歴史・戦史研究「ちはら会」Zwei

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カテゴリ: WWⅠ

先日、3割突破を果たしたばかりの第一次世界大戦から、「1914:栄光の終焉」(CMJ)とハガキゲーム「Battle of the Falkland Islands」(CMJ)をkawaさんとプレイしました。
 
[1914:栄光の終焉(CMJ)]
 
ミスター第一次世界大戦こと、テッドレーサー氏デザインで、第一次世界大戦の初戦となるフランス侵攻を扱った作戦級です。基本はシュリーフェン・プランの再現ですが、ダミーを使用するため、プレイヤーなりの攻撃重点を設定することが可能です。
 
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初めは作戦の立て方が難しいため、それなりにソロ演習を行っていたmitsuがドイツ軍を、kawaさんが防御側の連合軍を担当します。
 
ゲームに先立って、エラッタを確認しました。
・フランス軍の増援「35]は、「3S」(3ターン、南部からの増援)と見なす。
・[3]-1-6などのフランス軍騎兵は、単なる表記ミス。実際は、3/1-6として扱う。
・ダミーは復活せず、攻撃を受けると失われる。
 
kawaさんの立てたプランは、南部に攻勢をかける17号計画。2個軍ほどの兵力を最南部の山岳地帯に配置し、攻撃によるVP獲得をめざします。
 
これを見て取ったmitsuは、右翼に最重点をおく、正統派のシュリーフェン・プランを採用。が、連合軍がまともに対応すれば、ベルギーで足を止められる可能性が高いので、行き詰まった時に重点を変えるべく、メッツ周辺にダミー付きで少なからずの精鋭軍団を配置しておきます。うまくすれば、これが勝負を決めるかも・・・。
 
第1ターン、フランス軍は山深き南部に侵攻し、攻撃準備を整えます。その分、北部は騎兵を含めても手薄で、ベルギー北部までの戦線は張れそうにありません。
 
続くドイツ軍は、事前の計画通り、ミューズ河東岸をかすめて、西に向かいます。閂にあたるリエージュには、精強の2個軍団と全砲兵を投入し、一撃でこれを奪取します。中央部ではナンシー近郊までドイツ軍が前進し、後の制圧の足がかりを作ります。
 
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第2ターン、フランス軍は17号計画を発動し、山岳部の都市に攻撃をかけます。が、1/0と一方的な損害を被り、益少なし。
 
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一方、ドイツ軍は強行軍を使って、西方への突進を続け、ナミュールを包囲します。連合軍は兵力不足が祟って、アルデンヌに戦線を引くのがやっとです。
 
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第3ターン、アルザス軍が無益な攻撃を続行する傍ら、ベルギー軍は包囲殲滅の危機に立たされたブリュッセルを放棄。フランス軍とBEFはモブージュ周辺に薄い戦線を形成します。
 
ドイツ軍は包囲したナミュールを10:1の力押しで攻略し、さらに西方への突進を続けます。騎兵の一部がアルデンヌを突破し、主力の第1軍はモンをかすめてフランス国境近くに迫ります。また、中央部では、歩兵の浸透が成功し、要塞化地帯に進入。要衝トゥールを半包囲します。
 
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第4ターン、フランス軍は増援を戦略移動で北部に回すものの、穴を埋めきれず。
 
モブージュに要塞守備隊しかいないことに気づいたドイツ軍は、歩兵スタックを使って攻撃をかけます。3ステップの損害を出したものの、これを攻略します。
 
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第5ターン、連合軍は労多く益少なかった17号計画が終了。対するドイツ軍は、歩兵による攻撃でアントワープを奪取すると、MAと浸透を駆使して、フランス国境を突破。イープル近郊に達します。同時に中央部に部隊を集め、サンミッシェルとトゥールににじり寄ります。
 
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第6ターン、ベルギーを陥落させたドイツ軍はMAによって、穴をあけると、そこからダミーを被った騎兵と歩兵が浸透し、西岸まで2ヘクスに迫ります。連合軍は片端から増援とイギリス軍を投入しますが、動きを止められず。
第7ターン、北部に大量の増援と転用した連合軍は、要衝アベヴィルまで3ヘクスのところで、なんとか戦線を安定させます。
 
