歴史・戦史研究「ちはら会」Zwei

Yahoo!ブログ終了に伴い、引っ越しました。

カテゴリ: WWⅡ帝国陸軍

ちょうど、新年度を迎えた4月1日、たまたま、日程が空いたので、掲示板で呼びかけたところ、茨城会会長のstrさんとちはら会常連のBIBIさんが手を上げてくれまして。5アイテムで7戦という密度の濃い対戦をすることができました。お二人ともありがとうございます。

なお、デジカメのメモリーを忘れていたので、こちらで撮ったプレイ写真は「ヒトラー暗殺計画」の後半のみになります。残りは、str会長からいただきました。

先日にプレイしたアイテムと戦績は、以下の通りです。

夜襲!島田戦車隊(CMJハガキ)2戦
 ●日本軍(str)対イギリス連邦軍(mitsu)〇
 ●日本軍(str)対イギリス連邦軍(mitsu)〇
秀吉怒濤の天下統一(GJ)2戦
 ●秀吉側(str)対反秀吉側(mitsu)〇
 ●秀吉側(str)対反秀吉側(mitsu)〇
忍者大戦(WGJ)3人プレイ 〇BIBI・mitsu・str
ダンケルク(このシミュゲ) 〇mitsu・BIBI・str
ヒトラー暗殺計画(T誌) 〇軍諜報部(mitsu)対親衛隊(BIBI)●

緒戦は、strさんのご希望で「夜襲!島田戦車隊」(CMJハガキ)です。以前、茨城会でプレイしたことがありますが、今回、作戦を練ってきたそうで。strさんが日本軍を、mitsuがイギリス連邦軍を担当します。

第1ターン、混乱状態の隙を突き、後方に浸透した島田戦車隊は、2:1と1:1攻撃をかけますが、これが図ったようにC(影響なし)。

まあ、こんなこともあるさと気を取り直して、第2-3ターンの攻撃に移りますが、4:1を除いて、またも2:1でCを連発。

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第4ターン、全く進めない日本軍は、敵HQの除去で1点を得るものの、スリムへの進入は絶望的に。

逆に第5ターンに、1:1の反撃で退路がない戦車隊が壊滅し、VPを逆転されます。結局、このまま、イギリス連邦軍が勝利します。

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「・・・もう、1回いいですか?」strさんの要望で、第二戦目に突入します。ところが・・・。

序盤の攻撃は、4:1でのDeを除き、3回の攻撃が悉く、C!もはや、笑いしか起こりません。

第3ターンに夜明けを迎え、総力で攻撃に出ますが、今度はExで損害が出ます。イギリス連邦軍は陣地の死守を命じ、余裕を持って守り抜きます。

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「ス、スリム陣地は堅かった・・・」わずか1/6の確率にもかかわらず、drのうち、約半数がCという確率を超えたdrで、まさにAAR向けの対戦でした(笑い)。

「ラウンド・ヴァーニアン」のツクダ熱をとるため、休憩がてらkawaさんと「夜襲!島田戦車隊」(CMJハガキ)をプレイします。3分のインストの後、早速、対戦に。

第1戦は、日本軍(kawa)対イギリス連邦軍(mitsu)のインストプレイです。第1ターン、混乱している敵の脇をすり抜けて、島田戦車隊が2:1を攻撃をかけましたが、ここでなんと「1」!いきなり、戦車隊1個が全滅してしまします。

その後、気を取り直して夜襲を継続し、陣地を突破していきましたが、スリムには届かず。結局、序盤の損害が響いて、イギリス連邦軍の勝利となります。

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第2戦は、陣営を入れ替えて、日本軍(mitsu)対イギリス連邦軍(kawa)で対戦します。今回の日本軍はdrに恵まれ、序盤から敵陣深く浸透し、敵司令部を含む、多くのユニットを撃破していきます。

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最終第6ターンを迎え、生き残ったユニットは歩兵1ユニットのみ。2:1の攻撃が成功すれば、スリム突入となり、勝利でしたが・・・ああ、ここで痛恨のEx。結果、戦車の損害-2VPと敵司令部の1VPでイギリス連邦軍が上回り、またも敗北でした。

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ミニゲームですが、届きそうで届かない日本軍の感じがGoodでしたね~。

