歴史・戦史研究「ちはら会」Zwei

Yahoo!ブログ終了に伴い、引っ越しました。

カテゴリ: mitsuのひとりごと

突然ですが・・・

みなさまに支えられ、零細地方例会として、メジャー、マイナー、奇特なテーマに挑んできたちはら会。 元祖ブログが画像容量の限界を迎え、「ちはら会」Zweiブログに移転した訳ですが、こちらも12月をもって閉鎖とするというお知らせがありました。これまで、7年半でのべ791件の記事、17万以上のアクセスをいただいたことに感謝いたします。Zweiよ、どうもありがとう!

これを機に、新ブログに移転したいと思います。

新しいブログは、
歴史・戦史研究「ちはら会」Drei
http://chiharakai2019.livedoor.blog/
です。

BIGLOBEウェブリブログ及びYahoo!ブログに感謝して、旧ブログは閉鎖されるまで、そのまま、維持します。引き続き、ちはら会ブログをご愛顧くださいませ。

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ラストショットは、今年で80年目を迎えた「冬戦争」から、精鋭フィンランド軍。わずかな兵力ならが、機動性と戦術を駆使して、ソ連から独立を守り抜きました。ちはら会も、こうありたいですね・・・。




 年末になりましたので、恒例の「行く年、来る年」で、2018年のゲームライフを振り返りたいと思います。

 今年は勤務先の変更があり、開始時間が少しだけゆっくりになったので、記事を書く時間を確保しやすくなり。また、休日出勤の時期の調整ができるようになり、ゲムマ出撃や遠征が回復しました。結果、二桁更新の月は昨年の8から10へと回復し、記事総数も134(本記事を含む)と久しぶりに130を突破しました。ただ、ドル箱の今月のソロプレイは相変わらず低調で、引退するまではしょうがないかな~(苦笑い)。

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[立ち上げた新ジャンル]

 今年は新規はなく、二つとも旧ブログからの移転でした。7月に幕末・戊辰戦争アイテムを、11月に古代戦ジャンルを更新をかねて、移籍しました。

日本史の終末は、幕末純情伝!~幕末・戊辰戦争アイテム
https://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/15986898.html

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偉大なるファラオよ!比類なき大王よ!~古代戦アイテム
https://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/16257576.html

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[目標達成ジャンル]

 一昨年は0(!)、昨年は2つと苦戦が続いた目標達成ジャンルですが、今年は3つを達成と回復基調になりました。そのうち、一つは連続更新のB級アイテムで、東部戦線に次いで数の多いこのジャンルの達成は大きかったです。でも、よく見ると、B級、F級、古代戦(!)と妙なジャンルばかりですね~(笑い)。

<Fantagy級>
 T誌追加シナリオ含む、全シナリオ制覇の「Wizard's Quest」(AH)、実はプレイ時間的には重量級の「Dragon Hunt」(AH)、とんでも信仰対決の「神々の戦い」(エポック)と、質量ともに充実したプレイができました。

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<B級>
 のべで4ヒットしか与えられなかった「IDEON」(ツクダ)の全シナリオ制覇に続き、全然、競技にならない「ガリアン・シミュレーション・マニュアル」(DM)を早々にプレイ。その後、「リアルバトル」(TDF)に、ザ・ブロウバトル」(日経BP社)とボトムズ熱があがり、マイナー極まる「Qロボゴーグ オウストラルQ島スゴロク」(DM)や「アメージング・スパイダーマン」(ツクダ)に派生。史上もっとも煩雑なツクダシステム「ラウンド・ヴァーニアン」(ツクダ)を対戦してしまい。一方でコンポに相当のマンパワーをつぎ込んで「うる星やつら-友引町買い食いウォーズ」(ツクダ)の6人プレイを達成。最後は「2192 Invasion:Earth」(同人)と「4th Reich」(TASK FORCE GAMES)とB級だけど、中味はまともなアイテムをソロ演習で締めくくりました。

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<古代戦>
 前回の更新から、実に八年ぶりになりました。「SPARTACUS」(CMJ)とそのエクスパンションの「ピュロスの勝利」までずっと滞っていましたが、今年に再版した「History of the World」(アークライト)と新作の「300」同人)で一気に突破。ホントは3割越えのはずが、アイテム数を忘れていて、結果的に4割越えを達成しました。

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[記憶に残る対戦(アイテム)]

続いて、今年にプレイした対戦(アイテム)で、記憶に残るベスト7を紹介します。

第1位 戊辰戦争(旧GJ)
 幕末維新ジャンルのラスボス「戊辰戦争」をソロしたところ、茨城会のメンバーから、まさかのオファー有り。こまいふさんとのプレイでは、早々に会津盆地に攻め込んだものの、貯めに貯めた弾薬を惜しげなく消費したガトリングガンの猛射を喰らい、敗退。ならばと、銃の使えない豪雨の切り込みで物量で幕奥軍を圧倒し、勝利できたのが、思い出深いです。

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第2位 うる星やつら-友引町買い食いウォーズ(ツクダ)
 評判が分かれる「うる星やつら-友引町買い食いウォーズ」を、ちはら会の獅子たちの6人プレイで成仏させました。路地に逃げ込み、隙を狙って、飲食店に突入する生徒陣営と数で追いかける教師陣営の攻防は、ヒットエンドランに長けた生徒側の勝利となりました。このために膨大なコンポーネント改造をやった甲斐がありました。

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第3位 ヒトラー暗殺(T誌付録)
 へクスを使ったガチンコの政治闘争アイテムで、今さら、プレイ希望なんてあるかと思いきや、なんと2名が名乗りを上げ、延べ3戦をすることができました。特に連戦したBIBIさんは、政治チットをカード化する徹底ぶり。いずれも、軍諜報部を担当し、敵首領のヒムラーを海外に飛ばした直後に、クーデターを決行し、第三帝国の崩壊を防ぎましたとさ。

