歴史・戦史研究「ちはら会」Zwei

Yahoo!ブログ終了に伴い、引っ越しました。

カテゴリ: 中国史

昼に全員が揃ったところで、過去最大の6名で「謀略級三国志」(GJ)を対戦しました。実はこのアイテムは、プレイはめっぽう楽しいのですが、正体隠匿のため、AAR泣かせでして。
 
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mitsuの正体は、司馬懿。序盤にみなさんがせっせとカード集めに奔走している間に、mitsuは他の軍勢に入り込み、領地拡大によるカードを狙います。が、ことごとく戦闘に敗れ、獲得なし(それでも結果的には魏以外の弱体化ができました)。
 
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中盤になると、みなが何らかの勢力に仕官。と、一緒に馬騰の軍師となっていたkawaさんが「とても味方とは思えない」とmitsuをパージ!(正解だったんです、笑い)が、ここで馬騰を弱体化させないと(魏及び晋の)勝利はないと、「挑発の手紙」でkawaさんもパージ。と、説客のままで馬騰城下の長安に入り込み、これをそそのかして、単騎突撃により、馬騰勢を全滅させます。
 
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すかさず、晋を立ち上げ、「赤兎馬」効果で2箇所を占領。あと、1ポイントまで漕ぎ付けます。が、これを警戒したエンジョウさんの「謎の温州蜜柑」で、次のターンは行動不能に。
 
土壇場でダメかと思いきや・・・いのさんが魏軍を使って領地を拡大。!!おお、労せずして、勝利条件を満たし、逆転勝利となりました。「行動不能」でマークが外れたようで、世の中、何が幸いするかわかりませんね~。kawaさん、エンジョウさん、あなた方は正しかった!(笑い)
 
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ちなみに、各プレイヤーの担当は、以下の通りでした。
○司馬懿(mitsu)・張昭(sawada)・貂蝉(いの)・買詡(エンジョウ)・法正(kawa)・
陸遜(Tommy)

午前中から、そこそこの人数が揃ったので、このところ、すっかりブームになっている「謀略級三国志」(GJ)をプレイしました。
 
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第一戦は、4人で対戦。このとき、mitsuが引き当てたのが、左慈。その勝利条件は「魏呉蜀が滅亡していること」で、しかも勝利宣言ができず。ほとんどの軍師が魏呉蜀に絡んでいることを考えると、ほぼ達成不可能ですって!
 
やむなく、取った作戦が「獅子身中の虫」プランです。そう、外から敵を攻め滅ぼすことがノーマルですが、この三国は人材も多く、呂布を持ってしても、一勢力を滅亡できるかどうか?ならば、初めは三国のいずれかに入り込み、勢力を拡張するふりをして、他の勢力を撃滅。最後に、群雄に自殺攻撃を命じ、敗北して一気に自国を滅亡させる、自爆テロ作戦です。それでも、さらに魏呉蜀以外の誰かに勝利宣言をしてもらうという、他力本願に頼らないといけないんですが・・・。
 
こう考えると、無茶もいい処なんですが、なんと、第一戦で、これが填りまして。まず、人材の宝庫の魏に入り込んだmitsuは、同じ陣営のsawadaさんと協力。優秀な人材を補充しながら、中原に進行します。行きがけの駄賃とばかりに蜀を滅ぼすと、そのまま、南下して呉も殲滅してしまいます。と、ここで一気に、自国を滅ぼす自爆テロ作戦を敢行!後継者を単独で進行させ、自ら敗北。と、ここで「泣いて馬謖を切る」カードを使って、敗北の責任をsawada軍師に押しつけ、パージ!そのまま、曹操を単騎で突っ込ませ、見事に魏呉蜀を崩壊に導きます。鮮やかに「決まった!」(fromトリック)
 
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ここで、sawadaさんが劉表に乗り換えて勢力を拡大。後一歩で勝利宣言か、というところまで進みます。こりゃ、まさか、行けるかもと思いきや、蜀に縁の深い(らしい)kawaさんとyagiさんが、蜀を復活させてしまいます。ならば、内部崩壊をしかけるべく、mitsuも蜀に入り込み、3人が軍師に!これほど、思惑がバラバラの軍師陣なんて、いないぞ!(笑い)。
 
