をしかけ、1損害でも与えれば、まだ、可能性はあったのですが、まさかのA1。この時点で、アヴランシュの攻略は、不可能になりました。

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最後に残されたのは、後方で孤立するクータンスのみ。実は、最終ターンにはじめからクータンスを攻撃していれば、ほぼ攻略できたのですが、これを町と勘違いしていて、攻撃が遅れまして。最後の最後に、2:1の急襲を賭けたのですが・・・ああ、drが届かず。

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結局、19.5VPのまま、引き分けに終わりました。

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凡ミスで勝ちを逃したものの、ゲーム展開は実に小気味よく・・・早速、陣営を入れ替えて、第二戦に。連合軍をにしさんが、ドイツ軍をmitsuが担当します。

序盤、連合軍は、無事に上陸を果たすと、兵力を増強して、順当に戦線を押し上げます。

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と、前回のプレイが効いたのか、コタンタン半島に4個師団を投入して、シェルブールの早期攻略を目指します。

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一方、カーン方面では、第3ターンに機甲師団を集中し、中央寄りの歩戦スタックを攻撃し、これを後退させます。

が、これは、やや突出しすぎでした。ドイツ軍は装甲師団をかき集めると、その両翼を突破。2個師団を包囲下におきます。

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第4ターン、連合軍はこれを解放しようと、再攻勢に出ますが、いかんせん、イギリス軍のみでは、部隊数が足りません。かといって、アメリカ軍はコタンタン半島に主力が集中しているため、増援を差し向ける余裕もなく。

連合軍は、艦砲射撃と低オッズのExで装甲擲弾兵を撃破しますが、これで薄くなった戦線を装甲師団に打ち破られ、包囲下攻撃でさらに2個師団が昇天します。

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止めは、捨てずにとっておいた「水際作戦」で、これにより、連合軍のVPがマイナスに転じ、サドンデス負けになりました。

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自分にとっては、これまで師団級のノルマンディ戦でよい評価のアイテムがなかったのですが、これは十分に面白い!デッキ構築の要素も有り、カード周りが決まったときの高揚感と逆に思うようにならないままならなさもよし!まだ、しばらく、やり込んでみたいですね~。