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第4位 ノルマンディの切り札(CMJ)
 これまで師団級ノルマンディ戦役でよいゲームに巡り会ったことがなく、あまり期待していなかったのですが、プレイしてみると、これが面白い!カードの巡りとCRTのランダム性がほどよく効いて、なるようでならない、あるいはまさかの展開が秀逸。ちはら会と茨城会で、にしさんと5連戦をしていました。やり込むほど、いろいろな可能性が見えてくる希有なアイテムです。

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第5位 ラウンド・バーニアン(ツクダ)
 ちはら会なら、これに触れねばなるまい!慣性移動に、命中判定、命中箇所判定、被害判定、さらにパイロットのミスまで詳細に設定された、ツクダ製アニメ戦闘級の最終進化形です。ただでさえ、面倒なツクダアイテムでミス判定まで入れて楽しいの?!と思われがちですが・・・「ここで敵に後ろを見せてしまうとは!バーニアの吹かしすぎだぁ!」とか「ああ、絶好の射撃チャンスなのに、レーダーで見落としなんて!」とか、ミス発生で却って大盛り上がりに。3機ずつしか投入していないのに、1ターンに30分以上かかるゲームをプレイできて、幸せです(笑い)。

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第6位 シン・関ヶ原(GJ)
  圧倒的に東軍有利と思われていた「シン・関ヶ原」で、西軍驚愕の秘策が・・・。第1ターンの(味方)増田攻め!確かにこれが決まると、早期に「豊臣秀頼」が炸裂し、一気にバランスは西軍に。はじめは、これに苦しめられましたが、対抗策「約束状」を編みだして、ほぼイーブンにまで回復しました。ゲーム上は有効とは言え、史実的にはどうよ?という一手ですが、それにしても、これを考え出したのが、若手のMCさんというのは、世代交代を感じさせられました。

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第7位 Wizard's Quest(AH)
 古いアイテムですが、オークやドラゴンといったランダム性と領土を勝利条件にしないアイデアが秀逸で、現在でも十分にプレイに耐える「Wizard's Quest」。ここ2年間、ほぼ毎回のようにプレイされ、タクテクス誌に掲載されたマルノン物語の全追加シナリオも制覇しました。最終ターンの順番チットを引くときの緊張は、ゲーマーならやみつきになります。

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番外編 ヒストリー・オブ・ザ・ワールド(アークライト)
 今年の中盤に、日本語新版が発売され、ちはら会・茨城会で繰り返しプレイされました。古代ローマの圧倒的戦力やフン族の大略奪、モンゴルの怒濤の進攻、大英帝国の植民地支配など、みなが知る「史実」が盤上に見事に再現されます。トップは叩かれるなと覚悟したもの「誰かが止めるさ」というマルチ心理が働き、ムガル帝国がまさかの覇権国家になる(!)など、ちょっとしたアルタネイティブさも堪りません。

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 こうして見ると、第1位の「戊辰戦争」(GJ)に、「ヒトラー暗殺」(T誌付録)、「ラウンド・バーニアン」(ツクダ)と、「こだわりのちはら会」らしい精密級3点がランクインしました。また、「うる星やつら-友引町買い食いウォーズ」(ツクダ)、「Wizard's Quest」(AH)「ヒストリー・オブ・ザ・ワールド」(アークライト)とマルチが三つで、人数の少ない零細地方例会としては、大健闘でした。

[心に残るゲーマー交流と歴史探訪]

 今年も、番外編として、楽しかったゲーマーたちとの交流について、ふれます。また、歴史にちなんだ史跡や関連施設の訪問がいつになく充実できたので、こちらも話題に。

<2回のゲムマ> 
 千葉会のyagi会長のお誘いで、2回のゲームマーケットに参加しました。会場では、多くのゲーマーの方々とお会いでき、また、「PANZER WAFFE」(CMJ)や「小牧長久手の戦い」(WGHB)などのお手軽系を購入し、速プレイとなりました。出版予定の新作「菅渡戦役」のテストプレイを行えるなど、充実した一日でした。

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<ゲーム猿の集う猿遊会>
 今年も、ゲーマーの祭典「猿遊会」に行ってきました。会場では、オリジナルの「躍進!無敵皇軍」や主催のたかさわさんの引き出物「シュナンドウ・ナノ」を指南いただき、とても楽しい時間を過ごすことができました。

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<歴史探訪と交流>
 圏央道の利用で、例年になく、茨城会への参加が増えまして。その余勢を駆って、宿泊プランで、周辺の航空記念関係施設や霊峰筑波山への登頂を果たしました。

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 秋の京都出張では、山科会のtakobaさんやぐちーずさんと交流し、ゲームカフェで「Down in Flames」を満喫。夜の交流会と〆のラーメンは、とってもおいしかったです。

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 それがちょうど週末にかかっていたのをこれ幸い、久しぶりに大阪へ。関西在住の知人と、幸村縁の大阪史跡巡りを敢行し、串カツ・粉モン・ホルモンと食い倒れを制覇しました。

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 今年も、みなさまのおかげで、心温まる充実したゲームライフを過ごすことができました。また、来年も、辺境戦線ちはら会を、よろしくお願いします。

先月最後の休日に、千葉会yagiさんのお誘いで、ゲームマーケット2018秋に行ってきました。二日目ということも有り、若干、空いているなと思ったのは大間違いで、中には溢れんばかりの人、人、人!案内いただいたyagiさんも、自分のブースがわからなくなるほど(笑い)。

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SLGの常連組は前日の出展が多かったようですが、この日でもサンセット、え~ゲームi-OMGなどの大手に、さいたまオフライン、YSGA、ジブセイルズ等が参加されていました。

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イメージは、軍装した三楽堂の店長さん。来場者に「国防軍の夜2」をインストされていました。

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yagiさんから「テストプレイ、つきあって~」と、CMJのブースに行き、新作予定「菅渡戦役」をローテンション。これを見かけた来場者から「これはどこで売ってるんですか?」とお声がかかるなど、宣伝効果もあったかな・・・。

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最後に、ついつい、購入してしまった戦利品。Bonsai Gamesの「TOGO」に、話題の「300」。新作の「ウォーゲームハンドブック2018」と名作カード戦術級のヴァリアント「PANZER WAFFE WEST FRONT」。

