歴史・戦史研究「ちはら会」Zwei

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カテゴリ: WWⅡ西部戦線1943以前

「忍者大戦」を終えた後、お手軽系の第二弾として、はまるさんと「ダンケルク」(このシミュゲ)をプレイしました。

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第一戦は、mitsu軍団がリードする展開になります。追いつけないはまる軍団は、ドイツ軍の執拗な追撃に遭い、1/3も行かないうちに壊滅します。予想以上に早い壊滅にmitsu軍団も先を急ぎますが、ダンケルク手前で力尽き、こちらも全滅。

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第二戦は、mitsu軍団とはまる軍団がいい塩梅にマッチレースになりますが、前半にルフトヴァッフェに襲われるなど、苦難が続きます。こりゃまた、全滅かと思いきや、ちょうどよいタイミングでイギリス軍の補充タイルが当たり、ギリギリながら両者とも前進を果たします。

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と、ここで一足抜けたmitsu軍団が、損耗による軽量化にものを言わせて、一気にダンケルクに。はまる軍団は、残念ながら、1/2まで行ったものの、力尽き、ジ・エンド。はじめて、mitsu軍団が勝利条件を満たしました。

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第三戦は、中盤まで持ちつ持たれつの展開で、かなり消耗しながらも中盤へ。あと、2回ほど適切なカードが来れば、両者ともたどり着ける可能性はありましたが、ああ、終盤に来て、ドイツ装甲師団の襲撃!あと、一歩のところで、両軍団とも全滅になりました。

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3戦して、のべ6軍団のうち、たどり着けたのは、わずかに1つのみ。二人プレイだとどちらかが確実に削られるので、かなりタイトです。が、そこが、実にダンケルクらしかったりします。

で、例会の最後に、もう一度、対戦しようと言うことになりまして。BIBI軍団・多摩武蔵守軍団・kawa軍団・mitsu軍団・はまる軍団の5人プレイです。

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これなら、よい駆け引きが楽しめるかと思いきや、カードの枚数から回りが早すぎて、全プレイヤーの増援が余り気味の展開に。となると、削られるよりも補充の方が多いという、ダンケルクらしからぬ流れになり、結局、全軍団がダンケルクに到着します。10戦力を率いたBIBI軍団・多摩武蔵守軍団のレースは、最後に飛び込んだBIBI軍団の勝利となりました。

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う~ん、二人だと厳しいですが、5人だと多いので、最適は3-4人プレイかも知れません。ともあれ、10-15分でできるライト級なので、まだ、しばらくプレイしてみたいです。

続いて、3人でプレイしたのが、最新のこのシミュゲに付いた「ダンケルク」です。詳しくは、前回のAARをどうぞ。

序盤は、大きな阻害もなく、各軍団はそろそろと前進します。この時、移動カードが来なかったBIBI軍団は後方でドイツ軍の追撃に遭い、大きく兵力を減らします。

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と、これが幸いし、規模が小さくなったことで、一気に移動力が上昇します。途中、タイル交換に止まったことで、前進路を安全な地域に換え、大きく前進。そのまま、一番乗りでダンケルクに到着します。ここで「ダンケルクのアメリカ人」により、2兵力を増強します。

逆に危機にさらされたのが、mitsu軍団です。初めこそ、快調だったものの、途中で2軍団に追い抜かれ、ドイツ軍の執拗な追撃を受け、一時は3戦力に激減します。が、やはり、スリム化が奏功し、ダンケルク手前でstr軍団を追い抜きます。

このまま、脱出しても、BIBI軍団の勝利は変わらないため、直前で兵力の補充に努めます。ちょうど、str軍団も足踏みしていたため、順調に回復し、5戦力になったところで脱出!さらに「老紳士と子ども」で2戦力が増えたので、BIBI軍団とイーブンで終了。

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と、ルールを読んでいたBIBIさんが、その場合、後から到着した側が勝利、を見つけ、棚ぼた式で勝つことができました。

なお、時間を稼いでくれた影の功労者strさんは、最後に飛び込んだ上に「実はフランス兵」で兵力が減る始末・・・う~ん、正しい作戦なのに、島田戦車隊に始まり、この日は不運の魔術師と化した茨城会会長さんでした(笑い)。まさに、ちはら会ブログのためにありがとう(?)ございました。

一風変わったファンタジー(?)を楽しんだ後、続いて3人で「ダンケルク」(このシミュゲ)を対戦しました。

一言で言えば、ランダムの地形タイル上を移動していく「すごろく」です。が、drは使わず、行動は全てカードによります。移動カードは兵力が少ないほど、移動力が大きくなります。もう一つ、補充カードも有り、途中で兵力を増やすことができます。

地形タイルはブラインドのため、何が起こるかは運です。最も多いのが、ドイツ軍の攻撃で、1または2戦力が減少します。わずかですが補充もあって、戦力が回復します。が、先に触れたように、兵力が少ないほど、移動力が大きくなるので、必ずしも、補充がプラスになるとは限りません。

