歴史・戦史研究「ちはら会」Zwei

Yahoo!ブログ終了に伴い、引っ越しました。

カテゴリ: WWⅡ空戦


この日の緒戦は、一番はじめに来場したエンジョウさんと「Down in Flames」(CMJ)ガダルカナル・キャンペーンです。この傑作空戦カードゲームは、バトルロイヤルも楽しいのですが、その真骨頂はキャンペーンにあります。

両陣営は、各任務に先立ち、オプションを選択するのですが、超強力なものからあった方がまし程度のものまで、ヴァリエーションに富んでいます。任務の重要性 と獲得VPの累計、敵の選びうるオプションなどを考慮して、最善と思われる選択していきます。

今回は、日米が死闘を繰り広げたガダルカナル・キャンペーンを行うことに。陣営は、連合軍(mitsu)対日本軍(エンジョウ)です。

第1任務の主導権は、アメリカ軍なので、まず、ガダルカナル島からの輸送船団攻撃を実施します(戦場4)。秘密裏に選んだオプションは、アメリカ軍がボート・コルセアF4Uを投入するNo.5です。対する日本軍は、大空のサムライこと坂井三郎の零戦52型!戦闘機数は2機ずつですが、パイロットの分だけ、日本軍が有利です。

イメージ 5

序盤、まずは護衛機を屠らんと、日本軍の2機がF4Uに襲いかかります。F4Uは果敢にも先制攻撃をかけ、零戦21型に3ヒットを与え、損傷させます。

イメージ 1

が、運動エネルギーを使い果たしたところに、坂井三郎が襲いかかり、防戦一方に。F4Uは一瞬の隙をついて、なんと21型の撃墜します。

が、第2ターン、怒り心頭の零戦52型の攻撃を受け、最後は20mm機関砲の直撃で撃墜となります。

イメージ 2

生き残った酒井機は、編隊を組んで飛行するドーントレスを襲撃します。SBDも機銃で必死の反撃をしますが、零戦の運動性に翻弄され、効果なし。巧みに背後に回り込んだ零に機関砲を浴び、第4ターンに1機が撃墜されます。

イメージ 3

唯一残った、ドーントレスも第6ターンに僚機の後を追い、全滅します。

イメージ 4

アメリカ軍が壊滅したことで、日本軍は船団護衛の16点を手に入れ、さらに撃墜による22点を加え、38点を奪います。一方のアメリカ軍は、零戦1機撃墜の9点止まりで、VPは-29点となります。

第1任務が失敗に終わったので、第2ラウンドはイニシアチブが入れ替わり、日本軍の選択に。選んだ戦場は、ラバウルからのブーゲンビル島空襲です。アメリカ軍のオプションは、またも高速のボート・コルセアF4Uに加え、物資不足(全ての敵機に1ヒット)のNo.2です。一方の日本軍は、零戦2機を追加するNo.5です。

第1ターン、一式陸攻を護衛する零戦がボート・コルセアに襲いかかります。機動性の高い52型がF4Uの背後に回り込みますが、性能限界突破でカードを増やしてこれを乗り切ります。逆にF4Uが、21型に逆襲をかけます。直前のF4Fとのドッグファイトで手札を消耗していた21型は、これをさけられず、撃墜されてしまいます。

イメージ 20

機数が2:1となった日本軍は劣勢となり、第2ターンに52型も撃墜。

イメージ 6

満を持してアメリカ軍のインターセプターが、一式陸攻を襲撃します。耐久力が8あるとは言え、一機ずつ集中攻撃を受けて、ライターのように燃え上がり、第5ターンに全滅します。

イメージ 7

今度は、アメリカ軍が基地防衛で18点を手に入れ、さらに撃墜による34点を加え、いい気に52点を獲得します。前回の点数を加減し、VPはアメリカ軍+23点と逆転します。

日本軍の任務失敗により、またもイニシアチブが転換し、アメリカ軍はガダルカナルからのブーゲンビル島強襲の戦場5を選びます。続いてオプションは、アメリカ軍がF4Fに加え、爆撃力を上昇させるNO.3 です。日本軍は隼2機ですが、敵戦闘機が1ターン不在のNo.6を選びます。

第1ターン、爆装のSDB、F4F、F4Uの3機に対し、3機の日本軍機が襲いかかります。殿のF4Fに対し、集中攻撃をかけますが、ワイルドキャットはこれによく耐え、損傷をしたものの、第1ターンを凌ぎきります。

イメージ 8

第2ターン、さすがにこのF4Fは撃墜され、また、参入したばかりの護衛のF4Fも隼2機に撃墜されます。

イメージ 9

イメージ 11

が、ここから、爆装を捨てたF4Uの反撃が開始されます。高速性を生かして零戦21型の側面を取ると、正確な3連射でこれを撃墜します。

イメージ 10

第3ターン、隼2機の挟撃を受けますが、猛烈なスピードと馬力でこれを振りきります。

イメージ 12

時間がなくなってきた日本軍は、標的をSBDに変え、2ヒットを与えます。が、なんと、防御砲火をもろに浴びた隼1機が炎上し、墜落します。

イメージ 13

そこへ死の天使コルセアが舞い降り、背後から隼に機関銃を叩き込み、これも撃墜。

イメージ 14

敵の迎撃機が全滅したところで、SBDが爆撃を敢行し、損傷を与えます。任務を達成したことで、さらにアメリカ軍のVPは上昇し、+32点になります。

任務は成功したものの破壊までには至らなかったので、主導権は再び日本軍に。ここで選んだ戦場は、7の珊瑚海!初の空母戦が発生します。選んだオプションは、アメリカ軍が最大の2機を追加するNo.4で、日本軍も-5VPの減点覚悟で3機(!)を投入するNo.4です。両軍とも戦闘機3機ずつに日本軍の攻撃機3機という、合計9機による大空中戦が発生します。

イメージ 16

第1ターン、日本軍は零戦52型と隼で、宿敵F4Uに攻撃をかけますが、抜群の高速性でこれを躱します。逆にF4F2機が、21型に襲いかかり、集中攻撃でこれを撃墜します。

イメージ 15

両軍とも背後を取って取られての激しいドッグファイトを経て、第3ターン、殊勲のF4Fペアが零戦52型を討ち取ります。おお、まさにサッチ・ウェーブ!