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と、先にsawadaさんが勝利宣言しそうになったので、カードを使って一時、これを停止。その後、劉備を単騎進行させ、思惑通り、蜀を崩壊寸前に追い込みましたが、怪しまれた二人に阻止され、成らず。
 
ここで、蜀の社領を守ったkawaさんが、手番中に領土を拡大し、勝利宣言!姜維で見事に勝利を達成しました。
 
○姜維(kawa)・買詡(yagi)・龐統(sawada)・左慈(mitsu)
 
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う~ん、惜しかった!これだけ、困難な左慈で、後一歩まで行ったのに!おかげで、しっかり、油断のならない「獅子身中の虫」と思われたようで・・・。
 
気を取り直して、第二戦へ。次は、もうちょっとましだろうと、引いた軍師は、またも左慈!一体、どうなってるんじゃい!(笑い)
 
しようがないので、カードを集めた後、魏陣営に入り込んだmitsuでしたが・・・「う~、どうしても味方だと思えないゾ!」と警戒心むき出しの同陣営のkawaさんからパージに合い、しばらく放浪。再度、入り込む直前に、kawaさんが勝利宣言。おお、程昱!こりゃ、やられたと思ったら、実は同じ魏陣営にいたyagiさんが貂蝉で、鮮やかな逆転勝利。
 
○貂蝉(yagi)・程昱(kawa)・龐統(エンジョウ)・周喩(sawada)・左慈(mitsu)
 
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勝てはしませんでしたが、非常に楽しい対戦でした。なれれば、2時間かからずに決着の付く三国志マルチなので、また、ちはら会や他の例会にも持ち込みます。

珍しく朝から人が集まったので、駆けつけ一番に「謀略級三国志」(GJ)を5人でプレイしました。うち3人は、かつてプレイ済みだったので、mitsuのインストで、早々に開始となります。
 
第一戦のキャラクターは、以下の通り。
mitsu…法正
yagi…荀彧
HA…左慈
Wil…貂蝉
kawa…周喩
 
序盤は、それぞれの思惑を抱えて、各勢力へ仕官します。mitsu(法正)は、最強の魏を操って。成都への南下を開始(一見、魏将のように見えことを計算します)。kawa(周喩)は素直に呉へ仕官し、勢力拡張を図ります。よくわからないのが、yagi(荀彧)でなぜか蜀に仕官。後から聞いたら、わざと蜀を弱らせて、その後、魏に乗り換えるつもりだったとか。
 
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厳しかったのが、HA(左慈)とWil(貂蝉)。ともに自分からは勝利宣言ができないので、やたらと遊説を繰り返してカードを増やします。が、HA(左慈)は途中でmitsu(法正)の密報を受けて、正体が見破られたため、やむなく、密約を結ばざるをえなくなります(正体を露顕しない代わりに、mitsuを讒言しないこと)。
 
終盤、十分に蜀を弱らせたyagi(荀彧)が、魏に乗り換えると、mitsu(法正)とのダブル軍師となって、一気に領土が拡大します。そのまま、成都を電撃占領したところで、mitsu(法正)が勝利宣言し、覇権を確立しました。yagi(荀彧)はあと一歩届かずで、Wil(貂蝉)は乗り換え遅れで、惜しくも勝機を逃しました。
 
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慣れたところで、そのまま、第二戦に。
yagi…田豊
mitsu…荀彧法正
HA…姜維
Wil…張昭
kawa…諸葛亮(!)
 
策を弄して時間切れになった前回を反省し、今回は全員が比較的素直に(?)各陣営に仕官します。まず、mitsu(荀彧)が魏軍に入り、またも同じように南下政策をとります(またも法正か、と疑わせることに成功)。北平が勝利条件のyagi(田豊)もこれに加わり、北伐を開始。と、会稽を勝利条件とするWil(張昭)もこれに相乗りし(!)、なんと三人が魏軍の軍師という、偏った展開に。
 
こうなると、魏軍を阻止しなければと、kawa(諸葛亮)とHA(姜維)が蜀軍にてこ入れし、中原での激しい戦闘になります。
 
ここでmitsu(荀彧)が、kawa(諸葛亮と推測)に「挑戦の手紙」を叩きつけ、「西涼を取れ!」と無茶降りして、一旦、辞任させます。と、その隙をついて、yagi(田豊)が北平を制定し、勝利宣言!と、気がつけば、mitsu(荀彧)も条件を満たしていたので、期せずしてダブル勝利となりました。
 