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が、これがドイツ軍の罠でした。北部への移動で防御密度が落ちた連合軍中央部に、ダミーを使って部隊を結集させていたドイツ軍が一斉に攻撃をかけます。この結果、要衝サンミッシェルが陥落!ベルギー軍の国外退去(全滅扱い)により、26点まで来ていたVPが30点を超え、この瞬間、ドイツ軍のサドンデス勝ちが決定しました。
 
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「う~ん、17号計画は、やってはダメだな・・・」北部への展開が遅れたため、ドイツ軍の突進が優り、ベルギーを失陥。あわてて、部隊を回したものの、今度は薄くなった中央部を破られて、勝負ありでした。今度、プレイする時はソロしてから、とkawaさんが残念そうでした。
 
馴染みが少ないWWⅠアイテムでダミーを使用したり、ZOCがなくMAが制限なくできたり、そのくせ、ユニットは戦線を張るのがやっとなので、運用が思いの外、タイトです。かつ、補充や戦略移動、防御施設、重砲兵など、ちょっとしたルールが多く、のべ30ターンの長丁場。WWⅡならば、通常のルール量ですが、テーマのマイナーさ故に、ほとんどプレイされていないのでは?
 
が、プレイした感想としては、傑作「1918」には劣るものの、貴重なWWⅠ初期の攻勢を描いた正統派の作戦級として、十分に評価できると思います。このまま、未プレイゲーム群に埋らせてしまうのは、もったいないので、もし、希望者がいれば、ちはら会か千葉会で挑戦を受けますよ~。
 
[Battle of the Falkland Islands(CMJ)]
 
いわゆるダブルブラインドの通商破壊戦で、ドイツ軍は北部から離脱するか、ポートスタンレーの無線基地を襲撃し、VPを得ます。イギリス軍は、敵艦隊を撃滅すれば、勝利します。勝敗はVPの多寡で決まります。
 
第1戦は、mitsuがイギリス軍を、kawaさんがドイツ軍を担当します。序盤、イギリス軍はポートスタンレーで石炭を詰め込みながら、敢えて索敵をせず、敵の出方を待ちます。
 
第3ターン、軽く牽制のつもりでD3に出撃し、初の索敵を行ったところ、いきなり、ドイツ巡洋艦隊を発見!万全のイギリス軍の前に、シャルンホルスト他3隻が撃沈となり、勝負あり。
 
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第2戦は、陣営を入れ替えて再戦。ドイツ巡洋艦隊ははなから目標をポートスタンレー襲撃に決めていました。序盤、あえて南部海域に留まり、敵を疑心暗鬼にします。
 
索敵をすれども一向に見つからないドイツ軍に痺れを切らしたイギリス軍は、突破をふせぐべく、北部海域に移動します。この間、休むことなく索敵を続けたため、イギリス艦隊の位置はほぼ筒抜けに。
 
予想通りの展開に、ドイツ巡洋艦隊はゆっくりとポートスタンレーに向かい、第8ターンにここを襲撃!3VPを得て、勝利となりました。
 
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ともに艦隊は1つだけなので、ルールはシンプルですが、その分、読み合いに集中できます。もとから、ブラインド好きはもってこいのアイテムでしょう。こちらも対戦を受けますよ~。

今月のソロプレイ第2弾は、シンプル水上砲撃戦の「大艦巨砲主義」(GJ)JUTLAND1916 シナリオです。装甲巡洋艦同士の遭遇戦であり、ユトランド沖海戦の前哨戦にあたります。
 
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参加戦力はイギリス軍6隻に、ドイツ軍が5隻。個艦性能を見ると、砲撃力ではイギリス軍が優り(14inch:12inch)、防御力ではドイツ軍が上回ります(装甲値2:3)。なお、高海艦隊の優秀性を表して、ドイツ軍の射撃drは+1です。
 
なお、プレイでは、見栄えのよい「幻の八八艦隊」(AD)のユニットと「DESTROYER CAPTAIN」(CMJ)のマップを援用しています。
 
第1ターン、先手を取ったイギリス軍が、ドイツ軍の頭を押さえるところから、ゲーム開始となります。ドイツ戦列先頭のリッツオウに対し、6隻が集中砲撃を行います。14inch砲32門、12inch砲12門、計48門の砲弾がリッツオウを襲い、副砲2門を破壊し、船体に2ダメージを与えます。
 