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お隣のブースで販売されていた「ボードウォーゲームをプレイしてみよう Vol.2」。仙台から来たということで、少しでも帰りの荷物を減らせるよう(?)お布施買い。

極めつけは、アルンヘムシステムを用いた「東大安田講堂強襲」。ジブセイルゲームの新作で、当時に東大キャンパスを描いたマップ上で、火炎瓶や敷石投擲、放水車、催涙ガスなどが飛び交います。「かえんびん、投げられま~す!」という呼び込み文句が「危険がアブナイ」と、つい、購入してしまいました(笑い)。

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関西出張がちょうど週末にかかっていたので、そのまま、足を伸ばして大阪へ。学生時代の知人が在阪だったので、連絡したところ、案内がてら、史跡巡りをしていただくことに。う~む、以前はバリバリの運動系でしたが、久しぶりに話をしたら、すっかり歴女になっていまして。畿内という地の利を生かし、ご家族や単独行で、本能寺跡や旧寺田屋、二条城など、京都・大阪の史跡を回り回っているそうです。

当初はマイナー極まる山崎天王山の踏破を予定していたのですが、先の台風21号の被害で、登山道が崩壊していて断念。ならば、NHK「真田丸」をなぞって、真田幸村の史跡を巡ることに。

燦々と陽が注ぐ秋晴れの中、午前中に大阪城を出発。豊国神社を経由して、そのまま、徒歩行軍で真田山へ。

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と、途中で大きな建造物があるので立ち寄ってみたら、高山重友(右近)の銅像が!中に入ると、広大な空間にステンドグラスに、キリスト像。そして、両脇に高山重友と細川ガラシャの肖像があり。大阪でも最大規模の聖マリア大聖堂だったわけで、信仰に生きたキリシタン大名と戦国大名の妻の殉職を紹介していました。

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これ以外にも浄土宗、禅宗、真言宗の寺院がやたらめったらあって。聞いてはいましたが、これほどとは。

その都度、反応していたら、正午を大きく回って真田山に到着。まずは、本命の真田丸跡を見聞。空堀のあったとされる場所に見事に高低差があり、陣地内に位置した心眼寺を参拝。おお、このあたりはまさに「ブラタモリ」でやっていたゾ!

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続いて、新世界に移動して、串カツで兵糧をとり。休みもそこそこに、通天閣を抜けて、本命の茶臼山に。以前に来たときには、整備もされていないの雑木林だったのですが、「真田丸」効果か、すっかり明るく伐採されていて。南を見ながら、「狙うは、家康の首一つ!」と、あべのハルカス方面を睥睨。

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史実の通り(?)日が傾いてきた中を、終焉の地-安居神社へ。残念ながら、15分ほど間に合わず、参拝はできませんでしたが、見ず知らずの地元の方が解説を始めてくれまして。地元のタクシーの運転手さんが、ウォーキング中のところ、案内を買って出てくれたのでした。大阪の人は親切だぁ~。

そのまま、四天王寺を回って、心斎橋で神座の野菜ラーメンを取る頃には、もうへろへろ。万歩計で確認したら、15km強(!)を行軍していました。ずっと一筆書きで回っていたので、出張分の荷物が効いて、ホントに行軍したような気に。

翌日は10時から阪神百貨店のイカ焼きを皮切りに、ちょぼ、タコ、ネギの粉モンを三昧で。タイガースショップで購入した我らが阪神グッズを抱えて、帰郷しました。

前日の京都ゲーム接待から始まり、登山並みの大阪行軍と、とてもハッピーな週末でした。ただ、職場の方からは「秋の京都はいい!」といわれたのに、ほとんど、関係ない旅でした(笑い)。これは、お土産で誤魔化すことにします。

それはともかく、せっかく幸村熱が上がっているので、近いうちに「講談級大坂の陣」(GJ)をプレイしたいと思います。やっぱり、狙うは「家康の首!」

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先週末、珍しく県外研修があり、京都へ。「秋の京都はいい」と聞いていましたが、到着の30分後には会議がはじまり、宿に戻ったのは21時過ぎ。翌日は早くから伏見で分科会のため、全然、古都を満喫するどころではなく・・・。移動途中で二条城脇を通過したり、朝早く起きて、池田屋跡を見に行ったりがやっと。う~む、これはホントに京都だったのかしら?!

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と、これを救ってくれたのが、関西在住のtakobaさんとぐちーずさん。事前に一報を入れたところ、「京都ゲーマー友の会」を準備してくれました。

二日目の3時過ぎにフリーになったところで、takobaさんの案内でゲームカフェへ(わざわざ、有給休を取得!ありがたや)。カフェ自体は東京と一緒で、ドリンク付きで持ち込み自由。このために、mitsuでもできる「Down in Flames」(CMJ)を持ってきていただき、ミッドウェイ・キャンペーンをすることに。

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自分はアメリカ軍を担当したのですが、やたらとエースカードが来たり、バランスのいい引きになったりで、史実通り、逆襲に成功。全然、空戦機動がわからなくても「バレルロールには、バレルロールだぁ」とか「ここはヴァーティカルロールで」とか、ゲームになるのが凄い。わからないことはtakobaさんが、懇切丁寧に解説してくれまして。サービス精神溢れる「接待プレイ」で楽しませていただきました。takobaさんのブログにも、載っています。https://takoba.exblog.jp/30144678/

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その後、仕事帰り風の「おじさん」二人で京都タワーに。takobaさんも久しぶりとのことでしたが、自分もたぶん40年ぶり。見事な夜景の中で、大きな寺院のところはそれらしく森のシルエットになっているのが、Good!すぐに戦況図が浮かぶあたりは、ふつーの観光客とは違うと思うゾ!

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駅でぐちーずさんと合流して、それは楽しいゲーマー呑み会へ。刺身に、揚げ湯葉、京野菜に上品な柚酒と、いずれもうまい!