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お昼過ぎに全員が揃ったところで、要望のあった三国志マルチに移ります。自宅オフ会でHAさんにインストいただいた「謀略級三国志」(GJ)が非常に面白かったので、ちはら会でもサマリーを作って、4人プレイにこぎ着けました。
 
序盤、それぞれ、正体を隠しながら、思い思いの群雄を支援します。司馬懿mitsuは、正攻法で魏に仕官し、史実通り、曹操軍を押し広げます。魏の軍師と思われても複数の可能性があるので、あえてこれでチャレンジします。
 
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エンジョウさんは、数回の遊説の後、北部の馬騰に任官し、そのまま、南下を始めます。この分だと、正体は姜維か?Tommyさんは、呂布に付いたり、蜀に就いたりと、変転極まる節操のなさ。アンタ、一体、誰??kawaさんは、よりによって弱い劉璋を応援し、南部の平定に。??こちらも、全く、正体がわかりません。
 
最も早く大手をかけたのが、エンジョウさん。南下した馬騰を西方に向け、成都を攻撃。おお、そうか、法正という手があった!このままだと勝利宣言をされるので、対抗馬となった劉璋(Tommyさん)をカードで応援し、法正の電撃的勝利を阻止します。
 
一方、魏を拡大し続けるmitsuも警戒され、妨害もあって15点前後から中々、伸びず。Tommyさんも、やっと呉に本拠を構えるも、前半の放蕩が祟って、ほとんど、点はなし。
 
このまま、膠着かと思われた時、kawaさんが「伝国の玉璽」を使って、勝利宣言!おお、正体は、買詡でした。
 
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インストの一戦目が終わって、すぐに本戦となる二戦目に突入。今回は、Tommyさんとkawaさんの動きが定見がなく、やたらと遊説を繰り返します。どうも、魏呉蜀のキャラではないような・・・。続いて、盤面をリードしたのは、またもエンジョウさん。思いっきり、呉を応援して、勢力を拡大します。この動きは、周瑜か陸遜か?
 
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と、ここで、mitsuに密偵が来たので、すかさず、エンジョウさんの正体を見破ります。おお、龐統だったとは。
 
最高の秘密を狙ったところで、交渉を持ちかけます。自分も呉(本当は誰でも!)の勝利に恩恵があるので、お互いに讒言をしないという約束をして、軍師に収まります。ただでさえ、強力な軍師が2名、所属したことで、呉軍の勢いが倍増!あっという間に、エンジョウさんが勝利宣言をします。
 
と、ここで、mitsuが正体を現します。そう、前々回に続いて、貂蝉!今回も小判鮫戦術で、勝利をかすめ取りました。
 
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今回のプレイのキャラたちです。
第一戦 ○買詡(kawa)・法正(エンジョウ)・司馬懿(mitsu)・田豊(Tommy)
第二戦 ○貂蝉(mitsu)・龐統(エンジョウ)・張昭(Tommy)・左慈(kawa)

続いて取り組んだのが、ちはら会でちょっとしたブームの「項羽と劉邦」(GJ)です。今回は、両軍を表裏で二連戦しました。
 
第1戦は、楚軍(mitsu)対漢軍(エンジョウ)で対戦。第1ターンは、定石通り、漢軍は咸陽を、楚軍は臨淄をそれぞれ、制圧します。と、ここで楚軍は、友好度判定で味方に付いた黥布を使い、武漢へ電撃侵攻します。
 
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これで時間を稼いだ楚軍は、第2ターンに鉅野と平原を制圧し、持久体制を固めます。張良を得た漢軍でしたが、やむなく礫陽経由での洛陽行きに切り替えます。
 
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第3ターン、漢軍がイベントで一手目を消費したので、すわ、とばかりに、種離味率いる別働隊が洛陽を電撃占領します。が、すかさず、漢軍もカウンターで主力を洛陽に侵攻させ、種離味を討ち取ってしまいます(ちょっと強引すぎたか?)
 
