歴史・戦史研究「ちはら会」Zwei

Yahoo!ブログ終了に伴い、引っ越しました。

カテゴリ: WWⅡ欧州海戦

最後に、平さんが持ち込みの「ライン演習作戦」(グループ乾坤一擲)を3人でプレイしました。このアイテムは、ビスマルクによる通商破壊戦とロイヤルネイビーによる迎撃戦を描きます。

基本はシングルブラインドなんですが、変わっているのは、プレイヤーが順番にドイツ軍を担当することです。通常はイギリス軍としてビスマルクの迎撃を行うのですが、3ターンに一度、ドイツ軍になって移動計画をプロットします。このターンに通商破壊すると、沈めた船の分のVPが入ります。また、ロイヤルネイビーに捕捉されても、敵を撃破すれば、その艦艇のVPを獲得できます。

よって、プレイヤーは自分の艦隊を率いてビスマルクを撃沈するか、稀に回ってくる通商破壊でVPを稼いでビスマルクをドイツ軍港に逃がせば、勝利できることになります。プレイヤーが敵対する陣営を相互に指揮するあたりは、往年の名作「バトル・フォー・ジャーマニー」に相通じるものがあります。

今回は、3人が以下の艦隊を組んで、プレイをします。
mitsu艦隊…巡洋戦艦フッド、巡洋戦艦レナウン
平艦隊…戦艦キングジョージⅤ、空母アークローヤル
BIBI艦隊…戦艦プリンス・オブ・ウェールズ、空母ヴィクトリアス

序盤、デンマーク海峡を突破しようとするビスマルクを、mitsu艦隊が捕捉します。見敵必戦とばかりに攻撃をかけ、敵重巡プリンツ・オイゲンを中破させます。が、ビスマルクの反撃を喰らって、なんとフッドが一撃で撃沈されます。おお、まるで史実の再現です。

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その後、大西洋に出たビスマルクは通商破壊を繰り返しながら、南下します。平艦隊とBIB艦隊も攻撃をかけ、若干の損害を与えますが、逆襲で主力戦艦が損傷を受け、詰め切れません。

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ブレストまであと一歩になったところで、戦艦ネルソンの補充を受けたmitsu艦隊が、最後の迎撃を行います。ビスマルクは全力逃走を図っており、これで取り逃せばライン演習が成功でしたが・・・戦艦ネルソンの40cm砲が炸裂し、撃沈!劇的な幕切れになりました。

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馴染みの薄いシステムなのでルールを聞いただけだとイメージを持ちにくいですが、システムはシンプルなので、一度、動かしてみると理解は早いと思います。テストをやり込んでいるだけあって、プレイアビリティは高く、プレイ時間も短めなので、ご興味のある方はぜひ。

お昼過ぎにそれぞれの対戦が一息ついたところで、レキシモンゲームの最新作「PQ17船団の壊滅」(CMJ)を、プレイしました。

各プレイヤーはドイツ軍の攻撃隊の司令官となって、より多く敵輸送船を沈めることを競います。攻撃には、空軍・Uボート・水上艦艇の3種類があって、空軍・Uボートは複数の部隊を投入することが可能です。この時、他のプレイヤーも援軍を出すことができますが、最後にカードを出したプレイヤーが得点を横取りできるので、他のプレイヤーの持ち札を推測し、いつ仕掛けるかが重要になります。

水上艦は1枚しか投入できませんが、成功すれば、船団の全艦船を撃沈できます。かわりに撃沈できないと、自身の攻撃力を2倍したマイナス得点となります。

船団は、通常は密集状態であり、対空力や対潜力、水上戦力を合計できます。が、ドイツ軍の水上艦艇を囮に投入すると、散開状態となって、個艦への攻撃が可能になります。

敵の船団の内容を予測し、時には水上艦艇で揺さぶりをかけ、自他の手持ち札を推測しながら、攻撃をかける-その駆け引きを楽しむアイテムです。

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開始時はお互いに様子を見ていましたが、徐々にカードの使い方に慣れたところで、大胆にもkawaさんがアドミラル・シェアで船団攻撃をかけます。が、あえなく戦艦2隻に返り討ちに遭って、撃沈(-6VP)に。

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ならば、より強力な巡洋戦艦シャルンホルストでと、にしさんが別の船団に攻撃をかけましたが、今度はレナウンとカンバーランドに妨害され、より大きな損害(-8VP)を受けます。

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懲りないにしさんは、第3ラウンドでもアドミラル・シェアを出撃させ、こちらも返り討ちに。この損害がなければ、20点に達していたはずで、やっぱり、ゲーマーの性-一攫千金はリスクが高いな~。」

結局、3ラウンドを終わってみれば、潜水艦と空軍で地道に輸送船を沈めたTommyさんとmitsuが累積点で40点を超え、僅差でmitsuの勝利となりました。

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それにしても、デザイナーの中黒氏は、同じテーマでカードゲームとソロアイテムの2作を発表しているわけで、どんだけ北極海の海上護衛戦が好きなんでしょうね~(笑い)。