また、最後尾にいる軍団は、殿として敵の追撃を受け、毎ターン、2戦力ずつ減っていきます。

よって、可能な限り、最後尾にならないようにしながら、かつ、判明した地形を選びながら、ダンケルクを目指すことになります。

序盤、mitsu軍団を先頭に、Sinyamag軍団、Oka軍団の順に、一斉にダンケルクに向かいます。最後のOka軍団はドイツ軍の追撃を受け、一時的にかなりの損害を受けます。

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ところが、兵力が減ったことで機動力が一気に向上し、Oka軍団は猛烈な追い上げを見せます。飛び込んだ地形によっては、壊滅もあり得ましたが、見事に兵の補充を引きながら、突進を維持します。

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逆にmitsu軍団に、まったく燃料が来ない!数ターンに1回、地を這うように前進しますが、ほとんど進めず。余裕の先頭だったはずが、Sinyamag軍団、さらにOka軍団まで抜かれ、気がつけば殿に。

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軽くなった分だけ、機動力も向上したのですが、止まった地形は、ドイツ軍ばっかり。終盤に、ついに力尽き、mitsu軍団が壊滅します。

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残りの2軍団は、無事にダンケルクに辿り着きます。結果、もっとも残存兵力の多かったOka軍団が逆転勝利しました。

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システムが見えたところで、第二戦に入ります。序盤、今度はOka軍団が先行し、ダンケルクへの撤退が始まります。

前回の壊滅に懲りたmitsu軍団は、スピットファイアの援護でルフトヴァッフェを退けながら、遮二無二突進し、Oka軍団に追いつきます。となると、殿になったsinyamag軍団が損耗を被ります。

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3軍団ともタイルと追撃による損耗を受けながらも、終盤、なんとかダンケルク近郊まで辿り着きます。

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今度は、うまく移動カードが回り、全軍団がダンケルクに辿り着きました。結果、「老紳士と子どもたち」「ダンケルクのアメリカ人」により、2戦力ずつが増えたmitsu軍団とsinyamag軍団が勝利しました。ちなみに、Oka軍団は辿り着いたものの、「実はフランス兵」だったため、1戦力を減らされる苦い結末だったようです。

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前回に引き続き、簡易プロット式のウェーゼル演習「NORWAY!」(Bonsai Games)を対戦しました。前半は、ドイツ軍(Tommy)対イギリス連邦(mitsu)を担当します。
 
ドイツ軍は、バレンツ海北から上陸を行うものの、守備隊の抵抗が激しく、想うに進まず。と、ここでRoyal Navyが虎の子の空母を投入し、ドイツ空軍をバレンツ海南で撃滅してしまいます。
 
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イギリス軍による逆上陸や砲台による損害もあり、第一戦、第二戦とも4都市をとれずに、ドイツ軍が敗退します。
 
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ここで陣営を入れ替えて、ドイツ軍(mitsu)対イギリス連邦(Tommy)を担当します。
 
第三戦は、バレンツ海への進出を焦ったイギリス軍が、ドイツ軍の高速戦艦を捕捉できず、わずか4ターンで無傷の突破を許し、ジ・エンド。Tommyさん、突入が早すぎますって!(笑い)
 
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第四戦以降は、がっぷり四つに組んでノルウェイでの対戦に。ドイツ軍は、トロンヘイムを落とし、順調に南部を制圧していきましたが・・・手番を読み間違え、余計な潜水艦を入れたのが失敗。結局、あと一手番が足らず、4都市を落とせず、敗退。
 
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第五戦は、先の反省からきっちり4都市を制覇したものの、イギリス戦艦隊と空母群との戦闘に巻き込まれ、損害が生じ、VP負けに。
 
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やはり、ノルウェイをがっちり取るしかないと、第六戦は北部1都市と南部全都市の占領を狙います。北部では思惑通り、ナルビクが陥落。南部では、意外な抵抗(守備隊兵力が多し) を受け、難航したものの、空挺降下(空軍使用)が効を奏し、3都市まで占領。最後の賭けで、オスロに3戦力を投入しましたが、見事に砲台をすり抜け、2戦力の守備隊の制圧に成功しました。
 
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今月のソロプレイは、春の戦いにちなんで「パリ陥落1940」(CMJ別冊)です。本体自体はすでにプレイ済みなので、今回は仮想ヴァリアントの「ドイツ逆侵攻1939」です。これは、ポーランド戦開始直後に、フランス軍が西部戦線で攻勢に出ていたら、という仮想設定です。
 
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ルール的には、ほぼ親ゲームを踏襲していますが、「パリ陥落」では連合軍が変動戦力だったのに対し、こちらでは防御側のドイツ軍が変動戦力になっています。かつ、ドイツ軍の増援2ユニットを除き、全てが1ステップです。
 