第4ターン、敵が主力を洛陽に集結させる隙に、再び、黥布が動きます。目標は、咸陽!裏を付いた攻撃が決まり、一時的に手札数が同数に並びます。
 
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第5ターンは、敵に韓信が登場!ちょうど、「天下三分の計」があったので安心していたところ、張良が「間諜」でこれを廃棄!う~ん、間が悪い。漢軍は韓信を使って、咸陽を奪還し、さらに「天下無双」で洛陽に主力を集結します。
 
楚軍は、ならば実力でと、項羽主力で襄陽を落としに行きますが、drに恵まれず。そこへ韓信が投入してきて、膠着状態へ。
 
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第6ターン、すかさず、漢軍の増援が襄陽へ到着し、項羽を撃破してしまいます。と、ここで、再び、「天下三分の計」!やむなく、漢軍は「巨大食料庫」で主力を活性化すると、行動の自由を得るために、韓信を攻撃します。が、最後の1ユニットが残ってしまいます。
 
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第7ターン、楚軍主力も再び、襄陽へ突入し、張耳軍を撃破。韓信と楚軍の両方に拘束された漢軍主力は、項羽の除去という奇跡を信じ、楚軍へ攻撃を行います。
 
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が、当然、楚軍が生き残り、エリア数の優位で楚軍の勝利となりました。途中までは、漢軍に押されっぱなしでしたが、絶妙なタイミングの「天下三分」で勝利をもぎ取りました。
 
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第二戦は、陣営を入れ替え、漢軍(エンジョウ)対楚軍(mitsu)に。序盤は、両軍とも順調に勢力を拡大します。楚軍は、項羽と種離味の二人を投入して、北部の平定を行います。これに対し、漢軍も襄陽に援軍を送り、ここを強化。
 
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第5ターン、と、果敢な楚軍は、電撃的に洛陽に侵攻します。一度は、ここを占領しますが、漢軍の反撃にあって、奪還されます。漢軍はここぞとばかりに、黥布を味方にして、寿春に侵攻します。楚軍も「伝説の名馬」で項羽を引き戻して、膠着状態になります。
 
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第6ターン、漢軍に韓信が登場し、洛陽に配置。このあと、兵力を注ぎ込んで攻勢に移ろうとした矢先、寿春に集結していた楚軍13ユニットが、洛陽に侵攻してきます。実は、寿春で黥布を撃破して行動済みになるも、虞美人によって再び、活性化しました。
 
漢軍も「伏兵」で迎え撃つも、楚軍のdrが上回り、なんと韓信が戦死してしまいます。そのまま、ここを奪回できず、サドンデス負けとなりました。う~ん、呼び込んだつもりが、懐で大暴れされ、致命傷になってしまいました。「策士張良、策におぼれる」
 
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人材の登用や友好度判定で大きく変わりますが、漢軍が優位と思われるこのアイテムで、めずらしく、楚軍が連勝となりました。まだ、手はあるんですね~。いずれにしろ、白熱した戦いで、十分に楽しめました。
 
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前後分離系のGWですが、自宅オフ会をブログで呼びかけたところ、東京・川崎からHAさん、まあさん、紫龍さんの3名が来場してくれました。お互い、千葉会やYSGAなどで顔を見かけたり、何回かプレイしたりしたことはあったのですが、きちんとプレイするのは始めて。そこで、マルチでコミュニケーションとなりました(自分の業界でいうところのSST?!)。
 
「ちはら会名物(?)の本能寺への道を行きましょう」と、HAさんの掛け声があり。聞けば、所有はしていたものの、対戦は始めてだそうで・・・。ちはら会では、困ったときの「本能寺への道」ということで、数限りなくプレイしていたので、他もそうかと思いきや、ところ変わればアイテムも替わるんですね~。手軽で駆け引きの楽しい信長後継戦を4人でプレイしました。
明智…mitsu
柴田…HA
羽柴…まあ
徳川…紫龍
 
序盤、みなさん外周に向かって領地を拡大します。徳川は関東へ、羽柴は中国へ、明智は山陰へと進出。
 
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中でもひときわ強力(凶悪?)な上杉謙信については、柴田が対決を嫌がり、なんと飛騨(!)に本拠を移します。ならばと、越前経由で南下した謙信は美濃へ侵攻し、畿内への道を遮断してしまいます。
 