ファイティング・ダンジョンがあまりに面白く、気がつけば5戦もしてしまい・・・最後に手軽にできるアイテムということで、「ケルベロス・ランナウェイ」(Qブランチ)を持ち出しました。1942年2月の英仏海峡突破作戦をゲーム化ということで、テーマに惹かれて、2015年春のゲムマで購入した同人のカードゲームです。プレイヤーはイギリス軍の各派閥となって、敵艦撃沈はそこそこに、自陣営の勝利のみを目指します。

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ゲームではこれが「正しく」表現されていまして・・・そう、そんじょそこらの攻撃では、敵主力艦に被害を与えることは、きわめて厳しいんです。

まず、各プレイヤーはそのターンの攻撃部隊を出すのですが、これはイギリス軍内の非連携(と言うより反連携)によって、簡単に相殺されてしまいます。これに生き残ったとしても、次は空軍と海軍の主導権争いで、そのターンにはいずれかしか攻撃ができません(攻撃種のカード枚数が多い方のみ)。やっとのことで攻撃に辿り着いても、ドイツ軍の強力な防御カードにより、1損害も与えられないことは珍しくありません。

まあ、ものは試しということで、mitsuとTommyさんがプレイヤーに、その他2勢力がNPCとして、ゲームを開始します。

第1ターン、ビギナーズラックか、いきなり僥倖が!グナイゼナウに続き、最後尾を守るシャルンホルストに、シニアサービスの水上艦が忍び寄ります。空軍の密かな妨害を奇跡的にクリアしたTommyさんの水上艦は、至近距離からシャルンホルストに発砲!これが見事に命中し、シャルンホルストに2発のダメージを与えます。

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もしかしたら、こりゃ、いけるかも、と期待したのはつかの間、第2ターン以降は、全く艦隊に効果的な攻撃ができず。やむなく上空の敵護衛機を撃墜する程度で、お茶を濁します。

第3ターンにmitsuが護衛艦を沈めますが、主力艦は未だ健在なり。

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最終第4ターン、各陣営は慌てて攻撃を実施するも、ドイツ軍の壁に阻止され、NPCが護衛艦を撃沈するのが、やっと。史実通り、グナイゼナウ、シャルンホルスト、プリンツ・オイゲンの3隻は、英仏海峡の突破に成功しました。

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VP的なトップは、2機の護衛機と1隻の護衛艦を沈めたNPCでしたが、3隻が生き残ったことにより、-10VPを喰らい、本当は次点だったmitsuが3VPで勝利となりました。う~ん、とても勝った気になりませんが・・・(笑い)。

お昼の後、対戦相手を入れ替え、kawaさんと久しぶりに「Run Silent,Run Deep」(3W)に取り組みました。ちはら会では十八番となっている、シンプルなシングルブラインドの潜水艦戦です。
 
このシナリオは、終戦間際の45年4月に大西洋上で起こった、UボートⅨ型とバックレイ級3隻の戦いです。Ⅸ型は、Ⅶ型よりも深度や魚雷数で上ですが、耐久力や速度はほぼ変わらず。対するバックレイ級は、ヘッジホッグやKガンを備えたUボートハンターであり、史実でもU-879が撃沈されています。

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陣営は、ASWに命をかけるkawaさんがアメリカ軍を、mitsuがドイツ軍を担当します。

第1ターン、U-879はすでに発見されており、かつ、探知drに+1ができます。が、アメリカ軍はドイツ軍の明け抜けの雷撃を恐れて、1隻のみがU-879 を探知範囲内に入れます。結果、いきなり、敵を失探することに。

姿を見失いうろたえるアメリカ軍に対し、第2ターン、U-879 の放った魚雷が襲いかかります。広角に放たれた魚雷の一発が、ルーベン・ジャイムスの至近に!が、からくも、駆逐艦ルーベンはこれを躱します。

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しばらく集中雷撃はないと見て取ったアメリカ軍は、速度を落として探知に入ります。第4ターン、ついにUボートの位置を突き止めます。

第5ターン、駆け寄ってくるであろう敵に対し、ドイツ軍は後部発射管で2発の魚雷を撃ちますが、敵の動きが予想以上に慎重だったため、命中判定までならず。さらに、第8ターンにも再装填なった前部魚雷を撃ち込みますが、これは護衛艦の対潜航行に躱され、効果なし。

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その後、しばらく、ドイツ軍は魚雷の再装填を、アメリカ軍は探知を続けます。そして、第12ターン、久しぶりにUボートの位置を割り出します。

第13ターン、そのまま、敵に駆け寄ると、必殺兵器ヘッジホッグを前方に発射します。と、これが見事に命中進路に乗りましたが、drに助けられ、効果なし。次ターンも猛烈な爆雷がU-879 を襲い、50fの差があったにもかかわらず、Kガンによって、1ヒットの損傷を負います。

