歴史・戦史研究「ちはら会」Zwei

Yahoo!ブログ終了に伴い、引っ越しました。

カテゴリ: 中国史

この日のお題は、CMJ掲載予定の「官渡戦役」のテストプレイでした。12月ゲムマの初プレイを皮切りに、1月の千葉会でもマイナーチェンジの調整プレイに参加しまして。yagi会長、Das Reichさん、三楽堂店長に、遠く東京から参加の星凜(スターリン)さんを加えた4人で、入れ替わり立ち替わり、10戦近くを対戦しました。

第一戦は、袁紹軍(mitsu)対曹操軍(星凜)のインストプレイです。

第1ターン、電撃的に黄河を渡河した顔良が、程昱隊を全滅させますが、討ち取りはならず。強行軍で駆け付けた曹操本隊が顔良隊を退けますが、その隙に文醜と淳于瓊が中央部で渡河に成功します。

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第2ターン、消耗した戦力を補充するため、曹操本隊が後方に引き下がった隙に、淳于瓊隊が劉延を捕捉し、これを討ち取ってしまします。

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曹操も反撃に出て、淳于瓊に2ヒットを与えますが、曹操軍も1ヒットとじりじりと消耗します。

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袁紹軍は、袁紹本陣を渡河させ、消耗した淳于瓊隊を吸収し、最大10戦力で中央部で睨みをきかせます。

第3ターン、ならば、袁紹本隊の補給路を遮断せんと、機動力に長けた程昱隊が後方に回り込もうとしましたが、文醜隊が迎撃に成功し、これを撃破します。

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逆に袁紹軍は、中央から北部にかけて部隊を進め、陳留エリアの支配を切り崩します。曹操本隊が突出した淳于瓊隊に反撃をかけますが、ここでまさかの敗北となります。

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第4ターン、物量で勝る袁紹軍は、後方から次々と増援を投入し、この優位を維持し続けます。袁紹軍が3エリアを支配し、士気の低下を零に抑える一方、支配エリアを3つに切り崩された曹操軍は、-1ずつ士気低下を受けます。

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第5ターン、このままではジリ貧になると判断した曹操軍は、再び、迂回による後方遮断を狙いましたが・・・于禁隊が袁紹本隊に捕捉され、全滅!于禁も討ち取られ、ついに曹操軍の士気値が零になり、袁紹軍の勝利となりました。

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第二戦は、袁紹軍(mitsu)対曹操軍(Das Reich)の激戦に。

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第1ターン、騎兵ボーナスで黄河を渡った顔良隊に、曹操本隊がカウンター攻撃を行い、これを対岸に追い落とします。

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第2ターン、結果的に北部に曹操軍が集結したたため、袁紹軍は中央と南部で攻勢に出ます。最大10戦力を率いる袁紹本隊が渡河修整を物ともせず、中央部を徒渉します。これを張繍及び程昱隊4戦力で迎え撃ちましたが、ああ、まさかの曹操軍、全滅!張繍が討ち取られてしまいます。

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勢いづいた袁紹軍は、南部でも淳于瓊が渡河に成功します。

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第3ターン、曹操軍は本隊を強行軍で南下させると、淳于瓊隊を急襲しますが、損害はイーブンで曹操軍が後退します。

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第4ターン、消耗した戦力を回復せんと、曹操本隊は首都許へ転進します。代わりに、于禁隊が後方攪乱を狙って迂回行動をしましたが・・・なんと、1/6の確率をこじ開けて、袁紹本隊が迎撃に成功し、これを全滅させます。
この時点で、曹操軍にはわずか7戦力しか残っておらず、挽回は困難ということで、袁紹軍の勝利となりました。

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第三戦は、袁紹軍(yagi)対曹操軍(mitsu)の戦いに。

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第1ターン、よいカードが来なかった袁紹軍は、顔良のみを渡河させ、橋頭堡を作ります。が、曹操軍も低行動力のカードばかりで、戦力の温存に努めます。

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第2ターン、袁紹本隊と文醜隊も渡河をし、中央部を侵食します。これに対し、曹操は北部からの浸透を試みますが、顔良に阻まれ、消耗戦に。

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第3ターン、今度は淳于瓊が北部に上陸し、曹操本隊と激闘になります。また、袁紹本隊は南からの浸透を狙い、黄河沿いに南下をしますが、これは夏候惇に阻まれます。

