歴史・戦史研究「ちはら会」Zwei

Yahoo!ブログ終了に伴い、引っ越しました。

カテゴリ: WWⅡ太平洋陸海空キャンペーン

この日の緒戦は、たかさわさんのお誘いで同人の「躍進!無敵皇軍」を3人プレイしました。いわゆるウォーゲームではありませんが、かなりハードなミリタリー要素を詰め込んだマルチカードゲームです。

各プレイヤーは、日本軍の参謀本部の1将校となって、立身出世を目指します。イベントカードで軍部内や軍需産業にコネを作り、部隊配備や戦闘で有利な修整を獲得します。

それを元に、対ソ連軍・対中国・対イギリス・対アメリカの各戦線で作戦を行います。兵力が足りないときは、作戦を理由に強制的に国内から陸軍(兵役人口)を動員したり、他の艦船を借用したりできます。一旦、獲得した陸軍は、そのまま、現地で使い続けることができます。

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カードの指定兵力を投入できれば作戦成功で、投入した兵力に応じたVPを獲得できます。この時、敵の反攻を受けて兵力を失うこともありますが、これでさえ、「健闘した」とVPの対象に!作戦が成功すると軍政費用がかかり、毎ターン、VPが減少しますが、これも「国家方針」に必要だと中央政府に肩代わりさせることができます。

兵役人口が零になったらゲーム終了で、最も多くのVPを獲得したプレイヤーが勝利します。

序盤、「五一五事件」で政府を脅して資源を手に入れたmitsu少尉は、それを元手に航空隊を充実させます。ピポ少尉は国家財政を無視して海軍拡充に突っ走り、多くの艦艇を指揮下におきます。と、たかさわ少尉は陸軍を充実させ、いきなり大陸に出兵。強引に巻き込まれたmitsu少尉とピポ少尉もすわ遅れじと、作戦に協力し、VPを稼ぎます。

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その後、「ただ、成功しやすいから」とノモンハンに出兵したり、「点数が高いから」と南方を攻略したりして、出世(階級上昇)と指揮兵力の増強を繰り返します。多少、無理な作戦でも権限を生かして、内地から兵力を引っ張り出し、強引に成功させてしまいます。

そのうち、敵軍カードが増え、いずれの戦線も行き詰まりになったところで、「まだ、ましな」対アメリカ戦に突入!う~ん、そんな理由で、あの対米戦を?!この行き当たりばったり感があまりにリアルで・・・。

国家財政など、どこ吹く風と、強引に兵力を増強した結果、ミッドウェイとパールハーバーまで占領!ただし、駐留費用がひどく高いので、すぐさま、「国家方針に従っただけ」と費用を国に押しつける始末。おお、統帥権を盾にした、この暴走ぶり!

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その後も、あっちこっちの戦線に、見境なくVPを求めて首を突っ込みます。青年人口(兵役人口)をアジア各地に散らばせまくり、時折、敵の反撃も受けて、多くの犠牲を出します。最後は、東京大空襲を受けて、兵役人口が枯渇し、ゲームエンド。

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結果、陸海空をバランスよく揃え、最も多くの作戦を成功させたmitsu中将が勝利となりました。途中から予科練を動員し、空軍(航空隊)であちこちの作戦に介入したことが、VPを押し上げました。たかさわ中将は陸軍と空軍中心で、ピポ大将は逆に海軍と陸軍に偏ったため、VP的に届かず。

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ゲームには勝ちましたが・・・お気づきでしょうが、ペナルティが少ないことから、積極策ほどVPが取りやすくなります。兵力的に多少、無理でも、強引に作戦を決行し(戦線拡大)、それを理由に内地から兵力を投入させます(まるで関東軍)。勝手に占領しておいて手間がかかるようになると、「国の方針」だからと政府に肩代わりさせ、さらに戦線を拡大。失敗して恐ろしいほどの兵員を失っても、責任を取らされるどころか、「お国のためによく頑張った」とVPが上がる始末(インパール作戦か)。己の栄達のため、最後は青年人口(兵役人口)が枯渇するまで、軍拡に突っ走る・・・プレイヤーは、まるで牟田口廉也か、辻政信か。

あまりの無責任と暴走ぶりに、そりゃ、日本が滅ぶはずだと納得。「躍進!無敵皇軍」ではなくて「暴虐!無責任皇軍」かしら?!(苦笑い)。そう、このアイテムは、「ニュークリアウォー」と同じ系列のブラックジョークアイテムですね~。

「聞くところによれば、デザイナーは「国防軍の夜」(同人)を購入して、そのコンセプトに引かれ、デザインしたそうで。ある意味、プレイヤーを選ぶ同人アイテムですが、「非常によく」できているので、アイロニー好きには堪らないかも?!