今月のソロプレイは、終戦70周年を迎える帝国陸軍ジャンルから「樺太1945」(SA)です。マイナーな日本軍ものの中でもとびきりマイナーな南樺太の戦いを描いた作戦・戦術級です。終戦を間際に控えた時期に、物量で襲いかかってくるソ連軍を相手に、邦人脱出の時間を稼ぐため必死の抵抗を広げる日本軍、という設定がGood。ゲームシステムとしては、砲撃-移動-防御砲撃-戦闘と比較的簡単な部類に入ります。

ソ連軍の方針としては、主攻勢は中央の道路沿いで、狭いながらも平地が続くので、砲兵と精鋭部隊を集中して、強引に前進を図ることになります。ソ連軍の砲兵はきわめて強力ですが、接敵した日本軍のみを攻撃できるという制限があります。戦術的なテクニックとして、多少の損害は覚悟で日本軍に詰め寄り、(場合によっては塹壕を掘り!)接触状態を維持して、砲撃を誘導することが必要です。

また、助攻としては湿地帯の迂回があります。史実ではこれが思いの外、うまくいき、古屯への奇襲となりました。が、ゲームでは日本軍が足止め部隊を回すのは確実なため、望み薄です。よって、知志代方面の部隊で湿地を牽制しつつ、必要に応じて主戦場に部隊を廻すことも有効です。

日本軍は、とにかく地形効果を利用して、ソ連軍の攻撃を耐え、古屯を守り切れば、勝利です。上記の方針に従って、両軍を配置し、ソロ演習を開始します。

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第1ターン、ソ連軍は国境間近の半田陣地と八の字監視哨に攻撃をかけます。半田陣地では側面部隊と守備隊それぞれにヒットを与え、後方に後退させます。数人しかいない八の字監視哨は3個山岳連隊により、除去されます。

日本軍は当初の計画に従って、主力は師走川のラインに部隊を展開し、第1大隊の基幹部隊を湿地へ迂回させます。

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第2ターン、勢いに乗るソ連軍は、足止めの2個小隊を撃破し、亜界川に到達します。残った日の丸と知志代監視哨も一撃で屠り、次ターンに予備の重砲を呼ぶことに成功します(全監視哨を除去することが条件)。

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目前に敵主力が迫った日本軍は、必死に塹壕を掘り、敵を待ち受けます。

第3ターン、まだ、砲兵の展開がすまないソ連軍は、戦車と狙撃兵大隊のスタックを、師走川陣地の中央に指向し、攻撃を実施します。平地ながらも小川越し(攻撃力1/2)と塹壕(dr+2)は強力で、ソ連軍に初のヒットが出ますが、次ターンの砲撃条件を考えて、ステップロスで耐えます。

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日本軍は、主抵抗線を固めるとともに、迂回路の湿地にも縦深陣地を築き、迎撃態勢を完了します。

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第4ターン以降、師走川防衛線を巡り、激戦となります。敵に接触したソ連軍は強行を控え、陣地を構築。至近距離で正確な着弾観測を行い、展開を終えたソ連軍砲兵6個大隊が猛烈な砲撃を加えます。

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敵が混乱した(防御力1/2)ところで、全面にわたって攻撃をかけましたが、日本軍が粘りに粘ります。砲撃や戦闘でステップロスした部隊を後方や側面から補充し、一歩も引かず。

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3ターンに及ぶ猛攻の末、兵力集中に切り替えたソ連軍は、第6ターンに3カ所で前進に成功します。陣地構築による観測-重砲射撃-戦車・狙撃兵スタックによる強襲により、じりじりと師走川陣地に浸透します。

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正面こそ浸透されたものの、日本軍の抵抗は猛烈でした。側面の八方山や湿地で頑強に抵抗。特に湿地に陣地を構えた二個中隊は、猛烈な砲撃と二度に及ぶ突撃を、地形を生かして阻止。司令部との連絡が途絶し回復ができなくなってもなお抵抗を続け、第10ターンまでここを死守・玉砕しました。

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ソ連軍が主戦線で攻勢を再開できたのは、第10ターンでした。神無川防衛線に戦車・狙撃兵スタックがとりつき、戦いの神砲兵が猛砲撃を再開します。日本軍も増援を投入して、損害を受けた陣地を確保。

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なりふり構わぬソ連軍は、3個の戦車・狙撃兵スタック(!)を投入し、第12ターンについに神無川陣地の一角に食い込むことに成功しましたが・・・ここで時間切れ。邦人脱出ために、防衛線を維持し続けた日本軍の勝利となりました。

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史実同様に展開できる戦場の範囲が限られているため、ゲームとしては歴史的展開を楽しむ部類になるかと思います。ちょっと地形効果が強力すぎるため、史実にも届きませんが・・・。湿地は戦闘力に変化無し、山地も2倍くらいでちょうどいいかも。

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ともあれ、南樺太の戦闘を描いた唯一の国産アイテムですので、興味のある方は終戦に合わせてプレイしてみてはいかがでしょうか?

