最後にkawaさんと、久しぶりにB級戦闘級アイテムの「ラウンド・ヴァーニアン」(ツクダ)をプレイしました。今回のシナリオは、第26話「新型RV出撃!」です。
kawaさんに希望陣営を聞くと、機体(ドギルム)の揃っているククトニアンがいいとのこと。確かに、ジェイナス側はバイファム、ネオファム、トランファムの3機にジェイナスを加えた実質4機で、かつ、全て性能と特殊ルールが違うため、かなり面倒です。が、なんとか、ちはら会のB級魂で乗り切りましょう。

第1ターン、両陣営は機体を加速させ、ゆるやかに接近を図ります。ジェイナス側は艦艇の支援(対空射撃)も考えて、加速はかなりゆっくりです。このターンは、大きな操縦ミスもなく、両軍とも(バイファムを除いて)遠距離ながら敵を2機程度ずつ、視認します。

ここで、すかさず、ネオファムが遠距離射撃し、ドギルムの2号機に見事に命中弾を出します。しかも、武器を持つ右手!一気に状況を有利にできる可能性がありましたが、残念ながら、距離による威力の減殺で、損害はなしになります。
第2ターン、両軍は接近を続けますが、ここで敵がジェイナスの30へクス以内に。艦内に積んであるモノリスが、エキストラ力線を発生させ、ククトニアンのレーダーが全く使えないことに。
こうなると、ジェイナス側が一方的に射撃しますが、距離があったためと敵が十分な防御PPを投入していたため、命中弾はなし。

第3ターン、このままでは一方的に撃たれると判断したククトニアンは、バーニアを全開にして、接近を図ります。両軍が中距離となり、同じくジェイナス側が射撃しますが、ククトニアンがPPをフルに防御に廻していたため、命中弾はなし。ちなみにこのターンは、トランファムがパネルチェックに失敗し、一時的にレーダー追尾を失います。

いよいよ、両者が目視距離に入る第4ターン、読みの違いが明暗を分けます。ククトニアンはさらに加速をかけ、敵の後方に回り込んだ(と思われる)所で、ターンをかけます。うまくすれば、敵の背後を取れるはずでしたが・・・ジェイナス側はこれを読んでいました。ターン-バーニア-ターンの機動で制動をかけます。結果、敵の裏を取ったのは、ジェイナス側でした。

まず、バイファム7(ロディ)が敵の指揮官の1号機に背後から射撃を行い、見事に右手に命中!ランダムdrで武器に命中となり、ドギルムは強力なハンドキャノンを失います。また、ネオファム(バーツ)は3号機を攻撃し、右足を破壊。このショックで、パイロットはパニックに陥ります。そして、レーダー捕捉に成功したトランファムは、2号機に命中弾を出しバーニアを破壊し、敵を恐慌状態にします。
ククトニアン側は1号機のみが攻撃可能でしたが、なぜかバイファム7(ロディ)だけ目視に失敗し、射撃できず。
第5ターン、いまだ、パニックから回復しない敵に対し、機体を旋回させたジェイナス側が加速をかけ、攻撃に移ります。が、ここではじめて、ジェイナス側に不運が。最もPPの高いロディの乗るバイファム7が、パネルチェックに失敗。結果はなんと、武器の故障!
ジェイナス側はやむなくパニック状態のドギルム3号機に射撃を集中し、バーニアとハンドキャノンを破壊します。
第6ターン、擦れ違い後、お互いに制動をかけ、再び、目視距離に接近した両者は一斉に攻撃を行います。まず、バイファム7(ロディ)が敵の動きを読み切り、敵の背後に!これを予測していなかった3号機は、回避もできずにもろにパンチを食らいますが・・・命中箇所はまさかの右足。厚い装甲に阻まれ、効果なし。
次にネオファム(バーツ)が2号機に的を絞り、強力なハンドキャノンを発射。が、ここでまたもや武器の故障!しかし、後方から対空砲火を撃ちまくっているジェイナスの一発が2号機に命中し、カメラアイを破壊してしまいます。エキストラ力線でレーダーが使えず、目視もできなくなった2号機はただの的に。
これで、ジェイナス側で射撃可能なRVはわずかにトランファムのみに。が、ケンツとマキの乗るトランファムが、乾坤一擲とハンドキャノンを発射します。決して高いとは言えない命中率でしたが、ガンナーのマキが抜群の冴えを見せ、1号機に命中弾!これが見事に腹部を吹き飛ばし、指揮官機を爆発球に変えました。

同時に、ククトニアン側の攻撃も行われましたが、目視のためにPPが取られ、命中率が低下。かつ、drにも恵まれず、攻撃は失敗に。
と、この時点で、例会の終了時間に。
ジェイナス側はバイファムとネオファムがハンドキャノンを故障させたものの、VPに響くような損害はなし。ククトニアンは最もPPの高い1機を撃墜され、かつ、残った2機もハンドキャノンを破壊または遺棄。さらに3号機はアイを破壊され、攻撃ができない状況に。(もとより、エキストラ力線でレーダー確認はできない!)
ククトニアンはバーニアを破壊されていることから、逃走はほぼ不可能で、このまま、続けると、おそらく、強力なハンドキャノンを持つトランファムとビーム砲だけの3号機の一騎打ち次第でしょう。これから、ジェイナス側有利で終了としました。
これで、2シナリオをプレイしたわけですが、わずか3機ずつ(ジェイナスを入れれば、4機)の戦闘にもかかわらず、1ターンに付き、たっぷり30分はかかるハード級でした。ツクダ製はただでさえ、人を選ぶのに、さらに高いハードルのアイテムでしたね~。最後のシナリオなど、なんと16機が出てくる設定で、一体誰が(あるいは何人いれば)プレイできるのでしょうね?