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逆に、Uボート側も、ここで後部魚雷を発射します。これが援軍でやってきたジャック・ウィルケに命中します。沈没こそ免れたものの、駆逐艦ジャックは速度が半減してしまいます。

その後、しばらく、爆雷の音響に紛れていましたが、第16ターン、再装填を終えたU-879が、再び、雷撃を実施。2発の魚雷が損傷していた駆逐艦ジャックを捉えますが、ああ、drに恵まれず、戦果なし。これまで5発を命中範囲に収めていたにもかかわらず、命中はたったの一本のみで、いまだに3隻の駆逐艦が存在しています。

ピンチの後はチャンスあり、ほぼ同時に、Uボートが発見されます。これに対し、アメリカ軍は、高速での盲爆雷攻撃を多発します。Uボートは辛くもギリギリで躱していましたが、健全な2隻の駆逐艦による絨毯爆撃は、Uボートの進路を限定し、なかなか、雷撃のチャンスを持つことができません。

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そして、迎えた最終の第20ターン、イギリス軍は前ターンの探知を元に、駆逐艦を両側から回り込ませ、最後の爆雷を仕掛けます。狙いはほぼよかったのですが、潜水艦の向きを逃走と誤認していたため、爆雷はむなしく水中で炸裂するに止まります。

と、ここで、U-879が最後の魚雷を発射!速度の落ちていた駆逐艦ジャックを、三度捉え、ジャックはついに大西洋の藻屑と消えました。

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ドイツ軍は護衛艦の一隻を屠ったものの、そこまでが限界。また、アメリカ軍も3度の命中弾を出すも、drに恵まれず、わずか1ヒットに止まり、引き分けとなりました。

ともに、久しぶりで、初めのうちは雷撃や機動もぎこちなかったですが、中盤からは感覚を取り戻し、丁々発止の駆け引きができました。これで、このアイテムも全21シナリオのうち、20シナリオを対戦したことになります。残りは、最後の大型シナリオS7「SC104船団」です。近いうちに、ぜひ、対戦したいものです。

今月のソロプレイ第6弾は、「戦艦の戦い」(CMJ)S4「マタパン岬の死闘」です。史実で取り逃したヴィットリオ・ヴェネットを、イギリス戦艦隊が捕捉したというもので、夜間シナリオになります。

視界は極めて悪く、3-8ヘクス。イギリス軍のみがレーダーを持っています。しかもヴィットリオ・ヴェネットは、スタート時に2Sの損害を受けており、敵に砲撃されるか、敵を発見するまで、2移動力で直進しかできません。

今回、イギリス軍が取った作戦は、敵艦隊の右舷を迂回し、前方に出たところで丁字戦法をとって肉薄、その後は接近戦で敵戦艦を撃破するというものです。視界不良を考えると十分に可能性があった作戦ですが・・・。

序盤、方針に沿って、イギリス艦隊は距離を取って、敵の右舷を迂回します。視界判定で「6」さえ出なければ、敵に捕捉されることはなかったのですが・・・。

第4ターン、まさかの「6」がここで出て、イタリア軍に警報が鳴り響きます。もはや、隠密接近は無理となったイギリス軍は、レーダーを頼りに長距離砲撃を開始します。この攻撃でヴィットリオ・ヴェネットに1Wを、側面にいたDD3に2W1Sの損害を与えます。ここでイタリア軍は主力隊を逃がすべく、軽巡及び駆逐艦が敵に向かって反転します。

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第5ターン、主力を叩きたかったイギリス軍ですが、視界は急速に悪化し、わずか5ヘクスに。やむなく、接近する軽艦艇に対し、猛砲撃を浴びせます。イタリア軽巡が機関に損害を受け2Sとなり、あわよくば魚雷発射をと狙った駆逐艦は沈没寸前の3W2Sの大損害を受けます。が、時間を稼いだイタリア軍は、運良くヴィットリオ・ヴェネットの機関修理に成功。敵と直交する進路に巡洋艦隊を、敵と同方向に直進する進路にヴィットリオ・ヴェネットを向かわせ、分離離脱を狙います。

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第6ターン、このターンも視界は6ヘクスと低調。敵の鼻先をかすめるイタリア重巡洋艦隊と追撃するイギリス艦隊の間に、猛烈な砲撃戦が展開されます。近距離での撃ち合いにより、イギリス軍の護衛艦(軽巡及び駆逐艦)に8ヒットの損害が出ますが、イタリア軍の被害は、はるかにそれを上回ります。遠距離で砲撃できなかったヴィットリオ・ヴェネットを除く全ての艦艇が何らかの損害を受け、うち、重巡1隻と駆逐艦隊2隊が轟沈します。

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第7ターン、イギリス軍は、ギリギリ間に合うかどうかの距離で、ヴィットリオ・ヴェネットを追いかけますが、このターンも視界は3ヘクスと最悪。ともに星弾を使って、イギリス軍とイタリア巡洋艦隊間での戦闘になります。その結果、イギリス駆逐艦隊が沈没するものの、戦艦の砲撃等でイタリア巡洋艦にさらに6ヒットが加わります。

