歴史・戦史研究「ちはら会」Zwei

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カテゴリ: 日本史 戦国時代

今月のソロ第一弾は、「ウォーゲームハンドブック2017」から「小牧・長久手の戦い」(CMJ)です。今年はほとんどソロAARを発表してこなかったので、年末に駆け込みを狙っています。このアイテムは、いわゆる作戦級の小牧戦役で、チットドリブンを採用しています。変わっているのは、チットは任意の1ユニットのみが移動を行うというもので、全てのチット引きが終了すると、戦闘になるシステムです。

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両軍ともユニット数は10程度しかないのですが、チットドリブンによって、思わぬ浸透や猛烈な反撃が可能になります。この時代らしく(砦・城内以外は)強ZOCであり、敵より大きな戦力の側は離脱ができます。

そのターンに一番はじめのチットを引いた陣営が、戦闘の主導権(組み合わせと戦闘順の決定)を取れます。戦闘は、お互いにdrし、総戦闘力を差し引きして、ヒットポイントを決めます。1ヒットにつき1へクス後退か、1ステップロスを選択します。後退は最大2へクスなので、3ヒットを与えれば、確実に1ステップロスを与えらえ、4ヒットならば全滅します。戦力差がなければ、お互いに1/12で全滅させられる可能性が有り、包囲していると10/36となります。戦闘はよい意味で振れが大きく、完全優位な戦闘でまさかの番狂わせや一か八かの特攻が成り立ちます。

地形効果は河川が-1。城・砦は+2であり、城・砦のみスタックが許されるので、2ユニット以上がいると、まず、落ちません。ZOC の無効化と相まって、城・砦効果が絶妙で、濃尾平野を舞台に、激しい機動戦と攻城戦が起こります。セットアップは指定です。敵よりも多くの城・砦を取ることが義務づけられている羽柴軍が、攻勢側となります。徳川・織田連合軍は、それを阻止するか、秀吉を討ち取れば勝利です。

第1ターン、その後の展開を大きく左右する第一手は、徳川・織田連合軍。徳川勢は、すぐさま、敵の進攻路に当たる上条へ酒井忠次を派遣します。主導権は、徳川・織田連合軍にあるため、砦にいる先手が非戦闘を宣言すれば、このターンの攻城戦は起こらず、1ターンの時間稼ぎができます。羽柴軍はやむなく3戦力部隊で上条を包囲すると、犬山に秀吉主力を増援で送り込みます。

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第2ターン、今度は羽柴軍が主導権を取り、上条を巡る戦いが勃発します。両軍ともこの地域に増援をつぎ込み、二つの戦闘が起こります。

まず、本命の上条攻めですが、羽柴軍が3個部隊を投入したことにより、+1となります。結果、羽柴軍が強襲で押し切り、酒井隊に2ヒットを与えます。退却できれば生き伸びられたのですが、退路を遮断されていたため、城を枕に酒井忠次が討ち死にします。一方、-1の犠牲攻撃となった池田隊対井伊・徳川隊の戦闘は、家康の巧みな戦術により池田勢が全滅となります。

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第3ターン、この河川地帯を巡り、両軍は更なる増援をつぎ込み、4カ所で包囲し包囲される大乱戦となります。その結果、地の利を得ている徳川勢が劣勢を物ともせず、量の羽柴勢を押し返します。マイナス戦力にもかかわらず、関白秀次を討ち取り、堀直政を消耗させ、森可成を後退させます。が、強引な城攻めをせざるを得なかった家康勢が、大打撃を受けて討ち死にしてしまいます。

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第4ターン、両軍ともかなりの消耗をしましたが、羽柴軍は数の優位を生かして、岩崎方面に向けて攻勢を続けます。羽柴軍は消耗した堀直政が壊滅し、徳川・織田連合軍は丹羽氏次が猛烈な正面攻撃で全滅します。