なお、このソロプレイでWWⅡ帝国陸軍ジャンルのプレイ率が5割を超えました。そちらもご覧ください。
http://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/11314929.html

ちょうど対戦の合間に、エンジョウさんと山田さんが、mitsu持ち込みの「ノモンハンの戦い」(CMJハガキ)を対戦しました。

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このアイテムの特徴は、主導権が戦闘によって頻繁に移りゆくことでして。基本は、主導権側-非主導権側が移動・戦闘を行うのですが、主導権側が敗北すると、瞬間にターンが終了し、イニシアチブが入れ替わるというもの。非常に不安定だったノモンハンの機動戦を、実にスマートに処理しています。

はじめの二戦は、エンジョウさんと山田さんが入れ替えでプレイし、ともに兵力で勝るソ連軍が押し切ったよう。

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これを横目で見ていたmitsuが、どうしてもプレイしたくなりまして。なんと、中華料理屋の料理待ちの間に、山田さんと対戦しました(笑い)。

序盤はソ連軍が押し気味でしたが、中盤に日本軍はそれを受け流しながら、カウンターで自動車化歩兵を包囲殲滅。こりゃ、まずいと、援軍に来た戦車も、戦闘後前進を巧みに使って、撃滅。

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増援の登場で一時的に持ち直すも、VPで負けているソ連軍は無理な攻勢をかけ、またも自動車化歩兵が撃破されたところで、投了となりました。

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ミニゲームならではの手軽さとイニシアチブの逆転を見越した作戦がマッチした、佳作ですね~。

久しぶりに時間が空いたのでオフ会の打診をしたところ、二つの県境を超えて、28号さんが来てくれました。28号さんは、最近、この趣味に復帰したので、早く練度を取り返したいそうで、なんてアグレッシブなんでしょう!

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ネットで購入したばかりという「ノモンハン1939」(CMJ)をお持ちだったので、インストを受けて、初対戦となります。自分も所有していますが未プレイでして、戦後70周年に向けて、帝国陸軍アイテム強化にはもってこいです。

勝利条件は、サドンデスを除けば、モラルが高い側が勝利します。後退やステップロスにより、モラルチェックを強要されるので、敵をいかに効率よく撃破していくかが基本になります。両軍の特徴に当てはめると、少数精鋭の日本軍は、機動力(オーヴァーラン)を駆使して敵戦力の包囲殲滅をはかります。対するソ連軍は、数倍に及ぶ戦力と火力を投入して、正面から敵の撃破を目指します。

軽く2ターンほど、お試しプレイをした後、本戦に入りました。陣営はmitsuが日本軍で、28号さんがソ連軍です。

序盤、日本軍はハルハ河西岸の小林支隊を円形陣を作りながら南下させます。ソ連軍の対応によっては、危険な前進となりますが、初プレイなのでどこまで行けるのか(効果があるのか)、探ってみる予定です。東岸では、残りのユニットで高地に籠もる敵を随時、粉砕し、あわよくば、西岸の小林支隊との連絡を図ります。第2ターン終了時点で、3つの高地を占領し、小林支隊も渡河点近くまで前進します。

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これに対し、ソ連軍は豊富な増援を投入して、反撃に出ます。東岸ではユニット数で不利になったため、日本軍は一度、占領したをバル高地を放棄し、かわりに731高地を攻略します。一方、西岸ではオーヴァーランで混戦となったところに、ソ連軍の狙撃兵連隊が後方を遮断し、包囲攻撃で日本軍の殿に損害を与えます。

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四面楚歌の状況になった西岸で、押すか戻るか?第4ターン、日本軍が選んだのは、渡河点への突進でした。包囲下においていた敵の戦車中隊3スタックを歩兵の夜襲で殲滅すると、行動の自由を得た自動車化部隊が渡河点を突破!背後からバル西高地を包囲し、東軍主力とともに奪取します。