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第4ターン、袁紹軍は北部で執拗に攻撃を仕掛け、これを迎撃する曹操本隊と激戦が繰り広げられます。結果、敵の進攻は食い止めたものの、袁紹軍は数に物を言わせて、2エリアの支配を奪取します。度重なる戦闘で、曹操本隊は4戦力にまで低下します。

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第5ターン、ここで曹操軍にミスが発生します。戦力低下に悩む曹操軍は、対孫堅方面の李通を強行軍で北部に呼び寄せましたが・・・ここで、袁紹軍に参戦カード!全く、守備隊を置いていなかったため、孫堅軍が参戦し、マップへの進入を開始します。

やむなく曹操本隊がこれを迎撃し、2回の戦闘で全滅寸前まで追い詰めましたが、孫堅隊は盤外エリアに逃走します。

と、ここでカードを使い果たした曹操軍に対し、袁紹軍は怒濤の中央部制圧を実施し、ついに曹操軍のエリア数を3つに低下させます。結果、士気が零となって、曹操軍の敗北となりました。う~ん、援軍のルールをすっかり忘れていました。

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最終の第4戦は、再び、星凜さんとの対戦に。陣営を入れ替えて、袁紹軍(星凜)対曹操軍(mitsu)の戦いです。

第1ターン、袁紹軍は幸先よく、袁紹本隊と淳于瓊の渡河に成功します。曹操軍はちょうど補充がきていたので、先の戦いに備えて戦力補充に励みます。また、同時に要塞の強化を行います。

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第2ターン、袁紹軍は顔良隊を北部で渡河させようとしますが、これは対岸で待ち構えていた張繍隊に阻止されます。ならばと、今度は淳于瓊隊を前進させますが、ここで曹操本隊が反撃に出ます。二度にわたる強襲の結果、淳于瓊隊を全滅させ、指揮官を討ち取ります。

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第3ターン、残った袁紹本隊が10戦力のため、曹操軍はにらみ合いに入ります。と、痺れを切らした袁紹本隊が、中央部深くに浸透しますが・・・ここで曹操軍は全ての退路を遮断し、敵を補給切れに追い込みます。「えっ、補給切れ?!」そう、袁紹軍のうっかりミスでした。

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これにより、袁紹本隊も4戦力に低下したため、生きて戻ることは困難と判断し、曹操軍の勝利としました。

この日は、延べ4戦でしたが、いずれも60-90分以内で勝敗が決まるという、非常に回転の速いアイテムでした。それでいて、毎回、カードや作戦の読み合いで展開が変わる優れもので、飽きることなく、対戦できました。他の方々の評価も高く、CMJ初の三国志アイテムは、かなり期待できます。4月の販売が、楽しみです。

今年の千葉会初めは、CMJ四月号に掲載予定の「官渡戦役-曹操対袁紹-」のテストプレイです。まだ、最後の調整やルールの詰めもあるようですが、今の状態でも十分に面白いアイテムです。今回は、作戦級の鬼Das Reichさんとyagi会長、mitsuの3人で入れ替わり立ち替わり、ローテーションで楽しみました。今回は簡易レポートになりますので、詳しくは、発売の本誌記事をお待ちください。

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第一戦は、曹操(mitsu)対袁紹(Das Reich)の対戦に。序盤、曹操軍は内線作戦で機動防御を行い、袁紹軍の拡大を防ぎ、VPを低下させます。このまま、行けるかと思いきや、一瞬の隙をつかれて、許の首都攻防戦に。これを文醜がきっちりと決め、あっという間のサドンデス負けでした。

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第二戦は、曹操(yagi)対袁紹(mitsu)の対戦に。一戦目の電撃作戦と大違いで、双方とも安全策をとって、慎重に兵を進めます。結果、盤面はほとんど変わらないのに、丁々発止の駆け引きとカード補充が繰り広げられます。このまま、後半に入ったところで、事態が大きく動きます。北部で消耗した顔良を、曹操主力が撃滅し、顔良が戦死。そのまま、傾いた天秤は戻らず、曹操軍の勝利となります。

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う~ん、どうも、今年はまともなアイテムで勝ちがなく・・・。1月のちはら会で唯一ヒストリカルな「ノルマンディの切り札」(CMJ)で引き分けたのを皮切りに、このアイテムも二連敗スタートです。

昼食後、気を取り直して、曹操(Das Reich)対袁紹(mitsu)の第三戦に。袁紹軍は規範的な外線作戦で曹操領の浸食を行い、曹操軍は対抗して内線作戦の機動防御を行いますが・・・武将の討ち取りチェックで、曹操軍が片端から討ち死を出します。途中、袁紹軍も文醜が死亡し、持ち直すかに見えましたが、中盤にさしかかったところで消耗した曹操本隊が撃滅されます。振ったdrは・・・またも戦死!あまりにDas Reichさんのdrが惨すぎて、ギャラリーからは笑いが起こるほどでした。