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第3ターン、やむなく、柴田勢全軍を持って、上杉勢を強襲し、5損害を受けながらも、謙信を敗死させることに成功します。
 
と、ここで、備前を攻略した羽柴が、大返しで畿内に突入します。早い、早すぎるぞ、秀吉!乾坤一擲の攻撃で電撃的勝利とはなりませんでしたが、信長本陣をあと1ユニットまで磨り潰します。
 
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第4ターン、すかさず、一番手を選んだ羽柴は、ついに上様を討ち取り。すかさず、緊急徴募で兵力を補充します。
 
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と、ここに本願寺勢と申し合わせて柴田が突入してきます。「上様の仇!」が、秀吉の防御を突き崩せず、膠着状態になります。
 
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第5ターン、両者が畿内で壮絶な消耗戦を展開する間に、気がつくと徳川が反逆上等で伊勢に戻ってきています。
 
そして、第6ターン、三度に及ぶ京攻防戦でへとへとになった羽柴勢を、徳川が殲滅し、畿内の支配を打ち立てましたが・・・この間、地道に西国の領土を拡大してきた明智が、止めの[関白宣言]を出し、7VPで勝利しました。
 
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今回、自分以外は初めてでしたが、第3ターンに謀反が起こるシーソーゲームで大盛り上がりでした。勝負以上に楽しかったそうで、よかったです。
 
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その後は、二組に分かれて、いくつかのアイテムを対戦。あと、3時間ほどになったところで、HAさん持ち込みの「謀略級三国志」(GJ)をプレイしました。
 
このゲームは一風変わっていて、各プレイヤーは身元を隠した軍師となります。各勢力を渡り歩き、時には本家を応援したり、時にはブラフで反対勢力を努めたりして、真の目標(各自の勝利条件)を目指します。発想はGJの「張儀」と同じですが、こちらはどこを「応援」するのか、あるいはどこを「妨害」するのか、プレイヤーが選べるところがいいです。
 
序盤、各自は本当の目的を隠して、敵対勢力を「応援」したり、任官せずにふらふらイベントカード集めに走ったりします。その結果、軍師3人が任官した呉が飛躍的に勢力を伸ばします。このまま、誰かが勝利宣言かという手前で、HA軍師が同僚のまあ師をパージ!まあ師はその後、ランダムで遊説したり、劉備を押したり、果ては馬騰を応援したりと、放浪の旅に出ます(笑い)。
 
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これを見て、今度はmitsu導師がHA軍師をパージします。HA師は、なぜか劉璋に付くなど、事態は混沌としてきます。
 
各勢力が興隆と衰退を繰り返す中、後半にいきなり紫龍大都督が、晋を立ち上げ!洛陽と長安を奪ったまではよかったのですが、元の魏が衰退しきっていたので、勢力は思ったほど、伸びず。これで正体は、司馬懿と判明します。
                        
と、ここでHA師が劉備に陣営を鞍替えします。都の混乱に乗じて、中原で勢力を急激に拡大します。これは怪しい!おそらく、諸葛亮では?
 
ならば、小判鮫戦法でと、mitsuも劉備に乗っかり、ダブル軍師で猛烈な侵攻を開始します。劉璋を滅ぼし、返す刀で孫権領をかすめ取ります。さらに北方にも手を広げ・・・ついに諸葛亮が勝利宣言!と、ここでmitsuが正体を明かします。貂蝉!その結果、mitsuの逆転勝利となりました。
 
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各軍師の正体は、以下の通りでした。
mitsu …貂蝉
HA…諸葛亮
まあ…陸遜
紫龍…司馬懿
 
みなさん、ゲーマーだけあって、いろいろとブラフを仕掛けたのが、仇になったようです。まあ陸遜は、本命の孫権陣営をパージされたため、しばらく戻れず、ふらふらするうちに時間切れ。紫龍仲達は、魏が衰微しきっていたため、晋の旗揚げが効果なく、地方勢力で終了。HA孔明はまずは反対勢力を広げ、その後に本命の劉備に移って追撃をかけるつもりが、孫権の思わぬ優勢にかなり出遅れ。あせって、勝利宣言したところを、他力本願しかできないmitsu貂蝉にかすめ取られました。
 
いずれのマルチも二転三転する展開でしたが、勝敗にかかわらず、動きを満喫する「大人の楽しみ」で、実に有意義な時間となりました。有意義な対戦を、ありがとうございました。
 