関西のtakobaさんが初めて参加したのが、関東のちはら会(笑い)/東京出張は、可能な限り、ゲーム会に合わせる?!/軍神との呑み会は、楽しい/でも、龍虎さんも一緒になると「危険がアブナイ」?/ツクダ病は、違った意味で「アブナイ」/大航海時代は大後悔時代?!/次の「このしみゅげ」はイデオンで(うそ)/妙なゲームほど、あこがれる/takobaさんの空戦解説はわかりやすいが、また聞く(わかったつもりになれる!)/家入レオの魂は、尾崎豊/でも、家族は誰も行ってくれず・・・

あっという間に2時間が過ぎ・・・最後に、新福菜館のラーメンで〆に。行列待ちの合間にも、「このすぐそこの川原で、三成が首を切られた」とか「指がボロボロ落ちていた油小路は、あっち」とか、地元の方ならではの情報で、ほとんど待ち時間を感じないほど。

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そして、ラーメンは締めにふさわしい味。懐かしい昭和風の濃口醤油スープに、九条ネギとチャーシューが融合すると、絶品に!醤油味ばっちりの焼き飯も、おいしゅうございました。

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持つべきものは友・・・お忙しい中、お時間を作ってくれたお二人に、心より感謝いたします。また、続きは関東遠征の際に!

今回も、千葉会ブースのお手伝いで、ゲームマーケット2018春に行ってきました。このところ、万単位の参加者になり、会場が手狭になったので、二日開催になりまして。

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a-gameやサンセットなどの大手は二日間の出店でしたが、同人系はいずれかが多かったようで、さいたまオフラインやTDFを見れなかったのが、ちょっと残念でした。

それでも、ちはら会でテストプレイをしたグループ乾坤一擲やもりつちさんのYSGA、中古販売のkawaさんなどには、お会いでき。また、先週、ご一緒したばかりの茨城会の水戸爺さんやにしさんに来場されていました。

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午後になったところで、yagi会長に誘われて、a-gameさんの試遊卓へ。昔懐かしい、「ドイツ戦車軍団」のエル・アラメインで暖機した後、BIBIさんのインストで話題の「カードゲーム「ミッドウェイ」に。

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これが抜群に面白く、気がつけば、5戦もプレイしてしまい・・・。優秀な日本軍の攻撃1をいかに凌いで、反撃するか、運と読みが物を言う、シミュレーションです。一戦はほぼ5分から20分で、日本軍奇襲の陰謀ルールはありませんが、さもありなんという展開になります。

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夢中になっていて、ふと、見上げると八街「三楽堂」の店長さんも食い入るようにご覧になっており。急遽、mitsuがインストして、BIBIさんとのマッチメークをさせていただきました。そう、数戦するだけで、インストまでできるルールの軽さも特徴です。

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あまりに面白かったので、購入した「ミッドウェイ」を使用して、kawaさんともう一戦したのは、秘密です(笑い)。
できるだけ、ゲームは買い控えるようにしていたのですが、会場の熱気に当てられ、5つほど、購入してしましました。

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はじめて購入したSLGamerは、実は苦手な空戦だったりします。まあ、takobaさんのデザインで非常にシンプルに作っていますので、編隊飛行にはもってこいだと、考えることにしましょう。

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ご一緒できたみなさま、どうもありがとうございました。「ミッドウェイ」は、週末のちはら会に持ち込む予定です。

今年も、恒例の「行く年、来る年」で、2017年のゲームライフを振り返りたいと思います。

ここ数年、ちはら会きってのドル箱記事(?)-ソロプレイが減少していますが、定期例会と遠征で、今年も数々の対戦をすることができました。旧作ばかりが多かった昨年までの反動か、今年は意外と新規アイテムもいけいけで。カードゲームやシンプル系のお手軽アイテムのローテーションが中心でしたが・・・。

次に記事数を振り返ると、昨年は総数が92で、二桁更新の月は、12月を入れてわずかに4つのみでした。今年は、二桁更新の月こそ同じく4つですが、大型ジャンルの掲載もあり、この記事を入れて総数は109と約2割増加し、久々の復活モードです。

[立ち上げた新ジャンル]

今年は、まず、早々にSLGのマイナージャンルたるF級を、旧ブログから移転しました。

若き戦士、灰色の魔術師、そして、最強のドラゴン!~剣と魔法のFantasy級
https://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/14921141.html

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さらに、2月には、アイテム数89のB級を立ち上げました(最大の東部戦線ジャンルに次ぐ)。それにしても、ハードな正統派東部戦線の次が、西部戦線でも、太平洋アイテムでもなく、B級というあたりが、実にちはら会らしいです(笑い)。

最もちはら会らしい、へなちょこジャンル!~B級アイテムを救え!その1
https://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/14948598.html
リアルロボットの数だけ、アイテムがある!~B級アイテムを救え!その2
https://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/14952055.html
原作小説や映画を元にした由緒正しきスペースオペラと、風格ただよう特撮もの!~B級アイテムを救え!その3
https://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/14954269.html
B級の中でも、極めつけのB級!一体、どんなプレイヤーが見つかるのか?!~B級アイテムを救え!その4
https://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/14956031.html

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さらに、7月に何を思ったか、最も苦手とする三次元認知のWWⅡ空戦アイテムにトライ!

五十にして天命を知る?!三次元認知が弱くても、戦えるゾ!~WWⅡ空戦アイテム
https://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/15290590.html

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[目標達成ジャンル]

正確には、一つが回復で一つが達成ですが、なんと、苦手のハズのWWⅡ空戦アイテムと東部戦線に次いで数の多いB級が、これに当たります。新しいジャンルほど、達成しやすいという傾向は、やっぱり健在でした。

五十にして天命を知る?!三次元認知が弱くても、戦えるゾ!~WWⅡ空戦アイテム<3割達成>
https://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/15290590.html

復活のイデオンならぬB級!SLG界きってのへんちくりんアイテムを救え!<5割復活>
https://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/15586314.html

[記憶に残る対戦(アイテム)]

最後に、今年にプレイした対戦(アイテム)で、記憶に残るベスト7を紹介します。

第1位 ファクトリー(ツクダ)

なんと言っても、今年はコレ!超B級の戦略級マルチですが、心温かい仲間たちの協力で「ちゃんと」ゲームになりました。インストでは、「モームってかわいいの?」と全くゲームに関係ない話題で盛り上がり。また、特異点占有に反対票を投じる時のうれしそうなこと!極めつけは、世界をリードしていたはずの二大国が「時限式ムー爆弾」で一気に不毛の地に(笑い)。たぶん、史上最初で最後のプレイレポートでした。