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最終の第5ターン、砦・城が同数のため、このままでは敗北となる羽柴軍は、トリッキーな機動で敵を翻弄し、チャンスをうかがいます。その本命は、守備隊が激減している小牧城!大胆な機動で敵の背後に回り込んだ秀吉本隊が、前後から小牧城を包囲し、+1の強襲を掛けます。勝率は4割程度でしたが・・・見事に成功!濃尾平野の要衝-小牧城に千成瓢箪の馬印が翻り、羽柴軍の勝利となりました。

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このプレイタイムは、わずか30分ほど。極めてシンプルなルールながら、史実通りの激しい機動戦が再現できる逸品でしょう。今度は、ぜひ、対戦したいものです。

この最後の対戦は、str会長と「秀吉怒濤の天下統一」(GJ)です。茨城会では、str会長やMCさん、水戸爺さんなどのVASSAL対戦で研究が進んでいて、MCさん開発の秀吉側プランがあるとのことで。str会長が秀吉側で、mitsuが反秀吉側です。

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第0ターン、秀吉側は、まず、「伊賀忍者の反乱」で反秀吉側の4作戦ポイントカードを奪います。が、このターンは三手番しかできないので、一枚は無駄かと思いましたが・・・。次に秀吉軍が京都へ「普通」に進軍し、明智軍が攻撃をかけたところ、はじめに選択していた「伏兵」をプレイし、4枚のカードをきっちりと使い果たせることに。最後は、「清洲会議」で味方を参戦させ、敵側の参戦レベルをかなり低く抑える成功します。

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第1ターン、秀吉側は伊勢の滝川を降伏させ、兵力を増強します。反秀吉側は参戦の促しと柴田勢を使った牽制をしますが、潤沢な兵力のため、秀吉側の盤石な基盤を崩せず。1ターンの味方の参戦遅れが響いて、1枚差を維持するのがやっとです。

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第2ターン、秀吉側は着々と畿内及び中部制圧を進め、6補給拠点を奪います。反秀吉側はなんとか、徳川と長宗我部、島津を参戦させるも、秀吉側の「堺商人」により2大名が中立化し、枚数は6:3とほぼ決定的に。

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第3ターン、秀吉側に「伊賀隠者の反乱」がきて7:2に(!)。結局、最後は10補給拠点を押さえられ、サドンデス負けになりました。

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カード引きも惨かったかと思いますが、最後は30分以上、することがなく・・・CDSだと時々あるんですが、まともな「対戦」にならなかったのが残念です。本当は「伊賀隠者の反乱」で投了でしたかね~(久しぶりで「止めどき」がわからなかった)。

このアイテムは慣れてくると、反秀吉側が有利かと思います。よって、バランス調整として、自分も「伊賀忍者の反乱」をはじめの手番に入れて、相手の参戦を遅らせたことはあります。が、「伏兵」ありで4枚を使えるようにすると、ちょっと秀吉側に振れすぎかなと感じました。そもそも、「伏兵」の付帯条件に「敵軍の手番」とあり、明智軍はあくまで(手番を持たない)「中立軍」扱いかなと。

仮に「伏兵」が有効だとしても、これだけバランスの振れが大きいゲームだと、対戦では使用を考えるかも・・・。昔、ロシアン・キャンペーンで「ヒトラーによるセバストポリ籠城作戦」(ヒトラーが死ななければ、負けない!)を見たときと、同じような印象でした。ただし、ルール上OKなら、かなり有効な手ではあるので、初心者救済プランか、ギャグネタで、GJ誌あたりに投稿が一番かな~(笑い)。

続いて、最近のマイブームの「秀吉怒濤の天下統一」(GJ)を対戦します。カードの使い回しが肝の秀吉側をmitsuが、外線で選択がしやすい反秀吉側を近藤さんが担当します。

第0ターン、畿内に突入した秀吉勢を明智が迎え撃ち、4ヒットを与えます(期待値通り)。秀吉側はダブルアクションの「大返し」を使って、明智を滅亡させます。一手目でうまく壊滅できたので、主力はそのまま、伊勢に突入します。

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第1ターン、「洞ヶ峠」で柴田を足止めすると、そのまま、伊勢を攻略し、滝川を滅亡させます。