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全部隊に連絡線が設定できるようになった日本軍は、効率的な兵力活用で次々と東岸のソ連軍を粉砕し、第5ターン終了時までにホルステン川区域内の掃討に成功します。

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一方、ソ連軍は重砲を投入して、ハルハ河橋頭堡に猛烈な反撃をかけます。日本軍はフルスタックと死守命令で対抗し、橋頭堡を維持し続けます。

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第6ターン、日本軍は関東軍からの増援とともに、一斉に南下を開始します。狙いは、全高地の占領!ソ連軍が西岸での反撃に傾注したため、増援の展開が遅れ、第7ターンまでにヨヨ高地を除く全高地の占領に成功します。

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ソ連軍も南端からの増援を次々に投入し、ヨヨ高地周辺で激しい戦闘になりましたが・・・最後は、機動力に勝る日本軍が包囲攻撃でこれを陥落させ、サドンデス勝利となりました(モラルによる勝利に優先)。

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初プレイでしたが、異質な軍隊同士の戦闘を十分に堪能しました。3つの全く異なる勝利条件が設定されており、どれを狙うのか、あるいはどこで切り替えるにか、選択肢が多く、いい悩みです。日本軍によるオーヴァーランと選択シークエンス、ソ連軍の増援と攻撃(重砲投入)のバランスなど、戦術的要素も豊富で、繰り返し、楽しめそうです。

<追記>

再戦に向けてルールを確認していたら、ソ連軍の増援手順が違っていたようで・・・はじめの輸送フェイズに、登場へクスを決めるんですね。となると、日本軍の意図を事前に読んで、増援と補給ポイントを振り分ける必要があり、こりゃまた、悩ましい点が増えました。

「アルンヘム」の連戦を終えたところで、いのさんが一言。「ああ、『ビルマの落日』は持ってきてる?」!!まさか、あんなマイナーアイテムに希望があるなんて!(失礼)すると、観戦していたsawadaさんまで、「自分も持っていますよ~」と、俄然やる気に。急遽、車を飛ばして、自宅から取ってきました(笑い)。
 
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「ビルマの落日」(GJ)は、その名の通り、援蒋ルートの打通とビルマ解放狙うを連合軍の攻勢を扱います。ちょうど、今年は70周年にあたります。ゲーム初期には、帝国陸軍も悪名高きインパール作戦など攻勢を取れる状況にあります。VPの関係上、日本軍はアラカン、マニプール、雲南のいずれかで攻勢を取らざるを得ません。
 
システムは行動ポイントを軸にしていて、毎ターン受け取る「物資」を消費して、任意の部隊を活性化し、行動を行います。日本軍は第1ターンを除き、8ポイントを受け取れます(師団にすると4個師団相当を活性化)。対する連合軍は、はじめこそ、10ポイントですが、毎ターン、+1されて、最終第12ターンには、倍の20ポイントを受け取れます。
 
シークエンスは、補充-補給-活性化-回復-作戦(移動/戦闘)となります。作戦フェイズが独特で、ステップロスをすることで日本軍は最大で3回、連合軍は2回の移動/戦闘が行えます。
 
これに、移動力消費の激しいビルマ独特の地形や、活性状態の師団のみが持つZOC(日本軍は旅団も)、簡単に作れて戦闘で1ステップを吸収できる陣地など、シンプルながらヴァリエーションの広い展開となります。 さらに日本軍には、戦闘時に1ステップロスに付き+3シフト(!)ができる強襲、連合軍には空軍による±1の戦闘dr修整か空挺降下/補給、ベンガル湾での強襲上陸など、陣営ごとの特別ルールが雰囲気を盛り上げます。
 
それほど難しいわけではありませんが、独特なシステムのため、初見では展開が見えにくいようです。が、慣れてくると、十分なデヴェロップメントを経ていることもあって、丁々発止の駆け引きを楽しめます。
 
「日本軍は厳しいよ~」といういのさんの感想に応えて、mitsuが帝国陸軍でビルマ防衛を担当します。
 
序盤、日本軍はアキャブとインパール方面で攻勢を開始します。狙うはインド国内の都市占領ですが、たとえできなくても、隣接して居すわることで毎ターン1VPを得ます。また、同時攻勢に出ることで、序盤は物資ポイントの少ない連合軍の対応を限定し、いずれかでVPが上げられるはず。
 