緒戦は、近藤さんと「Iron Bottom & Sunset Sky」(GJ)をインストプレイします。実は近藤さんは、このゲームのデザイナーでして。インストいただくには願ってもない環境です。

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第一戦は、日本軍(近藤)対連合軍(mitsu)です。序盤、日本軍は豊富な物量に物を言わせ、積極的に島嶼上陸を仕掛けます。

米軍は、航空兵力を繰り出して、これを阻止しますが、航空機を消耗します。

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そこへ日本軍空母からの空襲!CAPが少ない空母群が狙われ、ビッグEが撃沈されます。

アメリカ軍も負けじと、地上機も動員した空襲を敵空母に仕掛け、隼鷹・飛鷹を撃沈します。

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同時に、敵の高速戦艦とサウスダコタの水上砲撃戦が起こり、史実とは逆にサウスダコタが撃沈!敵の金剛・比叡は大破に止まります。

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なんとか日本軍の猛攻を凌いだアメリカ軍でしたが、これにより艦艇を大消耗します。こうなると、再度の上陸船団を防ぐ手立てはなく、ヘンダーソン飛行場が陥落し、ゲームエンド。日本軍の圧勝となります。

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大敗はしましたが、それぞれの艦艇や戦闘がソロモン戦らしさを出していて、十分に楽しめます。

次は陣営を入れ替えて、日本軍(mitsu)対連合軍(近藤)で、第2戦に。

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日本軍は序盤に圧倒的な戦力を生かそうとしますが、なぜか、上陸船団が来ない!

やむなく、空母戦に持ち込もうと、索敵と空襲を行い、敵空母1隻を撃沈します。が、米軍も航空機が消耗した隙を突き、果敢に反撃し、日本軍空母2隻を撃沈します。

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このままでは、日本軍の負けになるところでしたが、最終盤に空母ホーネットを捕捉。越護衛機なしの基地航空隊が敵戦闘機と対空砲火をかいくぐり、必殺の雷撃!これが見事に命中し、ホーネットを撃沈!VP差わずかに1点の逆転劇で、日本軍の勝利となりました。

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このゲームはカードという見てくれと大きく違って、極めて精密な海空(陸)戦となっています。索敵-制空戦闘-対空戦闘-雷爆撃がきっちり表現されており、さらに水上砲撃戦と地上戦闘が網羅されています(時には潜水艦戦も)。ゲーム的には「決戦ガダルカナル」(GJ)や「日本機動部隊」(CMJ)より、精密だったりします。

各機体や艦艇の性能をカードに織り込んでいるので、逆にチャートを見る手間がなく、プレイングはスムーズです。なまじ、カードになっているばかりに「異様に難しく」と評価されていますが、慣れれば30分かからずに、ソロモンキャンペーンができるわけで、もうちょっとプレイされてもいいかなと思います。

ともあれ、有効値や維持値などのあまりない概念や、(理にはかなっているものの)各戦闘工程が違うなど、煩雑な印象があるので、知っている人にインストしてもらうのが、一番かも。

ちはら会でも、全てのパウチが済んでいるので、ご希望の方にはインストできますよ~。

「やせっぽちと機動歩兵の白兵戦」を終えた後、ここ最近の定番となりつつある「本土決戦1945」(GJ)をプレイしました。陣営は、前回と同様に、Tommyさんが日本軍を、mitsuが連合軍を担当します。

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今回のTommyさんの配置は、南九州と四国を除く、太平洋側を強化するもので、特に山陽には7個師団と3つの航空機が配備され、九州と瀬戸内海への進出を牽制します。

