午後に山田さんが参戦したところで、手の空いていたmitsuとkawaさんの3人で、「プラン・オレンジ」(CMJ)をインストしました。今月のソロプレイで紹介した仮想戦アイテムで、近いうちにプレイ予定のため、準備としてバトルシナリオを行います。
附属のバトルシナリオは、バランスや隻数に難があるので、作戦シナリオの一部から兵力をランダムに決め、「起こりうる海戦」にしました。今回は作戦シナリオ2「マッカーサーズ・リターン」からアメリカ軍の前衛と日本軍の本隊の対戦としてみます。日本軍(kawa・山田)対アメリカ軍(mitsu)です。
両軍に空母がいたので、航空攻撃を解決します。まず、攻撃機を持つアメリカ軍が優勢な敵艦隊に空襲を行います。まず、戦闘機同士の戦いは、アメリカ軍のF3Bが敵に1ヒットを与えます。日本軍の攻撃も同様に1ヒットです。これにより、護衛スクリーンを突破したAN1が攻撃機に襲いかかります。結果は1ヒットとなり、T4Mが1ステップロスに。これにより、雷撃が行えなくなったT4Mは2発の爆弾を投下し、うち1発が命中し、戦艦長門の船体にわずかながら損傷を与えます。

続く、バトルシナリオでは、日本軍がイニシアチブを取ります。アメリカ軍は旧式戦艦と重巡を中央に、空母ラングレーと駆逐艦隊をその隣接ヘクスに配置します。対する日本軍は、そのラングレーに最寄りの登場列を選び、中央に戦艦隊を、両脇に軽巡及び駆逐艦隊を配置します。
第1ラウンドの第2カプレット、遠距離で敵を発見した日本軍の戦艦隊が、空母ラングレーに対し超長距離砲撃を加えます。射程ギリギリのため、砲撃力は75%だったにも関わらず、大落下角で飛来する巨弾がラングレーを捉え、わずか2発目の命中で太平洋の藻屑に変えます。

続く、第5カプレットは、日本軍が敵主力の発見に失敗したため、アメリカ軍が一方的に砲撃をします。目標はこちらに肉薄してくる軽巡艦隊。さすがに主砲弾の破壊力は抜群で、軽巡多摩を轟沈!さらに古鷹、加古に損傷を与えます。

このままでは済まさじと日本軍が前進し、第8カプレットに両軍が3ヘクスの距離で撃ち合います。ともに、中距離となったため、命中率は5-6に上昇します。日本軍戦艦の主砲が敵戦艦に集中し、重巡には生き残った軽巡が発砲します。アメリカ軍も負けじと打ち返しますが、2/3の隻数に加え、旧式戦艦対新鋭戦艦の差も大きく、砲撃力で約2倍の差があります。のべ14発の命中弾を受けた戦艦フロリダが船体損害のため、速度が1Sに低下し、ネヴァダも9発の巨弾を受けます。アメリカ軍の砲撃はせいぜい4発程度の命中です。
第11カプレット、さらに距離を縮めた両軍は、猛烈な撃ち合いを演じます。特に無傷のアメリカ軍戦艦が2隻ずつの日本軍戦艦に狙われ、同一目標の修正(砲撃力-50%)をものともせず、損害を重ねます。アメリカ軍の反撃はさらに低調となり、2発程度の命中のみ。

止めを刺したのが、第14カプレットの日本軍による砲撃と水雷攻撃でした。まず、集中砲撃により、戦艦ユタが撃沈!さらに、最大戦速で突進した駆逐艦と軽巡が次々と魚雷を発射し、戦艦オクラホマに8発、ネヴァダに3発の命中弾を出します。砲撃ですでに損害を受けていたオクラホマが航行不能(DIW)になり、残りの全艦が1Sの状態に。

砲数が激減し、移動力も落ちた旧式戦艦はただの標的扱いとなり、容赦ない日本軍の攻撃で、第2ラウンド以降、次々に沈んで行きます。最後の戦艦ネヴァダが沈んだのが、第5カプレットでした。
が、アメリカ軍もここで意地を見せます。生き残った駆逐艦による一斉雷撃!のべ36発の魚雷が水中に放たれ、なんと15発が戦艦長門に命中!驚異的な防御力を誇る連合艦隊旗艦も、すさまじい破壊力には耐えきれず、命中12発目でついに轟沈します。どうにか、白鳥の唄になれたか?!

損害のシート管理や砲撃力の細かい調整、命中/損害の二段階の判定など、決してお手軽とは言えませんが、次はぜひ、海戦シナリオを試してみたいものです。