イメージ 17

最後に残った隼も、死の天使F4Uに捕捉され、後を追います。

イメージ 18

護衛機のいなくなった日本軍の攻撃隊に、無傷のアメリカ軍3機が襲いかかり、順に集中攻撃をかけ、これを全滅させました。

イメージ 19

これにより、アメリカ軍が空母護衛の20点と撃墜の35点を加え、のべで87点となりました。日本軍は効果的なオプションをほぼ使い果たし、逆転はまず不可能ということで、アメリカ軍の勝利となりました。

後半に会場を歩いていると、ソフィア会主催のHAさんが、さいたまオフラインのブースにいまして(ややこしい?)。SLGamer最新刊の「Samurai of the Sky」(SLGamer)をインストしていただくことに。

このアイテムは、空戦ゲームで主流のプロットをなくし、かわりに機動カードを使ってリプレイアビリティを高めています。また、機種も大戦初期の戦闘機のみで、ドッグファイトだけに絞った潔さです。よって、ルールブックは5ページ(しかも図表類なし!)と空戦フライトシミュレーター系としては、格段にシンプルです。

三次元機動を非常に苦手とする自分ですが、カードによるプロットなら「Down in Flames」と一緒だし、これなら行けるかも、大いに期待しましたが・・・。

今回の対戦は、インストとして、零戦21型とワイルドキャットの一騎打ちです。mitsuが零戦21型を、HAさんがF4Fを受け持ちます。

序盤、F4Fは得意の高速性を生かすべく、接近しながら上昇を続けます。高度が非常に大事ということくらいは知っているmitsuも、零戦を上昇させます。

ともに高高度に到達したところで、両機がはじめての接近をします。速度で負けても旋回性能なら零の方が上(のハズ)と、巴戦を仕掛けましたが・・・ああ、drが6ばかりで全然、曲がれないじゃないですか!練度が低くて直進しかできない零を、F4Fが急襲します。この時は、射撃drに助けられ、損害なし。

イメージ 1

こりゃ、危ないと、零戦は一旦、高度を下げ、速度を増して距離をおこうとしましたが・・・あれほど大切とわかっていたはずの高度を捨てたことで、プロットが先に。この隙をベテランHAさんが見逃すはずもなく、エンジン全開で急降下に移ったF4Fが、零戦を背後から襲います。今度は、射撃drも冴え命中!しかも5/6の確率で撃破に。が、ここはまたも6を出したmitsuのdrによって、損傷に止まります。

零戦は一矢報いんと、急上昇でバーティカルロールを試みますが、これも失敗し、明後日の方向へ。どれだけ、6を出したことか!ああ、私はいったい、どこを飛んでいる?!(しくしく)

もっともこれが幸い(?)したのか、両機ともその後は接触なく、連合軍優勢でゲーム終了となりました。う~ん、ゲーム慣れや勘所の差は仕方ないにしても、機動drが酷すぎて・・・こんな簡易プロットでも、行きたいところに行けないとは!!やっぱり、自分には、軌道計算が必要な空戦ゲームは無理なのかしら・・・(泣き)。

イメージ 2

お盆休みを利用して、盟友Tommyさんとオフ会を開きまして。苦手な空戦アイテム克服(?)と「Down in Flames」(CMJ)昼間爆撃1944シナリオを対戦します。

イメージ 1

このシナリオは、連合軍によるドイツ本土爆撃を扱ったもので、全7任務/6ターンという最大級です。参加兵力もB25からB17までの重爆を、マスタング、サンダーボルト、スピットⅩⅣ型などの高性能戦闘機が護衛します。対するドイツ軍は、Bf109Kmにフォッケウルフ、果てはジェット戦闘機Me262まで登場する豪華さです。Tommyさんの希望でドイツ軍を、mitsuが連合軍を担当します。

イメージ 2

第1任務は、ノルマンディ上陸援護の#1です。オプションは、ドイツ軍がエース-ノボトニーを投入し、連合軍はスピットファイア×2です。

序盤、護衛戦闘機と迎撃機の間で激しい機動戦になります。そのノボトニー機をBf109K1号機がスピット2号機の背後を取り、そのまま、スピット2号機がそのノボトニー機を優位取り。さらに、スピット1号機をノボトニー機が追撃するという、まさにドッグファイトに。

イメージ 3

第2ターン、追尾を受けていたスピット2号機が撃墜され、生き残った1号機がノボトニー機の攻撃を必死に躱しますが・・・。

第3ターン、一か八か、反転攻勢に出たスピット1号機が猛烈な機動で、ノボトニー機の背後を取ると、乾坤一擲の連射!あわや、撃墜というところまで追い詰めます。

イメージ 4

が、ほとんどのカードを使い果たした1号機にBf109K1号機が襲いかかり 、最後の護衛機が撃墜されます。

しかし、この健闘は無駄でありませんでした。両機が時間を稼いだことで、B25ミッチェルが目標に到達し、全弾を投下。これにより、装甲教導師団が壊滅し、任務に成功します。

イメージ 5

[得点]
敵部隊の殲滅…20点
Bf109損傷…8点
スピットファイア撃墜…-40点
B25損傷…-5点
計…-17点

第2任務は、中部航空基地爆撃の#7です。オプションは、ドイツ軍が護衛機1ターン不在+Bf109Kで、エース-ゼムケ搭乗のサンダーボルトです。

第1ターン、オプション効果で護衛機がいない隙を見て、Bf109Kが殿のミッチェルに襲いかかりますが、対空防御とダメコンが効いて、1ヒットを与えるに止まります。

イメージ 6

第2ターン、が、敵も撃たれることを覚悟で、ミッチェルに追いすがり、波状攻撃で1機を撃墜します。そこへ怒り心頭の介入したサンダーボルト隊が介入し、Bf109K1機を撃墜します。