先の展開を考えた上で、ここは正攻法でと、第1ターン、連合軍は九州に向かいます。まず、機動部隊を守るため、沖縄の基地機で北九州の航空隊を狙いますが、ここで日本軍の迎撃機が活躍し、初っ端からB29の1ユニットが撃墜されます(護衛機を仕込んでいたのに、忘れていました!)。

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それでも、空襲自体は成功したため、上陸部隊を含む「アルマダ」を日向灘に出撃させます。と、それ以上、敵の反撃がなかったので、共同行動と補充を使って、あっさり7個師団が上陸に成功します。

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第2ターン、艦砲射撃と航空攻撃のコンボで南九州を制圧すると、陸軍は北上を開始します。と、ここで、日本軍は、山陽と近畿の航空機でカミカゼを連発します。一つは戦艦部隊の対空砲火で撃墜されますが、砲火をかいくぐったもう一つのカミカゼが成功し、正規空母(エンタープライズ)を沈めます。

が、これで航空機の脅威がなくなった連合軍は、第4ターンに支援艦隊を瀬戸内海に突入させ、すかさず、補充で回復します。そのまま、猛烈な艦砲射撃と空母の空襲で北九州を制圧。陸軍部隊も瀬戸内海に進攻し、山陽・近畿に圧力をかけます。

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第5ターン、連合軍は沖縄の陸軍機を北九州に転送し、関東までを航続距離内に収めると、空爆と艦砲射撃、機動部隊の空襲を組み合わせて、近畿の敵兵力を消耗させ、陸上部隊を上陸させます。これに対し、日本軍は補充と関東・東海からの増援をつぎ込んで、抵抗します。が、この結果、常総エリアが限りなく無防備な状態に・・・。

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第6ターン、連合軍はグアムに集結していたコロネット部隊を房総沖に進出させると、電撃的に常総に進攻し、ここを確保。さらに、上陸制限で遊弋していた3個師団を帝都に上陸させます。

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日本軍が慌てて帝都周辺の部隊をかき集めたところで、今度は、関西で空爆・艦砲射撃・空襲コンボを撃ち込み、連合軍はここを確保します。VPは日本軍20.5点:連合軍13点と、あと1-2エリアの奪取で並ぶところまできます。

第7ターン、連合軍は4枚:8枚という圧倒的なカード差を使い、搦め手となる周辺地域の制圧に乗り出します。まず、前ターンに猛爆撃で敵を壊滅させていた四国に上陸し、制圧(点数差は4.5点に)。さらに、全く無防備な北陸に1個師団を派遣し、ここを奪取。と、めくった支配マーカーは、なんと国体!これには自分が配置したはずの日本軍もビックリ!!なぜ、国体がそこに?!

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「ああ、東海に置いたはずだったのに、失敗した!」何のことはない、日本軍のケアレスミスで、連合軍のサドンデス勝利になりました。

今回は、お笑いで終了となりましたが、日本軍が反撃の手段を習熟してきたため、点数的にはいい勝負になりつつあります(連合軍の損害VPが5.5点)。このゲームの底まで一息のようです。

先月のことですが、Tommyさんを誘って、自宅オフ会をしました。お題は、今、填まっている「本土決戦1945」(GJ)です。珍しいテーマなのですが、仮想戦と言うこともあってか、なかなか、プレイ記事も見かけないので、ちはら会で鍛錬して紹介記事でも、と。陣営は、Tommyさんが日本軍で、mitsuが連合軍です。

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まず、セットアップですが、日本軍は史実(?)を意識して、九州に14個師団+7ユニットの航空隊(全航空機の半数)を配備します。バックグランドの山陽にも4個航空機も配備し、実に2/3の航空兵力が中国九州地方に集中します。また、関東には九州と同数の陸軍を配備します。その結果、近畿と東海がかなり手薄になります。

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第1ターン、九州の防備がかなり堅いと判断した連合軍は、一時、九州進攻を棚上げし、初の関東進攻策をとります。房総沖に、陸軍を含むアルマダを派遣します。これに対し、帝都の航空機3ユニットが奇襲をかけますが、待っていたとばかりに対空砲火で撃墜します。やむなく日本軍は、航空機を関西から引き抜き、東海と帝都に再配置します。