ちなみに・・・この「謀略級三国志」の対戦で、中国史アイテムのプレイ率が目標の6割を越えました。そちらも更新していますので、ご参照ください。
 

このところ、すっかり、ヘビロテになっている「項羽と劉邦」(GJ)を持ち込んだところ、nakanoさんが対戦希望を。ああ、千葉会はありがたいな~。漢軍(nakano)対楚軍(mitsu)でインストプレイとなります。
 
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第2ターンまでに漢軍が洛陽を、楚軍が鉅野を落として、標準的な展開でしたが・・・漢軍の人材登用の引きがよく、第3ターンまでに、蕭何・張良・韓信(!)が揃い踏みします。
 
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十分に兵力を補充した漢軍は、第4ターンに韓信を先頭に一気に攻勢に出ます。これに対し、項羽が迎撃するするものの、多勢に無勢で命からがら逃げ出す羽目に。
 
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と、「信長包囲戦」システムに慣れているnakanoさんは、ここで見事なコンボを発動!「巨大食料庫」に「国士無双」を連続使用し、電撃的に彭城に侵攻します。なんとか、ギリギリ、守りきったものの、楚軍は風前の灯火に。
 
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第5ターン、やむなく、項羽主力と種離味を北方経由で洛陽に侵攻させ、カード差を埋めるので、精一杯。このままだと、確実に負けでしたが・・・。
 
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第6ターン、ここで待ちに待ったイベントカードが!まず、「共に謀るに足らず」で軍師張良をパージ!
 
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さらに「天下三分の計」で韓信が独立!漢軍は必死に取り込みを図りますが、楚軍は送り物で同盟を許さず。と、その隙に、虞美人(ダブルムーブ)を使って楚軍が咸陽を陥落させます。
 
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ここに至り、カード枚数を逆転させた楚軍は、漢中に殴り込んで膠着状態を作り出し、そのまま、ゲームエンド。補給エリア数で優勢な楚軍の勝利となりました。ああ、危なかった!
 
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今回、Wilさんからご要望のあった「項羽と劉邦」(GJ)を、早速プレイしました。
 
第1回戦 ●漢軍(Wil)対楚軍(mitsu)○
 
序盤、張良を選択したWilさんに、「名士の仕官」で蕭何、ランダムで韓信が馳せ参じ、いきなり漢軍はフルスタッフに。ならば、先手を打って、襄陽を奪わんと、項羽主力が侵攻しますが、まさかのハイロールで張耳を屈服できず。逆に韓信の逆襲で、主力隊が全滅し、項羽はあやうく首都の彭に逃げ帰ります。
 
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が、第4ターンに、一気に流れが変わります。「共に謀るに足らず」で張良がパージされ、イベントはもっぱら楚軍に偏ります。さらに、「天下三分の計」で韓信が独立!これにより、漢軍主力が拘束される羽目に。
 
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この隙をついて、楚軍が電撃的に武漢に侵攻し、本領の漢中と咸陽が危機に見舞われます。が、かろうじて漢軍の味方になった韓信がこれに突入して、押しとどめます。主力が膠着状態しているうちに、別働隊の竜旦が北部を攻略。最後は、「背水の陣」で襄陽を陥落させ、楚軍の勝利となりました。
 
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次に、「砂漠の狐」(エポック)を終えたDas Reichさんから、「面白そうなので、インストしてください」と要望があり。
 
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第2回戦 ○漢軍(Das Reich)対楚軍(mitsu)●
 
第1回戦同様、漢軍はかなり人材がよかったのですが、それをさらにDas Reichさんの作戦が後押し。インストのハズなのに、いきなり、押されまくる楚軍。「こりゃ、厳しいぞ」と必死に挽回を図るものの、後手後手に回り、なんと漢軍のサドンデス勝ちに・・・。「本当に始めて?!」と疑いたくなるくらいの手際の良さでした。
 
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第3回戦 ○漢軍(mitsu)対楚軍(Das Reich)●
第4回戦 ○漢軍(mitsu)対楚軍(Das Reich)●
第5回戦 ●漢軍(mitsu)対楚軍(Das Reich)○
 