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第2位 Down in Flames(CMJ)

「自分にもできそう」と昨年に購入した空戦カードゲームに、填まりに填まりました。「バレルロール」とか「ヨーヨー」とか、全然、イメージできませんが、それでも戦えるんです!ちはら会はもちろん、猿遊会や茨城会にも持ち込んで、複数対戦をしたり。一番楽しかったのは、やっぱりキャンペーン!それなりに時間はかかるので、来年は計画的にプレイしていきたいです。

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第3位 Ships  & Tactics(グループ乾坤一擲)

今年も1年を通して、継続的にプレイした「Ships  & Tactics」ですが、デザイナーの平景虎さんの来訪と待望のイデオンデッキが、一番の思い出です。このイデオンデッキは発売前のテストプレイ!カード引きもよく、次々と波動ガンやイデオンソードで敵艦を沈めまくった姿は、まさに伝説の巨神でした。

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第4位 戦略級銀英伝(旧GJ)

傑作と名高い本アイテムを、やっとプレイすることができました。結論から言うと・・・抜群に面白い!序盤のラインハルトとヤンの昇進合戦に始まり、中盤の人材のランダム引き、終盤の怒濤の戦略攻勢まで、シンプルかつスマートに、銀河叙情詩が描かれています。時々、確率の壁を無視して、ムーアがラインハルトを抹殺したり、ヤンがレンネンカンプに敗れたりと、めったに起こらないがどこかで起こる大事件が、絶妙なタイミングで発生したりします。

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第5位 オーガロイド(ツクダ)

「ファクトリー」(ツクダ)に負けず劣らず、こちらも対戦ができるはずがない、と思っていたところ、茨城会の南部さんと連戦に!興奮の余り、「楽しくなっちまった、これ!」と、南部さんはお薬3日分状態に(笑い)。テーマがマイナーすぎたり、射撃時に方位修整がなかったりと、ツクダらしいアンバランスさですが、逆に機動に専念できる面白さは評価してもいいかも・・・と、かなり、B級びいきなmitsuでした。

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第6位 突入!?レイテ湾(CMJ)

昨年末のゲームマーケットで購入即プレイしたところ、これが面白すぎて、会場で全然知らない人にインストまでしながら、9連戦!その後も、ちはら会で定期的にプレイされました。別のアイテムに決まっていた「このシミュゲ」の投稿記事を、熱にうなされるように、このアイテムに差し替えたのが、記憶に残っています。

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第7位 ニュークリア・ウォー(Blade )+ヴァリアント

「核絶滅戦争」というその名の通り、禁断のNukeを扱ったカードゲーム。某国が核実験を繰り返していた時期に、BIBIさんが持ち込んでプレイしましたが・・・ほとんど毎回、全世界が壊滅するという、恐ろしく「教育的な」アイテムでして。コミカルなイラストと表題から、悪趣味なアイテムと思われがちですが(たしかに趣味がいいとは言えない)、実は「相互確証破壊」戦略の本質を描いています。このアイテムが旧未来戦のまま、終わりますように・・・。

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あれ?!7つのうち、B級が5つもあるのに、正統派のへクスゲームが一つもない?ちはら会らしいオチでした。

[心に残るゲーマー交流(呑み会とか)]

今年は、番外編として、ともに楽しい時間を過ごしたゲーマーたちとの交流について、ふれます。長くやっていると、いろいろといいこともあるもんだぁ~。

正真正銘の若手や新人さん、来る!

ちはら会を始めてから、初参加や復帰組の方とプレイする機会も多くなったのですが、正真正銘の「若者」マンシュウさんが参加してくれまして。もうちょっとで定年が見えてきたおっさんたちに混じって、なんと学生さんとは!千葉会でも若手でめっぽう強いMCさんと「HANNIBAL」をしたり、11月にはバルジ希望の新人さんが2名来たりと、いつになくゲーム交流が広がった2017年でした。

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土浦Midnight Fight

3月の茨城会に千葉会のyagi会長、茨城会のstrさん、ちはら会のmitsuが集結、泊まりがけで千葉会一門の懇親会となりました。なぜか、自分の卓は「最強の助っ人外人」とか「阪神の少年隊」とか「オレステスとイースラー」(?)とか、おかしな野球ネタばかりがリフレイン(笑い)。飲んだくれた後は、カラオケに繰り出し、誰もが知る名曲から、誰も知らない迷曲(?)まで、いい歳のおっさんたちが気持ちよさそうに、拳を上げていました。

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ちはら会GW連続例会

ならば、ちはら会でもと、ゴールデンウィークに二日連続の例会を開催。散々、ゲームをやり倒した後、茨城会からの長距離遠征組のこまいふさんとにしさんを誘って、食事会とカラオケバトルに。最後までつきあっていただき、果たして帰れるのか、と心配していたところ、なんとお二人は新幹線(!)で帰郷。文字通りの長距離行軍でした。

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危険がアブナイGM前夜祭

ゲーマー呑み会の集大成が、ゲームマーケット前夜の懇親会でした。「このシミュゲ」慰労会の名の下、相当数のライターさんが参加し、国際交流で中国人デザイナーさんまで登場。本当に凄かったのは二次会以降で、余りの楽しさに「とても記事にできない」内容のオンパレードでした。宿を取っているともらしたばかりに(?)、軍神さんと天才デザイナーさんと、日付が変わるまで過ごせたのは、よい思い出です。

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と、いうわけで、時間はない中でも、みなさまのおかげで、とても充実したゲームライフを過ごすことができました。また、来年も、辺境戦線ちはら会を、よろしくお願いします。

使い勝手がよく、ここ数年、会場にしてきた菊間コミュニティセンター。記念すべき100回例会や10周年記念を迎えたのも、ここでした。が、10月から料金の改定が有り、残念ながら、ちはら会の規模だと継続使用が難しくなりました。常連さんたちの協力を得て、隣接する千葉市で登録を行い、9月から緑区の公民館を使用することになりました。