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第8ターン、もはやヴィットリオ・ヴェネットの捕捉は不可能と考えたイギリス軍は、追撃を敵の巡洋艦隊に振り替えます。精度は低いものの、星弾の射撃でイタリア軽巡が沈没します。

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第9ターンも視界の悪さ(3ヘクス!)から、追いかけるイギリス軍軽艦艇とイタリア軍重巡との撃ち合いになります。さすがに、イギリス軍に損害が多く出ますが、沈没までには至りません。

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第10ターン以降、天候が回復したことにより、イギリス軍は、再び、戦艦による星弾射撃が可能になります。戦艦の主砲攻撃により、まず、重巡トレントが海没。続いて、トリエステへの砲撃で、第12ターンにこちらも轟沈。

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この時点で、イギリス軍の射程内にいる敵は全て壊滅し、残った敵は優速を生かして離脱したため、ゲーム終了となりました。

かなり有利に戦闘を進めたイギリス軍ですが、ヴィットリオ・ヴェネットに逃げられたため、終わってみれば通常のVP勝負になります。その結果・・・

[イタリア軍の損害]140.5点
 戦艦1隻小破
 重巡3隻撃沈・1隻大破・1隻中破
 駆逐艦2隻撃沈・1隻大破
 軽巡1隻撃沈

[イギリス軍の損害]39.3点
 重巡3隻撃沈・1隻大破・1隻中破
 駆逐艦1隻撃沈・2隻大破
 軽巡1隻大破・1隻中破
で、得点上はイギリス軍の圧勝となりました。

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今回は、側面から迂回策を取ったため、結果的にヴィットリオ・ヴェネットの機関修理を助ける形になり、その高速性で離脱を許しました。これを防ぐには、背後からの追走になりますが、イギリス艦隊を全速力で突進させ、接近戦に持ち込む手もあったかも知れません。が、これも乱戦故に敵の雷撃を許したり、数では優る敵重巡の火力を増大させたりする可能性もあります。ヴィットリオ・ヴェネットの機関修理次第ですが、これを撃沈するにはそれなりの運も必要でしょうね。

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今月のソロプレイ第5弾は、「戦艦の戦い」(CMJ)からS3「カラブリア」です。ともに船団を護衛中に起こった、昼間の遭遇戦です。戦艦はイギリス軍が数と砲力で優り、若干有利ですが、逆に巡洋艦は重巡が中心のイタリア軍が有利です。史実では、ジュリオ・チェザーレが中破したものの、ほぼ引き分けでした。が、戦争を通じて変わらなかったイタリア海軍の消極性がここでも見られ、イギリス軍の戦術的勝利とも言われています。

両軍の戦艦が最大砲撃距離に到達したところから、ゲームは始まります。第1ターン、視認距離はわずかに13ヘクス。イタリア戦艦の砲撃は、モラルの低さを反映してか、スカ。対するイギリス軍は、戦意高揚のウォースパイトが、いきなり、コンテ・ディ・カブールにX(致命的命中)を与えます。沈没こそ免れましたが、2W2Sと大破させます。また、後続の駆逐艦を狙ったマラヤの砲撃も命中し、1W2Sの甚大な被害を与えます。

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速度の落ちた戦艦隊と駆逐艦を除き、イタリアの巡洋艦隊は、敵の頭を押さえるため、全速前進をします。一方のイギリス軍は、劣勢な護衛戦力を補うため、一弾となって移動をします。

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第2ターン、両軍の全艦艇が砲門を開き、中距離での激しい砲撃戦となります。ここでも、イギリス軍の攻撃が冴え渡ります。前方を行く重巡ポーラにロイヤル・サブリンの主砲が炸裂し、一発で轟沈!また、戦艦の護衛をしている駆逐艦隊が、同じくイギリス軍駆逐艦隊の正確な砲撃で撃沈!瞬く間に、2ユニットを失います。イタリア軍も猛然と打ち返すものの、戦果は3ポイントのみ。

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このままでは、押されると判断したイタリア軍は、さらに速度を上げ、巡洋艦隊を敵の前面に突進させます。一方、イギリス軍の駆逐艦は、傷ついたカブールに雷撃をせんと、戦列を離れ、接近をします。

第3ターン、至近距離に入り込んだイタリア巡洋艦隊とイギリス軍戦艦隊で、凄まじい乱戦となります。数で優る伊巡洋艦が一斉に砲撃を行い、戦艦隊を護衛していた英軽巡に、計7ヒットの打撃を与えます。が、イギリス軍の副砲の射撃と軽巡の反撃で、敵も8ヒットの打撃を喰らいます。

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さらに、マラヤの砲撃が損傷中のカブールに命中し、損害過多でこれを撃沈!これで、イタリア軍が一方的に3隻を沈められた形になります。