イメージ 7

第3ターン、もう1機の爆撃機の撃破は難しいと判断したBf109Kは、逃走を図ります。

が、第4ターン、両側からサンダーボルトに捕捉され、猛烈な弾幕を浴びて、ついに撃墜されます。

イメージ 8

これで妨害がなくなったミッチェルは、密集隊形を組んで効果の上乗せを狙いましたが・・・敵の対空砲火も密集!撃墜こそされなかったものの目標にダメージを与えるに止まりました。

イメージ 9

[得点]
航空基地へのダメージ…10点
Bf109K撃墜…34点
ミッチェル撃墜及び損傷…-16点
計…+11点

第3任務は、北部ルール工業地帯の爆撃の#9です。連合軍の爆撃機は、B24とB17が各2機と最強編成です。ここで、ドイツ軍は最強オプションのMe262と「太陽を背に」を選択します。連合軍は防御に長けたウィスナーのP51隊を投入します。

第1ターン、連合軍はボーナスカードの影響を減少させるため、あえて一時的にエスコートを止めて、超高空に退避します。

ドイツ軍がこれに食らいつき、狙い通り、全機が超高空へ。が、それでもジェット戦闘機Me262の機動性と火力は飛び抜けていました。Bf109Kと合わせて3機が、P51D2番機を包囲し、わずか1ターンで撃墜してしまいます。

イメージ 10

3:1と圧倒的なドイツ軍は、第2ターン以降、残ったウィスナーのP51Dに執拗に襲いかかりますが・・・エースの底力は凄かった!再三再四の20mm機関砲をエースで躱し、あるいは回避機動で軽減し、5ヒットを受けながらも機体耐久力の上昇で生き残り。

イメージ 11

あろうことか、第4ターンにはバレルロールで追尾のMe262を躱すと、側面からの弾幕射撃でシュヴァルベを撃墜します。

イメージ 12

第5ターン、時間がなくなってきたドイツ軍は、Bf109Kを爆撃機の迎撃に向かわせますが、激しい対空砲火で1ヒットを与えるのみ。Me262とウィスナーのP51Dは、互角の空中戦で膠着状態に。

イメージ 13

最終第6ターン、業を煮やしたドイツ軍は、せめて護衛機は全滅させたいと、Bf109Kを再び、超高空へ。Me262との戦闘でカードを枯渇させていたウィスナーのP51Dに襲いかかります。それでもわずかなカードを使って敵の攻撃を躱し続けますが、最後のバレルロールが捕捉され、ウィスナー、ついに撃墜さる。

イメージ 14

が、ここで稼いだ貴重な時間が物を言い、B17が9ダメージを受けながらも、爆撃に成功し、ルール工業地帯を壊滅させます。

イメージ 15

[得点]
ルール工業地帯の壊滅…90点
Me262 撃墜…25点
B17損傷…-8点
P51D撃墜…39点
計…+79点

と、この日はTommyさんが所用のため、ここまでにしました。VPは79点と「史実通り」の結果で、どちらに転ぶかわかりません。ただ、ドイツ軍は切り札と言うべきNo.8も「Me262」オプションを使い切ったので、連合軍が若干有利といったところでしょうか?次回のちはら会で、決着が付きそうです。

夕方にかみさんとシンプル空戦アイテム「Down in Flames」(CMJ) を対戦しました。選んだのは、キャンペーンゲームのミッドウェイ・シナリオです。日本軍をmitsuが、アメリカ軍をかみさんが担当します。

イメージ 4

先攻は、日本軍のため、まず、空母ヨークタウンを狙います。空母を撃沈すると、敵のオプションが減り、かつ、2隻とも撃沈できれば、圧倒的勝利となるためです。史実なら、ミッドウェイ島への空襲ですが、このシナリオでは特に限定されていないので、運命の5分間の轍を踏まないよう、敵空母を狙います。

兵力は、九九艦爆2機と九七艦攻を、零戦2機が護衛します。アメリカ軍は、F4F2機を選択します。

イメージ 1

先手必勝と、まず、零戦がF4F1番機に襲いかかります。初めの攻撃こそ、巧みな機動で切り抜けたF4Fですが、カードを消耗したところに、攻撃カードの多い零戦2番機が連続攻撃をかけ、これを撃破します。

イメージ 2

F4F2番機は怒り心頭で、零戦1番機に逆襲しますが、ヨーヨーやバレルロールを駆使した零戦を捉えることができず。

こうなると数の優位が物言い、粘るF4Fでしたが、第3ターンに撃墜され、CAPが全滅します。

イメージ 3

そのまま、無傷で対空砲火に突入した攻撃隊は、2ヒットずつを受けながらも、同時雷爆撃に成功し、ヨークタウンを撃沈します。

攻撃に成功したため、イニシアチブは日本軍のままに。そのまま、もう1隻のワスプに攻撃をかけます。

兵力は、九九艦爆と九七艦攻2機を、零戦2機が護衛します。1番機にはエースの杉田庄一が登場します。一方のアメリカ軍もここが先途と、F4F2機を選択し、やはりエースのマカスキーを投入します。

第1ターン、杉田機は果敢にマカスキー機に挑みます。エース同士の対決は、激しい機動戦となり、横を取ったりとられたりドッグファイトに。結果的には、F4Fの連射性能が物を言い、杉田機に2ヒットを与えます。が、ここでカードを消費したマカスキー機を2番機が襲い、4ヒットを与えます。さらなる攻撃をエースチットを使って躱したものの、早くも切り札を使い切ります。

イメージ 5

遅ればせながら、ここでF4Fの2番機が介入し、杉田機の側面を取り、1ヒットを与えます。

第2ターン、ここで杉田機は「高機動性」を生かして「シザーズ」を成功させます。そのまま、空戦機動でマカスキー機の背後を取ると、20mm機関砲の3連射を見舞います。エースチットを消費していたマカスキー機は、これをかわせず、撃墜となります。