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第2ターン、日本軍の空襲を嫌った連合軍は、さらに北上し、南陸奥に強襲上陸をかけます。ここの日本軍は、反撃能力がなかったため(0攻撃力)、上陸自体は成功します。が、裏になったアメリカ地上軍に、なんと日本の航空機が神風特攻を仕掛け、2ヒットを与えて、機甲1個師団を排除します。

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アメリカ軍はお返しとばかりに、洋上の空母機動部隊で反復空襲を行い(電撃戦)、南陸奥を占領します。と、日本軍はなぜか不毛にも部隊を再突入させ、膠着に持ち込みます。後でわかったのですが、隣接地区に玉体がいて足止めせざるを得なかったとのこと。が、この時は単なる遅滞戦術としか思えず、怪我の功名で航空機の転送が(移動力不足で)できなくなります。

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連合軍の真骨頂は、艦砲射撃と空爆、(機動部隊の)空襲のコンビなのですが、足止め部隊のため、南陸奥に航空機が展開できず、侵攻作戦の見直しを迫られます。長考の末、第3ターンに出した答えは・・・九州への上陸でした。

まず、初手で、北九州へ反応弾(核爆弾)を見舞い、空軍を全滅させ、陸軍部隊を潰走させます。共同攻撃のコンビで、空挺部隊を降下させ、一時的にここを占領します。と、日本軍は電撃戦を使って、南九州の陸軍を進攻させ、反撃で北九州を取り返します。が、ここで薄くなった南九州に、本命のアメリカ陸軍が上陸します。

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第4ターン、九州で激戦が続く中、連合軍は海兵隊を護衛する水上部隊を突如、瀬戸内海に派遣します。予想外の日本軍が対応できない中、艦砲射撃のあとで、山陽に電撃的に進攻します。補給で海兵隊を回復させると、電撃戦を使って守備隊を排除し、山陽の確保に成功します。

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基地を陥落させたことにより、カード枚数はアメリカ軍7枚:日本軍5枚に。第5ターン、万全の態勢にある連合軍は、猛烈な空襲により、南九州を制圧します。さらに陸軍を北上させ、北九州へ。日本軍は補給で地上部隊を回復させると、乾坤一擲に奇襲をかけますが、これを読んでいた連合軍の待ち伏せを喰らって、全滅。一気に、南北九州を制圧します。

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カード枚数は、さらに広がり、アメリカ軍8枚:日本軍4枚に。第6ターン、連合軍は飛び石伝いに山陽に上陸すると、そのまま、近畿に進攻し、艦砲と空襲の圧倒的な火力で日本軍を撃破し、京・大坂を押さえます。さらに、沖縄にあった航空機をここに転送し、関東までの全域を制空権に収めます。この時点でVPは、連合軍15点:日本軍19.5点にまで詰まります。このまま、順当に東海を押さえれば逆転ですが・・・。

第7ターン、完全勝利を狙う連合軍は、関東制圧のコロネット作戦を再開します。主力の水上部隊と空母機動部隊を房総沖に遊弋させると、サイパンから出撃した10個師団を合流させます。補給で全部隊を回復させると、帝都に艦砲射撃を撃ち込み、全てを消耗状態にします。慌てた日本軍は周辺地域から帝都に陸上部隊を送り込みましたが・・・。

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これは連合軍の罠でした。帝都がフルスタックになったため、退却路を失った常総の守備隊に対し、空母機動部隊が電撃戦-補給-電撃戦の連続攻撃でこれを撃破。満を持して上陸した陸軍が、常総を占領します。これでVPは連合軍17点:日本軍17.5点の僅差に。

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最終ターン、もう1カ所を取れば勝利の連合軍ですが、ここは帝都をおさえんと、強烈な火力支援の中、東京強襲を実施します。日本軍もなけなしの部隊をかき集め、東京に投入し、首の皮一枚で占領を免れたはずでしたが・・・最後の1ユニットが待ち伏せを喰らって昇天。結果、帝都・常総・南陸奥・近畿・山陽・南北九州の要所を押さえた連合軍が、24点を獲得し、勝利となりました(日本軍は10.5点)。

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今回、関東への第一上陸はよかったものの、航空機が遅れなかったことで、南陸奥で停滞し、結果、最終ターンの勝利でした。連合軍は圧倒的な火力とイニシアチブをもつものの、それなりに習熟しないと、勝利条件的にはかなりギリギリです。今回、はじめてのTommyさんは、反撃のタイミングがやや早かったのとdrに恵まれなかったので、この点数でしたが、次はかなりの損害VPを狙えると思います。

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エリア式CDSでかつ末期戦好きのみなさん、ぜひ、一戦、いかがでしょうか?

