例会の最後に、にしさんがお得意の「ノルマンディの切り札」(CMJ)を対戦しました。前回と陣営を入れ替えて、連合軍(にし)対ドイツ軍(mitsu)です。
進攻ターンは、空挺1個師団のスカッターはあったものの、損害は全くなく、連合軍が完全上陸を果たします。
第1ターン、両軍とも戦線構築に精を出し、カーンからカランタンのラインで対峙します。

第2ターン、連合軍はカーン前面の平地にた第21装甲師団に強襲をかけ、これを敗退させます(損耗)。一方、シェルブールの早期確保に向け、コタンタン半島で攻勢に出ます。

第3ターン、なおもカーン前面の攻勢は続き、連合軍のdrもよく、112高地にいた第21装甲師団が壊滅します。が、すかさず、装甲教導師団を送り込んで対処します。一方、コタンタン半島では戦線を抜け出したアメリカ軍3個師団がシェルブール攻略に着手します。

第4ターン、強襲に次ぐ強襲でシェルブールを奪取した連合軍は、物量に物を言わせ、再び、112高地に突撃を行います。ここでもハイロールで、装甲教導師団を損壊状態に。ドイツ軍はやむなくカーンにいた第2装甲師団と入れ替えますが、連合軍は今度はカーンを急襲し、ドイツ軍の歩兵師団を殲滅し、これを奪取します。

第5ターン、ドイツ軍を厄災が襲います。カーン南部にいた装甲教導師団が一撃で壊滅(またもハイロール!)。戦線に大穴が開いたにもかかわらず、交通妨害と低コストカードしかなく、ドイツ軍は対応できず。この時点で敗北は必至かと思われましたが、慎重な連合軍はポケットの掃討に向かい、大突破はせず。

第6ターン、第2装甲師団と高射砲連隊が犠牲になる間に、ドイツ軍はSSの装甲師団増援でなんとか戦線を引き直します。一方、シェルブール攻略を終えたアメリカ軍は、遅まきながらサン・ローを奪取し、こちらでも攻勢に出ます。

第7ターン、戦線の間隙を突き、アメリカ軍が一気にヴィールとヴィルデューを奪取します。が、ドイツ軍は、前線からなけなしの戦力を引き抜くと反撃に転じ、歩兵1個師団を包囲損耗させます。

第8ターン、これを救わんとするアメリカ軍がさらに外からの包囲を行いますが、あと一歩及ばず、歩兵1個師団が壊滅します。怒り心頭の米軍は6個師団を集中させ、ヴィルデューを再奪取します。ならばとドイツ軍は、今度は中央を迂回したSS装甲師団で、ヴィールを包囲攻撃します。こちらはD1を与えます。

第9ターン、連合軍は伝家の宝刀を「突破」を実施します。東部エリアへの突破により、VPが+2点に。同時に、ヴィール死守にアメリカ軍を差し向け、外からの攻撃で包囲網を打ち破り、VPは21.5点となります。
ドイツ軍は装甲師団をエリアに突入させ、1VPを相殺しますが、それでもなおVPは20.5点と連合軍の勝利水準です。重要拠点は厚く防御され、奪還は不可能。ならば、敵師団を壊滅させるしかない、と西部にいた消耗した歩兵師団に包囲攻撃をかけます。確率は1/3でしたが・・・見事、2ステップロスで殲滅!この瞬間にVPは20を切り、ギリギリで引き分けに、持ち込みました。


ああ、危なかった。第5ターンの戦線崩壊で負けが確定かと思われましたが、にしさんがモントゴメリーばりの慎重策だったおかげで、なんとか戦線を引き直せて。最後は、僥倖にも歩兵師団を撃破できて、望外の引き分けになりました。実質は連合軍圧勝でもおかしくなかったですね~。
なお、同時に、連合軍(Tommy)対ドイツ軍(kawa)でもう一卓が立ちましたが、こちらは時間切れで終了していました。