イメージ 6

これで、フリーとなった零戦2番機は、F4Fの僚機に襲いかかります。F4Fは杉田機への優位をかなぐり捨てて、必死に振りきりを図ります。

が、さすがに多勢に無勢で、第3ターンにカードが尽きたところで、零戦2番機が正確な射撃を命中させ、撃墜。

イメージ 7

攻撃隊の雷爆撃がワスプに炸裂し、アメリカ空母2隻の撃沈を持って、ミッドウェイ海戦は幕を閉じました。

この日、もう一つ、楽しみにしていたのが、Down in Flames(CMJ)キャンペーン「バトル・オブ・ブリテン」です。前回の対戦で第2回戦まで進み、ドイツ軍が南部の要衝を爆砕し、VP-88と有利に進めてします。今回も同じ陣営で、ルフトバッフェをmitsuが、RAFをHAさんが担当します。

第3回戦の舞台は、北部のNo.2飛行場です。ドイツ軍のオプションは、Bf110と任務開始時の敵機に1ダメージです。一方のRAFは、エースのバーダーまでつぎ込んで、Spitfire2機の最強の布陣でしたが・・・。

先手を取ったのは、ドイツ軍でした。圧倒的に非力なはずのBf110がSpitfireを襲撃し、いきなり損傷させます。驚いたRAFは優秀な機体性能で切り返し、反撃しますが、非力な火力が災いし、Bf110に1ヒットを与えるに止まります。

イメージ 6

組んずほぐれつの空中戦が続き、第3ターン、性能が落ちたSpitfireをBf110が捉え、ついに撃墜してしまいます。
この間、エースのバーダーの乗るSpitfireは、He111を追尾しますが、射撃カードの巡りが悪く、4ヒットを与えたのみ。

と、そこへ態勢を整えたBf110が襲来し、優秀な射撃性能でSpitfireに次々と命中弾を与えます。バーダーもエース特典を使ってギリギリまで躱しましたが、ついに捕捉され、撃墜!

イメージ 7

史実ではあれほど使えなかったBf110の活躍で、He111は無事に爆撃を成功させ、飛行場は壊滅しました。

続いて、さらに北部の工場No.1がターゲットになります。ドイツ軍のオプションは、Bf110と爆撃機の機銃支援+1で、RAFは、またもやエースのタックをつぎ込みます。

第1ターン、ここでも駆逐機Bf110がその名の通り、大活躍を見せます。まるで、前回の再現のように、Spitfireを捕捉すると、執拗な連続射撃でこれを撃墜してしまいます。

イメージ 9

ハーダーのHurricaneは、ドルニエに取り付き、射撃を浴びせますが、機銃支援で充実した対空砲火により、思うように効果が上げられません。

イメージ 10

と、敵を「駆逐」したBf110が、そこに駆けつけ、後ろから攻撃を続けます。さすがにエースだけあって、なかなか、損傷にできませんが(耐久力+2)、その分、カードを消費させ、間接的に爆撃機を守ります。

イメージ 8

結局、このまま、第6ターンが終了し、爆撃機は損傷もしないまま、工場を壊滅させます。と、この時点で、VPは-149となり、イギリス軍の敗色が濃厚になります。

第5戦、このまま、押し切らんと、ドイツ空軍はロンドン爆撃に乗り出します。ドイツ軍のオプションは、Bf110と高射砲-2です。RAFはSpitfire2機態勢で、首都防空戦を迎えます。

なんとしても首都を守らん、と強い決意で、Spitfireは護衛機など脇目もくれず、低速のJu87に襲いかかります。近接支援では絶大な威力を発揮したスツーカも、長距離爆撃では分が悪く、1機が大きく損傷します。

イメージ 11

Bf110もすぐに介入しますが、Spitfireが本来の高い機動性を発揮し、射線を躱し続けます。と、第2ターンに、殿のスツーカがついに火だるまとなり、撃墜されます。

イメージ 12

もう1機のSpitfireも、生き残った先頭機に襲いかかり、損傷を与えます。

追尾したBf110が今度こそ、猛烈な射撃でこの迎撃機を撃墜しますが、再び、舞い降りたSpitfireがスツーカに弾幕射撃を浴びせかけ、爆撃機を全滅させます。

イメージ 13

残ったBf110とSpitfireで激しい空中戦が展開されましたが、救国の戦闘機Spitfire が燃料タンクを射貫き、ついにドイツ軍の攻撃を頓挫させました。この初勝利により、VPはやや持ち直して、-129点に。

イメージ 14

最終の第6戦は、両軍が残された最良の戦闘機を投入して、再び、ロンドン上空でまみえます。ドイツ軍のオプションは、エミール2機で、撃ち1機はアドルフ・ガーラントが搭乗します。RAFはSpitfireとHurricaneの混成隊で、最終ターンの護衛機が不在です。

第1ターン、ガーラントが期待通りの先制で殴り込み、猛烈な射撃でHurricane1機を墜落寸前に追い込みます。が、祖国防衛に燃えるHurricaneは自機の損害など物ともせず、Ju87に食いつきます。放たれた一撃は、燃料タンク命中!

イメージ 2

さらに、もう1機のSpitfireが、Bf109の邀撃を受けながら、残ったスツーカに攻撃を加えます。

第2ターン、急降下爆撃機の危機に、エミールが追尾していたSpitfireに猛烈な射撃を加え、これを撃墜します。

イメージ 3

が、ここで死に体のハズのHurricaneが、ガーラントの追尾を受けながら、最後のスツーカに特攻をかけます。放たれた大量の銃弾の一発が側面からスツーカを貫き、またも爆撃機が全滅します。

イメージ 4

怒り心頭のガーラントが、このHurricaneに引導を渡し、ゲームセット。ついに、ロンドンをルフトバッフェの魔の手から守り切りました。

イメージ 5

が、いかんせん、VP的にはここまでの爆撃と迎撃機の損害の多さから、-127点とRAF自体が崩壊。発動されたゼレーヴェ作戦を押しとどめることができず、イギリスが電撃戦で陥落しました(枢軸軍の圧倒的勝利)。

イメージ 1

いやー、2回にわたるキャンペーン遂行でしたが、やはり、こいつは抜群に面白い!ぜひ、残り4つの戦場で戦いたいものです。次は、ドイツ本土防空戦か、スターリングラード戦か?!希望者を募集しています。