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第2フェイズ、丁字戦法を嫌ったドイツ軍は左に回頭し、反航戦に移ります。イギリス軍は先頭艦のリッツオウに、ドイツ軍は最後尾のインディカファブルへ砲撃を集中します。
 
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第4フェイズ、射程外に出たイギリス艦は、120度の回頭を行い、敵に近づく方向で反航戦に。
 
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第6フェイズ、集中砲撃を浴び続けたインディカファブル船体が限界に達し、イギリス軍初の沈没艦となります。
 
第9フェイズ、今度はドイツ軍に被害が・・・先頭艦で損害を受け続けたリッツオウが撃沈されます。と、イギリス艦でも次の標的となったライオンが、上部構造物を全て破壊され、行動不能に陥ります。
 
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第10フェイズ、ドイツ軍も転舵し、最長距離の反航戦に移ります。ここまでを終えて、両軍とも1隻ずつが沈没し、イギリス軍のもう1隻が行動不能になりました。
 
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第2ターン、第2ファイズに、最後方でイギリス軍前列艦の攻撃を受けたフォン・デア・タンが、こちらも上部構造物を破壊され、行動不能になります。
 
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第5フェイズ、今度はイギリス軍のタイガーが行動不能となり、これで稼働艦は3:3のイーブンになります。
 
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第7フェイズ、ここで一旦、射程外に出た両軍は、右回頭を行い、反航状態に。
 
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お互い、落伍した行動不能艦を狙って、砲撃を浴びせ続け、第9フェイズにフォン・デア・タンが、第3ターンの第1フェイズに、ライオンとタイガーが沈没します。
 
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と、イギリス軍が一斉回頭を行い、単横陣となって距離を縮め、ドイツ軍との決戦にでます。ドイツ軍としてはここまでの損害はほぼイーブンだったので、離脱もあったのですが、進路を変えず、敵が接近してくる最中に痛打を浴びせんと試みます。
 
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第4フェイズ、イギリス軍が有効射程に入ったところで、一気に勝負を決すべく、今度はドイツ軍が一斉回頭します。第5フェイズ、両軍は同航戦に戻り、決戦の火ぶたが切って落とされます。
 
 
 
第6フェイズ、イギリス軍の砲撃が冴え渡り、モルトケを凄まじい集中砲撃が襲います。わずか2ターンで13発の命中弾を受けたモルトケが撃沈!
 
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第9フェイズ、このままでは一方的にやられると戦慄したドイツ軍は、ここで一か八かの接近戦を行うべく、一斉回頭!両軍の距離は危険なレベルまで縮まります。
 
第4ターン第1フェイズ、近距離での砲撃は、両軍に驚異的な損害をもたらします。7発の直撃弾を食らったニュージーランドが一気に行動不能に。お返しとばかりに集中射撃を浴びたザイドリッツが船体を破壊され、撃沈!ドイツ軍の生き残りは、デアフリンガー、ただ1隻に。
 
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巡洋戦艦同士の遭遇戦は、もはや、生き残りを賭けた殲滅戦に。至近距離から容赦なく撃ち合う砲撃により、第3フェイズ、プリンセスロイヤルが艦橋に直撃弾を喰らい(上部構造物を全て破損)、行動不能に陥ります。これで、両軍とも稼働艦は1隻ずつ!
 
第5フェイズ、決着を付けたのは、ロイヤルネイビーのジョンブル魂でした。自身も船体に4ダメージを受けながら、クィーン・メリーが強力無比の14inch砲をたたき込み、が、デアフリンガーの艦橋を破壊!沈没こそ、免れたものの、全艦が行動不能(実質上の沈没)となったことで、ゲームは終了となりました。
 
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戦いの結果は・・・
[沈没]
 イギリス軍…ライオン/タイガー/インディカファブル
 ドイツ軍…リッツオウ/デアフリンガー/ザイドリッツ/モルトケ/フォン・デア・タン
[行動不能]
 イギリス軍…プリンセス・ロイヤル/ニュージーランド
[損傷]
 イギリス軍…クィーン・メリー
VPでは、
 イギリス本国艦隊119点:ドイツ高海艦隊89点
で、イギリス軍の勝利となりました。
 