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第2ターン、続いて主力を越前に侵攻させ、柴田勢を削ります。同時に別働隊を美濃に侵攻させ、圧力をかけます。

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第3ターン、佐々勢が援軍で到着したため、越前は未だ落ちませんが、美濃を別働隊が攻略。さらに、尾張で筒井と丹羽が「太閤検地」で支配権を奪います。

この時点で、カード枚数差が3枚になったので、逆転は難しいと、秀吉側勝利で終了とします。

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さくっとインストが終わったので、同じ陣営で第二戦に。

序盤、明智勢の意外な抵抗に手こずりますが(「大返し」の第一撃では落ちず)、どうにか京を確保。

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第1ターン、「北の茶会」が来たので、捨て札になっている「伊賀忍者の反乱」を回収し、実行します。カード枚数の優位を生かして、伊勢を攻略し、美濃と尾張に次の矛先を向けます。

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第2ターン、先手で秀吉勢が美濃を攻略しますが、すかさず、柴田勢が山越えで美濃に侵攻します。ここでは、またも「洞ヶ峠」で柴田を足止めします。

ならばと、今度は徳川隊が「海道一の弓取り」で、尾張の別働隊の消耗を図りますが、「伏兵」でチャラに。なおも、攻撃精神溢れる徳川隊は「兵糧米」で回復し、まさに「鉄砲隊」を見舞わんとしましたが、秀吉側は一歩早く「七本槍」を発動!一気に戦局をつかめるはずだった反秀吉側は、悉く、チャンスをつぶされ、プレイヤーのモラルが崩壊し、秀吉側の連勝となりました。

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「う~ん、圧倒的な差があるようで」と、近藤さんは言っていましたが、実は秀吉側はまだゆとりを持てない状況でした。策略が来て、ギリギリうまくいったわけで(「洞ヶ峠」とか「北の茶会」とか)、まだ、打てる手はあったかと思います。

だいぶ、秀吉側の作戦は見えてきたので、次は反秀吉側の手を考えてみたいと思います。

夕方にたまたま茨城を訪れていたTommyさんが、来場しまして。お手すきだったにしさんをお誘いして、「忍者大戦」(WGJ) をプレイしました。drによっては、5分で片が付く(憤死!)というお手軽さから、このところ、ヘビロテになっています。

はじめの三戦は、にし忍、Tommy忍、mitsu忍の戦いに。第一戦は、カード周りもよく、三人とも順調に経験を積み重ねます。ところが、後半になって、ネガティブカードが来た上に、drが乱丁となり、Tommy忍、mitsu忍が任務中に命を落とします。こうなると、余裕のにし忍がそのまま逃げ切りとなりました。3人とも生き延びたので、次もマッチレースを予想したのですが、実は第一戦が「最良のプレイ」になるとは・・・。

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第二戦は、はじめから荒れた展開で、まず、Tommy忍が初任務に失敗し、初代が死亡。続いてmitsu忍が二連続失敗で、舞台から消えます。と、これが感染ったのか、にし忍も一つだけ、任務を遂行したところで、二代目も露と消え・・・。結果、生き残ったTommy忍の勝利に。そうだ、これがあるんですよね~。

第三戦は、はじめからハード任務のカードばかりでしたが、mitsu忍とTommy忍がどうにかクリア。と、進退窮まったにし忍は、わずか3ターン目に「引退」を選びます。確かに滅亡するよりはましですが・・・。結果的には、mitsu忍が順当に7つの任務を遂行し、44点で勝利しました。

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と、ここで、Tommyさんが所用で帰ったのですが、脇で見ていたMCさんが参戦し、怒濤の7連戦となります。ここからが荒れに荒れまして。

「今まで、実は勝ったことがない」というMC忍は、宣言通り(?)ビックリdrを連発します。3以上でOKなのに12とか、4以上の安牌で見事に3とか、平均値が出ないこと、出ないこと!7戦して、なんと5戦で滅亡し、生き残った2戦も初代が憤死という、たぐいまれな死亡率に(死亡12人/のべ14人)。

これがみんなにも「感染」し、二人が生き残ったのはわずかに二戦だけで、いずれもにし忍が手堅いVP獲得で勝利します。あとは、全て「生き残ったから、勝ち」に。う~ん、中世のペスト禍より質が悪いぞ!