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思えば、ちはら台CCから市津公民館、菊間CCを経て、4代目の会場となります。掲載誌が変わっても延々と続く「超人ロック」を目指し(?)、新たな会場でスタートを切りたいと思います。

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なお、会場の所管が変わるので、表示の名称は「歴史・戦史研究会」になります。ご了承ください。もちろん、このブログは「ちはら会」のまま、行きますよ~。

で、今日のお題は、会場の変更かどうかで、知恵を寄せ合った、前回のちはら会から。

いままで「実質ゼロ」と夢のような条件だったんですが、施設の老朽化対策等で有料に。その額は、一気に3000円!この趣味の特性上、時間が必要でこの額に。それでも、都市部に比べれば遙かにリーズナブルなんですが、なにせ、平均参加数が6人に満たない弱小例会(ああ、悲しや)。安定した低空飛行だけが取り柄ですが、それでも波はあり、月によっては「赤字」もあるかも・・・。

なにか、打開策はないかと、いつもの珍来で、ああでもない、こうでもないと協議し、その過程で出てきた名案(?迷案)がありまして。

料理待ちの間に、誰からか・・・。

「いっそ、賭けバルジでもして、運営資金を稼ぐか」(笑い)

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すかさず、別の常連さんが「う~ん、さすがに、賭けバルジというのは、まずいよ」

おお、さすが、Factoryさえ楽しめる、良識ある大人の集まりと思いきや・・・。

「賭けという表現がまずいから、プロ将棋のように、プロバルジっていえば?」
って、やることは同じじゃん!(笑い)

ここから、会場問題そっちのけで、妄想が膨らむ、膨らむ・・・。ハードボイルド調でお楽しみください。

お天道様の下での「商売」は気が引けるので、場末の地下倉庫を借り切って、再開なったちはら組。

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太陽の明かりを拒むような会場の入り口は、たったの一つ。分厚い鉄製の扉の向こうでは、寡黙なBIBIが、千葉組一門以外の出入りをチェックする。

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シャッと、スライドが空き、探るような鋭いBIBIの眼光。「つけられて(尾行)いないな・・・入れ」

最小限の照明で薄暗い室内に目が慣れてくると、中央にそこだけ明るく照られた「バルジ大作戦」のマップ。地形へのいかさまな書き込み、そして、場合によっては流血(?)がシミにならないよう、反射防止の防弾ガラス板が張られている。

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テーブルの脇では、オールバックで高価なスーツを着た、用心棒兼drディーラー(?)のエンジョウ。ダイスを弄びながら、早口で「店のしきたり」を説明。
「プロバルジの指南代は、一局につき、1000円。もし、mitsuプロに勝てれば、好きな景品を持ち帰れます。」

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店の奥には、堆く積み上げられた、見せ金ならぬ、見せゲームの数々。「The Longest Day」と「Next War」の紅白ビッグゲームに始まり。コレクターTommyが提供する「War in the Pacific」や「NATO DIVISION COMMANDER」などSPIの大箱、GDWの「IMPERIUM」初判BOX、チャールズ・ロバート氏直筆サイン入りのAH「TACTICS」やダニガン氏の手形の入った「PGG」、中黒氏のキスマーク付きの「Panzer Witch」・・・。

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脇の薄暗い小部屋には、会計係のプログラマーkawa。めっきり進んだ老眼のせいで、眼鏡をおでこに待ちあげて、売り上げ計算に余念がない。

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と、そこにけたたましいベルの音が・・・「ブー」。

仕事帰りのギャンブラーが立ち寄るにはやや早い時間帯だが、ブザーは正確に3秒ジャストで止まった。のぞき窓から見ると、見間違うことのない、癖のある天然パーマ、黒一色の上下に身を包んだ作戦級の鬼Das Reich氏の姿。
「mitsuさんは、いるかい」

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「だんな、困りますぜ。お互いのシマは荒らさないと、前回の対戦で決着がついたはずでしょう。」
「まだだ!もう一度、対戦すれば、そうすれば・・・」
「いてもいなくても、お会いになりませんよ。帰ってください。」シャッと音と立てて、閉まるのぞき窓。

奥でやりとりを聞いていたmitsuが、メタボ解消の健康飲料をあおりながら、つぶやく。
「そっちのシマ(ミドルアース)で、ああだ、こうだ、言われて、勝ちたい気持ちはわかるが・・・こっちは、組の存続が懸かっているんでね。金にならないバルジなぞ・・・。」

しばらくして、今度は激しく扉を叩く音と甲高い聞き覚えのある声。ドンドン!「おい、開けろ!」

小さなのぞき窓から見ると、覚えのない発信履歴を振りまきながら、へべれけになった千葉組yagi組長と、その奥にほろ酔い気味で目のあたりを上気させ、殺気を漂わせる鹿内軍神の姿が・・・。

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「ちっ、鹿内ギャンビットを生み出した軍神殿じゃ、しかたねぇか・・・お通ししろ。」

暗闇に慣れるように、しばし、立ち尽くす軍神。やがて、ゆっくりと歩を進めると、立ち上る無言の殺気に気圧され、廻りが道を空ける。まるで臨機射撃の間合いを図るように、マップに手が届くかという距離で、ぴたりと歩みが止まる。

「ここが新しいヤサか。また、ずいぶん、遠くに作ったじゃねーか・・・」
「兄貴だからお通ししましたが、ここは辺境戦線ちはら組と、わかっていたはずですぜ。ここなら、サツカンの抱き込みも、楽ですし。バルジのためなら、国境(県境)を二つ越えて来る輩(ライバル)もいます。」
「さっき、すれ違った作戦級の鬼だな。奴もシマ(ミドルアース)じゃ、負けなしなんだが、外でコケると、いろいろと言われるらしいな。ちょっとは、相手くらい・・・」
「冗談じゃありませんぜ!」