ドイツ軍としては、接近戦を挑んだのが裏目に出た形でした。第3ターンの時点では67点:66点とほぼ同等だったので、一度、距離ができた時にドイツ軍が離脱していれば、いい勝負だったかと思います。でも、砲撃命中の優秀さを考えると、やってみたくなるんですよね~。
 
ともあれ、これにより、第一次世界大戦アイテムのプレイ率が3割を超えました。ジャンル別記事も更新しましたので、合わせてご覧ください。
 
「戦争を終わらせるための戦争」は、地獄の総力戦!~第一次世界大戦アイテム
http://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/archive/2012/04/21

GJ誌の最新作は、WWⅠをカードドリブンで表現した「東部戦線前進せよ」(GJ)です。いわゆるデッキ構築型CDSで、ターンごとのリソース枚数が決まっていて、史実に近い活動状況が設定されています。ただし、取りうる作戦は、それこそ、千差万別であり、心理戦も含めて、毎ターンの最善手を考えるのが、非常に楽しいアイテムです。
 
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先月の千葉会でプレイしたyagiさんが填っていまして・・・同システムの「西部戦線異状なし」を正月のオフ会でプレイ。その後、東部戦線への誘いを受けて、対戦となりました。
 
東部戦線の特徴と言えば・・・
有能ながら少数のドイツ軍
適度な動員力と継戦システムのオーストリア軍
数だけは多いが、消耗が激しく、使い勝手の悪いロシア軍
強力だけれど、数と展開が限られている、セビリア軍及び英仏軍
これに、いつ参戦するかわからない、中小国が加わります。
 
すでにこのアイテムを対戦したことのあるyagiさんは、同盟軍である作戦を立てて、対戦に臨みます。ミンスク及びベルグラード強襲です。mitsuが連合軍をつとめます。
 
第1ターン、ミンスクをめざすドイツ軍は、リトアニア侵攻し、ここを奪取します。ソ連軍はワルシャワ及びリトアニアの兵力をミンスクに後退させ、考え得る最善の防御策をとります。が、第2ターン、ミンスクに突入したドイツ軍のdrはめざましく(砲撃がバカ当たり!)、早くも重要都市を陥落させます。
 
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第3ターン、返す刀で向かった先は、セビリア。戦略移動でドイツ軍・オーストリア軍を突入させると、これまた、砲撃及び重点作戦が奏功し、ここを占領してしまいます。これで、ロシア軍の講和条件(ブレスト・リトフスク条約)が整ったのですが、肝心の戦略カードがこない!
 
と、その間に、英仏軍及びセビリア義勇軍がギリシアから反撃に転じます。同時にロシア軍は本国エリアから大量の増援を投入し、リガを奪還します。
 
第6ターン、参戦したルーマニア軍が、重点作戦+補給で無人のオーストリアに突入し、一時はブダペストとサラエボを占領!一気にVPを詰めます。
 
第8ターン、同盟軍はやっとブレスト・リトフスク条約を締結し、再反撃に出ます。が、第9ターンに毒ガスを使ってオーストリア軍を駆逐したイタリア軍が、クロアチアに侵攻し、ゲームは最終ターンにもつれ込む接戦に。
 
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第10ターン、ドイツ軍の攻勢でボスニアを奪還したものの、ブカレスト攻略はならず。ここで同盟軍のカードが尽き、連合軍が最後の一手を仕掛けます。目標は取られたばかりのブカレスト。その主役は・・・イタリア軍!8d6して「1」を5発出せば勝利という、無謀な賭は見事に失敗し(笑い)、再奪還ならず。
 
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その結果、累積VPは、なんと「0」で引き分け!これだけ展開の振れ幅が大きいアイテムでは、奇跡と言っていいでしょう。激戦の末のこの結末に、二人で大笑いでした。
 
第二戦は、陣営を入れ替えて、mitsuが同盟軍、yagiさんが連合軍で再戦。自分も基本はまず、ミンスク攻略から。ロシア軍になれていない隙を突き、第1ターンにこれを攻略。
 
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続く、第2-3ターンは、ドイツ軍の増援を中央に投入し、直接アプローチでワルシャワをめざします。重点作戦+重砲の共同作戦及び補給による再チャレンジは、極めて強力で、全力で守るロシア軍を正面から吹き飛ばし、ここも占領します。
 