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あまりの死亡率に、第9戦などはにし忍が初手から「引退」宣言!なんと、そのまま、生き残り勝利となります(笑い)。もしかして「引退」は最強カードなのか?!(うそ)

これで10戦が終わったので、切りがいいところでと思っていたら、例会後半に食事会の「時間調整」で、三度、忍者道に。ここで、茨城会のstr会長が参加し、mitsu忍、MC忍、にし忍の4人プレイになります。

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メンツが替わったにもかかわらず、忍者抹殺drは猖獗を極めます。なんと、str忍は5人連続で戦死。こりゃ厳しいと、簡単任務にしたにもかかわらず、ピンゾロを出せる能力は健在?!(本人は全然、うれしくないでしょうが・・・)

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あまりの展開に、6人目は早々に「引退」宣言して、とにかく生き残ります。「わたしたち、ふつーの男の子に戻ります!」

これで流れが変わったのか、最終第14戦は、str忍に希望の光が・・・。これまでのお笑いdrが嘘のように、きっちりと任務をこなし、VPを積み重ねます。反対に、残りの三人が悉く、生き残りに失敗し・・・なんと生き残り!「ああ、これで初めて勝ちました」str会長はこれが「忍者大戦」初勝利だそうで・・・。

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幕間に始めたはずの運のしカードアイテムでしたが、過去最高の14戦で終えることができました、とさ。ああ、まだ、MCさんは未勝利なので、次回も続きそうかしら(笑い)。

<この日の忍者戦績>
 mitsu忍…6勝(14戦)
 にし忍…6勝(14戦)
 MC忍…未勝利(11戦)
 str忍…1勝(4戦)
 Tommy忍…1勝(3戦)

「シン・関ヶ原」に続いて、MCさんと「秀吉怒濤の天下統一」(GJ)を対戦しました。陣営は、秀吉側(mitsu)対反秀吉側(MC)です。

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第0ターン、秀吉側は4ヒットを受けながらも「大返し」で光秀を殲滅し、そのまま、伊勢に突入します。

第1ターン、秀吉側は数を生かして攻撃をかけ、伊勢を攻略し、滝川を降伏させます。反秀吉側は長宗我部と島津を参戦させ、カード枚数を1枚差に止めます。

第2ターン、柴田が籠もっている越前に秀吉主力が投入し、七本槍で柴田を殲滅します。別働隊は美濃に侵攻し、中央部の制圧を目指します。反秀吉側は徳川を参戦させますが、秀吉側が「浅井三姉妹」で再び、中立に。

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第3ターン、秀吉側は大兵力を持って美濃を陥落させます。同時に「堺商人」で徳川を釘付けにし、緊急徴募でさらなる兵力を招集します。

第4ターン、豊富なカードを手に入れた秀吉側は、調略で東海を攻略すると、全兵力を持って徳川攻めに移ります。徳川も高い攻撃力を生かして反撃しますが、最後は鉄砲隊がものをいい、家康も降伏に。この時点でサドンデスまで後1エリアとなったので、秀吉側の勝利で終了しました。

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思いの外、早く進んだので、秀吉側(MC)対反秀吉側(mitsu)と陣営を入れ換えて、第二戦に。

本能寺ターンで光秀を倒した秀吉は、想定通り、伊勢に侵攻し、これを奪取します。反秀吉側は、参戦した長宗我部を北四国に、主力の柴田を近江に突入させます。

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第2ターン、柴田勢は近江を攻略し、長宗我部を畿内に向けて海上移動させます。これに対し、秀吉側は主力を美濃に向け、これを攻略します。さらに、長宗我部の隙を突いた毛利が北四国に逆上陸すると、ここで「調略」!なんと、長宗我部の本拠を手に入れることに。