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イタリア軍は、巡洋艦隊を反転させ、敵に対し、反航戦を挑みます。一方で、戦艦を北部からの脱出させる作戦に。これに対し、イギリス軍は戦艦隊を、敵戦艦に向けて前進させます。

第4ターン、半径3ヘクス以内に11ユニットが入り乱れる大混戦に。両軍とも火力が倍増(時には3倍!)しているため、命中数が増加し、過去最大のヒット数になります。沈没艦こそ出ませんでしたが、イタリア軍で無傷の重巡は1隻のみ。また、イギリス軍は戦艦の厚い装甲により損害軽微ながら、軽巡は沈没寸前になります(2W3S)。

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あまりの損害に耐えかねて、伊重巡艦隊も北部への突破に切り替えます。

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老練なイギリス海軍は、離れ際の一瞬を見逃しませんでした。戦艦ジュリオ・チュザーレには牽制の砲撃を行いながら、残った全砲門を逃げ切りを謀る巡洋艦隊に指向します。イタリア軍も必死の反撃を行いますが、損害により、有効打は少なし。

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2ターンに及ぶ同航戦により、軽巡及び重巡トレント、駆逐艦隊が海没。イギリス軍も軽巡1ユニットを失いますが、戦力比は圧倒的です。勝負にならずと、我先にと逃走した戦艦ジュリオ・チュザーレと重巡2隻が快速を生かして、北方への突破を果たすのがやっとです。

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戦況を決定づけたのが、第5ターンの雷撃戦でした。両軍共に魚雷を発射しましたが、練度で優るイギリス軍のみが敵に命中させます。

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これにより、損害が嵩んだDD2が、第6ターンに撃沈されます。

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第7ターン以降は、もはや戦闘ではなく、残敵掃討となります。速度が落ち、英戦艦に追いつかれた巡洋艦が、次々に沈没します。最後に残った機関停止中の駆逐艦隊が一掃されたのは、第8ターンでした。

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生き残ったDD1は傷ついた機関で必死に逃げ切りを謀りますが、北方の掃討を終えた戦艦の観測射撃により、第12ターンに撃沈!イタリア軍がいなくなったことで、ゲーム終了となりました。

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VPを計算したところ・・・
イギリス軍:235点
イタリア軍:41点
キルレシオでも10隻:1隻と、イギリス軍の圧倒的な勝利となりました。

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今月のソロプレイ第4弾は、アップしたばかりのヨーロッパ海戦ジャンルから、「戦艦の戦い」(CMJ)のシナリオ2「メルゼル・ゲビール」をお届けします。

ドイツの電撃戦で降伏したフランス海軍に対し、ロイヤルネイビーが強行に降伏か戦闘かを迫った、同地での戦闘を描きます。史実でのフランス軍艦隊は、いきなりの奇襲で港内で移動ができないままま、1隻を除き、撃滅されます。

第1ターン、史実通り、湾内に停泊するフランス軍に対し、フッド及びR級の2隻が先制攻撃をかけます。低速修正(+2)により、甚大な打撃を見込めるはずでしたが・・・。果敢に応戦する敵に惑わされたか、まさかの低ロールばかりで、ブルターニュに1Wを与えるのがやっと。逆に先行していた駆逐艦隊が、敵戦艦の副砲と沿岸砲台からの攻撃で、沈没寸前になります。

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第2ターン、緊急出動で移動を始めたダンケルク級に対し、R級が発砲し、1Wの損害を与えます。また、未だ、移動できない旧式戦艦に、フッドとレゾリューションの主砲が命中し、合計5打撃の損害を与えます。

これに対し、フランス軍も反撃でヴァリアントに1W1Sを与え、這々の体だった駆逐艦隊を集中砲火で撃沈します。

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第3ターン、イギリス軍は、機雷原からの突破を目指す優速のダンケルク級に目標を定めると、速度調整をしながら、砲撃を加えます。その結果、ダンケルクと敵駆逐艦の機関に損傷が生じ、移動力が低下。逃げ切りを図りたいフランス軍にとっては、厳しい状況です。

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一方、敵艦の反撃こそ、効果はなかったものの、フランス軍の沿岸砲台(!)が奮闘し、フッドに1W1Sの損害を与えます。

第4ターン、突破を図るダンケルク級と至近距離に近づいたイギリス戦艦隊の間で、激しい接近戦が起こります。わずか、2-4ヘクスでの撃ち合いにより、致命的なS損害を含め、フランス海軍に10打撃(!)を与えます。先頭を行くストラスブールは、累計損害が3W2Sと、沈没寸前に。

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イギリス海軍は砲撃では3打撃のみでしたが、至近距離から放たれた駆逐艦隊の雷撃が命中し、フッドがさらに1W1Sを喰らいます。

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第5ターン、前方を敵艦に遮られたダンケルク級は、やむなく東に回頭します。前ターン以上の至近戦により、ダンケルクの機関が遂に停止します。イギリス軍も3打撃の損害を受けるも、いまだ戦闘力は衰えず。