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ロシア軍も、ゲリラ戦で一時、ダンチッヒとドレスデンに侵攻しますが、同盟軍の逆襲で壊滅。と、第6ターンにブレスト条約が締結され、ロシアが脱落。
 
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こうなると、セビリアとヴェネチアに封じ込められた連合軍では、侵攻は極めて困難となり、投了となりました。
ドイツ軍のミンスク電撃侵攻により、今は同盟軍の有利ですが、連合軍の返し手もぜひ、実践してみたいです。

今年の振り始めは、正月4日に行った自宅オフ会でした。前年末にyagiさんからCDSについて、あつ~い電話がありまして・・・。詳細は、こちらで。
http://tibaclub.blog.shinobi.jp/Entry/425/
 
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前半は、yagiさんの感触のよかった、第一次世界大戦から「西部戦線異状なし」(GJ)をプレイします。一応、ソロをしていたmitsuがドイツ軍を、yagiさんが連合軍を担当します。
 
第一戦は、ドイツ軍はシュリーフェンプランの実行後に、こなれない連合軍の隙を突き、ブローニュを占領します。VP的には、アントワープの方がよかったですかね。
 
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中盤以降、連合軍の猛攻が始まります。豊富な兵力を生かして、カンブレー付近でドイツ軍の予備を拘束すると、出撃拠点のアミアン経由でリールに進行。毒ガスを使って、ここを攻略します。
 
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第7ターンにはアメリカ軍が参戦し、海岸沿いにブローニュに進行。
 
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ドイツ軍もアントワープを攻略し、毒ガスを使ったカイザー攻勢でナンシーをかすめ取りますが、刻すでに遅し。
 
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電撃的にセダンで逆襲に出た連合軍が、そのまま、中央部を食い破り、勝負あり。8VP差で、連合軍の勝利となりました。
 
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第2戦も、同じ陣営で。今度は、アントワープ攻略を優先したドイツ軍がVPで若干の優位に立ちます。第2ターンに来たカイザー攻勢で、ナンシーに進行!(確率的には十分だったのですが)攻略一歩手前まで行ったもののdrに恵まれず、膠着。
 
予備兵力を自ら投入してしまったドイツ軍の裏を掻き、連合軍の海岸沿いの進行が爆発し、アントワープの手前に。東部戦線からの増援をヘント奪還のために投入したまではよかったんですが、消耗したドイツ軍に、ガス!主力が損耗した時点で、投了となりました。
 
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う~ん、ドイツ軍はかなり厳しいですね。それでも、まだ、なにか手がありそうに思えるのが、このゲームの良さでしょう。ドイツ軍の勝利まで、離れられそうにありません。
 
最後の一戦は、mitsu希望のHANNIBALでした。最終ターン開始時まで、HANNIBALに付け入る隙を与えず、ローマ軍(mitsu)がリードしていたのですが・・・ヒスパニアを取りに行ったのが、運の尽き。カードが尽きたところで、コルシカとシシリーの叛乱をコンビで決められ、最終手のPC配置で逆転負け・・・。勝ちを焦って、守るべきところを攻めたのが敗因です。ああ、悔しい三連敗でしたが、きっと、リベンジするぞ!
 
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ともあれ、実に濃密な時間をありがとうございました。例会参加が減っている中ですが、こんな激しい対戦ができるとは!持つべきものは、戦友ですね。yagiさん、また、ハードな戦いをよろしくお願いします。

この日の本命であり、唯一のアイテムが「Guns of August」(AH)の7人戦です。マップはKさん作成の拡大マップで、種々の追加マーカーも準備済み。昼食のロスを防ぐために、お弁当を持参。まさに、Gunsをするためだけに、横浜に行ったと言っても過言ではありません。ああ、なんて贅沢な例会だ!(笑い)
 
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同盟国軍をyagi・下総・mitsuの千葉会組が担当し、連合軍をYSGAの誇る4人組が担当します。名付けて「クラブ対抗戦」だそうで・・・yagiさん曰く「千葉会からYSGAに殴り込みじゃー!」(うそ、笑い)
[同盟国軍]
 yagi…ドイツ軍西部戦線
 mitsu…ドイツ軍東部戦線
 下総…オーストリア・ハンガリー軍及びイタリア・バルカン方面