10時にはまだ誰もいなかったので、近くに買い出しに行ってきたところ、エンジョウさんが来場していまして。みなさんが集まるまでと、緒戦は「Down in Flames」(CMJ)のインストプレイになります。

第1戦は、バトル・オブ・ブリテンをモチーフに、Me109E(エンジョウ)対Spite Fire(mitsu)のドッグファイトです。序盤、軽快な運動性を発揮してSpite Fireが先制攻撃をしますが、非力な火力が災いして、2ヒット止まりに。

イメージ 4

と、Me109Eが猛烈な逆襲で、ヒットを与え、敵を損傷状態にします。こうなると、手札の差で一方的な展開となり、Spite Fireが撃墜されて、ドイツ軍の勝利に。

第2戦は、駆逐機Me110C(エンジョウ)対Hurricane(mitsu)の戦いに。運動性能に勝るHurricaneが、Me110Cに度々、命中弾を出しますが、高いヒットポイントと回避カード故に、なかなか、損傷しません。

イメージ 5

と、一瞬の隙を突き、Me110Cが逆襲に転じ、高火力でHurricaneを損傷させてしまいます。このまま、寄り切られるかと思いきや、バレルロールで切り返したHurricaneが、再び、必殺の一撃を見舞います。これが見事に燃料タンクに引火し、奇跡の逆転勝利になりました。

イメージ 6

第3戦は、爆撃機対迎撃機というシチュエーションで、Me262 (エンジョウ)対P51D(にし)・B17×2機(mitsu)の戦いとなります。まず、シュワルベが圧倒的な速度を生かして、後方のB17の背後を取ると、これまた強力無比な火力で8打撃を与えます。

イメージ 2

と、この危機にP51Dが介入し、運動エネルギーを消費したMe262にヒットを与えます。

イメージ 3

このままでは、厳しいと判断したMe262 は、B17の追尾を捨てると、猛烈な反攻戦でP51Dを圧倒。第4ターンに、これを撃墜し、再び、無防備になったB17の編隊に。

第5ターン、損害が嵩んでいた後方のB17に集中射撃を浴びせ、これを撃墜してしまいます。

残りは単機のB17のみ。しかしながら、撃墜された護衛戦闘機が時間を稼いだため、残りは後1ターン。シュワルベは見栄も外連味もかなぐり捨てて、猛然とフライングフォートレスに襲いかかりましたが・・・巧みな防御カードも効いて、なんとか1機が生き残り、引き分けで終了となりました。

イメージ 1

やっぱり、爆撃機が出てくると、選択肢が大きく広がって、面白い!オフ会でもいいので、できれば、もう1戦、キャンペーンでも行きたいですね。

この日の茨城会は、やや人数が少なめだったようで、9時間過ぎに到着すると、4人ほど。ホスト役のsinyamagさんと、プレイ経験があるという「Down in Flames」(CMJ)を対戦することにしました。せっかくなので、最も小さいキャンペーン「ポーランド1939」をドイツ軍(sinyamag)対ポーランド(mitsu)の陣営でプレイします。

イメージ 2

このシナリオは、任務が4つのみです。主導権を持っているドイツ軍は、爆撃機にBf110が常時、護衛機となります。また、オプションで、強力なBf109Eやメルダースが登場します。対するポーランド軍は、非力なP11cしかおらず、一度のみエース(スカルスキ)が使える他は、敵戦闘機の1ターン不在とか、太陽を背にとか、状況を読んで対抗するしかありません。

第1任務は、戦場3でスツーカによる飛行場爆撃となります。ドイツ軍のオプションは、Bf109E。対するポーランド軍は、P11cと敵戦闘機の第1ターン不在です。

まず、鬼のいぬうちの速攻と、P11c×2機がスツーカに襲いかかります。しかしながら、1機はせっかくのチャンスにもかかわらず、巡りが悪く攻撃カードはなし。もう1機がスツーカの後方から、3連射+1ヒットプラスを見舞いますが、軽減カードにより損害は2ヒットに止まります。

第2ターン、舞い降りたBf109EとBf110の荒鷲は、このP11cを猛撃し、あっさりと撃墜します。もう1機のP11cは攻撃カードの補充で終了。

第3ターン、このP11cに引導を渡すべく、Bf109Eが真後ろを取って、必殺の射撃を行いましたが、P11cはここで「エース」を投入し、危うく難を逃れます。どうせ、墜とされるならその前にと、残りのカードを全て投じてスツーカを攻撃!見事、2ヒットを与え、損傷させます。運動エネルギーを失ったP11cは、その直後にBf110の高火力を浴びて、撃墜。

イメージ 1

目標に辿り着いたスツーカは対空射撃で、さらに損害を受けるものの、ギリギリ踏みとどまり、密集爆撃で飛行場の破壊に成功します。

第2任務は、戦場7でスツーカ2機による大規模飛行場爆撃となります。ドイツ軍のオプションは、メルダースの載ったBf109E!ポーランド軍は「太陽を背に(開始時カード+1枚)」を選択します。

第1ターン、メルダースが先制し、P11cに猛攻を加えますが、ポーランド軍のカードがよく、ギリギリ損傷で凌ぎます。すかさず、この飛行機がスツーカを1機を攻撃し、損傷を与えます。

第2ターン、もう1機のP11cも介入し、このスツーカを一撃で撃墜するという、大戦果を上げます(燃料タンク直撃)。

第3ターン、怒り心頭のドイツ軍は圧倒的な性能差を持って、ポーランド軍を全滅させます。が、損傷し、撃墜寸前のスツーカ1機では、大規模飛行場を破壊できる力は残っておらず、ダメージを与えるに止まります。このことで、主導権はポーランド軍に移ります。

イメージ 3

第3任務は、ポーランド軍が戦場10を選び、P23とP37による混成爆撃になります。ここでポーランド軍はエースのスカルスキを投入します。一方のドイツ軍は、爆撃力-2のオプションを選択します。

第1ターン、襲いかかるBf110に対し、ヒットを受けながらもP37が猛烈な対空射撃を見舞います。そこへエースのスカルスキが突入し、Bf110を撃墜します。が、ここで運動エネルギーを使い果たしたP11cを、もう1機の駆逐機Bf110が攻撃し、こちらも撃墜してしまいます。

イメージ 4

この殊勲のBf110が、第3ターンまでに最後の護衛機P11cと軽爆撃機P23を撃破し、残されたのは損傷したP37のみ。もはや、風前の灯火かとなりましたが・・・ここからドイツ軍のカード巡りが最悪に。なんどもカードを入れ替えますが、1枚も射撃カードが来ない!

