いつかプレイしたいと話していた超精密戦闘級(しかも現代戦!)の「Fire Power」(HJ)をkawaさんと初対戦をしました。このゲームは標準ルール(上級ルール)で25ページありまして、いきなりはきついので、今回は5ページで済む基本ゲームです。

このゲームの基本は、チットによる活性化システムで、毎ターン、ランダムに引いた3枚の自軍チットを使用して、部隊を行動させます。チット1枚で、2へクスの自軍を活性化できるので、当然、スタックして運用したくなります。が、射撃戦になると同一へクスの敵に複数の連射ができるので、後方ではスタックで、前線に着いたら散開することがセオリーです。
基本ゲームでは両軍の装備に差異はなく、LMG1名に、ピストル1名、AR(ライフル)が4名です。
第1戦は、イエロー(mitsu)対グリーン(kawa)となります。第1ターン、両軍は敵を求めて、前進をします。イエロー(mitsu)はVPの高い敵側マップに向けて、最大速度で前進します。グリーン(kawa)は慎重に地形を選んで、早くもprostrate(平伏)して射撃準備に入ります。

第2ターン、先手を取ってグリーン2が10へクスのライフル射撃を行いますが、これははずれ。逆に、柵の下に平伏したイエロー4の反撃を受けて、無力化されます。このゲームでは銃弾が命中すると、即、KIAまたはWIA扱いです。


また、小山を駆け下りたグリーン1がLMGを発射しますが、修整値が大きくこちらも外れに。ならばと、6へクスに近づいたイエロー5のLMGが火を噴き、地形効果のないグリーン1を無力化します。
怒り心頭のグリーンは、樹木の背後に平伏したライフル兵が、射撃体勢に入ったばかりのイエロー3に3点バース射撃を実施し、これを排除することに成功します。
その後、両軍は命中値10-20%以下の射撃をしつつ、相手の出方をうかがいます。イエローは初期の時点で浸透を果たしていたため、地形効果に高いより有利な場所で待ち受けることができます。逆にグリーンは敵を排除しないと負けになるので、やや強引に左翼で突進をかけましたが・・・。
これがイエローの火線に絡め取られ、第4ターンの途中でグリーンの左翼部隊が全滅。そのまま、イエローの勝利となりました。

第2戦もdrの結果、陣営はほぼ同様に。今度のグリーンは、右翼浸透のために、LMG、PST、RFLの混成チームを派遣します。

第1ターン、両軍は前進を続け、グリーン右翼では柵のある牧草地を挟んで、3ユニットずつが対峙します。

第2ターン、まず、イエローのライフル兵が敵のスタックにセミオート射撃を行い、敵のライフル兵を倒します。と、ここでグリーンは、一斉に手榴弾の投擲を始めます。スタックしてため、効率よく、手榴弾を投げ込み、柵の背後に平伏していたイエローの兵士を排除します。

一方、左翼では前回同様、樹木を巧みに利用したイエローのLMGが効果的な射撃を見舞い、敵の2ユニットを無力化します。

最終の第4ターン、ここが勝負とにらんだグリーンは、スタックをばらして前方にダッシュをかけます。こちらのマップに入り込んでVPを狙う作戦です。が、これは同時に柵に向かって前進をかけたイエロー4の射撃によって、阻止されます(除去)。
一方、右翼では偏差による爆風も期待して、唯一生き残ったグリーンが手榴弾を投擲します。これが見事に命中し、地形効果により除去にはならなかったものの、ここまで殊勲のLMG射手を気絶させることに成功します。

が、ここで時間切れ。最後の移動で、イエロー左翼の2ユニットが敵マップ側に浸透を果たしていたため、VPに大差となり、イエローの連勝になりました。
基本ゲームだけあって、システムは拍子抜けするほどシンプルで、短時間で済みました。次は、+15ページの上級ルールをやってみたいものです。地形効果の少ない砂漠が良さそうだと言うことで、シナリオ1-4(イスラエル空挺分隊対シリア自動車化狙撃分隊!)を予定しています。