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第3ターン、軍事行動を優先させたためにカード数が伸びない反秀吉側に対し、秀吉側は2倍の枚数を持って、次々に自陣営の中立大名を参戦させます。反秀吉側も負けじと、参戦した徳川勢を持って美濃を攻略し、なんとか1枚差まで回復させます。

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第4ターン、反秀吉側が長宗我部で本領を奪還しますが、ここで秀吉側が「洞ヶ峠」で家康の足を止めてしまいます。その間に越前と近江を回復します。反秀吉側は「堺商人」で一時的に毛利を中立化することに成功し、カード枚数を6:6のイーブンにしましたが・・・。

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第5ターン、補充で戦力を増加させた秀吉側は、水攻めや干し殺しなどのカードを駆使して、徐々に反秀吉側の戦力を削っていきます。中立化していた毛利を引き戻し、カード数で8枚までこぎ着けます。

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第6ターン、またも「調略」で長宗我部の本拠を攻略すると、上杉勢を持って電撃的に関東を制圧します。と、この時点でVPが10点に達し、サドンデスとなりました。

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う~ん、反秀吉側も軍事的な侵攻で粘ったつもりですが、やはり秀吉側のイベント効果が大きく。出撃した後の拠点を狙われ、カード差で持って行かれました。秀吉側にも「七本槍」や「大返し」など戦闘系カードも有り、つい、使いたくなりますが、本質は攻略系や敵兵力を削る調略系が有効なんでしょうね。

反秀吉側も高戦力を生かして反撃したくなりますが、もしかしたら、敵に攻めさせて時間を稼ぐことがいいのかも。今のところ、秀吉側がやや優勢なので、対抗策を考えてみたいと思います。

この日の緒戦は、こまいふさんのマッチメークもあって、MCさんとの「シン・関ヶ原」(GJ)です。MCさんは若さに似合わず、かなりの論理派で、西軍による「早期の畿内制圧作戦」を考え出しています。当然、陣営は西軍(MC)対東軍(mitsu)となります。

序盤、西軍は大和の増田を攻め、これを陥落させます。ところが、確率的には落ちるはずの山城が第1ターンに落ちず(!)。それでも、第2ターンには伊賀経由で伊勢まで進出し、丹後攻略と合わせて、10VPを獲得します。

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これにより、「秀頼」投入が可能となり、第4ターンには南近江を落とし、一時的に「秀吉恩顧」が見込める12VPに。

これに対し、東軍は「約束状」を持って、山城の吉川を中立化し、さらに後詰めで南近江に進出した毛利も中立化させます。その上で東軍先鋒で伊勢を奪還します。

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第5ターン、後方から駆けつけた家康・黒田隊と宇喜多隊の決戦となります。結果は、東軍の勝利で、兵力的に東軍が優勢に立ちます。

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が、ここからが、西軍の遅滞戦術の見せ場でした。常に先手をとると、決戦を避け、足止め部隊で時間を稼ぎます。兵力差は広がるものの、巧みな「捨てがまり」によって、東軍は一歩も畿内に進入できず。

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最終ターンに、西軍が佐竹を参戦させたことでVPで差を付けます。結果、ほとんど西軍の主力は壊滅したにもかかわらず、判定勝ちになりました。

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個人的には、味方の増田を攻めるのはどうか、とか、盤上だけなら西軍の戦略的敗北、とか、史実的には「?」はありますが、ゲームとしては確かに有効でして。

このあたりは、「早期の畿内制圧作戦」を10戦以上やり込んだという、対戦差が出たかと思います。まあ、それでも東軍が対抗策を出して、最終ターンまで圧力をかけ続けたので、今回はよしかな~。

午後から、久々のDさんと、GJの新作「秀吉怒濤の天下統一」を対戦しました。Dさんがはじめてだったので、インストプレイです。カードの巡りによって、大きく展開が変わります。

第一戦は、秀吉側(mitsu)対反秀吉側(D)の戦いです、第0ターンの明智攻撃は想定通りに成功し、「清洲会議」で一気に味方陣営を増やします。

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第1-2ターン、反秀吉側は外交を中心に、神戸と北畠、雑賀衆を活性化させます。敵主力が動かないとみた秀吉側は、「茶会」で「七本槍」を回収すると、電撃的に越前に侵攻し、柴田を壊滅させます。

