会場開きに向かうと、エンジョウさんが晩白柚を持って、スタンバってくれていまして。早速、駆け付け三戦で「PANZER WAFFE WESTERN FRONT」(CMJ)を対戦しました。このアイテムは、WWⅡの中隊戦闘を描いたカードゲームで、見た目と違って中味はかなりの本格派です。
第一戦は、ドイツ軍(エンジョウ)対連合軍(mitsu)にて。序盤、先手必勝とドイツ軍が攻撃を仕掛けてきますが、連合軍は地形をうまく使って、これを凌ぎます。後半、数が揃ったアメリカ軍は、左翼の小隊を強化すると、敵陣地に突進!そのまま、司令部を直撃し、敵のリソースを減らします。ドイツ軍も反撃でヤクトパンターが中央小隊を撃破し、長距離砲撃を行いますが、損害数の違い(直接攻撃は2枚、長距離砲撃は1枚)で、先にドイツ軍が枯渇し、アメリカ軍の勝利となりました。

第二戦も同じく、ドイツ軍(エンジョウ)対連合軍(mitsu)の陣営で戦います。早々から激しい消耗戦になり、シャーマンジャンボとE8が、ヤクトパンターと相打ちになります。その後も、両軍の主力AFVがお互いに攻撃し合い、精密射撃を被弾経始で弾いたり、空爆を対空砲火で撃破したりなど、丁々発止の戦闘となります。終盤にアメリカ軍がサン・ビットと深雪で敵の動きを止めたところで、左翼からジャンボ小隊が突進可能になり、元からカード数の多いアメリカ軍が押し切りました。

第三戦は、陣営を入れ替えて、ドイツ軍(mitsu)対連合軍(エンジョウ)にて。先手は連合軍で、E8小隊が空爆とスタック効果を使い、右翼のヤクトパンターを撃破。そのまま、連合軍の3枚スタックがドイツ軍陣地に突入してきます。撃破される前にかなりの痛手を司令部に与えられるはずでしたが・・・砲塔を旋回したクーニッヒ・ティーガーが「壊乱」を使って、一気に全車輌を撃破します。そのまま反撃で、クーニッヒ・ティーガーにハイパー戦闘団を付けて、強引に正面の敵を撃破します。あとは、長距離攻撃を続けて、ドイツ軍の勝利となりました。

わずか、十数枚のカードですが、様々な組み合わせがあり、それがカード引きの運のしと相まって、毎回、展開が大きく変わる好ゲームです。元の「PANZER WAFFE」もそうですが、まさに中隊戦闘の万華鏡です。しかも、1戦あたり、10-15分程度で片が付きます。いやー、ここ数年の中黒デザインはキレッキレです。