後半となったところで、K村さんを誘って、槍隊ゲームNo1の「本土決戦1945」(GJ) をインストプレイしました。「レイテ湾強襲」システムを用いたデッキ構築型CDSで、きわめてゲーム化しにくい戦場をうまく表現していまして。
陣営は、連合軍(mitsu)対日本軍(K村)です。

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第1ターン、連合軍は定石通り、沖縄から近い九州進攻を狙い、日向沖に「アルマダ」を進攻させます。これに対し、日本軍は北九州の航空機部隊を使って奇襲をかけ、強力な新鋭戦艦群の対空砲火により3ユニットが撃墜されたものの、1ユニットが攻撃に成功し、軽空母1隻(0.5VP)を撃沈します。

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第2ターン、敵の航空攻撃の脅威がなくなったので、猛烈な艦砲射撃の後に、海兵隊を先頭に9個師団が、オリンピック作戦を発動します。沖縄から電撃戦を含む三度の爆撃の援護を受け、陸軍は無傷で上陸を果たし、南九州を制圧します。

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第3ターン、連合軍は主力艦隊を大胆にも瀬戸内海に侵入させ、またも艦砲射撃の援護で陸軍を北九州に進攻させます。これに対し、日本軍は航空機で反撃を行い、さらに軽空母1隻(0.5VP)を撃沈します。

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ここで帝国陸軍は北九州で乾坤一擲の反撃に出ます。精鋭戦車師団を含む6個師団で電撃戦による奇襲を仕掛けましたが・・・アメリカ軍をこれを見抜いていました。至近距離まで敵を引きつけると、猛烈な待ち伏せを実行!結果、1個師団を除き、全滅となり、攻勢は頓挫します。

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これで戦力が激減したので、アメリカ軍は空襲のみで北九州を制圧。そのまま、余勢を駆って山陽を攻め、機甲師団で電撃的にこれを占領します。日本軍は近畿の航空機でこの機甲師団を撃滅するのがやっとです。

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次は畿内進攻と日本軍がそれなり戦力を集めたのを見て、第4ターン、アメリカ軍はやっと完成した反応弾(核爆弾)を近畿に投下します。一瞬にして航空部隊が蒸発し、陸軍も被害を受けて退却します。そこへ、グアムに待機していた空挺師団が、共同攻撃で空挺降下を行い、占領します。

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西日本占領を果たした連合軍は、主力を房総沖に集結し、関東侵攻準備に入ります。

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第5ターン、雲霞のごとく集結した連合軍艦隊に対し、日本軍は帝都の航空機部隊を使って夜襲を敢行します。が、レーダーで察知した連合軍が夜間戦闘機で迎撃し、損害はなし空からの敵の脅威がなくなったところで、艦砲射撃-空襲のコンビで敵陸軍を削り、陸上部隊が九十九里に上陸します。手持ちカードが3枚まで減った日本軍は、有効な反撃ができず。

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第6ターン、物量に物を言わせる連合軍は、陸軍機による反復爆撃と空母機動部隊による空襲で帝都を焦土と化します。最後は、房総半島の陸軍が電撃戦で、東京を占領。と、ここに国体を発見し、サドンデス勝利となりました。

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日本軍はデッキ構築自体は悪くなかったのですが、投入するタイミングがやや早く、連合軍のカウンターをまともに食らうことになり、戦力の消耗を招きました。日本軍は戦力的には劣っていますが、先読みと適切な臨機行動で敵の進軍を遅らせたり、VPを獲得できたりします。自分もこれで両軍を指揮できたので、また、プレイしてみたいものです。「真珠湾強襲」好きのこまいふさんも、いかがですか?