「今度は陣営を入れ替えてみましょう」と作戦級の鬼は、あくなき探求を続けます。さすがに、漢軍なら負けられないmitsuは、第3回戦と第4回戦を、イベントによる掣肘と全方位外交による中立勢の調略で、楚軍を圧倒します。
 
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Das Reichさんいわく、「楚軍はかなりきつい。勝率は2(楚軍):8(漢軍)くらいか」と。かなり的確な指摘です。
 
あきらめ切れないDas Reichさんは、三度目の正直と、またも楚軍を担当。早々に虞美人を手に入れた項羽は、なんと電撃侵攻で武漢経由で、咸陽を占領!慌てた漢軍は、韓信を引き連れて迎撃に向かいますが、返り討ちに遭い、韓信が死亡。漢軍主力は種離味に洛陽で拘束されたまま。最後は兵を蓄えた項羽主力が漢中の劉邦を戦死させて、楚軍初勝利となりました。う~ん、こんな勝ち方を見たのは初めてです。
 
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気がつけば、朝から「項羽と劉邦」だけで、5連戦。「砂漠の狐」を入れれば、Das Reichさんと5回戦という、信じられないハードスケジュールで、十分に堪能した(疲労した?)一日でした。持つべきは、よき戦友かな・・・。

先日、久しぶりに松戸の千葉会に行ってきました。本当は前日に行きたかったのですが、大雪の影響で電車はほとんど動かず。翌日は暖かい一日だったのですが、辿り着いた松戸にはかなりの残雪が・・・。
 
会場に入ると、千葉会の良心-下総さんをはじめ、数名の方がプレイをしていまして。珍しく人出の少ない例会だったようです。
 
そのうちのお一人、少将さんが声をかけてくれまして。昨年夏の茨城会でお会いして以来だったのですが「来るとお聞きしたので、ぜひ、対戦を」と。ああ、ありがたい申し出です。
 
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早速、少将さんのリクエストで「項羽と劉邦」(GJ)をインストしました。陣営は、少将さんが漢軍で、mitsuが楚軍です。
 
序盤、人材登用で張良を選んだ漢軍はセオリー通り、章邯軍を撃退し、咸陽を制圧します。これに対し、楚軍は「新王の出現」で武漢を封鎖。やむなく、漢軍は櫟陽を通って、洛陽に辿り着きます。
 
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一方の楚軍は、臨淄で思わぬ時間を取られたものの(継続戦闘で3手番!)、第2ターンに彭越を滅ぼします。別働隊の竜旦は薊を攻略し、補給を増やします。
 
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迎えた第3ターン、前ターンの「名士の仕官」で蕭何を得た漢軍は、洛陽にハイスタックを作ると、豊富な手札を使って、張耳を味方に引き入れ、黥布にまで調略の手を伸ばします。一方の楚軍は、竜旦を西進させ、鉅鹿を攻略。これでカード数は漢軍8枚:楚軍7枚となります。
 
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第4ターン、サドンデスを狙う楚軍が仕掛けます。項羽率いる主力がその圧倒的な軍事力で襄国を蹂躙し、張耳を滅亡させます。このままでは負けとなる漢軍は、奪還を試みますが、あまりの戦術能力の差に項羽との戦闘は断念。ならばと、洛陽の主力が榮陽経由で寿春を攻略し、補給地点を6箇所に止めます。
 
通常ならば継続するところでしたが、ここで楚軍はとっておきの「背水の陣」を投入。後がなくなった竜旦軍は決死の攻撃で、洛陽を攻略します。すでに予備を使い尽くしていた漢軍にはもはや奪還する手はなく、楚軍のサドンデスが確定しました。
 
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インストでしたが「面白いですね~」と満足していただいたようで、そのまま、第二戦に。
 
序盤は、ほぼ同じような展開。咸陽を攻略した漢軍は、今度は武漢に兵を入れ、次ターンに直接、洛陽を制圧します。一方、またも継続戦闘で3手番!と出遅れた楚軍は、彭越を撃破し、中央に主力を配置します。
 
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先に仕掛けたのは、またも楚軍でした。榮陽経由でなんと洛陽に殴り込み!陳平の知恵を借りて「夜襲」をかけ、5部隊を撃破。反撃で一旦は全滅するものの「伏兵」が効を奏し、さらに5ユニットが消滅。なんと、このターンだけで漢軍のフルスタックが1/3まで損耗します。
 