結局、生き残ったP37が爆撃を成功させ、敵の装甲師団に打撃を与えました。これにより、ドイツ軍のVPは激減し、ポーランド軍の優位に。

最終の第4任務は、戦場4でスツーカ2機による敵部隊への攻撃となります。ドイツ軍のオプションは、Bf110。加点を覚悟の上、高射砲+2を選択します。

この最後の戦いでは、ポーランド軍のP11cが死に物狂いの活躍をします。高射砲の威力を見込んで、スツーカにそれなりの打撃を与えれば優位に立てると、持てるカードを全て攻撃に振り向け、片方を損傷、片方に2ヒットを与えます。

示現流並みの攻撃の反動で、当然、Bf110の猛烈な反撃を招き、第3ターンでP11cは全滅しましたが・・・目論見通り、強烈な対空砲火により、スツーカ1機が撃墜され、ポーランド軍部隊への攻撃は、ダメージに止まりました。

イメージ 5

これで、全任務が終了し、総合VPを計算したところ、ドイツ軍-22点となり、連合軍による大勝利となりました。まあ、どれだけ空軍が活躍しても地上戦の結果は変わらないでしょうが、「弱小国にも一分の魂」を見せることができました。

それにしても、このゲームのキャンペーンは面白い!オプションの選択肢により、読み合いの要素が高まり、それが空戦の方針にも影響を与えることになります。そして、最後はカード運を含めた戦術結果と、単なるドッグファイトでは味わえない深みを堪能できます。「バトル・オブ・ブリテン」も途中までやったことがあるので、ぜひ、残りのシナリオもプレイしたいものです。

例会の最後に、遠路はるばるきていただいたHAさんと、「Down in Flames」(CMJ)のキャンペーンを行いました。シナリオは空戦ゲームらしく、「Battle of Britain」です。

このキャンペーンは、6つのゲームを戦い抜き、総合VPの高さで勝敗を決めます。史実をもとに、両軍の辛勝から圧倒的勝利まで、7段階に分かれます。各VPは撃墜した敵機のポイントに、目標の指定VP、オプションの指定など、様々です。が、基本的により多くの敵機を墜とし、敵の作戦を妨げれば、自軍有利となります。

今回は、攻勢側のLuft Waffeをmitsuが、防衛側のRAFをHAさんが担当します。

イメージ 3


第1ゲームの目標は、イギリス南部の#5飛行場です。ドイツ軍の戦力は、Ju87B×2にMe109Eです。対するイギリス軍は、選択5でHurricane×1と敵戦闘機の第1ターン遅延を指定します。

第1ターン、護衛機がいない隙を突いて、HurricaneとSpitfireがスツーカの編隊に襲いかかります。できれば、1機でも墜としたいところでしたが、なぜか射撃カードがほとんど来ず。それでも2連射の攻撃を各機が仕掛けますが、7.7mmの火力不足とStukaの巧みな防御機動(ヒット軽減カード)で、わずかに1ヒットを与えたのみ。逆にJu87の防御射撃で、Hurricaneが5ヒット(!)を受ける羽目に。

イメージ 1

と、第2ターンにすかさず参戦したMe109Eが、中空からの逆落としで、このHurricaneを襲撃します。側面からの1連射により、たまらず、Hurricaneは墜落します。

イメージ 2

その後は、Me109EとSpitfireのドッグファイトになりますが、Me109Eが二度の性能限界突破で優位に立つと、持ち味の高火力を生かして、Spitfireを圧倒。なんと、たった1機でイギリス軍の迎撃機を全滅させます。

当然、爆撃も成功し、ドイツ軍は飛行場の破壊及び敵機の撃墜により、一方的に-30VPを獲得します。

第2ゲームの目標は、#5飛行場が堕ちたため、その先にある#4工場です。非常に高いVPを持つため、イギリス軍は選択7のハリケーン及びスピットファイアの最大増援(ただし、VP-10)を指定します。敵が本腰を入れるはずと考えたドイツ軍も、He111の護衛に、Me109EとMe110Cを投入します。戦闘機の機数と性能では、イギリス軍に大きく分があります。

イメージ 5

第1ターン、劣勢のドイツ軍が取った行動は、可能な限りドッグファイトを長引かせ、爆撃機を守る作戦です。よって、無理な空戦をせず、常にカードを確保し、時間を稼ぐことにします。

2機のSpitfireに、それぞれ、優勢と追尾を受けながらも、巧みな機動でヒットを最小限にします。で、隙を見て、性能の劣るHurricaneに1連射を見舞い、2ヒットを与えます。

イメージ 8

なかなか、敵を捕らえられないイギリス軍は、執拗に射撃を繰り返し、Me109EとMe110Cに各4ヒットを与えますが、ドイツ軍も果敢に逆襲し、なんとHurricaneを撃墜してしまいます。

イメージ 4

敵機が健在だと、爆撃機を襲撃できる余裕がないSpitfireは、一刻も早く撃墜しようと、追尾を続けますが、ここにきて、射撃カードが来ない。例え、来ても、低火力故の悲劇で、回避機動で躱され、時間だけが過ぎていきます。
第4ターンに、やっと損傷状態のエミールを撃墜しますが、ああ、後がない。

イメージ 6

第5ターン、Spitfireは懸命に、He111に追いすがり、射撃をします。が、ここでも防御カードに恵まれたドイツ軍が、Spitfireの「燃料タンク直撃」を「エース」で躱し、一向に戦果を上げられず。

イメージ 7

最終第6ターン、生き残ったMe110Cが追尾中のSpitfireに側面から襲いかかり、ヒットを与えるとともに、カードの浪費を強要します。Spitfireはそれでも無理を承知で射撃をし、爆撃機にのべ3ヒットを与えましたが、防御カードを使い切っていたため、防御射撃をまともに受けます。結果、He111 がSpitfire を撃墜!