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続いて、陣営を入れ替えて、曹操(mitsu)対袁紹(Das Reich)の最終戦に。ところがここでも戦死drは「大活躍」で、袁紹軍の武将が次々に討ち取られていきます。曹操軍の機動防御も綺麗に決まり、袁紹軍の士気が崩壊して、順当な終了となりました。

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それにしても、1/3の確率の戦死判定を、5回連続(!)で出せるとは。完璧な作戦をなぜかdrが裏切るという「Das Reichさんあるある」は正月から健在でした(笑い)。

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これだけだと運のしゲームと思われがちですが、実は迎撃や戦闘前退却などの最善を尽くした上で、drがよい彩りを与える好ゲームです。発売が待ち遠しいです。

人混みをかき分けながら、ブースを一回りしたところで、yagiさんから声がかかりまして。「CMJ新作のテストプレイをしてよ~ん」。え~げーむSHOPさんのブースをお借りして、来年のCMJ 掲載予定の「菅渡戦役」を対戦しました。

デザイナーは、砂漠のキタキツネさん。ちはら会茨城会で評判の「ノルマンディの切り札」(CMJ)や箱庭南方戦線「ルントシュテットの戦い」(CMJ)など、カードドリブン系のミニゲームが好評です。

今回は前近代的な軍隊の作戦級とあって、ナポレオンの芸術的な機動防御を描いた「国内戦役1814」(CMJ)に近いシステムを用いています。これに最近、よく使用しているデッキ構築型を取り入れています。

第一戦はインストを受け、mitsuが曹操軍を担当します。

序盤、袁紹軍にはVP上、攻勢が義務づけられており、動きの速い顔良が北部で河川を渡河します。これに対し、曹操率いる主力がすぐに反応し、迎撃。鎧袖一触で、顔良を討ち取ります。

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中盤、出撃準備を整えた袁紹が渡河して、中央部に進出します。曹操も迎撃を試みしたが、両陣営とも損耗し、消耗戦を嫌って曹操が退却します。戦術力の差が±2あるとは言え、袁紹の戦力は最高の10で、正面決戦ではいつか物量の並みに呑み込まれます。

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いったん、後方に下がった曹操ですが、首都からの増援を統合し、反撃に。大将同士の猛烈な激戦を制し、曹操軍が勝利を収め、袁紹本隊はやむなく対岸に撤収します。

曹操軍も消耗していましたが、同数ならこちらが上と、側面防御をしていた文醜に襲いかかり、これも討ち取ってしまいます。

結果、袁紹軍のVPが激減。意地で淳于瓊が南方から渡河を成功させますが、時すでに遅し。曹操の支配を崩すことができず、魏の勝利となりました。

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どちらかというと曹操軍が有利なアイテムなようで、インスト接待をしていただいたので、第二戦は陣営を入れ替えて、mitsuが袁紹軍を、yagiさんが曹操軍を担当します。

序盤、曹操本隊が河川中央に出てきたため、(袁紹本隊以外の)強行渡河は危険と判断。上流に袁紹に次ぐ兵力をもつ淳于瓊を派遣し、下流に顔良を派遣し、敵の分散を試みます。

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が、曹操本隊はあえて動かず。ならばと、袁紹本隊が中央で渡河を実施します。

兵力的には圧倒的な袁紹本隊ですが、いかんせん動きが遅いため、顔良と淳于瓊にも河川を渡河させます。これに対し、曹操本隊は顔良隊に機動防御を実施。強行軍で渡河したばかりの顔良を捕捉し、これを討ち取ってしまいます。

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ならばと、文醜隊が袁紹本隊を乗り越えて中央部を侵食しますが、舞い戻った曹操本隊がこちらも討ち取り。

全く占領地が増えず、モラル的に追い込まれた袁紹は川沿いに南下し、河内河南エリアを占拠します。が、南部にいた于禁が、最後の手番で逆渡河を実行し、この支配を切り崩してしまいます。結果、士気が零になった袁紹軍の敗北となりました。

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なんとか手はないかと、第三戦も同じ陣営で対戦します。

焦って前進しても曹操本隊の餌食になるばかりと思った袁紹軍は、未占領による士気の低下にはあえて目をつぶり、袁紹・淳于瓊の高戦力部隊の慎重な前進と「田豊カード」の入手を優先します。第1ターンに先駆隊として淳于瓊が渡河し、第2ターンに袁紹本隊が続きます。