みなまで言わせず、mitsuの眼光が、軍神を射貫く。息を呑む軍神に、続けざまに憤懣をぶつける。

「20年も経ってから、鹿内ギャンビットなんてヤクザな手を生み出したのは、どなたですか?こいつがあまりに阿漕だから、あの鬼も自分も身を削って、もう何年も凌ぎにもならない模擬戦ばかり。行き着いた先が、とうとう、一日で終わらない対戦なんて・・・」

数秒の滾りきった沈黙。眉間にしわを寄せていた軍神が、肩から力を抜く。

「たしかにな・・・コマンドにカチ込んだときには、そんなことまでは考えなかったが。あんたも、鬼も、バルジなしでは生きられない身体になった、っていうことだな。」

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再び、今度は、どこか哀愁が漂う沈黙が、場を支配する。飲むと陽気になるか、泣き出すはずのyagi組長まで、カウンターに腰掛けて、静かにグラスを傾けている。

「邪魔したな、いい凌ぎになることを祈ってるぜ」
プロバルジを生み出してしまった責任を感じとってか、軍神の声色には、哀れみとも悔悟とも着かぬ響きが混じっていた。

5分後、やっと、まともなバルジ客が訪れた。
「mitsuプロ、倍あがりです(2000円で勝ったら賞品も倍)。セットアップ、願います」
「おう」

その手には、摩耗して角がすり切れている、スコルツィーニ・コマンドが握られていた。(了)

登場する人物は、全て、mitsuの妄想です。あまりによく似た方がいたとしても、それは他人のそら似ということで・・・。

GW明けの5月の第二週に、東京ビッグサイトで開かれた「ゲームマーケット2017春」に参加してきました。

実は、前日に「このシミュゲ」関係者の懇親会がありまして。都内に宿を取ったこともあり、夜更けまで楽しい時間を過ごすことができました。

正規(?)の懇親会では、CMJ誌推薦の新鋭中国人デザイナーが参加し、作戦戦術級の本格派「中越戦争」のお話を伺うことができました。お二人とも若い世代ですが、非常に博識で、かつ、バランス感覚が抜群。席が近いyagiさんと一緒に、漢字の筆談混じりで楽しいやりとりをさせていただきました。

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日本では三国志が人気/逆に中国では日本の戦国史が人気/曹操が再評価されている/関羽は商売の神様/諸葛三兄弟/よくぞ、中越戦争をゲーム化/製作に3年/資料集めは苦労がいっぱい/今後も日本で活動を

エポックバルジの中興の祖たる軍神鹿内さん、ここ数年、原稿作成のやりとりをさせていただいている中黒さんともいろいろなお話を。

鹿内ギャンビットの衝撃/10時間を越える激戦/このままいったら、死ぬまでバルジ(責任を取ってください、笑い)/装甲は、集めればいいってもんじゃない/要諦は連合軍のバランス崩し/戦術は確固たる戦略があってこそ/ダンケルクの新戦術/やり続けると見えてくるもの

FACTORYのリプレイ!/イデオンのリプレイ/どんなゲームでも「楽しくプレイ」/ちはら会謹製、このシミュゲが「ヤバい」?!/ザブングルのカードゲーム/いつか、ちはら会へ

イメージは、われらが千葉会のMMさんと中黒氏のツーショット。

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ええっ、ビール瓶の傍らに、もぎたてのユニット!ゲーマーの飲み会は、ひと味違う?!

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さらに・・・「危険が危ない」深夜の懇親会へ。その内容はあまりに楽しすぎて、ここには書けません!(笑い)どうしても聞きたい人は、こっそり、ちはら会で・・・。

「天才」デザイナー同士のツーショット!

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立場は編集者とデザイナー、肩をもむ中黒氏とたばこを吹かす龍虎さんの図(天才は、小芝居も上手)

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軍神と天才~見よ、この真剣なまなざしを!でも、内容は大人の「F級」?!

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おかげで翌日は「頭痛が痛い」状態で、汐留駅へ向かうことになりまして。

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四度目の東京ビッグサイト!

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すっかり、定着した数万人規模のゲームマーケット。

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今回の戦利品は、「タンクス+」と「要塞決戦」7ヴァージョン。おお、待ちに待った「バッフクラン」追加デッキ!

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でも、「戦利品」の一番は、なんといっても、ゲーマーたちの宴でした。40年も続けてきたこの趣味だからこそ、語り合える楽しさ。後はそれぞれ、お迎えが来るまで(笑い)、片意地を張らずに続けていきたいものです。みなさま、これからもどうぞ、よろしく・・・・。

毎年恒例の「行く年、来る年」で、2016年のゲームライフを振り返りたいと思います。

昨年以来、ソロプレイが激減し、プレイ数自体も低調で、かろうじて例会での対戦で維持しています。準備ができないので、新規アイテムは減っていて、必然と既存アイテムをローテーションする傾向にあり。

純粋にゲームにかけられる時間が少なくなったためで、定年まではしようがないでしょうね。と、バルジ友の会(会員2名、笑い)のDas Reichさんからは「病気で入院すれば、バルジがたくさんできますよ」との発言が!何のための入院?!(笑い)。まあ、それぐらい、オファーをいただけるのは、ありがたいことです。

圏央道の開通で近くなった、茨城会遠征が増えたことが、唯一の希望でしょうか(高速を使えば、電車行きの千葉会より、アクセスがいいことが判明)。9月の茨城会にTommy・mitsuコンビが「殴る込み」にいったところ、10月のちはら会に3名が「お礼参り」してくれまして。新たに、「ちばらき会」の臨時カンプグルッペも、夢ではない?!

