今回も仕事の合間を縫って、圏央道の高速走行で茨城会に行ってきました。気がつけば、この一年間で6度目の参加となり、準会員も近い?!

会場入りすると、Sinyamagさんとにしさんが、積み木の戦術級アイテム「COMBAT INFANTRY」(Colombia Games)を開始しており。こちらは、Dデイとその後の2シナリオまで進んでいたようです。

かみさんと水戸爺さんは、ファーストガンダムの戦略級「一年戦争」(TDF)をプレイしていて。みなさん、ガンダム世代とあって、「グラブロが」とか、「ついにビグザムだ」とか、「クランプって誰?」とか、プレイそのものよりガンダムトークの方が盛り上がっていました(笑い)。

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自分は、str会長とこまいふさんと予定していた「壬生狼顛末記」(WGJ)を対戦しました。インスト開始後に、山田さんが来場したので、推奨の4人プレイとなります。

このゲームは、いわゆるユーロ系の組織マネージメントゲームです。各人は幕末京都の新撰組や見回り組などの武装警察チームとなり、配下の隊士を使って、警邏や改め、各種調達等の任務をこなし、兵糧・資金・人材・情報を手に入れます。これにターンごとに、相撲興行や武器調達など新規任務が加わり、組織力の強化を図ります。

ある程度、運営に目途が立つと、隊士を内偵や不定浪士捕縛などに向け、VPを手に入れます。また、イベントで池田屋事件や禁門の変が起こるので、武器を購入したり、隊士を訓練したりして、戦闘力を高めて解決を目指します。最後は、2/3の確率で戊辰戦争が起こり、高戦闘力が必要だけれども飛び抜けてVPの高い戦績を獲得するチャンスとなります。

各任務は1チームだけでは達成に手間がかかるので、お互いの動きを見ながら、協力して任務達成を図ることが効率的です。隊士の数が多い順に、それが同じならば先に隊士を投入した2チームまでが、任務のボーナスを受け取れるので、丁々発止の駆け引きが起こります。手堅い任務で資源を増やし不定浪士捕縛でVPを積み重ねる手や、一発逆転を狙って武器調達に走り戦役にかけるなど、複数の勝ち手があります。各人の個性と戦略、流れを読む洞察力、そして最後は運が物を言う手頃なアイテムです。

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第一戦は、基本ルールのみでプレイします。陣営は、青(mitsu)・紫(山田)・橙(こまいふ)・赤(str会長)です。

序盤、各陣営は警邏や資金調達、物資調達などで、資源の確保を進めます。青(mitsu)と赤(str会長)は警邏で地道に評判を上げ、少しずつ資源を蓄えていきます。紫(山田)は名声の低下などどこ吹く風で、改めや物資の略奪で資源を稼ぐと、不逞浪士捕縛にかけてVPを狙います。橙(こまいふ)は、隊士の訓練にいそしみ、来たるべく戦闘に備えます。

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それぞれが戦略に基づき、組織を拡大していった中盤を過ぎ、第5ターンに大きく事態が動きます。いきなり、戊辰戦争が勃発!こうなると、なりふり構わず、各陣営はVPを取り行きます。紫(山田)は戦争が起こっても規定通り、不逞浪士捕縛に血道を上げ、橙(こまいふ)は、捕縛と箱館攻防戦に隊士を投入します。赤(str会長)は、この期に及んでなぜか相撲興行!(笑い)

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青(mitsu)はここまでに貯めた資金を使って大砲を購入すると、箱館攻防戦にかけます。結果、見事に5VPの戦績を得て、橙(こまいふ)と赤(str会長)を鼻の差で抑えて、12点で勝利しました。

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第二戦は、選択ルールの支援者カードを取り入れます。伊藤甲子太郎や近藤勇、佐々木只三郎など、史実の佐幕側キャラを2枚ずつ受け取り、各種資源を増やしたり、VP計算の特典を得たりします。

ここでも各陣営は、ほぼ同じ戦略で望みます。紫(山田)は隊士を投入して物資を強奪し、橙(こまいふ)は金が全てとばかりに資金集めに走ります。青(mitsu)はちゃっかり二番手効果で、警邏・物資調達に絡み、主力は内偵で情報集めに。赤(str会長)は警邏と資金調達で運営資産を増やします。

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第2ターン、池田屋事件で紫(山田)が動きます。たれ込みの情報を持って、御用改めをかけ、浪士一人の捕縛に成功します。情報の大きさに気がついた青(mitsu)は任務改めで大量の情報をゲット。赤(str会長)は相変わらずの警邏に、訓練で練度を上げます。橙(こまいふ)は米がなければ隊士を雇えぬと、物資調達へ。

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中盤になると、橙(こまいふ)と青(mitsu)が捕縛に走り、その他は相変わらずの警邏と物資・資金調達に奔走します。

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迎えた第5ターン、再び、戊辰戦争!橙(こまいふ)はここが最後と、副長土方が隊士を粛正して(局中法度!)名声を上げ、武器調達でVPを稼ぎます。

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他は一発逆転を狙って、会津攻防戦と箱館戦争にはせ参じます。紫(山田)は鍛え上げた剣士を投入するも、箱館で勝てず。二兎を追う青(mitsu)は、新式銃を投入した会津攻防戦では名をあげたものの、箱館では敗北。結果、3部隊を投入した赤(str会長)が5VPを獲得し、僅差で橙(こまいふ)と青(mitsu)を押さえて勝利しました。青(mitsu)は、21点を獲得したものの、名声の失墜(-10VP!)が祟って、連勝を逃しました。

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第三戦は、各人がかなり練られてきて、高得点の争いになります。序盤、相変わらず、警邏に走る赤(str会長)と青(mitsu)に対し、紫(山田)は珍しく地道な内偵に。代わりに橙(こまいふ)が、がつんがつん、テロリストを検挙するという、ちょっとキャラ変のプレイに。こりゃ、支援者の能力が絡んでいるに違いない?!

で、またも事態が動いたのは、第3ターンの池田屋事件でした。紫(山田)が本領発揮で3隊士を投入し、見事に2人を捕縛し、トップに立ちます。青(mitsu)は資金集めに、橙(こまいふ)と赤(str会長)は後々のための資源調達を進めます。

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第4ターン、きっと大きな戦があるはずと、橙(こまいふ)と青(mitsu)は武器の購入を行います。と、ここで赤(str会長)が乾坤一擲の禁門の変!わずか2戦力ながら、プチ戦績をあげることに成功します。

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いつもなら戊辰戦争が起こる終盤ですが・・・なんと、護衛と幕臣取り立てで、明治維新は起こらず!こりゃ、地道なVP勝負になると睨んだ各陣営は、護衛と取り立てで名声を上げ、秘密裏の支援者能力での積み重ねを狙います。最後にVP計算をした結果、3人が20点越えのハイスコア争いに。結果、3人の浪士を捕縛した紫(山田)が抜けだし、初勝利となりました。

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先にも書いたとおり、このゲームは複数の戦略が有り、流れを読みながら取り組む楽しさがあります。二戦目から取り入れた支援者が、各陣営のキャラ立ちを高めるので、これも良しです。プレイも1時間程度と非常にお手頃。今度は、ちはら会に持ち込みます。

最後のイメージは、3人が持ち込んだ「壬生狼ジェット・ストリーム・アタック」?!どんなアイテムでも複数買いのこまいふさんは「言ってくれれば、あと二つ、持ってきたのに」だって!(笑い)

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