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第3ターン、反秀吉側は島津を参戦させ、北進します。これに対し、秀吉側は緊急徴募と兵糧米でダブルアクションを行い、美濃・尾張を席巻します。また、攻撃に出た雑賀衆を細川勢で逆襲し、主力を壊滅させます。この時点でカード差は7:3になり、逆転は難しいと終了に。

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第2戦は、序盤、反秀吉側が主導権を持って、積極攻勢に出ます。羽柴側が伊勢の攻略に乗り出したのを見ると、柴田・佐久間を南下させ、近江で圧力をかけます。同時に長宗我部が四国を統一し、雑賀が参戦と包囲網を作り上げます。

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第2ターンには、摂津で雑賀衆と長宗我部が合流し、危機的状況に。これに対し、秀吉側は「洞ヶ峠」で柴田を足止めすると、主力を持って摂津に侵攻し、反秀吉勢力を壊滅させます。

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第3ターン、鉄砲隊をゲットすると、すかさず、秀吉与力の集中攻撃で、柴田主力を壊滅させます。返す刀で秀吉本隊は美濃に、別働隊が越前に侵攻します。

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第4ターン、決死の反秀吉側は、「騎馬隊」を使用して、奇策で佐々勢を京に突させますが、毛利勢が応援に駆けつけ、膠着。その隙に、尾張に侵攻した別働隊が「太閤検地」で支配権を奪取します。この時点で、またもカード差が7:3になったので、終了とします。

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システムに慣れたところで、第三戦は陣営を入れ替え、秀吉側(D)対反秀吉側(mitsu)の対戦に。第0ターンに「水攻め」で明智の兵力を削った上で「大返し」で無傷で京を手に入れます。

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順調かと思われた第1ターン、いきなり反秀吉側に「伊賀忍者」が来て、カード数が逆転。しかも最良の攻撃カード「鉄砲隊」を奪われた時点で、Dさんのモラルが崩壊し、終了。

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「う~ん、本当は(計算のできない)CDSは好きではないんですよ」「(dr運がよくないので)20個振っても、2発くらいしか当たらない気がする」と作戦級の鬼にも、弱点があったとは。ちょっと癖のあるアイテムなので、カードが偏るときついですね~。

まだ、底は見えない気がするので、ぜひ、どなたか、対戦してみませんか?

今回も他のプレイヤーの対戦終了を待つ間に、お手軽戦国(?)アイテムの「忍者大戦」(WGJ)をプレイしました。

まず、第一戦はmitsu忍とはまる忍の対決でしたが・・・はまる忍がなんと一巡目で任務失敗。mitsu忍も二巡目に無難な任務にもかかわらず、ピンゾロを出して、昇天。こりゃ、波乱の展開と思った通り、5巡もしないうちに二代目も死亡し、両者敗北となりました。いきなり、10以上の任務ばかりなんて、厳しすぎるゾ!

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0分もしないうちに終わったので、そのまま、第二戦に。mitsu忍が地味な任務ながら着実に成功させていくものの、はまる忍はいまだdrに祟られ、死亡が相次ぎ、脱落します。となれば、生き残るのみと、「引退」をプレイしたことで、mitsu忍の勝利となりました。

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第三戦は、はじめてまともなプレイに。両者ともきっちりdrを決めて、任務を積み重ね、年季とVPを蓄積していきます。7枚目に突入し、mitsuがゲットしたところで、ゲームエンド。両者のポイントはほぼ同じでしたが、年季の差が物をいって、mitsu忍の勝利となりました。

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その後、終了間際にも、はまる忍・多摩武蔵守忍・mitsu忍の3人でプレイしましたが、のべ6人中、3人が死亡するブラッディな展開になり、多摩武蔵守忍・はまる忍が一勝ずつとなりました。

最後に、ちはら会でマルチをするときのお願いが一つ。マルチで「仲間うち」プレイをされると、そうでない人が割を食っておもしろみがなくなるので、それぞれが自己の勝利を目指すことをお願いしますね~。