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この状況を作ったところで、北部及び南部で軽機動部隊による浸食を始めます。これに対し、曹操本隊はまず北部の淳于瓊を迎撃し、これを撃退します。本来であれば、ここで北部の再占領を行うところですが、同時に顔良隊と文醜隊が突出したため、急ぎ、南下し、顔良隊を襲います。が、袁紹本隊が介入し、消耗戦に。と、その隙に文醜隊が敵領土深くに浸透し、後方を荒らし回ります。

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曹操本隊が河川付近で、袁紹本隊相手に死闘を繰り広げている間に、この後方攪乱により領地が減り、曹操軍の士気が下がり始めます。曹操軍は曹洪隊を派遣し、文醜隊を掣肘しようとしますが、するりと抜けた文醜が汝南エリアの支配を切り崩し、さらに士気が低下。第6ターンに、曹操軍の士気が崩壊し、袁紹軍の勝利となりました。

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いやー、面白かった!ひたすら物量で押す袁紹軍に対し、高能力の本隊による機動防御の曹操軍という対比が見事。迎撃の成否や戦闘によるブレも適度に有り、今の最善手が何か、いい意味で悩み多い多いアイテムです。それでいて、1戦あたり、1時間程度のプレイしやすさ。かつて10番勝負を楽しんだ好ゲーム「国内戦役1814」(CMJ)に、近い印象を持ちました。バランス的には曹操軍にやや有利のようですが、袁紹軍を持って史実を覆す戦役にしてみたいものです。

この日ににしさんからオファーがあったのが、正体秘匿型のマルチ「謀略級三国志」(GJ)です。以前、茨城会に持ち込んだところ、かなりの評判をいただきまして。慣れれば、1時間強で終わる手軽さが受けて、なんとこの日は3連戦となりました。

まず、第一戦は、貂蝉(Tommy)・龐統(str)・法正(にし)・荀彧(kawa)・左慈(mitsu)・諸葛亮(K村)で、スタート。

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よほどのことがない限り、自分では勝利宣言にたどり着けない左慈(mitsu)は、はじめに魏陣営のフリをして、蜀を滅ぼし、呉を崩壊させるところまでたどり着きます。その後に得意の内部崩壊(群雄特攻)で、魏陣営を滅ぼして、あと一歩まで行きます。残りは、蜀のみ。ここで、一気に正体を明かし、縮地の法で諸葛亮(K村)が再興した蜀に入り込み、劉備特攻を考えましたが・・・。十分なカードがなく、様子見に。

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と、ここで不安定なはずの呂布を抱いた龐統(str)が、襄陽を墜として電撃的に勝利宣言!みな、あと、一歩届かず。と、ここで、同陣営にいたTommyさんが正体を明かします。なんと、貂蝉!「目の前のVPに目がくらんだ」龐統(str)を出し抜き、逆転勝利となりました。

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第二戦は、周瑜(にし)・陸遜(mitsu)・荀彧(str)・法正(Tommy)・田豊(K村)・司馬懿(BIBI)・張昭(kawa)の7人プレイ。今度は、素直に呉の発展を目指すと、にしさんとkawaさんも加わり、一気に拡大。結果的には、3人とも呉陣営だったんですが、誰かが貂蝉では?と疑った周瑜(にし)が張昭(kawa)をパージ!そのまま、周瑜(にし)・陸遜(mitsu)が多大な領土を獲得して、連盟による勝利となりました。ついていなかったのは、誤解で讒言を喰らった張昭(kawa)でしたね~。

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と、このまま、「ちばらき会の愉快な仲間たち」は、第三戦に突入。荀彧(K村)・程昱(mitsu)・左慈(Tommy)・華侘(BIBI)・龐統(kawa)・賈詡(にし)です。いきなり、「はずれ」の左慈(Tommy)と華侘(BIBI)の二人は、あっちに行ったりこっちに行ったりと放浪プレイ。程昱(mitsu)もいきなり魏陣営に入らず、敵対勢力に入っては内部の切り崩しで、魏の伸張を助けます。義理堅い荀彧(K村)が着実に領土を広げたところで、「自分からは決してバージしない」宣言をして、魏陣営に帰属。そのまま、荀彧(K村)・程昱(mitsu)コンビで押し切って、二度目のチーム勝利となりました。