イメージ 9

最後に残ったSpitfireは、またも射撃カードに恵まれず、時間切れ。爆撃はきっちりと成功し、工場破壊に敵の撃墜、選択ボーナスから自機の損害を引いて、58点を獲得します。累積VPは-88点となり、ドイツ軍はイニシアチブを維持して、3回戦に。

この日は時間切れでここまででしたが、いやー、キャンペーンは抜群に面白い!敵の動向を読みながら、選択増援を投入する駆け引き。護衛機の撃墜か、爆撃機への攻撃か、タイトな時間制限の中で悩やみに悩む、楽しさ(ドイツ軍はその逆にいかに迎撃機にプレッシャーをかけながら、爆撃機を生き延びさせるか)。キャンペーンにすることで、両軍とも取り得るヴァリエーションが増え、読みと運がさらに求められる展開となります。

ぜひ、早く再戦と、次のシナリオにいってみたいものです。

ほぼ終盤までやり切った「CIVILIZATION」(AH)が終わったのは、午後6時過ぎ。参加者の半数は、すでに帰宅済みか、帰宅モードに。せっかく、持ってきたので、なんとかプレイしたいと、茨城会会長strさんをお誘いして「Down in Flames」(CMJ)をプレイすることに。

イメージ 1

すると、これをめざとくキャッチしたHAさんと塩さんも加わり、4人戦に。機種はHAさんに選んでもらい、Spitfire MKⅠ対Bf109エミールになります。陣営は、塩さんとmitsuがイギリス軍を、strさんとHAさんがドイツ軍を担当します。

序盤、なぜかmitsuのSpitfire がBf109E2機の集中攻撃を受けます。「そりゃ、カードの少ない方を狙うでしょう」といいながら、Bf109E(HA)などSpitfire(塩)に優勢を取られたまま、mitsu機を追いかけます。なんとか、マヌーバーで躱そうとしますが、ヒットが蓄積し、性能が落ちた損傷機では不可能で、第2ターンにあっさり撃墜されます。

イメージ 2

こうなると、圧倒的にドイツ軍が優位になり、もう1機のSpitfire(塩)も追い込まれ、いいとこなしでイギリス軍が敗退します。う~ん、バトル・オブ・ブリテンはかなり危ないゾ~。

イメージ 3

このままではちはら会に帰れない(?)と、続いて同じメンツで、Yak9U対Fw109A3で対決します。陣営は、塩さんとmitsuがソ連軍を、strさんとHAさんがドイツ軍を担当します。

連射性能で勝るFw109は、側面を取るとすかさず射撃をしますが、さすがに照準時間が短く、Yakのステップに躱されます。すると、Yakは得意の高運動性を生かして、シザースを仕掛け、優位を奪い返します。Fw109(HA)に2機が集中攻撃をかけ、これを脱落させます。

イメージ 4

こうなると、前回と逆に、ドイツ軍が追い回される羽目になり、カード運が尽きたところで、ジ・エンド。ああ、よかった。これでちはら台に帰れる!(笑い)

イメージ 5

と、ここで、塩さんが、茨城会のMCさんとチェンジします。最後のシナリオは、B17とその護衛のP51対究極の戦闘機Me262の対戦です。ドイツ軍はB17を2機墜としたら勝利で、1機なら引き分け、0機なら敗北とします。陣営は、MCさんとmitsuがアメリカ軍を、strさんとHAさんがドイツ軍を担当します。

序盤、先手を取ったドイツ軍は護衛機など目もくれず、爆撃機に突進します。爆撃機編隊も強力な対空砲火を見舞いますが、シュワルベ(HA)の射撃は強力で(火力+2)、高耐久力のB17を撃墜寸前に追い詰めます。

イメージ 6

アメリカ軍も猛烈な反撃を開始し、このシュワルベ(HA)を地獄に墜としますが、今度はもう1機のMe262が高速で突撃。崩壊寸前だったB17に引導を渡します。ここまでがわずかに1ターンとは!なんて中身の濃い空戦でしょう。

第2ターン、ドイツ軍はとにかく1番機を墜とせば勝ちと、遮二無二、射撃を行いますが、さすがに装甲(ヒットポイント)は厚く、2打撃のみ。と、ここで、B17の対空射撃が鮮烈を極め、なんと4ヒットを与えて、シュワルベ(str)を撃墜!この時点で、引き分けで終了になりました。

イメージ 7

ここでふと考えてみると、対戦した5人がほぼ別の例会に所属することが判明。HAさん(ソフィア会代表)と塩さん(YSGA)、Strさん(茨城会会長)にMCさん(茨城会)、それにmitsu(ちはら会幹事)と、関東4例会の代理空戦に!(笑い)あとyagiさんがいれば、コンプリートでした。いつか、各例会の看板をかけて(うそ)、大空を舞ってみたいものです。

この日、最多の11戦となったのが、最も新しい空戦カードゲーム「Down in Flames」(CMJ)です。詳しくは「a-game」のサイトを見ていただくとして、1戦あたり10分から30分で終わるのが秀逸です(単機戦だと、5分なんてことも!)。

イメージ 14

まず、第1-6戦は、mitsuのインストでkawaさんとの連戦です。

第1戦は、初プレイを考えて、日本軍に分があるバランスにしてみましたが、ハリケーンⅡC(mitsu)対飛燕(kawa)とやはり性能差は圧倒的。一度、食いつかれると機体とエンジン性能で劣るハリケーンⅡC(mitsu)が飛燕(kawa)を振り切ることができず、そのまま、多数の命中弾を喰らって、日本軍の勝利に。

イメージ 1

第2戦は、敵討ちとばかりに、同世代のP47D(mitsu)対飛燕(kawa)の対決。先手を取ったP47D(mitsu)が高速性と馬力に物を言わせて、飛燕(kawa)を追い込み、強力な連射で飛燕(kawa)を撃墜。今度は、アメリカ軍の勝利になります。