国境のジークフリート線と河川防衛線に立てこもるドイツ軍の2級師団に対し、遅まきながら集結を始めたフランス軍が、ルールへの侵攻を図るというものです。
 
第1ターン、まず、フランス軍の攻勢は、Saarbrucken近郊で始まります。開始時にスタックできているのがここのみであり、かつ、移動-戦闘手順の戦闘比が-1シフトをさけるためには、この攻撃は序盤の定石と行っていいでしょう。
 
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52号のリプレイでは、2ヘクスからの集中攻撃が勧められていましたが、ここで突破をしないと、後方予備が殺到し、以後の展開が厳しくなるので、あえて、1スタックで#2839へ攻撃をかけます。変動戦力も低めとなり、4:1攻撃によって、除去に成功!続く、移動フェイズに小突破を果たします。
 
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続く、第2カポレットで、増援を絶った上で、#2939への包囲攻撃に成功し、突破口の拡大に成功します。これに対し、ドイツ軍は、南部へ増援を集中するとともに、中央部から北部では、河川を利用した予定の防御ラインに、後退をします。
 
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第2ターン、フランス軍は突破口の拡大と増援兵力の投入のために、#2638へ包囲攻撃をかけますが、ここでドイツ軍守備隊が頑強な抵抗を示し(変動戦力で9!)、2:1攻撃でまさかの1/0となります。ここで消耗のリスクを冒すわけにはいかなので、ほぼ全力を投入し、第2カポレットで撃破します。
 
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時間を得たドイツ軍は、後方から予備部隊を投入し、Saarbrucken北東の平地で3枚スタックを組み、防御態勢を固めます。
 
Saarbrucken正面の防備が堅いと見たフランス軍は、ここではじめて移動-戦闘の手順を選択。戦闘比が-1シフトの不利を承知で、主力を#3040の要塞に向け、電撃的攻撃でここの攻略に成功します。同時に、集結なったルクセンブルク方面でも、河川越しの攻撃を行い、#2732へ1:1攻撃をかけます。
 
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が、ここも、ドイツ軍の守備力が勝り、突破はならず、1/1の消耗となります。ドイツ軍は、すかさず、予備を投入し、侵攻を食い止めます。
 
正面を厚くされたフランス軍は、第2カポレットも、移動-戦闘を選び、#3141要塞も攻略しますが、後方の荒地にスタック防御をされ、華々しい結果は得られず。
 
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第4ターンも、南部での消耗戦となり、1ヘクスずつの前進はするものの、どうにも突破ならず。敵に消耗を与え、攻撃で第一陣は抜くものの、すぐに予備でふさがれ、膠着・・・う~ん、まるで、第一次世界大戦の塹壕線のような様相です。
 
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第5ターン、激しい消耗戦の中、drの女神がフランス軍に微笑みます。#3139と#3341、#2928へ損害上等で大兵力をぶつける攻勢で、奇跡のハイロールが続き、2個師団の壊滅と引き替えに、ドイツ軍の4個師団が消滅します。
 
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ドイツ軍は戦略予備の1級師団(8-10-6)を投入し、どうにか戦線を維持しますが、変動戦力によっては、いつ、突破が起こってもおかしくない状況に。
 
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が、第6ターン、女神は気まぐれでした。同じ3箇所に攻勢をかけ、全てで2:1攻撃を確保したにもかかわらず、まさかの2/0など、あと1ユニットが生き残ってしまい、突破ならず。ああ、街(ルール)は遠すぎたのか?
 
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最終の第7ターン、もはた、フランス軍の勝利はありえませんが、せめてもの意地で、攻撃を続行。結果、#2928と#3130で、ついに突破に成功します!後方部隊が雪崩れ込み、中央の丘陵地帯で2ヘクスの前進をみます。
 
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第2次攻撃で、ドイツ軍の1級師団も撃破し、自動車化部隊の突進でKoblenz前面まで辿り着きます。また、南方でも耐えきれなくなったドイツ軍がAlsenz川に向けて退却を開始しましたが・・・刻すでに遅し。この時点でゲームエンドになりました。
 
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う~ん、リプレイにもありましたが、ルールへ到着することは、ほぼ不可能なようです。ただ、適切な機動によるブラフをかけることで、どこが正面か誤認させ、兵力集中を防げれば、小突破の可能性は残されています。ただ、これさえも、変動戦力と戦闘drで「運」に恵まれないと厳しいですが・・・ (笑い)。
 
ともあれ、今回のフランス軍は、無謀な攻撃を避けたため、後半まで戦力を温存でき、イニシアチブを失わなかったことは、効果的だったと思います。あなたも、遠すぎた街の攻略に、挑戦してみませんか?(って、このバランスじゃ、いないだろうな~、笑い)
 
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