[連合軍]
 もりつちさん…フランス軍
 Uさん…イギリス軍
 Kさん…ロシア軍
 Mさん…セビリア軍及びイタリア・バルカン方面
 
9時半を廻る頃には、参加者が全て集合し、セットアップを実施。西部戦線を優先して、連合軍-同盟国軍の順に配置します。東部戦線では、これが逆になり、同盟国軍-連合軍になります。「よろしくお願いします!」とあいさつを交わして、スタートです。
 
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第1ターンは、ほぼ定石通りに進行。ドイツ軍西部戦線がベルギーを蹂躙して、フランスに侵攻。フランス軍は特別ルールに従って、無謀な攻撃を行い、消耗。その後は、お約束の塹壕戦がはじまり、文字通り、寸土を争う壮絶な消耗戦に入ります。
 
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東部戦線では、練習を重ねたレンベルク-プルジェムイスル要塞の防御線が機能し、ガリツィアを守り切ります。が、速攻を仕掛けたセビリア戦でdrに恵まれず、長期戦へ。
 
東部戦線ドイツ軍は、当初は守勢をとる予定でしたが、ロシア軍が仕掛けた北部での攻勢が大損害を出して頓挫。すかさず、yagi総司令部から増援とともに反撃命令が出て、北方で2ヘクスも(!)占領することに成功します。
 
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が、その後は、歴戦のKさん(Gunsを10戦!)の巧みな防御と攻撃により、一進一退の攻防が続きます。
 
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以後、ブルガリアやギリシアの参戦、イギリス軍によるガリポリ上陸、イタリアの参戦など、状況は変わりますが、決定打がなく、膠着と消耗戦になります。
 
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事態が動いたのは、2年目の冬に突入した1915年11月でした。西部戦線から秘かに輸送していた攻城砲兵を注ぎ込み、ワルシャワに対して、3正面攻撃を仕掛けます。戦闘比は3:1(+1drm)。確率は1/2でしたが、大損害を出しながらも(DX)、敵の隙を突き、ワルシャワ要塞を攻略します。
 
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が、その後は、損害の回復に時間がかかり、再び、陣地戦に。補充なったドイツ軍が増援とともに、ガリツィアで攻勢に出て、戦線が動き始めたところで、タイムアップ。この日の熱戦を終えました。
 
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その後は、参加のみなさんと中華料理店で、深夜まで、杯を傾け、解散。帰郷がとても惜しまれる、楽しいGW対戦となりました。YSGAのみなさん、お誘いいただいたyagiさん・下総さん、会場でお話しいただいた参加者のみなさん、どうもありがとうございました!
 

yagiさん・下総さんと千葉会の二人が来てくれたので、YSGAでのチーム戦に向けて、強化アイテムとなっている「Guns of August」(AH)をプレイしました。(Gunsはプレイヤーも消耗するので、笑い) はじめはそれほど乗り気でなかったお二人ですが、「セビリアはそんなに負けない」「ロシア軍の猛攻でガリシア方面で圧倒できる」と言ったところ、「ならば、実戦で勝負じゃ-!(うそ)」と乗ってきてくれました。
 
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mitsuがロシア軍とセビリア軍を、yagiさんが両ドイツ軍を、下総さんがオーストリア・ハンガリー軍とフランス軍を、というちょっと変則の3人プレイです。
 
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序盤、宣言通り、ロシア軍はガリシアで攻勢をかけ、レンベルクとプシュミシェル要塞を包囲下におくことに成功します。が、ここで立ち枯れを待っているうちに、強力なドイツ軍の増援が到着し、解囲されてしまいます。
 
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一方のセビリア軍は、これまた、強力な同盟軍に押されますが、塹壕を掘って抵抗を続けます。
 
西部戦線では完全な塹壕戦に移行し、各戦線とも膠着気味になったのですが・・・1915年に激動が起こります。2月になんと、アメリカが参戦!これに刺激されて、ブルガリアとルーマニア、トルコまで参戦し、バルカンは一気に「るつぼ」と化します。
 
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ブルガリアの奇襲を受けたセビリアは、史実通りに降伏。ルーマニアも同盟軍に押され始めますが、ソ連軍の増援に加え、サロニカとガリポリに、連合軍が上陸し、事態はめまぐるしく変わります。
 