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最後に、NACLさんを誘って、「槍隊リスト」ベスト3の「本土決戦1945」(GJ)をインストプレイしました。最新のGJ誌の付録で、その名の通り、起こりえたかもしれない日本本土決戦を描く、仮想戦です。陣営は、mitsuが日本軍を、NACLさんが連合軍を担当します。

エリア式のアルンヘムシステムに、CDSを組み合わせたもので、「レイテ湾強襲」(GJ)のルールを踏襲しています。損害の適用方法やデッキ構築型になるなど、変更はありますが、前作をプレイした方なら、比較的スムーズに対応できると思います。

第1ターン、連合軍は空母機動部隊・戦艦打撃部隊・上陸部隊をまとめた「アルマダ」を、日向灘に向けます。史実通り、九州制圧を狙う作戦です。これに対し、日本軍は北九州に配置した航空機で、夜間奇襲を敢行し、敵のCVL2ユニットを撃破します(1VP獲得)。

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第2ターン、戦艦部隊の艦砲射撃で南九州にクレーターを開けますが、これを想定していた日本軍は、すかさず、補給で回復。ならばと、沖縄の航空部隊で空爆を行い、約半数の帝国陸軍部隊を消耗させたところで、7個師団が上陸を行います。これに対し、日本軍は、待ち伏せをしかけ、2個師団を壊滅させます(1VP獲得)。

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第3ターン以降、連合軍は、艦砲射撃と陸軍機による空爆、空母機動部隊の空襲で、南九州の占領を目論みます。あまりの火力の反復に、きっと桜島が変形するほどの打撃に。が、日本軍は壊滅覚悟で航空部隊を送り込み手番を消費させたり、退却-後方での回復-前線への復帰と中国地方からの増援などにより、部隊を消耗させながらも占領を許しません。

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第5ターン、業を煮やした連合軍は、増援の中継地点である近畿に、禁断の反応弾を炸裂させます。これにより航空機4ユニットが昇天したものの、単独のカード使用だったので、次の他番で日本軍が奪還します。

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と、完全な膠着になったため、日本軍有利で終了となりました。

「レイテ湾強襲」と比べても連合軍の火力は圧倒的なものの、空爆と艦砲射撃の損害割り振りが防御側の任意になり、また、連合軍も日本軍の攻撃に備えて防御カードを入れざるを得ない事情があります。よって、タイミングを見計らって、うまくコンボにしないと、日本軍の無限ローテーションに阻止されることも・・・。

今回は、お試しインストでしたので、ぜひ、再戦したいものです。

この日の初戦は、茨城から来訪されたこまいふさんと、「レイテ湾強襲」(GJ)となりました。考えてみれば、3回ともこの「レイテ湾」と「ミッドウェイ・キャンペーン」という、他ではあまりプレイされていない海戦ものばかり。「ちはら会のアイテムは、好みに合うんです」とわざわざ、遠征していただけて、ありがたいです。

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陣営は、前回と入れ替えで、こまいふさんが日本軍を、mitsuが連合軍を担当します。

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第1ターン、日本軍初手のルーチンは、レイテ島への増援なんですが、こまいふさんは、いきなり栗田艦隊をスル湾に出撃させます。よほどいいカードが来て、早期のレイテ湾突入か?と考えましたが、いずれにしろ、陸軍部隊の上陸が優先と、アメリカ軍の第1騎兵師団を早々にレイテとカガヤンに揚陸します。同時に、「コマンド」と「キルジャップ!」のコンボで、セブ・コタバト・ネグロスにも陸軍を送り込みます。

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と、ここで、日本軍はなぜか動きを止めます。ならば手薄なうちにと、レイテ島を猛爆撃し、早くもここを占領してしまいます。(後から聞いたら、実はいいカードが少なくって、初手の栗田艦隊出撃は、ブラフだったそうで・・・逆に、レイテ陥落が早まったのは、皮肉でした。先に、レイテに増援をしてからでもよかったかもしれませんね~)。

カード枚数が連合軍7枚:日本軍5枚と、カード差がつき始めた第2ターン、日本軍は航空機を使って乾坤一擲のカミカゼ特攻を命令します。目標は、レイテ湾のアメリカ陸軍!が、連合軍はこれを予測していました。前ターンからホールドしていた「対空砲火」が火を噴き、一式陸攻を全滅させます。これでしばらく敵陸上機の脅威がなくなります。

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主導権を握る連合軍は、第3ターンに空襲と陸軍の攻撃でダバオを墜とすと、大胆にも主力をラモン湾に突入させます。レガスピーに先発隊を上陸させ、ルソン攻略の足掛かりにします。