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左慈や華侘といったアウトローなら仕方ありませんが、以前のように、一人勝ちを目指さない方が、協力プレイが成り立つことが見えてきました。こちらの方が効率的にも勝率的にも、また、サークル運営上も(?)いいかも。というわけで、今後も「みなさまのための出馬」を心がけます(笑い)。

お昼すぐに5人の手が空いたところで、ちはら会十八番の「謀略級三国志(GJ)」を対戦しました。

第1戦は、左慈(mitsu)・程昱(Tommy)・貂蝉(少将)・諸葛亮(kawa)・法正(エンジョウ)でプレイします(正体は終了時に判明)。

自分が引いてきたのは、よりによって左慈。勝利条件は、魏呉蜀の3陣営殲滅で、ほとんど実行は不可能です。どうも、左慈と貂蝉を引く割合が高いんですよね~(苦笑い)。かなり阿漕な手を使わないと勝てないので(これまで左慈で勝ったのは一回のみ)、いつものように「獅子身中の虫」でなりすまして、2陣営を殲滅し、その後に自爆テロをする作戦でいきます。

序盤、程昱(Tommy)と左慈(mitsu)が曹操軍に入り込み、計画通り、劉備・孫権軍を殲滅します。と、ここまでは順調でしたが、初参戦の貂蝉(少将)が呂布軍に任官し、最強の戦闘修整で曹操軍を攪乱します。さらに、建業を墜とした曹操主力に川越しに戦いを挑むも、これは火計を喰らって壊滅。川沿いで退却できない「おお、まさに赤壁だ!」

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このころ、法正(エンジョウ)が着々と西部で地盤を広げ、あと西都を墜とせば勝利まで行きましたが、この西都決戦に各陣営がカードを投入し、ギリギリでこれを阻止します。

と、頃合いを見て、左慈(mitsu)が寝返り、群雄自身の自爆テロで曹操軍を解散させ、こちらも後一歩までいきます。が、正体に気づいた貂蝉(少将)が一歩先に呉軍を、蜀軍も諸葛亮(kawa)が再建(旗揚げ)したため、勝利宣言できず。

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結局、少将さんの帰還時間が来たため、引き分けで終了としました。

せっかくなので、残った4人で第2戦に突入します。龐統(mitsu)・諸葛亮(kawa)・左慈(Tommy)・姜維(エンジョウ)の担当です。

ゲーム慣れした姜維(エンジョウ)と龐統(mitsu)が序盤から西部で蠢動し、徐々に領地を広げていきます。こちら側で旨みがあるのは、二人しかいないため、エンジョウさんの正体を姜維と推測。先に勝利宣言できないように龐統(mitsu)が介入します。

と、満を持して、龐統(mitsu)が西都攻略戦に乗り出しますが、敵の守りが厚いとみて、「蝗害」でこれを無血占領。そのまま、勝利宣言しました。龐統は、これが初勝利でした。

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今回、kawaさんは2回とも諸葛亮を引きましたが、正体発覚を恐れて、特殊能力「東南の風」は吹かず。諸葛亮はなんでもできて楽しいのですが、勝利条件がかなり厳しいので、ある意味、もっとも勝ちづらいキャラでしょう(これまで一度も勝利なし)。

ちなみに、ちはら会での過去戦績を調べてみたところ、なんと17戦もしていることが判明!初プレイが2014年の5月で、約2年間でこの数は、「あのバルジ」を上回っています(笑い)。

ついでに、キャラ別の勝利数ランキングは、以下の通りでした。

<第1位 貂蝉 5勝> 
 なんと、自力宣言ができない貂蝉がトップとは!やっぱりゲーマーは、ブラフがうまいんでしょうね~。

<第2位 姜維 3勝>
 辺境制圧で勝利できるため、マークが緩いのが勝因か?! 

<第3位 田豊・張昭・左慈 2勝>
 田豊・張昭は、全て、協同勝利。もっとも困難なはずの左慈が2勝とは!(うち1勝はイベント強制終了による勝利でした)

<第4位 その他8名 1勝>

<第5位 諸葛亮・華侘 0勝>
 登場回数の少ない華侘はともかく、やはり、臥竜はマークが厳しいのでしょう。

果たして、諸葛亮が勝利できる日が来るのか?!