と、主力艦が東寄りに偏っている隙をつき、フランスの旧式戦艦は西側の機雷原を突破しはじめます。

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第6ターン、応急修理で速力を取り戻したストラスブールに対し、劣速ながらもR級戦艦2隻が追いすがり、近距離から砲撃を加えます。38cm砲14門(ヴァリアントの連装砲1は小破のため、使えず)の砲弾がストラスブールを直撃し、ついにこれを撃沈します。

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また、西方では機雷原を突破したプロヴァンスに対し、重巡2隻と駆逐艦隊が突撃を敢行。零距離から放たれた砲撃と雷撃により、同艦を撃沈します。

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続く、第7ターン、機関停止により標的艦と成り果てていたダンケルクも、R級2隻の砲撃により、撃沈されます。唯一残った、フランス軍戦艦ブルターニュに対し、軽艦艇が進路を遮断しながら近距離攻撃を行います。が、こちらは厚い装甲に阻まれ、戦果なし。逆に戦艦の34mm砲弾が、重巡のヴァイタルパートを撃ち抜き、一撃で撃沈させます。

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第8ターン、速力が回復すれば、ブルターニュが離脱できる可能性もあったのですが・・・自軍の機雷原をさけて脱出する際に、イギリス軍が仕掛けた機雷が爆発!砲撃の損害に加え、1W1Sの被害をくらい、速力が1に低下してしまいます。

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回頭により西方へ移動を終えたイギリス戦艦隊の集中砲撃を受けて、第9ターンにブルターニュが、第10ターンに唯一の生き残りの駆逐戦隊が地中海の藻屑と消え、ついにゲーム終了。

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イギリス軍重巡1隻と駆逐艦隊の撃沈と、史実よりはよい戦果を残したものの、フランス艦隊も全滅となり、初期の目標を達成したロイヤルネイビーの勝利となりました。

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この日の初戦は、mitsuマイブームの水上砲撃戦から「ROYAL NAVY」(CMJ)追加シナリオ「赤色新鋭戦艦を撃沈せよ」をプレイしました。お相手は海軍提督kawaさんで、希望によってドイツ軍を、mitsuがソ連軍を担当します。史実では未完成に終わったソ連軍のソビエツキー・ソユーズ艦隊を、ビスマルクを含む3隻で迎撃するというものです。

ソ連軍のソビエツキー・ソユーズは、最新艦だけあって、装甲・主砲貫通力ともドイツ軍を大きく上回ります。対するドイツ軍は高い練度を反映して、命中率が10%上昇しています(ソ連軍は逆に3%悪化)。ドイツ軍としては、高い命中率を生かして敵を翻弄し、隙を見て接近戦に持ち込みたいところです。

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第1ターン、敵を発見した両軍は、遠距離での砲撃戦を開始します。命中率では遙かにドイツ軍が高かったのですが、スカ。逆に10%代しかないはずのソ連軍が、見事に砲弾を命中させ、先手を取ります。実施的な損害は船体1・速度低下1程度でしたが、運良くビスマルクのMFCを直撃し、これを破壊してしまいます。さらに主砲の故障により発生した火災により、船体1の損害を受ける羽目に・・・。

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第2ターン、両軍は若干、距離を詰めると(11へクス)、反航戦に移ります。が、両軍とも主力の命中弾はなし。と、ここで勇敢にも雷撃距離に接近してきたケルンとソ連軍のフルンゼが、6へクスの中距離で激しく打ち合います。フルンゼに6発の砲弾が命中し、船体の半数と主砲2基が破損します。が、フルンゼの逆襲も凄まじく、8発の命中弾によりヴァイタルパートを打ち抜かれたケルンが撃沈!両軍を通じた初の沈没艦になります。

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第3ターン、中破したフルンゼが戦域からの撤退を開始する中、両軍の主力は円を描きながら長距離の砲撃を続けます。ドイツ軍はついにこのターンに命中弾を出し、ソビエツキー・ソユーズのMFCを損傷させます。逆にソ連軍の砲撃は主砲弾が命中せず、小口径砲のみでほとんど損害はなし。

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第4ターン、円周運動の砲撃戦は、今度はドイツ軍に傾きます。戦艦同士の砲撃はソビエツキー・ソユーズがビスマルクの船体に多少の損害を与え、やや、優勢に。が、ここで重巡ヒッパーの砲撃が敵重巡キーロフに次々と吸い込まれ、8発の命中弾を与えます。お互いに装甲を打ち破る砲撃により、キーロフの舷側装甲が食い破られ、火薬庫に引火!たちまち、爆発炎上し、キーロフはバルト海の藻屑と消えます。

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未だ、戦艦のヴァイタルパートを打ち抜かれずとは言え、命中率で13%の差があるソ連軍は、ここで一気に距離を詰め、勝負に出ます。面舵いっぱいに転舵すると、最大戦速でビスマルクに接近します。お互いに右舷に敵を見ながら7へクスの中距離で、乱打戦に移ります。