イメージ 2

第3戦は、東部戦線に舞台を移して、Yak1(mitsu)対フォッケウルフA(kawa)の戦いに。ソ連空軍というと、緒戦の対応のまずさから一般の評価は低いのですが、このゲームではかなり使える機体でして。フォッケウルフA(kawa)に保持カード数と火力で劣ったものの、高運動性を存分に発揮してシザースを多用し、危なくなると切り抜け、逆に優位に。そのまま、必殺の一撃を送り込み、ソ連軍の勝利となります。

イメージ 3

第4戦は、ふたたび、太平洋戦線でF6F(mitsu)対零戦52型(kawa)の戦いに。火力は低いものの、馬力と連射性能で勝るF6F(mitsu)が、史実並みの高速機動を生かして、とにかく弾をばらまきます。高運動性の零戦52型(kawa)も逆襲を狙いますが、避けきれずに2連射が命中。と、脆すぎる装甲が祟って、これだけで撃墜となり、アメリカ軍が勝利しました。

イメージ 4

第5戦は、P61 ブラック・ウィドウ(mitsu)対雷電(kawa)の重戦闘機同士の戦い。お互いに高攻撃力を生かした撃ち合いになりますが、こうなると爆撃機を凌ぐ(!)の耐久力が生きて、「未亡人」の勝利になります。

イメージ 5

第6戦は、東部戦線でMiG3(mitsu)対Me109K(kawa)の戦いに。MiG3(mitsu)が巧みな機動と射撃で2ヒットを与え、判定勝ちを狙いましたが、さすがにKタイプはすごかった。高馬力と高速性を生かして、反撃に転じ、ミグを撃墜寸前に。最終ターンに追尾位置を取ったものの、手番が足りず、ソ連軍の判定負けに。

イメージ 6

ここまで、サシで十分に楽しかったのですが、空戦にはバトルロワイヤルが似合うと、4人プレイに。

イメージ 7

F4F(mitsu)・M109E(Tommy)・零戦21型(Das Reich)・ハリケーンⅠ(kawa)で、当然、弱いF4F(mitsu)とハリケーンⅠ(kawa)が狙われ、ハリケーンⅠは撃墜寸前になります。と、協調攻撃していたはずの零戦21型(Das Reich)がここで踵を翻し、エミール(Tommy)を標的に。M109E(Tommy)は高速を生かして逃げますが、運動エネルギーを失ったところを、格下のF4F(mitsu)に襲われ、3ヒット。結局、3人が3ヒットの引き分け勝利となり、ハリケーンⅠ(kawa)が負けでした。

イメージ 8

次は、チーム戦をやってみようと、スピット・ファイアⅠ×2(mitsu・kawa)対Me109E×2(Tommy・Das Reich)の対決に。まさにバトル・オブ・ブリテンのオーダーで、スピット・ファイアは救国の戦闘機になるはずでしたが・・・。Me109Eに先手を取られたのが祟り、高速戦闘で翻弄され、いいところなく、撃墜でした。

イメージ 9

続く、チーム戦はP51(mitsu・kawa)対Me262(Tommy・Das Reich)です。レシプロ最強のP51ならば、カードによってはなんとかなるかも、と淡い期待を寄せましたが、ジャット戦闘機の前では分が悪く、苦戦を強いられます。なんとか、根性でMe262の1機を撃墜寸前まで追い詰めましたが、これが限界点で、最後はP51がDown in Flames(火だるま)になって勝負あり。

イメージ 10

ここで一時、それぞれが別のアイテムを楽しみましたが、、例会終盤に性懲りもなく10戦目に突入します。史実に基づいた戦争後半の戦略爆撃を再現せんと、B24D×2・P47D(mitsu・kawa)対Me109G×2(Tommy)の邀撃戦です。先攻のグスタフは早速、B24Dの背後に回り込み、4ヒットを与えますが、当然のごとく、P47がこれを追尾し、3打撃を叩き込みます。僚機の危機を救え、ともう1機のMe109GがP47を追いかけ、それを別のP47が追い回すという、派手なドッグ・ファイトに。最後は、B24の対空砲火も効いて、Me109G×2が撃墜され、連合軍の勝利となります。

イメージ 11

最終第11戦は、さらに強力なB17×2・P47D(mitsu・kawa)対Me262×2(Tommy)の戦い。爆撃機の対空砲火と護衛機の攻撃に苦戦した経験を生かし、まず、シュワルベがP47狩りに走ります。

イメージ 13


こうなると、所詮、レシプロ機では太刀打ちできず、シュワルベ1機を損傷させたのを道連れに、P47は全滅します。が、ここで稼いだ時間が貴重で、最終ターン、Me262はありったけの火力をB17に叩き込みましたが、後1ヒットが足らず。

イメージ 12

いやー、面白かった!!システムがよくできていて、単機戦でも、複数機戦でも、爆撃機の邀撃でも、実にそれらしい過程になります。くるくるシザースを仕掛ける零戦に、馬力に物を言わせるP47、連射で撃ちまくるハリケーン、機体を軋ませながら性能限界を超えるMe262 などなど、脳内にまざまざと映像が浮かんできます。それでいて、シンプルでプレイアビリティの高い展開と、文句なしの面白さです。本当は、バーティカル・ロールとバレル・ロールの違いもわからないのですが(笑い)、それでもなんとなくイメージできてしまう秀逸さ!

余りに面白かったので、翌日にソロで(!)キャンペーンもしてみたのですが、これも選択増援にかなり頭を絞る内容でして、夕方からはじめて夜半まで、バトル・オブ・ブリテンを完遂してしまいました。正確には2016年版ですが、「このシミュゲ」候補No.1ですね~。一応、中黒さんには、年代を外れてもOKをいただいていますし、販促と言うことで許してもらえるかしら。

ともあれ、全キャンペーン制覇を目指して、みなさん、ご協力をお願いします。ついでに、中黒さんプロデュースで、Kometの追加カードなんて、いかが?!

↑このページのトップヘ