お昼になって、BIBIさんが合流したので、三人でできるものをと、「忍者大戦」(WGJ) をプレイしました。要は、大きなdrを出しさえすればOK(?ホントか)のイケイケカードゲームです。

序盤、各陣営とも地道に任務をこなし、+1-+2のdr修整能力を上げていきます。確率的にはそれほど難しい難易度ではなかったのですが、ここでもstr忍がまさかのローロール!友達のハズだった熊に襲われ、命を落とします(笑い)。

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二代目になっても苦闘は続きますが、なんとか根性drで凌ぎ、3人とも練度を上げていきます。

しかし、mitsu忍とBIBI忍がかなりの経験を積んで、あと少しで7つ目に手が届きそうになった終盤、またもstr忍を悲劇が・・・。2d6で4以上でOKのところ、まさかの失敗。二代目も死亡し、ゲームから脱落します。

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あとは、mitsu忍とBIBI忍のマッチレースでしたが、手番の関係でBIBI忍をゲットし、ゲーム終了。VP計算をしたところ、任務の基礎点と経験年数点は、なんと同点に。最後はオプションの任務のボーナスが物を言い、わずか2点差でBIBI忍の勝利となりました。

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う~ん、それにしても、島田戦車隊といい、秀吉天下統一といい、今日のstr会長のdrは凄すぎる。これも、ちはら会ブログのため?!(笑い)笑いの絶えない3アイテム目でした。

続いて、茨城会でよくプレイされている戦国アイテムから、GJ最新の「秀吉怒濤の天下統一」を対戦しました。「座った場所でいきましょう(?)」と、秀吉側(str)対反秀吉側(mitsu)のプレイになりました。

第0ターン、秀吉側は主力を京都へ突入させると、すかさず、攻撃を加えます。ところが・・・なんと、光秀を討ちもらし!なんとか「清洲会議」を開いて、諸将を味方に付けるものの、大幅に出遅れます。

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第1ターン、秀吉側はなんとか明智を滅ぼし、伊勢攻めに移るものの、反秀吉側も次々に大名を参戦させ、カード数で逆転します。

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第2ターン、滝川を討った秀吉はそのまま越前攻めを行いますが、さすがに柴田はしぶとく時間がかかります。その間に、反秀吉側は雑賀衆を使って摂津を陥落させ、また、遠く九州では島津勢が北九州を制圧します。

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第3ターン、再三の攻撃でついに柴田が全滅するものの、隙を突いて家康が近江を制圧し、雑賀衆が京も奪取するに及び、もはや逆転は不可能と、反秀吉側の勝利となりました。

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「そもそも、光秀が死んでないのに、清洲会議を開くのって、どうよ?」(笑い)とdrの不運を呪ったところで、第二戦に入ります。

今度は、順調に第0ターンに明智を滅ぼした秀吉側は、すかさず、伊勢制圧に移ります。反秀吉側も徳川を参戦させ、伊勢への援軍とします。数年早い徳川・羽柴の直接対決は、秀吉側のdrが絶好調。第2ターンにこれを陥落させます。

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第3ターン、秀吉側は返す刀で「洞ヶ峠」で柴田を足止めした越前に侵攻しますが、なんと緊急補充で早くも回復した徳川勢が、近江を電撃攻略。また、雑賀衆が摂津を墜として、カード枚数は3:9と圧倒的に。

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第4ターン、起死回生の一発と、秀吉側は「七本槍」で攻撃をかけましたが、あろうことか「伏兵」にあい、壊滅状態に。

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これ以上は厳しいと、第二戦も反秀吉側の勝利となりました。

カードの巡りにもよりますが、秀吉側は序盤からカード差を逆転されると、かなりきつくなります。決して打撃力が高くない秀吉側としては、時には中小大名で時間稼ぎを行いながら、効果的な策略を使えるようにする必要がありそうです。特に、島津の北九州侵攻については、毛利勢を後詰めにして対抗するといいかも。

ともかく、まだ、十分に作戦が確立していないので、しばらくやり込んでみたいものです。

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