ここでもドイツ軍が命中率では有利で、ソビエツキーに実に8発の命中弾を出します。ソビエツキー・ソユーズの装甲は堅く、これをことごとくはじき返し、船体1・速度低下1と軽微な損害に止まります。

対するソ連軍も4発の命中弾を出し、これが全て装甲を貫通!4基のうち3基の主砲塔を吹き飛ばし、特殊損害により、船体損害が半分に、速度も3に低下してしまいます。

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と、ここで、ビスマルクの中破により、事実上の終了となりました。いやー、カタログデータでは、赤色新鋭戦艦の強いこと、強いこと!実際は運用側の練度が著しく低いため、とてもこうはいかなかったでしょうが、まあ、仮想戦記の中だけでも出撃できただけ、よかったかも。

午後になってTommyさんが来宅したところで、最近、mitsuマイブームの「ROYAL NAVY」(CMJ)を持ち出しまして。二人とも未プレイだったのでmitsuがインストして、練習代わりに参加兵力の少ない、追加シナリオ「ハルバート作戦」に取り組みます。

このシナリオは、マルタ島攻防戦を巡るイタリアとイギリスの戦艦同士の戦いを描く仮想戦です。史実では、いったんは有利と信じて出撃したイタリア戦艦隊ですが、ROYAL NAVYに2戦艦がいるとわかると、例の「艦隊温存主義」を発揮して、帰港してしまっています。このシナリオでは、それでもイタリア海軍が戦闘を挑んでいたら、という設定です。

[参加兵力]
イギリス軍…Prince of Wales、Rodney
イタリア軍…Littorio、V.Veneto

イタリア海軍は新鋭艦だけあって、貫通力と装甲でイギリス軍を上回ります。一方のイギリス軍は、砲撃命中率、火力で敵を凌駕します。よって、イタリア軍としては一方的に敵を打ち抜ける中距離で砲撃戦を行いたいところ。イギリス軍としては逆に、ヴァイタルパートを打ち抜ける距離まで接近して、相打ち覚悟で勝負です。

今回は、イギリス軍をmitsuとTommyさんが、イタリア軍をエンジョウさんが担当します。

第1ターン、両軍は徐々に距離を詰め、14へクスの遠距離で砲撃を開始します。が、命中率は10%台のため、両軍とも命中弾はなし。

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第2ターン、果敢にもイタリア海軍が接近してきます。もとより近距離戦が希望のイギリス軍は願ったり!とばかりに、こちらも接近。8-9へクスの中距離で攻撃に入ります。このターンこそ、イタリア軍が一方的に船体装甲を貫通できますが、イギリス軍は砲撃力と命中率でカヴァーでき、次ターンにはともに装甲貫通が期待できるはずだったのですが・・・。

イギリス軍も練度の高さを信じて砲撃を行い、2発程度を命中させます(平均値)。舷側こそ、打ち抜けないものの、副砲などに損害を与えます。

対するイタリア軍は・・・「よし!2発命中!さらに、6発!」9へクスの距離にもかかわらず、エンジョウ提督が確率を無視して、砲弾を次々に命中させます。PoWに2発、Lodneyになんと8発の命中弾!

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命中箇所drもよく、PoWは2発の砲弾で、前部と後部の主砲塔を破壊され、砲撃力は1/3に低下!Rodneyに至っては、嵐のように新式の15inch砲弾を浴び、次々とヴァイタルパートを打ち抜かれます。6発目までは、強靱な船体や砲塔被弾で耐えていましたが、運命の7発目が特殊損害になって、舷側を打ち抜きます。火薬庫に到達したこの一撃で、Rodneyが爆沈!まだ、2ターンなのに、そんなばかな!

「ま、まあ、練習ですから」と動揺を押し隠し、すぐに第二戦に突入。陣営は同様です。

第1ターンの砲撃開始の後、第2ターンに今度は7へクスの中距離で射撃を行います。密かにほくそ笑む、mitsu。この距離なら、Rodneyの16inch砲で敵の舷側装甲を打ち抜ける!ふふふ、近づきすぎたことを公開させてやる・・・はずだったのですが。

Tommyさん指揮のPoWが、なぜか[99]と[98]で主砲の命中なし。う~ん、ちょっと酷いな~。それでも、想定通りRodneyの砲撃がLittorioの艦橋を打ち抜き、指揮官を戦死させ、船体にも損害を与えます。このまま、次ターンまで行けば、と思っていた矢先、またもやエンジョウdrが炸裂します。

「えーと、PoWに4発!まあ、こんなもんか。」十分、平均より高いぞ!そして、あろうことか、こちらも艦橋が被弾し、指揮艦死亡!さらに全てが主砲に命中する奇跡で、全砲塔が壊滅!あんたは、伝説の狙撃兵か!!(笑い)

「次は、Rodneyにと。2回合わせて・・・10ぱぁ~つ!」!!!前回を上回る猛砲撃を浴びたRodneyは爆沈こそしなかったものの、耐久力は2/3に、速度は2まで低下し、2基の主砲塔を失います。PoWの主砲が全壊のため、残った砲撃力はRodneyの1砲塔だけ?!