第1ターン、アキャブ方面では、前線のインド師団を歩兵師団が包囲し、DR(Nが包囲により上昇)で1ステップを奪います。インパール作戦では、3個歩兵師団がチンドウィン河に迫ります。その他の戦線では、戦闘比率を上げられないように後方の部隊が前線を強化し、陣地構築に励みます。
 
第2ターン、チンドウィン河を越えた日本軍は、インパール東部にいた敵歩兵師団を撃破すると、第3フェイズにインパール市街地に攻撃をかけます。1:2だった戦闘比を、2回の強襲(+6コラムシフト!)で一気に6:1に。1/2の確率で占領でしたが、惜しくもDR(ステップロスに留まります)。
 
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連合軍もこの方面に兵力を集結し、ただちに反撃に移ります。消耗尽くした1個師団(1個連隊相当)に対し、4:1攻撃をかけましたが、まさかの失敗。すぐさま、塹壕を掘った日本軍に手間取り、これを排除するのに、2ターンを献上します。日本軍は2VPを獲得し、さらに手が回らないアキャブ方面で毎ターン、VPを蓄積していきます。
 
あとは守るだけと、戦線を整えた日本軍は後方からの増援と補充を投入し、各戦線を強化します。連合軍も最後の攻勢に向けて物資の蓄積に励みます。
 
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戦局が動いたのは、雨期明けの第9ターンでした。ため込んだ膨大な物資を使って、連合軍がアキャブと雲南方面で反撃に出ます。航空機を投入した戦闘により、永らくコサックバザールに隣接していた1個師団が壊滅。雲南方面も1個連隊の消耗を喰らいます。
 
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が、後方に引いた陣地が健在で、アキャブこそ、明け渡したものの、補充により前線をキープします。結局、主要陣地帯を抜けずに、連合軍の攻勢が終了します。結果、日本軍10点:連合軍2点で、帝国陸軍の勝利となりました。
 
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その後、観戦武官のsawadaさんが日本軍で、mitsuが連合軍で第二戦(作戦研究)に入りました。
 
連合軍が全力でインパールを守備する作戦をとると、「いろいろと考えることがありますね」とああでもない、こうでもないとユニット捌きを研究し、第2ターンのインパール奪取(できるかもしれない)作戦を実践しました。sawadaさんには珍しく好drで(失礼!)、なんと1/6の確率をこじ開け、インパールを占領!
 
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2個師団は消耗し尽くしますが、「10VPが入るなら賭ける価値はある」と確認しました。となると、連合軍の作戦を研究したくなるわけで・・・。今回は時間切れだったので、ぜひ、次回以降にもプレイしたいものです。

順序が後先になってしまいましたが、例会の報告のまとめを・・・。
 
GW明けの日曜日に、4名の常連さんが集い、日がな一日、ゲームに明け暮れました。事前に対戦希望があったのが、空母戦と三国志マルチで、こちらはしっかり複数対戦になります。余った時間に同人ゲームのインストまでする貪欲ぶりで、非常に濃密な一日でした。全8戦中、6戦が新規プレイという、目新しさ満開の例会でした。
 
先日にプレイされたアイテムと戦績は、以下の通りです。
 
日本機動部隊(CMJ)3戦
 シナリオ10 聯合艦隊対太平洋艦隊  ○日本軍(mitsu)対連合軍(kawa)●
 シナリオ5 珊瑚海海戦  ●日本軍(kawa)対連合軍(エンジョウ)○
 シナリオ7 第二次ソロモン海戦   ○日本軍(エンジョウ)対連合軍(kawa)●
謀略級三国志(GJ)4人プレイ2戦
 ○買詡(kawa)・法正(エンジョウ)・司馬懿(mitsu)・田豊(Tommy)
 ○貂蝉(mitsu)・龐統(エンジョウ)・張昭(Tommy)・左慈(kawa)
義経(GJ)2戦
 ○源氏(mitsu)対平家(Tommy)●
 ●源氏(mitsu)対平家(Tommy)○
ブーゲンビル・キャンペーン(このシュミゲ)
  ○連合軍(Tommy)対日本軍(mitsu)●
 
こちらは、インストプレイの「ブーゲンビル・キャンペーン」(このシュミゲ)。途中で連合軍の主戦力が2回も入れ替わる変わり種ですが、5分ほどのインストでスタート。
 
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序盤に、史実通り、中部に上陸した連合軍が、飛行場を守りきりながら、前線を拡大。
 
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中盤に、2個師団の増援により、じわじわと占領地を広げます。
 