お昼前後に、一気に来場者が増えたので、みんなでできるアイテムをということで、簡単マルチの「謀略級三国志」(GJ)をプレイします。

一戦目は、姜維(mitsu)・諸葛亮(M秀)・龐統(こまいふ)・張昭(BIBI)・司馬懿(sawada)を担当(プレイ中はもちろん秘匿)。3人が初プレイということもあり、大きな争いもなく、それぞれが勢力を伸ばします。はじめの登場で運良く西涼に現れた姜維mitsuが、罵倒軍を組織して、南下を始めます。と、そのまま、益州に突入したところで、サドンデス勝ちに。

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午後になると、長距離組のにしさんと仕事の終わったK村さんも合流し、ちはら会初の7人でのマルチとなります。左慈(mitsu)・諸葛亮(こまいふ)・周瑜(M秀)・華侘(BIBI)・荀彧(sawada)・田豊(にし)・陸遜(K村)を担当します。これだけいると、通常の各陣営に加え、華侘や左慈など、癖のあるキャラが加わる確率が高くなり、展開は一気に混沌に。

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序盤、荀彧sawadaさんが呉に入り込んで蜀をつぶしにかかると、呉を伸ばしたい陸遜K村さんも同調。蜀を全滅させると、一気に勢力が広がりますが、今度は左慈mitsuが獅子身中の虫で入り込み、孫権に自爆攻撃をさせて、呉を滅ぼします。

ここで本命の魏に乗り換えた荀彧sawadaさんを追って、左慈mitsuがやはり魏に説客で現れ、曹操を自爆させて弱体化を図ります。と、四川で旗揚げをして蜀を復活させた緒葛亮(こまいふ)が長安の曹丕を討ち取ります。
残すは、蜀を再び滅亡させるだけでしたが・・・ここで、華侘BIBIさんが正体を表し、ゴッドハンドで孫権、呂布、曹操を復活させます。が、「新時代の幕開け」が連続し、かつ、左慈が自爆攻撃を繰り返したため、復活と死亡、再蘇生のイタチごっこになります。華侘の心肺蘇生法が早いか、左慈のマインドコントロール(自爆強制)が早いか?!(笑い)

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結局、ぐたぐたの混沌のうちに、三度目の「新時代の幕開け」が来て、勝利宣言なしのため、左慈の勝利(!)となりました。

午後になって茨城会主催のstrさんがいらしたところで、今度は5人でできるマルチを、ということで、mitsu持ち込みの「謀略級三国志」(GJ)に移ります。ちょうど、5人以上のマルチがなかったことや水戸爺さんからのリクエストもあり、インストプレイになります。

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第1戦は、経験のあるmitsuとmoritaさんがインスト解説をしながら、流れを作ります。基本的にカードは十分に貯めておき、ここ一番で集中投入するのですが、やりかたを覚えてもらおうと、「氷の城」や「義勇軍出現」を使用して「効果」を伝えます。と、みなさん、軍師となってあっちについたり、説法でこっちに飛んだり、と一斉にカード集めに(笑い)。

と、そのうちに、蜀の勢力を伸ばしたmitsuが早々に勝利宣言しかけますが・・・北平占拠の2倍ボーナスで田豊勝利のはずでしたが、よく見ると「袁紹がいないと-2点」ということで、ああ、失敗。

こりゃ、危ないと、みなが一斉に蜀を攻撃し始めます。が、この時、moritaさんだけは、なにやら悩みながら蜀を助ける行動に。「?もしかして、諸葛亮か?!」ならば、共闘ができるはずと、2ターンは勝利宣言をしないことを約束し、ともに「漢王朝の復活」を合い言葉に勢力を伸ばしていきます。

あと、一歩と思われたその時、途中から蜀陣営に加わったstrさんが勝利宣言!おお、程昱が、まさかの土壇場で、諸葛亮moritaを出し抜き、田豊mitsuと同時勝利となりました。

第2戦は、ダークホースのSinyamagさんが呂布陣営を操って、暴れ回ります。その他の4人が勝利宣言しそうになると、戦術能力5(呂布4+軍師1!)をフルに発揮して、次々と有力陣営を叩き廻ります。

鳳統moritaさん、荀彧mitsu、張昭水戸爺さんが行けそうで行けない中、やはり冷静だったのが周瑜strさんでした。呂布が届かないところで確実に勢力を広げ、勝利宣言!水戸爺さんとの、またもダブル勝利を獲得しました。

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ひたすら暴れ回っていたSinyamagさんに聞いたところ、正体は左慈(魏呉蜀の滅亡)だったそうで・・・。ゲームではない「勝ち」を手に入れたようです。このゲームはそれができるのがいいところですね~。

3時過ぎにちょうど対戦が終了し、6名が手隙になったので、みなさんを誘って「謀略級三国志」(GJ)を対戦しました。

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第一戦は、いきなり官輅を引いた28号さんがみんなの正体を確認。もっとも勝利の可能性が高い人に賭けます。

序盤、各人はカードを獲得すべく、やたらとテレポート(遊説)を繰り返します。どうも今回は、固定陣営の人は少なさそう。

mitsuは程昱だったため、素直に魏に入り、勢力を拡大します。はじめは獅子身中の虫かと疑っていたみなさんも、勢力が広がるにつれ、魏に参集してきます。気がつけば、28号、ミヤポンスキー、yagi、mitsuの4人が魏の軍師になる異常事態に!