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ただのサンドバックと化したPoWを逃がすために、戦場に残ったRodneyが2戦艦の集中砲火を浴び、爆沈したのは、わずか3ターン目でした・・・。

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いくらdrによって振れが大きい戦闘級とはいえ、ああ、相手(プレイヤー)が悪かった!このゲームでは、dr魔神に勝てない!(笑い)
 
というわけで、「Iron Bottom Sound」が再版されても、エンジョウさんとだけはやらないことをお勧めします(大笑い)。

第二戦は、GW例会で対戦希望の「RUN SILENT,RUN DEEP」(3W)から、シナリオ10「ヘルメス対スプレンディッド」です。このシナリオは、地中海でのイギリス潜水艦とドイツ駆逐艦の対決を描いた珍しいものです。ちなみにドイツ海軍の対潜クルーが乗り込んでいるヘルメスは、もとはギリシア海軍籍(!)だったりします。陣営は、mitusが枢軸軍(駆逐艦)で、Tommyさんがイギリス軍(潜水艦)です。
 
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序盤は、両軍が慎重に行動し、ともに攻撃はなし。ヘルメスも雷撃を避けるため、高速航行を行っていて、探知できず。スプレンディッドは、敵の動きが読めず、雷撃の機会を待ちます。
 
イギリスの潜水艦が、ついに雷撃をしたのは、第5ターンでした。敵駆逐艦の動きを想定して広角に魚雷を放ちましたが、ヘルメスは巧みな高速ステップでこれを躱します。
 
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と、ピンチの後にはチャンスありで、第6ターンにヘルメスが敵潜の探知に成功します。雷撃を見舞わんと、速度を上げて接近しましたが・・・ああ、無情にも次ターンに接触が途切れてしまいます。
 
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その後、速度を落として探知を試みるも、drも優れず、変温層の下に潜り込んだ敵潜を見つけることができません。
 
時間だけが過ぎていき、終盤の第11ターンに、やっとスプレンディッドを再発見します。が、4メガヘクスほど離れており、かつ、スプレンディッドには再装填を終えた魚雷が待ち受けます。
 
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やむなく、増速をしたところ、またも接触が途切れましたが・・・残りはあと3ターンで、敵も魚雷発射をためらっています。ならば、一か八か!敵の動きを読んで、最大戦速での爆雷攻撃を決断します。
 
第13ターン、(後から知ったのですが)雷撃位置を求めて接近中のスプレンディッドに向かって、ヘルメスが突進をかけます。余りの高速に雷撃する間もなく、その直上をヘルメスが通過。と、乾坤一擲で放った爆雷が同深度で炸裂!船体に大きな損害が発生し、スプレンディッドは浮上を余儀なくされます。
 
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第14ターン、少しでも距離を置きたいスプレンディッドが退避に移るであろうことを、ドイツ海軍の対潜クルーは読んでいました。最大戦速のまま、180度ターンをかけると、再び、高速での爆雷攻撃!またも同深度で炸裂した爆雷により、ついに船体が崩壊し、撃沈!史実通り、ヘルメスの勝利で幕を下ろしました。
 
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いやー、半分以上は勘でしたが、本当にうまくいきました。実は、高速爆雷戦術は、以前から考えていたものです。これまでの対潜では、対潜艦艇が探知のために速度を落とした瞬間を狙われていました(自分もそうやっていました、笑い)。最近は潜水艦側の技倆も上がっており、わずか1-2隻程度の護衛艦艇では、まず、戦果を上げられません。
 
そこで、探知に成功したなら、敵の動きを想定して、一か八かの高速爆雷攻撃を行うことにしました。艦速を上げることにより、魚雷を当てにくくなり、爆雷の退避コースも読みづらくなると考えました。
 
命中はまさに僥倖だったのですが、前ターンに接触が途切れたため、敵が攻撃のため、接近して来るであろうこと、最後の探知位置からおそらく射角をとるため、駆逐艦のやや右舷にいるはずと予測を立て、あとは一か八かの爆雷投下。
 
第13ターンに、Tommyさんがつい洩らした「まずい!」の一言に、攻撃の成功を確信しました。退避に移るだろう敵のルートを読んで、行った2回目の爆雷が、またもビンゴとなり、望外の勝利となりました。いやー、護衛艦1隻で、潜水艦を沈めたのは、はじめてです。
 
潜水艦戦としては最もシンプルであり、ややゲーム的なテクニックもありますが、それを補ってあまりある「腹の探り合い」がたまらないアイテムです。20あるシナリオも、これで15点までプレイできたわけで、ぜひ、次回のちはら会でも再戦したいものです。希望は、最後のビッグシナリオのS7「SC104船団」かな・・・。

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