第4ターン、カード枚数が連合軍8枚:日本軍4枚と圧倒的に不利になった日本軍は、リンガエン湾に出撃した小沢艦隊で一か八かの空襲を仕掛けます。が、これも「対空砲火」で撃滅され、なけなしの空母が全滅。もはや、止める者がいなくなった連合軍は、満を持してマニラに上陸。二度の「キルジャップ!」と「航空攻撃」で日本陸軍を殲滅し、これを占領します。

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第5ターン、動きの取れない日本軍に対し、連合軍は「航空攻撃」でレガスピーを制圧し、12VPでサドンデス勝利となりました。

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初戦は、この対戦のためにわざわざ茨城から行ていただいたこまいふさんと「レイテ湾強襲」(GJ)となります。茨城会でも時折、プレイされてたようですが、なかなかお相手がいないということで、GWを利用しての参戦となりました。ありがたいことです。

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陣営は、連合軍(こまいふ)対日本軍(mitsu)です。アメリカ軍は、空母機動部隊をサマール沖に配置し、小沢艦隊の進出を牽制します。対する日本軍は、空母の護衛を除く全水上艦艇をブルネイに配置し、レイテ湾突入をにらみます。

第1ターン、アメリカ軍は、レイテ湾の輸送船団上陸を優先し、12個連隊をレイテ島とカガヤンに上陸させます。日本軍は、その動きを見ながら、栗田艦隊をスリガオ沖に前進させます。

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第2ターン、ホールドした「天佑を確信し」を使って、栗田艦隊が敵戦艦隊をすり抜け、レイテ湾に突入します。すかさず、アメリカ軍が「謎の反転」を切り出しますが、待ってましたとばかりに日本軍が「第三艦隊はいずこに」でキャンセル。 史実では果たせなかった突入を成功させ、陸軍2個連隊と護衛空母1ユニットを撃破します(3.5VPを獲得)。

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怒りに燃えるハルゼーは、三度に及ぶ空襲で栗田艦隊を全滅させます。が、そのおかげでレイテ攻略に手間取り、いまだ、飛行場は落ちず。

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隙を突いて、今度はマニラに集結した航空部隊で、敵空母群にカミカゼをかけましたが、これは対空砲火で撃滅されます。

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第3ターン、陸軍による総攻撃が始まり、ついにレイテ島が陥落します。と、日本軍は小沢艦隊を出撃させ、アウトレンジ攻撃で敵軽空母を1ユニットを撃沈します(累積4VP )。

第4ターン、攻略が遅れたアメリカ軍は一気に挽回せんと、大輸送船団をスリガオ海峡に進出させます。が、これは、早計でした。マニラの航空隊が夜間のカミカゼ攻撃を実施!アメリカ軍が「謎の反転」を切り出しますが、再び、日本軍が「第三艦隊はいずこに」でキャンセル。結果、2ユニットの攻撃が成功し、4ヒット!1個師団強の陸軍が海上で全滅します。これで、累積VP は、10VPに。

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第5ターン、今度は小沢艦隊が「T部隊」で攻撃をかけ、さらに1個連隊が撃沈。トドメは、台湾から転送された航空隊が「天佑を確信し」で、速攻をかけ、もう、1個連隊を撃破!結果、アメリカ軍の大量出血(累積13VP )で、日本軍のサドンデス勝利となりました。

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今回は、日本軍のカードの巡り合わせがよく、敵の航空攻撃も限定されたため、相打ち上等で敵に損害を与えられたのが大きかったです。久々のプレイでしたが、やはり読み合いが楽しかったです。また、ご希望があれば、いつでも、どなたでもお相手しますので・・・。

続いて、海軍提督kawaさんと、レイテ湾強襲(GJ)をプレイしました。前回に続いての連戦ですが、両軍の特徴を知るために陣営を入れ替えて、連合軍(mitsu)対日本軍(kawa)の対戦になります。

序盤、連合軍は集中配置した空母機動部隊(全空母を集結)を使って、レイテ島を猛爆撃します。日本軍もルソン島から陸軍の増援を送り込みますが、猛烈な空襲の前に全滅。機を見て上陸陸したヤンキーが、はや、レイテ島を占領します。

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日本軍は、まだ海上にいるアメリカ陸軍を次ターンに捕捉すべく、「天佑を確信し」を使って、スリガオ沖に突入します。さらに補給を消費して、アメリカ軍の護衛艦(3ユニット)を撃破します。意気上がる栗田艦隊!