これは、誰かが「貂蝉」に違いないと踏んだmitsuは、まず、yagi さんをパージ(讒言)して様子を見ます。一見、動揺した顔になりましたが、それほど魏にこだわらないのを見て候補ではないと判断します。となれば、28号さんは正体がわかっているので、ミヤポンスキ-さんが「貂蝉」か?!

途中で勝利条件をクリアしたのですが、タイミングを見計り、自分のターンにミヤポンスキーさんをパージして、勝利宣言!結果は、やはりミヤポンスキ-さんが「貂蝉」だったため、mitsu程昱の勝利となりました。

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ちなみに、官輅の28号さんの勝利予想は、ミヤポンスキ-さん!だから、やたらとミヤポンスキーさんを助けていたのか!

慣れたところで、今度は5人で第二戦に。今度のmitsuのキャラは左慈。目標は、魏呉蜀全てを滅ぼすこと。かなり厳しいですが、最大勢力でいずれか二つの勢力を滅ぼせば、手はあるかも・・・。

この方針に沿って、もっともスタート勢力の強い魏陣営に入り込み、まず、蜀を滅ぼします。と、なぜか、ミヤポンスキ-さんも同調し、一端、呉に入って勢力を薄めたところで、群雄の自爆攻撃をかけ、これを滅亡させます。

すると、またも28号、ミヤポンスキー、yagi、mitsuの4人が魏の軍師になる異常事態に!そんなにキャラが偏っているの?!

終盤が近づくにつれ、この4人がお互いに牽制し合って、権力闘争に入ります。28号さんが先手でmitsuをパージすれば、mitsuはお返しに「挑発の手紙」で28号さんを失職に。またも返り咲いたmitsuが、再び、ミヤポンスキーさんをパージ。これで、自爆攻撃ができるかと思いきや、残った軍師のyagiさんに止められ、魏を崩壊させられません。
と、ここで黙々と四川で勢力を拡大していてYさんが勝利宣言!正体は法正。おお、4人が魏の内紛にかまけている間に、電撃的な勝利となりました。

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2アイテムが終わり、ちょうどお手すきだった3名の方と「謀略級三国志」を行いました。三国志の基礎知識さえあれば、それなりに楽しめるので、こういったときにはもってこいのアイテムです。
 
第一戦は、序盤早々に2大勢力が消える荒れた展開に。呂布陣営に入り込んだ28号さんが電撃的に蜀陣営を滅ぼすと、その後、袁紹を切り捨て、ほぼ北部を平定。が、ここで「新時代の幕開け」イベントが出て、呂布陣営は消滅します。
 
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程昱だったmitsuははじめに呉陣営に入り込んで、拡張するふりをしながら、途中で孫権の自殺攻撃を実施し、これを滅亡させます。その後、本命の魏陣営に仕官し、確実に領土を広げたところで、勝利宣言!
 
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と、ここで、初参戦だったK村さんがおずおずと正体を明かしたところ・・・なんと、貂蝉!やられた!控えめなプレイは、慣れていないだけではなかったんだ!油断していて、きれいに勝利を持って行かれました。
 
第一戦の担当 ○貂蝉(K村)・程昱(mitsu)・姜維(Wil)・法正(28号)
 
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みなさん、面白かったようで、すぐに第二戦に突入。またも、mitsuの担当は程昱。まずは様子見で、VP対象となる群雄に紛れ込んで、劉表と孫権を滅亡させます。
 
と、この間にK村さんが仕官した蜀が、確実に勢力を増強します。ならばと、自分と28号さんも蜀に乗り換え、あっという間に勢力を拡大し、許昌を占領します。この時点で勝利宣言をできたのですが、K村さんがまさかの貂蝉?がありえたので、先にこれをパージ。
 
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盤石の体制で勝利宣言をしたはずだっただったのですが・・・なんと、今度は28号さんが貂蝉!ああ、二戦連続で、他人のために、汗を流しただけでした。
 
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第二戦の担当 ○貂蝉(28号)・○鳳統(Wil)・程昱(mitsu)・諸葛亮(K村)
 
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「もう一戦、行きましょうよ~」すっかり気に入ったようで、そのまま、第三戦に。
 
自分の担当は、陸遜。今度は呉陣営に入って、素直に領土を拡大します。と、ここにK村さんも乗ってきまして。勝利条件に実直な彼が、まっすぐ会稽を目指します。ということは、張昭か。中盤まで順調に進んだところで、勝利条件を確認すると、ん?張昭の方が達成が早いじゃないですか!
 
