前回の台風と違い、晴天なれど猛烈な暑さで筑波山が少し曇って見える、八月最後の土曜日に、茨城会に行ってきました。思ったより早く着いたので、他の卓を見ながら、対戦の準備をしていたところ、にしさんが到着。ちはら会でも対戦した「ノルマンディの切り札」(CMJ)の再戦をすることにしました。陣営は、連合軍がにしさんで、ドイツ軍がmitsuです。

上陸侵攻ターン、連合軍はジュノー海岸のみ、3:2で損害を受け、「血のジュノー」になりましたが、その他は無事に上陸や着陸を果たします。
第1ターン、イギリス軍が第716歩兵師団を包囲攻撃しましたが、これはEXとなります。ユタ海岸方面では、第82空挺師団が戦線拡大を図ったため、2個歩兵師団で包囲し、動きを止めます。

第2ターン、イギリス軍は包囲下の第716歩兵師団を殲滅し、機甲部隊をバイユーに派遣し、これを奪取します。また、ユタ海岸方面でもアメリカ軍の2回の攻撃により、第711歩兵師団が除去されます。対するドイツ軍は、地形を利用して戦線を整理します。

第3ターン、イギリス軍はカーンを強襲し、ここを守っていた第21装甲師団を敗走させます。また、カランタンをユタ及びオマハ海岸両方面から攻撃し、これを奪取します。戦闘比自体は決して高くならないように配置していましたが、攻撃drが5以上ばかりと、連合軍の強気を後押しします。

第4ターン、さすがにイギリス軍の損害が嵩んだカーン方面では、ドイツ軍の増援到着とともに、一時休止します。かわりにアメリカ軍の攻撃が冴えにさえ、第17SS 装甲擲弾兵師団を敗走させ、サン・ローに迫ります。一方のドイツ軍は、戦線を維持しながら、「ルントシュテット」を投入して、手札の圧縮を図ります。

第5ターン、第112高地を守備していた装甲教導師団に、イギリス軍が猛攻をかけ、ここでも6を出して、一撃で壊滅させます。一方、コタンタン半島ではシェルブールへの艦砲射撃が決まり、地上攻撃と合わせて、これを奪取します。これにより、都市占領と装甲師団の壊滅で、連合軍のVPは14.5点に達します。ドイツ軍はここまで反撃を控え、手堅く戦線を張っていますが、連合軍のdrがよく、押しまくられています。

第6ターン、シェルブール攻略を終えたアメリカ軍は、部隊を南下させると、西岸沿いに猛攻をかけます。補給の改善も有り、作戦値が上昇したことで、大部隊による攻撃が可能になり、クータンスとサン・ローを同時に攻略します。

さらに第7ターン、アメリカ軍の猛攻は続き、第17SS 装甲擲弾兵師団を撃滅し、グランヴィルにラインに到達します。一方のイギリス軍は40%近くの部隊がステップロスしており、膠着状態になります。

第8ターン、連合軍VPは16.5点となり、引き分けに到達します。なおも、アメリカ軍が攻撃を続けますが、さすがのハイロールも落ち着き、地形効果もあり、消耗戦になります。
と、ここで満を持して、ドイツ軍が反撃に出ます。消耗したイギリス軍第7機甲師団に対し、2個SS装甲師団が4:1攻撃をかけ、見事、D3でこれを壊滅させます。すると、一転して、VPは連合軍の最終ターン敗北水準に。


第9ターン、焦る連合軍は、再逆転を狙って、ヴェルデュー側面を攻撃し、これを撃破します。ヴェルデュー奪取を狙って、大胆にも機甲師団を戦闘後前進させましたが・・・ドイツ軍はこれを狙っていました。虎の子の作戦値4カードを投入し、第2機甲師団に3:1の包囲攻撃をかけます。結果は、D3で壊滅!


これにより、連合軍VPは14.5点まで低下し、逆転は不可能ということで、ドイツ軍の勝利となりました。