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と、部隊の分割と西部戦線の小康で、増援を絞り出したドイツ軍が、ロシア相手に全面攻勢に出て、ついに戦線が動き始めたところで、時間切れ。開戦から約1年を経過したところで、ゲーム終了としました。
 
毎回、戦闘の組み合わせを考えるのが空しくなるくらい、損害の多さと動かぬ戦線の戦闘が続きますが、各国が参戦すると、大きく情勢が動くので、何度やっても斬新です。ただ、気がつくと、へとへとに気力が消耗しているのですが・・・。
 
このままならさが、麻薬のように痺れるんですよね~(笑い)。例会で1年ずつくらいしか進みませんが、希望者がいたら、ぜひ、チームプレイをしたいものです。

春雨の降る土曜日に、久しぶりに千葉会に参加してきました。このところ、すこぶる多忙だったので、ソロもできない状況でしたが、5月のGuns 会に向けて、名作Guns of August(AH)の練習プレイでした。
 
yagiさんいわく、YSGA対千葉会の戦い(?)だそうで、ともに数人でチームを組んでキャンペーンをするとのことで・・・「一人じゃ、集中力が追いつかないから、mitsuさん、東部戦線ね~」。
 
実は、このアイテムは、数年前にヤフオクで入手したもので、ユニットも整えていませんでした。休日出勤が続く合間を縫って、どうにかユニットを揃え、東部戦線だけ、数ターンのソロをしたのがやっと。
 
そこで、第一戦は、東部戦線だけの1914年シナリオをプレイしました。ソロでわかっていたんですが、とにかく部隊が消耗しまくります。1ターンに、10個前後のユニットが壊滅するのは珍しくなく、その癖、戦線は微動だにせず。数ターンに及ぶ猛攻で、1ヘクスを捕れれば、御の字・・・。う~ん、まさに第一次世界大戦の再現です。
 
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この異常な消耗戦に耐えられるモラルがないと、なんてナンセンスなゲームと、押し入れ直行でしょうね。今でこそ、戦史を知っているから、「酷いゲーム(正しい展開)だ」と堪え忍ぶプレイを楽しめますが、そういった意味ではまさに「大人のアイテム」といっていいでしょう。
 
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展開は・・・見ての通りの塹壕戦に。毎ターン、激しく戦闘は起こって十分に知恵を絞るのですが、悪天候に左右されながら、ユニットの消滅と補充を繰り返すハードな戦いでした。オーストリアはカルパチア山脈で踏みとどまり、東ドイツ平原では無数の消耗戦で、戦線は動かず。あと、一歩でセビリア陥落といったところで、終了。順当な戦いだったようです。
 
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切りがいいので、一度、ここで終了にして、下総さんも交えて、3人によるマップ全域の練習に移ります。mitusが東部戦線のドイツ軍、yagiさんが西部戦線のドイツ軍、下総さんがオーストリア・ハンガリー軍を担当し、同時に敵対する陣営をシフトしながら、プレイします。
 
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シュリーフェンプランで雪崩れ込んだ西部戦線のyagiドイツ軍を、mitsuフランス軍が特別ルールで攻撃しますが、南部で大損害が発生。ドイツ軍の巧みな攻勢で早くもナンシーが陥落します。一方でアントワープは健在。
フランス軍はアントワープのベルギー軍と共同で、低地帯のドイツ軍を挟撃し、2ヘクス前進という「大戦果」を上げます。史実と異なり、フランスでの戦いではなく、ベルギーの戦いが推移します。
 
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一方の東部戦線では、下総AH軍の配置の不備を、マックスyagiが突き、プレンツェル要塞とレンベルクが陥落!友軍の危機に、ドイツ軍がクーニヒベルク周辺で攻撃に転じ、ニエーメン川を突破したところで、1914年が終わって、時間切れとなりました。
 
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話によると、突撃兵や戦車が登場するまで、後3年間は、延々とこの塹壕戦が続くそうで・・・本当にタフさが求められるアイテムです。
 
別件ですが、今回、写真が少ないのは、単に忙しかったからだけではなく・・・そう、塹壕戦って、全然、絵にならないんです!違う意味で、ブログ泣かせのアイテムでもあります(笑い)。

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