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日本軍も決死の反撃をしますが、武運つたなく、失敗します。終盤に消耗したところを、オーストラリア軍の逆襲に遭って、主力が壊滅するという、あんまりな展開で、幕を下ろしました。
 
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「項羽と劉邦」の熱戦が終わったところで、箸休めに「ブーゲンビル・キャンペーン」(同人誌)をプレイしました。同人扱いではありますが、「このシュミゲがすごい!」に載ったクオリティの高いミニゲームで、デザイナーは最近、きれキレの中黒氏です。
 
このゲームの胆は、初期配置にあります。ブーゲンビル島では、主にVP地点は4つほどあり、北部・西部・東部・南部に均等に点在しています。数は多いけれど、質で劣る日本軍が、まず、ブラインドでセットアップします。この時、2枚のダミーがあり、これらを組み合わせて、敵の侵攻を予想し、初期配置をするわけです。
 
一方の連合軍は、個々の戦闘力では、日本軍を大きく凌駕していますが、序盤はわずかに3ユニットと、圧倒的に数が少ない。日本軍の配置を読み、これをどこに上陸させるかが、鍵になります。
 
第一戦は、mitsuが連合軍を、エンジョウさんが日本軍を担当します。第1ターン、強力無比な海兵隊は、北部に1つと、西部に2つと分散上陸をします。これが、ドンピシャ!日本軍は北部にダミーしか配置していなかったので、難なく、ボニス飛行場を確保し、VPをゲットします。
 
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日本軍は、中央部の敵に兵力を集中し、反撃を試みますが、海兵隊ががっちりと防御陣を守りきります。
 
第4ターン、海兵隊から変わったアメリアル師団と第37師団が反攻に転じ、戦線は膠着へ。
 
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第6ターン、今度はオーストリア軍が交替し、敵兵に圧力をかけます。4ユニットを撃破され、ほとんどが疲労状態になったところで、日本軍が投了し、連合軍の勝利となりました。
 
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第二戦も、同じ陣営でプレイ。今度は、アメリカ軍は南部への上陸を敢行します。これまた、当たりで、少数の守備隊を撃破し、ブイン飛行場を占領!
 
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そのまま、南部半分を制圧し、反撃失敗で、日本軍が3ユニットになった時点で、終了となりました。
 
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第三戦は、陣営を入れ替えて、エンジョウさんが連合軍を、mitsuが日本軍を担当します。
先の反省から、北部と南部に十分な兵力を配置します(ただし、南部はダミーを使って、一部は見せかけに)。これを見たエンジョウさんは、南部上陸を断念し、中部のタロキナと北部へ上陸をかけます。
 
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北部ではタリナに配置された一個連隊が前進防御で時間を稼ぐ間に、増援をタリナに上陸させ、これを難攻不落にします。一方、中部では、第1ターンの1個大隊を、タロキナ北方に逆上陸させ、飛行場の設営を妨害します(VPの阻止)。
 
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連合軍が攻めあぐんでいる間に、増援を持って日本軍がタロキナ包囲網を引き、戦線は膠着。オーストリア軍登場でも逆転は不可能ということで、日本軍の勝利となりました。
 
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非常の手軽なルールながら、事前の計画が問われる、中黒イズム満載のミニゲームでした。このあたりは、Bonsai Gamesの「NORWAY!」あたりに通ずるかも・・・。
 
後からよくルールを見たら、アメリカル師団と第37師団は、VPを献上することで(強襲ではない)海岸上陸を行える手もあったようなので、ぜひ、これを活用してみたいです。1ゲームは、10-20分程度。ちはら会のみなさん、次回あたりにいかがでしょうか?
 
別件で。
先日、立ち上げたばかりの帝国陸軍ジャンルですが、このプレイで早くも目標の割を達成しました。記事を更新しましたので、ご覧ください。
 
恵まれない帝国陸軍ものに愛の手を・・・ちはら会「マイナーアイテム救出(成仏?)作戦」

「本能寺への道」の後、まあさんと紫龍さんが最新の太平洋戦争キャンペーンの「太平洋戦史」(CMJ)をプレイしていました。「海戦は得意でないのですが・・・」といいながら、紫龍さんのインストで最後までプレイ。
 