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第2ターン、乾坤一擲の気迫で、栗田艦隊がついにレイテ湾に突入。と、ここでアメリカ軍は敵の裏を付き、輸送船団を護衛付きでスリガオ沖に逆侵攻させます。慌てた栗田艦隊は、やむなく補給を使って、残存艦隊を攻撃しようとしますが、これをアメリカ軍は「謎の反転」でキャンセル。栗田艦隊をハルゼーの猛烈な空襲が襲い、三度にわたる航空攻撃により、壊滅させます。万策尽きた栗田指令は、大和とともに、レイテ湾に沈みます。

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小沢艦隊はいるものの、戦艦隊を排除したアメリカ軍は、第3ターンに早くもラモン湾に侵攻し、空襲で敵陸軍を麻痺させた上で、リエンガンに先駆隊を上陸させます。

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第4ターン、迂回行動やコマンドを駆使して、ルソン島はじめ各島へ陸軍を上陸させるとともに、マニラに集結した敵航空隊を、激しい空襲で撃破し、反撃の糸口を与えません。

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第5ターン、カードが巡ってきたアメリカ軍は、一気にルソン島攻撃に乗り出します。カードによる空襲コンボで敵陸軍を消耗させ、最後はレガスピーに上陸した陸軍主力が「キル・ジャップ」でマニラを強襲し、これを占拠します。

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もはやカード枚数の差は、日本軍4枚:アメリカ軍8枚と圧倒的。レイテに展開していたアメリカ陸軍航空隊をマニラに移すと、機動部隊の空襲と合わせて、飽和攻撃で次々と帝国陸軍を撃破。日本軍は最後までT部隊を使って、アメリカ軍にわずかながらも損害を与えますが、時すでに遅し。最終ターンに、ルソン島全土を占領し、18VPで連合軍の勝利となりました。

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それでも最終ターンにまでもつれ込んでいるので、連合軍も決して楽ではなく、絶妙なVP設定になっていると思います。運用にちょっと癖がある一品ですが、こちらもご希望の方はぜひ、ちはら会で・・・。

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例会終盤に、kawaさんが来場したので、持ち込んでいた「レイテ湾強襲」(GJ)をインストプレイしました。ちょっと展開に癖があるので、勝ち勝負というよりは雰囲気と習熟重視の対戦です。連合軍(kawa)対日本軍(mitsu)でプレイします。

第1ターン、連合軍はレイテ島に空襲を繰り返しますが、空母群を二手に分けたことが災いし、打撃は今ひとつ。と、この隙を突き、日本軍の水上打撃部隊がスリガオ海峡に突入します。連合軍も旧式戦艦隊でレーダー砲撃をし、戦艦長門を撃沈します。

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第2ターン、日本軍に待ちに待った「天佑を確信し」(ダブルアクション)カードが来ます。時は今とばかりに、戦艦隊はサマール沖に突入!強力な主砲を全開し、敵輸送船団の過半を撃沈します。怒り心頭の連合軍は、空母群を統一すると、「航空攻撃」を連発し、大和級を除く、全艦を撃沈します。が、生き残った大和級は「補給」を使って、さらに1個連隊を撃滅。結果、連合艦隊の戦艦隊の壊滅と引き替えに、4個連隊の陸軍を殲滅します(これだけで6VP) 。

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レイテ島制圧が遅れた連合軍は、第4ターンにやっとこれを陥落させますが、その間に日本軍は、潜水艦隊でスリガオ海峡の旧式戦艦隊を強襲します。全く警戒態勢を引いていなかった連合軍は、なんと全艦(5ユニット)を失い、損害が11点を超えます。

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第6ターン、今度は小沢艦隊がアウトレンジ攻撃をかけ、敵の護衛空母を撃破。これにより、損害VPが12点を超え、日本軍のサドンデス勝ちとなりました。

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「これで感触がわかった」とkawaさんもシステムになれたよう。また、次回も対戦したいものです。

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