このまま、いくと、自分が置いてけぼりの可能性があったので、申し訳なかったのですが、K村さんをパージし、呉の拡大を目指します。
 
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と、これで自分の正体に気づいたらしい、Wilさんと28号さんが猛烈な妨害をしてきます。K村さんは当然、再仕官を狙っていますし、Wilさんは着々と勢力を広げているし、このままでは時間切れで負けになる、と判断。
 
お互いにパージをしないことと勝利宣言をmitsuに合わせることを条件に、急遽、K村さんに同盟を呼びかけます。呉の軍師二人が「和解」したことで、間一髪、Wilさんの機先を制して、ダブル勝利となりました。いやー、やっと勝てた~。
 
第三戦の担当 ○陸遜(mitsu)・○張昭(K村)・姜維(28号)・賈詡(Wil)
 
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やっぱり、このアイテムは楽しいです。バルジ、国内戦役と並んで、今年もヘビロテになりそうな予感です。

初プレイ以来、非常に評判がいい「謀略級三国志」(GJ)を、今回も2戦しました。いつものように正体不明と展開の速さから、AAR泣かせのアイテムなんですが、プレイは抜群に面白いんです。ルールがシンプルでわかりやすく、勝てなくても大暴れできる(プレイそのもので勝てたと思える)展開がいいんですよね~。
 
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第一戦は、姜維(sawada)・龐統(Tommy)・司馬懿(kawa)・貂蝉(山田)・諸葛亮(mitsu)でプレイ。序盤、司馬懿(kawa)が忠実に魏勢力を伸張。ところが、なぜか呂布に付いた貂蝉(山田)が中央部で大暴れして、魏勢力とガチンコの争いに。本来なら、貂蝉(山田)は強力な魏についてもよかったんですが、初プレイで読み違いだったよう。それでも、魏の籐甲兵の大群を、火計で全滅させるなど、存分に暴れて楽しめたようです。
 
姜維(sawada)と諸葛亮(mitsu)は早々に蜀に仕官したものの、いきなり、姜維(sawada)が蜀を滅亡させます。??と思っていたら、遊説で四川に飛んだ姜維(sawada)が、ここで旗揚げして、成都を支配。
 
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そういうことかと、mitsuも馳せ参じ、利害が一致しそうだったので、軍師に仕官して、一気に勢力を拡大します。sawadaさんは法正だと睨んでいて、どこで裏切るか(讒言するか)とマークしていたのですが、突然、勝利宣言!姜維(sawada)とは、こりゃ、癪だったァ~(by植木等)
 
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「もう一回、行きましょうか?」みなさんのリクエストにお答えして、第二戦に。自分が引いてきたのは、あろうことか、左慈(mitsu)。勝利条件の魏呉蜀の滅亡(!)なんて、あるわけないじゃいですか!
 
ところが、今回、呉蜀に対し、全員が攻勢に出るか、地方で覇を唱えるか、妙な展開になります。ならば、まず、尻馬に乗ってと、魏勢力に仕官した荀彧(sawada)と左慈(mitsu)で蜀を滅ぼします。と、ここで得意の内部からの切り崩しで、魏も滅亡させます。このタイミングで「新時代の到来」。魏蜀は完全に滅亡し、荀彧(sawada)の勝利はなくなります。
 
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このあたりで、ほぼ自分の正体が露顕し、勝利のできなくなった荀彧(sawada)と呉の拡大を狙う周喩(kawa)が妨害を始めます。が、必殺技「縮地の法」を駆使して孫権の城下に入り込み、これを自爆させ、見事に魏呉蜀を崩壊!ああ、左慈で初の勝利となりました。
 
今回も非常に楽しいプレイだったので、10周年記念に「倒れるまで、謀略級三国志」(!)などという恐ろしい案も出ていました。う~ん、せっかくだから2月あたりで「謀略級」例会もやってみましょうか?(笑い)

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