途中、二人がカードを睨んで、同じようにうなっていたのが、印象的でした。まあさん曰く「実に悩ましいゲーム」だそうです。
 
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こちらは、「Beda Fomm」後の時間調整にプレイした「インパール作戦1944」(GJ)。堀場氏デザインのミニゲームで、早ければ15分で終了します。というのは、放っておいても、日本軍の補給が枯渇するからで、よほど補給drに恵まれない限り、5-6ターンで補給が底をつきます。
 
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第1-2戦は、mitsuがイギリス軍、HAさんが日本軍を担当しますが・・・史実通りの三道分進をとった日本軍は、重要拠点を墜とせず、早々にギブアップに。実は、前日にmitsuが10戦近くソロをしたのですが、一度も日本軍が勝てません。こりゃ、際物アイテムかなと、思い始めましたが・・・。
 
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第3戦は、陣営を入れ替えて、対戦。dr大王でない限り、分進合撃が行き詰まるのが目に見えていたので、主力を中央に置き(戦車配置)、第31師団を支援に回します。南は「チャーチル給与」目当ての助攻にします。
 
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中央に戦車を配置し、戦闘補給を与えたことで、敵を撃滅しながら、早々にサンジャックを攻略します。あとは、いつ、インパールを攻めるかでしたが、トンザンが陥落し、補給が改善された瞬間を待って、電撃的に強襲。決して高い確率ではありませんでしたが、戦車効果が効いて、インパールが陥落します。日本軍、遂に勝つ!
 
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年の瀬となった30日に、ちはら会常連のsawadaさんと自宅オフ会を開きました。sawadaさんは久しぶりにCMJ誌を購入したとのことで、最新号の「Race to Tokyo」(CMJ)を希望。自分はテーマごとにプレイすることが多いので、新しいアイテムをすぐに対戦するのは珍しいです。
 
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一応、ソロもやっていたので、バランスを話題にしたところ、sawadaさん曰く、第8軍の方が有利、とのこと。自分は、圧倒的に第1軍有利と思っていたので、では、検証しましょうと、陣営を決めました。
第8軍、東部日本軍…sawada
第1軍、西部日本軍…mitsu
 
第1ターン、両軍とも前線には戦闘部隊をフルに陸揚げし、海岸陣地を攻撃します。第1軍の3箇所の攻撃は、全て、決まって、Deに。やむなく、東部日本軍は、戦車旅団と生き残った1個師団で、時間稼ぎをします。
 
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一方、第8軍は、いきなり、Exを出す不吉な展開。次ターンにすぐに回復できるので、影響は少ないですが、どうなることやら。
 
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第2-3ターン、両軍は、敵の抵抗を粉砕しつつ、順調に前進をします。第1軍は、危険を覚悟で突進させた1個師団が千葉を迂回し、敵の防衛線に食い込みます。印旛沼の隘路を使用できなくなった日本軍は、全面撤退となり、早くも江戸川越しに逃げ込みます。
 
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一方、第8軍は、日本軍第36軍の制限解除に触れないよう、横浜を無視して、多摩川をめざして、北上します。
 
第4ターン、横浜前面にいた第8軍部隊に対し、日本軍が1:1の反撃を実施します。その結果、Drとなった1個師団が後退し、望まぬ横浜(?)を占領。次ターンに、第36軍の半数がこちらに向かうことに。
 
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一方、第1軍は、足止め部隊を排除しつつ、都内攻撃の準備を進めます。
 
転機となったのは、第5ターンでした。東部日本軍が、時間稼ぎのために3個師団を投入して、第1軍に攻撃をかけましたが、アントライドの宿命で比が上がらず、1:2に。それでも、通常のdrだったら問題はなかったのですが、ここで不運の魔術師sawadaさんの妖術が炸裂!唯一、出してはいけない6を出し、3個師団が昇天!って、都内がガラ空きじゃないですか!
 
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第6ターンに、すかさず、2個師団が浸透し、皇居陥落は時間の問題に。第8軍も、機甲師団による強引な突破で、多摩川を越えたものの、刻すでに遅し。第1軍が都内を席巻し、別働隊が水戸を堕としたことで、VPはマックスまで上昇し、第1軍の勝利となりました。
 
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まあ、この展開なら、東部日本軍の攻撃失敗がなかったとしても、第1軍の有利は変わらなかったと思います。逆に第8軍としては、徹底的に横浜・川崎から離れて前進するプランもありますが、地形効果の厳しい丹沢山系を抜けるのには、よほど、アントライドとdrに恵まれないと、今回のように時間切れになることでしょう。年が明けたので、こちらの研究でもしてみますか。
 
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