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次に記事数を振り返ると、こちらも一目瞭然です。昨年も減ったとはいいながら、のべ記事数は100を超え、うち、二桁の更新ができた月が7つでした。が、今年は、総数が92で、二桁更新の月は、12月を入れてわずかに4つのみ。実質的に2割弱の縮減となりましたが、例会開催・遠征数は増加しています。特に、前述の茨城会参加が、千葉会を上回ったのははじめて。「出力20%低下も、航行に支障なし」といったところでしょうか。

[立ち上げた新ジャンル]

 今年は、最大数を誇る東部戦線ジャンル(アイテム数111!)を立ち上げました。紹介時記事だけで5つで、さらに更新専用記事もつきまして。目標達成こそなりませんでしたが、粛々とSLGの主流をプレイしてきました。

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戦争シミュレーションの王道~WWⅡ東部戦線アイテム その1
http://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/13920087.html
赤髭は、あまりに巨大なり!~WWⅡ東部戦線アイテム その2
http://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/13923145.html
電撃戦の終焉と地獄の市街戦~WWⅡ東部戦線アイテム その3
http://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/13924207.html
果てしなき、大消耗戦~WWⅡ東部戦線アイテム その4
http://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/13929863.html
希望も絶望も持たず・・・苦闘の退却戦と装甲戦術の輝き~WWⅡ東部戦線アイテム その5
http://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/13932837.html
史上最大の戦役!仮借なき殲滅戦!~WWⅡ東部戦線アイテム プレイの軌跡
http://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/13936594.html

[目標達成ジャンル]

 ジャンル立ち上げ後、初の「達成なしに」。もろに業務の影響を受けた形ですが、残り数点のジャンルが多くなっているので、来年は達成したいな~。

[記憶に残る対戦]

最後に、今年にプレイしたアイテムで、記憶に残るベスト7を紹介します。

第1位 東部戦線アラカルト
 唯一の新ジャンル-東部戦線から、新旧合わせて4点を対戦することができました。「ルントシュッテトの戦い」(CMJ)は、にしさん、少将さんの茨城組と連戦し、我がちはら会のTommyさんと、合計で5戦です。

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「バルバロッサ作戦」(WGHB)は、わずか1戦でしたが、ソ連軍ではじめての勝利を得ることができました。

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「スターリングラード救出作戦」(MJ)はK村さんと連戦でした。いずれも、ソロに向かないシステムだったわけで、持つべきは戦友たちですね~。

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「マンシュタインの切り札」(CMJ)は、千葉会会長yagiさんのオファーでテストプレイに参加。ミニゲームなので振り幅はありますが、ああでもない、こうでもないと作戦骨子を立てる楽しさは抜群でした。

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第2位 Ships  & Tactics(グループ乾坤一擲)
 今年も来ました、80年代アニメの傑作艦隊戦アイテム。手軽で楽しく、かつマニア心を擽る内容で、プレイ数は12戦とダントツ。ゲムマで手に入れた新作も効いて、1年間楽しめました。新春には、追加デッキと要塞決戦ヴァリアントも待っています。唯一の不満は、自分以外、誰もバッフクラン軍を受け持たないことで・・・求む、イデオンファン!(今更?笑い)

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第3位 謀略級三国志(GJ)
 マルチゲームで、もっとも対戦数が多かったのが、「謀略級三国志」(GJ)。特に茨城会のみなさんとの対戦が楽しかったです。1月の茨城会で、str会長さんが初プレイながら、協同勝利で二連勝。さすが、会長職は伊達じゃない!が、10月のちはら会では、出張疲れから目の前の勝利に間がくらみ、貂蝉に持って行かれ・・・この日は3連戦となり、いずれも、笑いと歓声が絶えない、盛り上がりでした。

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第4位 HANNIBAL(Valley Games)
  mitsuがもっとも評価するCDSの「HANNIBAL」(Valley Games)。ここ数年は低調でしたが、千葉会会長yagiさんのハードゲーム宣言で復活。回数は少ないものの、yagiさんと喜多川さんと3戦をしまして。yagiさんとの死闘では、いずれもハンニバル戦死ながら、カルタゴ軍勝利となった「記憶に残る戦い」でした。

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第5位 信長包囲戦(GJ)
 もう一つ、日本史CDSでは古典と言ってもいい「信長包囲戦」(GJ)を、いずれも茨城会で対戦しました。喜多川さん・にしさんとも初プレイということで、インストでしたが、にしさんとの対戦では、いきなりインスト負け。喜多川さんには勝ったものの、プレイ中に脅威の練度上昇が見られ、感嘆。「これが茨城会の威力なのか!」

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第6位 バルジ大作戦(CMJ)
 ここ数年、「無限機動(無間地獄?)」となっている「バルジ大作戦」(CMJ)を、今年もDas Reichさんと連戦です。最近のトレンドは、いずれも連合軍の防御作戦で、mitsuの「北の防人作戦」とDas Reichさんの「中央超強化策」を、いかに粉砕するか(あるいは押しとどめるか)、趣味を越えて、もはや「現場検証」になっています(笑い)。

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第7位 江戸幕府の黄昏(GJ)
 今年に入ってから、評判のいいこれを、7戦しました。千葉会でaoさん(長野在住!)と、茨城会で南部さんと、ちはら会でいつものメンツと楽しみました。純粋なCDSだけにカードの振れ幅が大きいですが、よく知ったイベントなので、勝敗抜きでも楽しめます。

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番外編その1 ミッドウェイ・キャンペーン(CMJ)
 対戦自体は、こまいふさんとの連戦だけですが、あまりの奇襲ぶりに、番外編としてランクインです。日本軍(こまいふ)対アメリカ軍(mitsu)の第一戦は、第3ターンに霧がまさかの晴れとなり、夜明けとともに「たまたま」接近していたアメリカ軍が「たまたま」無警戒だった日本軍を、完全奇襲!加賀を除く3隻が撃沈され、日本軍が作戦中止を決定しました。これまでの最短レコードです。

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番外編その2 突入?レイテ湾(CMJ)
 12月のゲームマーケットで購入したもので、当日に会場で始めたところ、あっという間に人が集まり、なんと9連戦!簡単なのにイベントやギミックが実に適切で、初心者でも運がよければ勝てるなど、これは久々の傑作カードゲームかも?!はじめて「モンスターメーカー」(翔企画)をプレイした感触を思い出しました。

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最後に・・・
ソロや作戦研究の時間が大幅に減ったものの、ちはら会の定例開催と遠征の増加で、なんとかゲームライフを維持しています。これもたゆまず参戦していただいているみなさま、快く対戦希望を受けてくれる戦友たちのおかげです。心からの感謝をみなさまに・・・。

来年以降も「冬季防御」が続くでしょうか、諦めないちはら会らしく、新年もどうぞよろしく・・・。

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