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両軍とも主力が消耗したので、しばらくは回復モードに。その間も、漢軍が豊富な手札を生かして「共に謀るに足らず」で種離味をパージしたり、「陳平出奔」をかけたりとありましたが、楚軍が「名士の仕官」を逆利用して韓信を最終ターンまで出させなかったこともあり、漢軍も動けず。
 
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再び、戦雲が起こったのは、第6ターンでした。調略合戦で張耳を中立化され、痺れを切らした漢軍は、なんと襄国に軍事侵攻!これを攻略してしまいます。そこから平原にいる項羽主力に「水攻の計」をかけますが、これは「計略の看破」で無効に。
 
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迎えた最終ターン、先手を取ったのは楚軍でした。王族相手に手間取っていた竜旦がここで鉅鹿を攻略し、補給エリア数で上回ります。必死の漢軍は、主力の韓信で項羽を拘束すると、別働隊を持って鉅鹿に侵攻しますが、竜旦の厚い壁を崩せず。
 
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やむなく、調略で黥布を味方に付けた漢軍は、苑経由で寿春に侵攻するものの、戦術値1の陳平では荷が重く、会稽から移動してきた范増によって、こちらも阻止されます。結局、このまま、楚軍が逃げ切り、連勝となりました。
 
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最後に対戦したのが、このところ、マイブームの「項羽と劉邦」(GJ)です。第一戦は、エンジョウさんが漢軍を、mitsuが楚軍を担当します。
 
序盤、漢軍のdrが悪く、やや出遅れます。咸陽を攻めた樊噲がギリギリの兵力だったので、攻略失敗。次ターンに落とすものの、次の要地である洛陽も一撃で落ちず。
 
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一方の楚軍は、早々にやってきた竜旦を使って、薊を攻略します。漢軍の同盟軍である彭越が、寿春を落とすものの、項羽主力の反撃にあって、戦死します。
 
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普通なら、楚軍有利の展開ですが、漢軍には第3ターンに張良が、第4ターンに韓信が来るという僥倖で、なんとか洛陽-榮陽ラインで対峙します。楚軍は、鉅鹿を確保し、持久戦の態勢に入ります。
 
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その後、張良が「共に謀らず」で退去したり、張耳の引き抜き合戦があったりしながらも、ほぼ、膠着状態に。
 
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最終第7ターン、このままでは楚軍の勝利となるため、漢軍は韓信率いる主力隊で、項羽のいる寿春に殴り込みをかけます。両軍で合わせて20ヒット(!)という猛烈な激戦になりましたが、楚軍が踏みとどまり、そのまま終了。補給エリアを多く持つ楚軍の勝利となりました。
 
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第二戦も、同じ陣営で再戦します。漢軍の人材の引きの良さは変わらずで、早々に張良と韓信がやってきて、途中、黥布の妨害を排除しながら、順当に中央部まで進出します。
 
楚軍は、項羽と種離味の主力を北部に回し、電撃的な勝利を狙いますが、襄国で漢軍主力とぶつかり、膠着状態に。
 
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第4ターンに、天下三分の計で韓信が独立するものの、豊富な手札を生かして、漢軍の同盟軍に引き留めます。ならばと、項羽主力が襄国に殴る込み、韓信を戦死させます。
 
これで、漢軍には樊噲を除けば、戦術値1の武将しかいなくなりましたが・・・対韓信戦で消耗していた項羽隊に、漢軍の主力が消耗戦を仕掛けます。戦術値は4:1と圧倒的でしたが、ここにきて項羽のdrが振るわず。三度に及ぶ継続戦闘の末、ついに項羽軍を壊滅させます。
 
ここで、エンジョウさんの気合いを込めた討ち取りチェックで、見事に「1」!最強武将項羽が退却戦の中で命を落とし、漢軍の勝利となりました。
 
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エンジョウさんは初プレイでしたが、「信長包囲戦」系の対戦が豊富なので、スムーズに取り組めていました。drの生み出すランダム性がよかったらしく、「十分に面白い」と評価していました。マイナーテーマだけあって、なかなか、AARを見かけませんが、個人的には傑作「信長包囲戦」より上かも、と思っています。また、各種の例会に持ち込みます。

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